ソフトバンク(★8対13☆)西武 =リーグ戦18回戦(2019.08.17)・福岡ヤフオクドーム=
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西武
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ソフトバンク
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勝利投手:髙橋 光成(9勝5敗0S)
敗戦投手:千賀 滉大(11勝5敗0S)

本塁打
【西武】栗山 巧(7号・2回表3ラン),中村 剛也(22号・6回表2ラン)
【ソフトバンク】今宮 健太(13号・8回裏ソロ),明石 健志(3号・8回裏3ラン)

  DAZN
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◆西武は2回表、山川の適時打で先制する。その後も源田と中村の適時打、栗山の3ランなど打者12人の猛攻を見せ、この回一挙9点を挙げて試合の大勢を決めた。投げては、先発・高橋光が今季9勝目。敗れたソフトバンクは、エース・千賀が2回に9失点と乱調だった。

◆西武は7日楽天戦から8試合連続2桁安打中。この8試合は294打数100安打、19本塁打でチーム打率が3割4分。 今日も10安打以上打てば03年9月にマークした9試合連続2桁安打の球団記録に並ぶ。

◆タレント坪井ミサト(22)が令和初のノーバウンド始球式を決めた。青いTシャツ姿で登場すると、内角低めにズバッと94キロの直球を決めた。 「毎回緊張するんですが、ストライクが投げられてよかった。94キロはめちゃ悔しい。今季2度目の始球式ですが、前回はワンバウンドだったので。令和初のノーバウンドです」と笑顔を見せた。過去の始球式では97キロを計測。自己最速は107キロ。「(始球式で)100キロは超えたいですね」と、さらなるスピードアップを目指す。

◆ソフトバンク千賀滉大投手(26)が2回に自己ワーストの9失点を喫した。 2回1死後、5番栗山から外崎、山川と単打3連打で1点先制されると、2死満塁で1番秋山に押し出し死球。続く源田には一塁手内川の横を鋭く抜く右翼線2点二塁打。さらに中村に左前2点適時打で6失点。そして栗山に133キロフォークを右翼スタンドへ7号3ラン。一挙に9点を失った。 今季ここまで対西武は2試合で14イニング無失点。1勝0敗と好成績だった。それでも前日16日には「どう組み替えても強い」と警戒していたが、山賊打線にのみ込まれてしまった。

◆西武が序盤から猛攻をみせた。2回、山川の右前適時打で先制し、栗山の7号3ランなど長短6安打などで大量9点を挙げた。 西武は4回に2点を追加すると、6回にも中村の22号2ランで追加点。ソフトバンクは6回まで散発3安打無得点。 ソフトバンクは終盤に猛攻をみせたが西武が逃げ切った。先発高橋光は9勝目。首位ソフトバンクとのゲーム差を4とした。千賀は5敗目。

◆西武が13安打で13点を奪った。2回に山川の先制打、源田、中村の2点打、栗山の3ランなど打者一巡で9点を挙げ、大勢を決めた。高橋光が8回途中6失点で9勝目。ソフトバンクは千賀が3回を投げ、自己最悪の9失点と崩れた。

◆西武の山賊打線が宿敵・千賀を打ち崩した。2回に栗山の初安打から始まった。3連打で先制点を奪うと、源田が右翼線2点適時二塁打。 さらに中村が左前適時打を放ち、とどめはこの回2打席目の栗山が7号3ランを運んだ。一挙9得点の猛攻。千賀から今季16イニング目で初得点を奪うと3回で降板させた。 6回には中村がだめ押しとなる22号2ランを放つなど、12安打で球団15年ぶりの9試合連続2桁安打を記録した。火付け役となった栗山は「何とかバットに当たらへんかなと思った。ラッキーパンチが出てよかった」と1年ぶりの猛打賞で4打点の活躍。ソフトバンクの独走を止め、4ゲーム差で2位をキープした。

◆ソフトバンク明石健志内野手(33)が8回に3号3ランを放った。 3点を奪いなおも2死二、三塁で西武高橋光の高め148キロ直球を右翼スタンドへ運んだ。「あの打席はタイミングが合った。今日(17日)は妻の誕生日なので打ててよかった。(誕生日に)本塁打は初めて」と、愛妻へのアーチを放ったことを喜んだ。ホームランボールは手元には戻らなかったが「それも思い出で」と気にしなかった。

◆ソフトバンク千賀滉大投手(26)が、まさかの1イニング9失点で西武の山賊打線にKOされた。「序盤から試合を壊してしまい、チームに申し訳ない気持ちしかない」。 2回1死から突然崩れた。栗山、外崎、山川と単打3連打で1点先制されると、2死満塁で1番秋山に押し出し死球。続く源田には一塁手内川の横を鋭く抜く右翼線2点二塁打を浴びた。さらに中村に左前2点適時打、最後は栗山に133キロフォークを右翼スタンドへ7号3ランを運ばれ、自己ワーストの9点を失った。 3回は3者凡退で片付け73球だったが交代した。3回での降板は今季最短。通算114先発で、故障での1回途中降板はあったが、KOではプロ2戦目の12年5月11日ロッテ戦の1回0/3に次ぐ早期降板となった。工藤監督は「コンディションのこともあるかと考えて代えた。(あとで確認し)体調の問題ではないと聞いた」と、故障を心配しての交代だったが、何もなかったことに工藤監督は安堵(あんど)の表情だった。 4番デスパイネを欠いた打線は8回から8点を奪った。「つながりを見せてくれたのは、明日(18日)につながる」と工藤監督は気持ちを切り替えた。2位西武とは4ゲーム差。マジック点灯は最短で20日となった。【石橋隆雄】

◆ソフトバンク周東佑京内野手が途中出場し、8回の打席で一塁強襲2点二塁打を放った。2死満塁から思い切り引っ張った打球は西武一塁手山川を強襲し、外野へ転々とする間に快足を飛ばし二塁を奪った。 「最初はエラーかと思った。ヒットのランプがついてめちゃくちゃうれしかった」。安打は7月10日西武戦以来。打点はプロ初本塁打を放った4月21日西武戦以来で、今季の6打点はすべて西武戦で記録している。 この日は松田宣に代わって8回から三塁に入り、三ゴロ併殺を奪うなど守りでもアピール。外野、二塁に加え三塁も守れることで「いろんなところをできると思ってもらうことで、より試合に出られるようになれば」と、アピールした。

◆ソフトバンクのドラフト7位ルーキー奥村政稔投手(27)が4カ月ぶりに1軍で登板した。 この日出場選手登録され、8回から登板。2イニングを2安打無失点で切り抜けた。「とりあえず投げられてよかった。肘、肩には問題ない」。 開幕1軍入りし8試合に投げたが、右肘痛で4月20日に抹消。右肘の靱帯(じんたい)に損傷があり、PRP療法を行うなど苦しいリハビリ生活を乗り越えて戻ってきた。「1軍にはお手本になる投手も多いので、たくさんのことを学びたい」と貪欲に1軍に生き残る。

◆自己ワーストの9失点で5敗目を喫したソフトバンク千賀滉大投手(26)が、ヤフオクドームへの苦手払拭(ふっしょく)を誓った。 2回1死から突然崩れプロ初の1イニング9失点。「すごくひどい感じではなくて、(西武打線に)うまく打たれた感じ」と反省した。 3回9失点で降板。今季、本拠地ヤフオクドームでの防御率は4・36に。10試合に先発し4勝4敗。今季5敗のうち4敗。被本塁打14本中11本、この日も栗山に3ランを許した。 「もう少し考えないといけない」。クライマックスシリーズ、日本シリーズの舞台になる可能性も高い本拠地での登板への対策を練る。

◆西武は17日、ソフトバンク18回戦(ヤフオクドーム)の二回に打線が爆発。1死一、二塁から山川の右前適時打で先制すると、秋山の押し出し死球、源田の右翼線2点打、中村の左前2点打と次々に加点し、最後は2死一、二塁から栗山が右翼席に7号3ラン。11勝を挙げている千賀から打者12人で9得点を奪った。  栗山は「あの場面は前の打者のみんながつないで回してくれた打席だったので、なんとか僕も続くという気持ちで打席に入りました。追い込まれてましたが、いい打撃ができたと思います。打った瞬間、ホームランの手ごたえでした!」とコメントした。

◆ソフトバンクのデスパイネが腰の違和感で2試合続けて欠場。15日の楽天戦の打撃練習後に違和感を訴え、この日も予定していたフリー打撃を取りやめた。18日の出場について、工藤監督は「報告を聞きながら、どうするかは決めたい」と説明した。  主砲を欠いた打線は七回まで湿っていたが、13点を追う終盤に8点を返す意地は示した。工藤監督は「明日(18日)につながるかな」と前向きに捉えた。

◆西武の高橋光は反省の9勝目となった。完封も視野に入ってきた八回に1死から今宮にソロ本塁打を浴びると、流れを止められず、さらに4長短打を許してこの回6点を失い「しっかり締めないといけないところを大量失点してしまい、申し訳ない気持ちでいっぱい」とうなだれた。  ただ、味方の大量援護があったとはいえ、七回までは散発3安打と好投。「ソフトバンク打線に全部のボールをしっかり投げられたので、七回までは良かった」と手応えも口にした。 山川(二回に先制適時打) 「抜けてくれと思っていた。いいところに飛んでくれた」

◆西武の源田が一回の打席で右膝に自打球を当てた。その場でうずくまり、抱えられてベンチへ。治療後に試合に戻ったが、二回の守備から退いた。病院には行かず、アイシングをして様子を見る方針。

◆西武・源田壮亮内野手がソフトバンク18回戦(ヤフオクドーム)の一回、右膝に自打球を当て、二回の守備から退いた。病院には行かず、アイシングをして様子を見る。

◆千賀が大乱調だった。二回に9点を奪われ、自己ワーストの失点を1イニングで味わう屈辱。「序盤から試合を壊してしまい、チームに申し訳ないという気持ちしかありません」。西武には今季得点を与えていなかったが、3度目の対戦で打ち込まれ、三回限りで降板となった。チームは2位・西武との直接対決に敗れ、4ゲーム差に縮められた。 9失点の千賀にソフトバンク・工藤監督 「いつもと(球の)スピード自体は変わっていないと思う。次投げて、同じようになるとは思わない」

◆パ・リーグ2位の西武が敵地で牙を剥いた。二回に千賀を攻め立て一挙9得点。この回に右翼席へ7号3ランを放った栗山巧外野手(35)は「何とかつなぐ気持ちで打席に入った。打った瞬間、本塁打の手応えでした」と喜んだ。  練習に取り組む姿勢などが若手の模範となっているプロ18年目のベテランは、足でもお手本を示した。9点リードの四回1死満塁。遊撃へのゴロで一塁へ全力疾走した。リクエストでアウトの判定がセーフに覆り、10点目を奪った。「点差は関係ない。打ったら走るのは当たり前」とさらりと言った。  打線は13安打13得点の猛攻を見せ、9試合連続2桁安打の球団記録に並んだ。首位・ソフトバンクと直接対決。1分け2敗以下なら自力優勝の可能性が消滅する3連戦で、初戦を取った。  それでも「(千賀は)相変わらず球が速いし、紙一重。ピシャッとやられていたかもしれない」と栗山。鷹とは4ゲーム差。首位の背中を追う。 (花里雄太)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
61474 0.565
(↓0.005)
-
(-)
31477
(+8)
432
(+13)
149
(+2)
95
(-)
0.252
(↑0.001
3.520
(↓0.08)
2
(-)
西武
57511 0.528
(↑0.005)
4
(↑1)
34585
(+13)
558
(+8)
134
(+2)
110
(+1)
0.264
(↑0.001
4.540
(↓0.03)
3
(-)
楽天
54533 0.505
(↓0.004)
6.5
(-)
33472
(+1)
466
(+6)
109
(-)
38
(-)
0.251
(↓0.001)
3.960
(↓0.03)
4
(1↑)
日本ハム
53544 0.495
(↑0.004)
7.5
(↑1)
32454
(+6)
462
(+1)
75
(-)
43
(+1)
0.252
(-)
3.850
(↑0.02)
5
(1↓)
ロッテ
53553 0.491
(↓0.004)
8
(-)
32501
(-)
481
(+6)
133
(-)
68
(-)
0.249
(↓0.001)
3.990
(↓0.03)
6
(-)
ORIX
50565 0.472
(↑0.005)
10
(↑1)
32427
(+6)
490
(-)
77
(-)
98
(+1)
0.244
(↑0.001)
4.020
(↑0.03)