ヤクルト(☆7対5★)中日 =リーグ戦19回戦(2019.08.17)・明治神宮野球場=
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中日
0202000105900
ヤクルト
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勝利投手:星 知弥(1勝1敗0S)
(セーブ:ハフ(1勝2敗2S))
敗戦投手:柳 裕也(9勝5敗0S)

本塁打
【ヤクルト】村上 宗隆(27号・4回裏ソロ),村上 宗隆(28号・6回裏ソロ),雄平(9号・8回裏ソロ)

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◆ヤクルトは4-4で迎えた4回裏、村上のソロで勝ち越しに成功する。その後は、6回に村上の2打席連続となるソロ、8回には雄平のソロが飛び出し、得点を重ねた。投げては、2番手・星が今季初勝利。敗れた中日は先発・柳が試合をつくれず、打線も10残塁と好機を生かしきれなかった。

◆中日平田良介外野手(31)が、打撃練習を再開した。 14日阪神戦(ナゴヤドーム)の第2打席で右手に死球を受け、交代。名古屋市内で検査を受け「右手尺骨茎状突起部周囲打撲」と診断され、16日のヤクルト18回戦(神宮)を欠場していた。 この日は打撃ケージには入らなかったが、トレーナー陣が見守る前でネットに向かってトス打撃に取り組んだ。平田は「どこまでバットを振れるかを確認しました。日に日によくなっていますので、早く試合に出たいです」と、試合復帰への意欲を語った。

◆中日大島洋平外野手(33)が、5回の打席で驚異の粘りを見せた。 1点を追ったこの回、1死からの打席で、ヤクルト梅野を相手にフルカウントから実に10球連続ファウル。梅野も最速153キロの快速球からフォークなど変化球で対抗したが、17球目は変化球が高めに浮いてしまい、四球で歩かせる結果になった。

◆中日高橋周平内野手(25)が、三塁に復帰した。7回の守備で9番の「投手・柳」の打順に「三塁・高橋」が入った。先頭の広岡の痛烈なライナーを捕球した。 さらに8回1死一塁でこの日の初打席が回り、ヤクルト・マクガフから中前に復帰後初安打をマークした。 高橋は7月16日阪神戦での帰塁の際、右小指橈側(とうそく)側副靱帯(じんたい)を断裂し、出場選手登録を抹消されていた。16日から1軍復帰し「やるしかない。チームの勝利に貢献したい」と意気込みを示した。16日のヤクルト18回戦(神宮)は代打で起用され、大歓声の中で四球を選んだ。

◆中日柳裕也投手(25)の2桁勝利到達は、この日はならなかった。2回に打線の援護で2-1と逆転してもらったが、その裏に3点を失い、2-4と再逆転を許した。 4回、明大時代の同期、ヤクルト星から適時打を放ち、同点に追いつくも、その裏に村上に勝ち越しのソロを浴びた。6回にも村上に2打席連続アーチを打たれ、がっくりと肩を落とした。6回6失点で降板した柳は「ほぼ毎イニング点を取られてしまい、野手の方に点を取ってもらっても、その次のイニングにしっかり抑えることができませんでした」と反省しきりだった。

◆ヤクルト村上宗隆内野手がこの日2本目となる28号ソロを放った。 5-4で迎えた6回2死、カウント1-2から中日柳の4球目、内角の141キロ直球を右翼席へ運んだ。「コンパクトに力強く打つことを意識して、打席に立ちました。いい角度であがってくれました」と話した。 村上はプロ入り後、初となる1試合2発をマークした。

◆ヤクルトは1回、山田哲の犠飛で先制。中日は2回、加藤の適時打など2点。ヤクルトは2回、川端の犠飛、太田の適時打で3点。 中日は4回、先発柳の2点二塁打で同点に。ヤクルトは4回、村上の27号ソロで勝ち越し。村上は6回にも28号ソロを放った。 ヤクルトは8回に雄平の9号ソロで加点し、逃げ切った。2番手で登板した星が今季初勝利。ハフが2セーブ目。中日柳は6回6失点で5敗目。

◆"燕のゴジラ"が確かな成長の手応えをつかんだ。ヤクルト村上宗隆内野手がプロ初の2打席連発。打点はリーグトップの83とし、高卒2年目以内では歴代2位の87年清原(西武)に並んだ。「素直にうれしい。試行錯誤を繰り返していることが、1番だと思う」。小川監督は「価値ある1発だった。間違いなく、状態が上がっている」と太鼓判を押した。 1本目は4回先頭、中日柳の高め直球を右翼席へ運ぶ27号ソロ。さらに6回2死で再び柳の4球目、内角直球を右翼席へ運び28号ソロ。どちらも「自分のスイングができた」と振り返った。今季の26発は、1試合1本ずつ。本塁打が出ても、その後に凡退することが多く、指揮官が「他の打席の内容が悪い。そこをどうするか」と与えていた課題をクリアした。三振は142と、球団では04年岩村のセ・リーグ記録173に迫る勢いだが、今季チームで唯一全試合に出場。経験を積み成長している。

◆高卒2年目のヤクルト・村上宗隆内野手(19)が17日、中日19回戦で27号ソロを放った。  4-4の四回、先頭の村上は中日先発・柳が投じた139キロ直球を一閃。右翼席に飛び込むアーチで勝ち越した。打点も82に伸ばした村上は「高めの直球でしたが、力負けすることなく一発で仕留めることができました」と振り返った。

◆高卒2年目のヤクルト・村上宗隆内野手(19)が中日19回戦(神宮)で自身初となる1試合2発を放った。  4-4の四回に右翼席へ27号を放つと、六回にも右中間席へ2打席連続となる28号ソロを放った。8月は15試合で8本目のアーチとなった村上は「コンパクトに力強く打つことを意識して打席に立ちました。いい角度で上がってくれました」と語った。

◆ヤクルト・村上宗隆内野手(19)がプロ入り初となる1試合2本塁打を放ちチームを勝利に導いた。  村上は4-4で迎えた四回、先頭で打席に立つと、1ストライクから柳の高め139キロ真っすぐを右翼スタンドへ運ぶ27号ソロを放ち勝ち越しに成功。さらに六回、2死走者なしの場面で打席に立つとカウント1-2から柳の141キロ真っすぐを右翼スタンドへ運ぶ28号ソロを放ち貴重な追加点を挙げた。  ヒーローの村上は「素直にうれしいです」と喜んだ。打点王などのタイトルも見えてきたが「1打席、1打席を集中してやることが今できることだと思ってるのでそれを継続してやっていきます。今できることをしっかりやって、その結果として最後ついてくると思うのでしっかり頑張りたい」と意気込んだ。

◆ヤクルトはプロ初先発の10年目・平井を皮切りに7人の継投で勝った。三回から2回2失点ながら今季初勝利が転がり込んだ星は「僕がもう1イニングいけたら良かったが、みんなで勝てて良かった」と話した。  六回までは毎回走者を出し、何とかしのぐ展開だった。小川監督は「四球を七つも出し、投手に適時打を打たれて内容は褒められたものではない」と苦笑した。 太田(二回、左中間へ2点二塁打) 「逆らわず、素直に打つことができた」

◆チームで初となる「ブルペンデー」を採用した。右腕の平井がプロ10年目で初先発し、2番手以降は星、梅野、五十嵐、近藤、マクガフ、ハフと計7人の救援陣で5失点にまとめた。小川監督は「毎回ピンチを作って守備の時間が長かったけど、(三回以降は)勝ち越されなくてよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

◆中8日で先発した中日の柳は6回6失点で5敗目。「点を取られ過ぎじゃないですか。1週間もらったので、試合をつくらないといけなかった」と反省しきりだった。7月7日に9勝目を挙げて初の2桁勝利にあと1勝としながら、5度目の挑戦でも好結果を出せなかった。エース候補と期待する与田監督は「しんどいところを乗り越えてもらわないと」とエールを送った。

◆ヤクルトの若武者、村上宗隆内野手(19)が17日、中日19回戦(神宮)で自身初となる1試合2本塁打をマークした。  「素直にうれしいです。一打席一打席に集中した結果。継続していきたい」  四回に右翼席へ勝ち越しの27号ソロ、六回は右中間席へ2打席連発となる28号を運んだ。これでリーグトップの83打点とし、高卒2年目では清原和博(西武)が1987年にマークした数字に並んだ。7月は打率・217、1本塁打と苦しんだが、8月は15試合で打率・303、8本塁打と上昇気流に乗っている。  球宴にも初出場し、注目度はすでに全国クラス。練習のためクラブハウスから神宮外苑へ向かう途中に、多くの人から声をかけられるようになった。だが、あまりの人気に「すみません」と断らざるを得ないことがほとんど。「サインを断るのは嫌なんです。でも、全員に書いてあげることはなかなかできない」との悩みがある。だからこそ、グラウンドでファンの期待に応えられるように打席で集中する。  チームは7月28日の広島戦(神宮)から18試合連続で本塁打を記録し、1992年の17試合を抜いて球団2位とした。小川監督は「彼(村上)の本塁打は効果的な本塁打が多い。成長は結果として出ているんじゃないか」とうなずいた。 (横山尚杜)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
61462 0.570
(↑0.004)
-
(-)
34526
(+4)
437
(+2)
140
(+1)
61
(-)
0.263
(↑0.001)
3.740
(↑0.02)
2
(1↑)
DeNA
57523 0.523
(↑0.004)
5
(-)
31476
(+8)
460
(+3)
126
(+3)
34
(-)
0.249
(↑0.001)
3.810
(↑0.01)
3
(1↓)
広島
57533 0.518
(↓0.005)
5.5
(↓1)
30474
(+3)
458
(+8)
112
(+2)
66
(-)
0.252
(↓0.001)
3.500
(↓0.04)
4
(-)
阪神
50566 0.472
(↓0.004)
10.5
(↓1)
31406
(+2)
473
(+4)
75
(+2)
74
(+3)
0.248
(↓0.001)
3.630
(↓0.01)
5
(-)
中日
49592 0.454
(↓0.004)
12.5
(↓1)
33425
(+5)
446
(+7)
72
(-)
55
(+1)
0.261
(-)
3.970
(↓0.04)
6
(-)
ヤクルト
45652 0.409
(↑0.005)
17.5
(-)
31511
(+7)
571
(+5)
135
(+3)
44
(-)
0.244
(-)
4.640
(-)