日本ハム(☆6対1★)楽天 =リーグ戦19回戦(2019.08.17)・札幌ドーム=
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楽天
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日本ハム
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勝利投手:有原 航平(12勝6敗0S)
敗戦投手:菅原 秀(1勝3敗0S)
  DAZN
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◆日本ハムが連敗を9で止めた。日本ハムは1回裏、清宮の犠飛で先制する。その後も3回に近藤と王の適時打、7回には渡邉の適時打などで着実に得点を重ねた。投げては、先発・有原が7回1失点の好投で今季12勝目。敗れた楽天は、投打ともに振るわなかった。

◆日本ハムは楽天19回戦の試合前に、ファイターズウオーキングクラブ「FOOTSTEP FUND~あしあと基金~」の19年3回目で、今年最後となる活動を実施した。 OB稲田直人氏や平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)女子カーリングで銅メダルを獲得したロコ・ソラーレのほか、来年2月に北海道で開催される「2020年スペシャルオリンピックス日本・冬季ナショナルゲーム」のPRを兼ね、元女子マラソン選手で現在スペシャルオリンピックス日本の理事長を務める有森裕子氏とドリームサポーターで元フィギュアスケート選手の小塚崇彦氏が参加した。 一般参加者193人とともに札幌ドームとさっぽろ羊ケ丘展望台(豊平区)の間、往復約7キロを歩行。参加者の総歩数は206万6281歩で、20万6628円をファイターズ基金に積み立てた。今年の合計金額は57万2141円となり、全額をパラ駅伝チームの「ウタリ・パラ・北海道」の活動を支援する。 有森は「(元マラソン選手だけに)あっという間の7キロでした。折り返し地点に着いて、もう戻るのと思いましたが、いろいろな方とお話しができて楽しかったです。来年2月のスペシャルオリンピックス日本・冬季大会はボランティアも募集していますし、観戦して応援していただくことを含め、皆さんに応援してもらえたらいいなと思っています」と話し、ロコ・ソラーレ藤沢は「晴れて暑い暑いと言いながら、無事最後まで歩くことができてよかったです。すごくたくさんの方とお話ができて、今日はとても楽しかったです」と話した。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(20)が4番で初打点をマークした。 4番一塁で4試合連続の先発出場。1回1死一、三塁の好機で、先発菅原に対し2ストライクと追い込まれながら、3球目のスライダーを中堅へ先制の犠飛を放った。 13日のロッテ戦(東京ドーム)でプロ入り後初めて4番で起用され、4試合目での初打点。9連敗中と苦しむチームに大きな先取点をもたらした。「追い込まれてからも攻める気持ちだけは忘れずに打席に臨みました。この後もチャンスで回ってくると思うので少しでも貢献できるように良い打席を増やしていきたいと思います」と話した。

◆元女子マラソン選手で現在スペシャルオリンピックス日本の理事長を務める有森裕子氏(52)と、元フィギュアスケート選手の小塚崇彦氏(30)が、来年2月に北海道で開催される「2020年スペシャルオリンピックス日本・冬季ナショナルゲーム」のPRを兼ね、試合前にファーストピッチセレモニーを行った。 有森氏がマウンドへと上がり、小塚氏が右打席へ。有森氏が投じた山なりの球が捕手のミットへと届くと、対する小塚氏はバットを振り、そのまま空中で数回転、ジャンプを披露。ナイスピッチングとナイススピンを見せスタンドを沸かせた。 ファーストピッチ後に小塚氏は「よく回転できたと思います」と話し、有森氏は「かなり緊張して、でも届いてよかったです」と笑顔を見せた。有森氏は続けて「1人1人の声援がアスリートの勇気につながります。みなさん応援よろしくお願いします」とスタンドの観客へPRも行った。

◆日本ハムは1回清宮の中犠飛で先制。さらに3回近藤の適時打などで3点を追加。楽天は日本ハム先発有原の前に3回まで1安打。 楽天は6回1死三塁からブラッシュの遊ゴロの間に1点を返した。日本ハムはその裏、横尾の左翼線適時二塁打で1点を加えた。 日本ハムは7回渡辺の適時打で1点追加。連敗を9で止めた。有原はシーズン自己最多の12勝目。楽天はわずか2安打に終わった。菅原は3敗目。

◆日本ハム王柏融外野手(25)が1軍復帰後初打点をマークした。 6番指名打者で先発出場。2点リードで迎えた3回2死満塁の第2打席で、フルカウントから菅原の内角高め直球を右前へ運ぶ2点適時打。「追い込まれていたけど、チャンスの場面でタイムリーが打てて良かったです。チームに貢献できる追加点を取れたことが何よりうれしいです」と話した。 王柏融は7月9日のロッテ戦(ZOZOマリン)で右肩を負傷し、2軍で調整をしていたが、10日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で1軍復帰。15日のロッテ戦(東京ドーム)では復帰後初のマルチ安打を記録するなど状態を上げていた。

◆楽天は散発の2安打に封じられて敗れた。 日本ハム有原航平投手の前に打線が沈黙。初回に2死二塁の好機も無得点に終わり、その後は最速154キロ直球主体の配球に6三振。6回に島内の左翼線二塁打から1死三塁とし、ブラッシュの遊ゴロで1点を返すのがやっとだった。平石監督も「今日は完敗ですね。有原は立ち上がりに不安があるので、何とか先に点を取りたかった」と淡々と振り返った。

◆日本ハム1番打者の西川遥輝外野手が打線をけん引した。1回先頭で左中間への二塁打を放ち、先制点への足がかりをつくると、3回には1死から右前打で出塁し追加点につなげた。 チームの連敗ストップに「長いトンネルでしたね。いい結果になってよかった」。栗山監督は「遥輝さまさま」と活躍を評した。

◆エースがチームの連敗ストップに大きく貢献した。日本ハム有原航平投手(27)が7回2安打1失点の好投で、シーズン自己最多となる12勝目を挙げた。「(自身)2連敗していましたし、責任を感じていたので、なんとか勝てて良かったです」とほっとした表情を見せた。 ここ2試合、悔いが残る試合が続いていた。1日の楽天戦(札幌ドーム)で5敗目を喫すると、前回10日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)では、7回途中7安打6失点(自責4)で千賀とのエース対決に敗れた。悔しさを胸に、チームの苦しい状況を打破すべく打者に立ち向かった。 試合前まで、今季の被打率5割4分5厘と苦手にしていた早大の1学年後輩茂木には真っ向勝負。「やられ続けていましたし、(塁に)出ることで向こうに流れがいくので、そこは意識していきました」。5回2死の場面では、この日最速となる154キロの内角直球で空振り三振を奪うなど、3打数無安打に封じた。 これでチームの連敗を9で止めた。「次はもっと長いイニングを投げたいと思う」。エースらしい投球で次戦もチームに勝利を呼び込む。【山崎純一】

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(20)が4番の責務を果たした。楽天19回戦(札幌ドーム)の初回に決勝犠飛を放ち、チームの連敗を9で止めた。13日ロッテ戦から4番に座り、4試合目での初打点を起点に、8月は1試合4得点が最高だった打線も一気に6得点を奪って快勝。チームは4位に再浮上し、クライマックスシリーズ圏内の3位楽天に1差に迫った。清宮は勝てた喜びをかみしめながら、お立ち台へ向かった。大歓声を送ってくれた超満員の4万1138人へ向けて、率直な思いを打ち明けた。「勝った瞬間は、すごくホッとしました。1つ勝つのが、こんなに難しいんだと思いました」。4番を任されて4試合目で、チームが初めて勝った。「やはり、4番が打たなければ負けると、あらためて感じました」。言葉に力がこもった。 初回1死一、三塁のチャンスで打席が回った。楽天菅原の直球を空振り、ファウル。2球で追い込まれた。「打てなかったら、どうしようという感じもありましたけど、それでも攻めるという気持ちが結果につながったと思います」。3球目のスライダーはストライクゾーンに来た。弱気を封じ込み、勇気を持ってスイングした結果が先制犠飛。記念すべき4番初打点が、決勝点となった。 安打は出なくても、貴重な打点がチームの勝利につながった。4番という打順は「やることは変わらないけど、責任は重い」。13日ロッテ戦から4番で起用された4試合16打席で得点圏に走者を置いた打席は7度。2打席に1度はチャンスが巡ってくる。12日までは140打席で40度と4打席に1度ほどだった。4番が打って打点を挙げれば勝つ可能性が高まることを、身をもって実感した。プレッシャーも感じるはずだが「やりがいのあるポジションだと、あらためて思う」と自らを奮い立たせる。 5回と7回の好機には1本が出なかった。「まだまだです」と反省したが、清宮が挙げた先制点を皮切りに、8月に入って低迷していた打線も6得点と久しぶりに活気づいた。中田の故障離脱で4番の代役に指名した栗山監督も「前に進もうという感じはある」とうなずいた。清宮も「自然にやれば自然に結果は付いてくる」と重責を全うする覚悟も十分。「こうやって勝ったことで1つきっかけになって、ここから追い上げられれば」。20歳の4番が反撃ののろしを上げた。【木下大輔】

◆日本ハム・清宮幸太郎内野手(20)が17日、楽天19回戦(札幌ドーム)に「4番・一塁」で先発出場。4試合連続で4番で起用され、一回に先制の中犠飛を放った。  1死一、三塁で迎えた第1打席。2ストライクと追い込まれてから、相手先発・菅原の133キロを捉え「追い込まれてからも攻める気持ちだけは忘れずに打席に臨みました」と振り返った。  チームは9連敗中と苦しむ。右手を痛め離脱中の中田に代わって4番に入る若武者が、貴重な先制点をたたき出した。

◆日本ハムの王柏融(ワン・ボーロン)外野手が17日、楽天19回戦(札幌ドーム)に「6番・DH」で先発出場。2点リードの三回に貴重な追加点となる右前2点打を放った。  2死満塁で迎えた第2打席。フルカウントから相手先発右腕、菅原の146キロを右前にはじき返した。  右肩痛で離脱などもあり、7月7日の楽天戦以来、約1カ月半ぶりの打点をマーク。「追い込まれていたけれど、チャンスの場面でタイムリーが打ててよかったです。チームの貢献できる追加点を取れたことが何よりもうれしいです」と喜んだ。

◆日本ハムの清宮が4番打者として初の打点をマークし、連敗ストップに貢献した。一回1死一、三塁から中犠飛で先制点をもたらし「攻める気持ちだけは忘れずに打席に臨んだ。勝った瞬間ものすごくほっとした」と汗を拭った。  4番で先発するのは13日のロッテ戦で初めて務めてから4試合目。ここまでは負けが続いていただけに「4番が打たなきゃ負ける。それをすごく感じた。これからも与えられたところで仕事をしていきたい」と気を引き締めた。 近藤(三回に中前へ適時打) 「いいところに抜けてくれた。追加点が取れて良かった」 王柏融(三回に2点適時打) 「チームに貢献できる追加点を取れたことが何よりうれしい」

◆楽天は今季最少に並ぶ2安打で1点止まりだった。有原の立ち上がりを攻めて一回2死一、二塁としたが、銀次が一ゴロに倒れた。先制機を逃して流れをつかみ損ねると、二回以降はわずか1安打。0-4の六回に内野ゴロの間に1点を返すのがやっとだった。  打線はここ5試合で計11得点と調子が上がってこない。平石監督は「有原の場合、立ち上がりが不安なところがある。何とか先に点を取りたかった」と唇をかんだ。 菅原(三回途中4失点で3敗目) 「自分の実力不足。試合をつくれず申し訳ない」

◆先発した菅原が2回2/3を4失点で3敗目を喫した。三回に1点を失い、なお2死満塁で王柏融(ワン・ボーロン)に2点右前打を浴びて降板した。先発としては今季最短の降板劇で「自分から悪い流れにして、試合をつくれず申し訳ないです」。打線は有原に2安打に封じられ、1点止まり。平石監督は「きょうは完敗です」と認めるしかなかった。

◆有原が7回2安打1失点と好投し、チームを4位に浮上させた。両リーグ最多で、自己最多を更新する12勝目を挙げ「僕自身、2連敗して責任を感じていた。勝ててよかった」。上沢ら主力投手に故障が相次ぎ、苦しい台所事情の中で、開幕から孤軍奮闘。負ければ2年ぶりの10連敗となる大事な試合でチームを救った。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
61474 0.565
(↓0.005)
-
(-)
31477
(+8)
432
(+13)
149
(+2)
95
(-)
0.252
(↑0.001)
3.520
(↓0.08)
2
(-)
西武
57511 0.528
(↑0.005)
4
(↑1)
34585
(+13)
558
(+8)
134
(+2)
110
(+1)
0.264
(↑0.001)
4.540
(↓0.03)
3
(-)
楽天
54533 0.505
(↓0.004)
6.5
(-)
33472
(+1)
466
(+6)
109
(-)
38
(-)
0.251
(↓0.001)
3.960
(↓0.03)
4
(1↑)
日本ハム
53544 0.495
(↑0.004)
7.5
(↑1)
32454
(+6)
462
(+1)
75
(-)
43
(+1)
0.252
(-)
3.850
(↑0.02)
5
(1↓)
ロッテ
53553 0.491
(↓0.004)
8
(-)
32501
(-)
481
(+6)
133
(-)
68
(-)
0.249
(↓0.001)
3.990
(↓0.03)
6
(-)
ORIX
50565 0.472
(↑0.005)
10
(↑1)
32427
(+6)
490
(-)
77
(-)
98
(+1)
0.244
(↑0.001)
4.020
(↑0.03)