ヤクルト(★2対4☆)中日 =リーグ戦18回戦(2019.08.16)・明治神宮野球場=
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中日
4000000004912
ヤクルト
0002000002811
勝利投手:三ツ間 卓也(2勝0敗0S)
(セーブ:岡田 俊哉(2勝1敗6S))
敗戦投手:小川 泰弘(3勝11敗0S)

本塁打
【中日】大島 洋平(1号・1回表2ラン),堂上 直倫(11号・1回表2ラン)
【ヤクルト】廣岡 大志(6号・4回裏ソロ)

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◆中日は1回表、大島と堂上に2ランが飛び出し、一挙4点を先制する。投げては、先発・ロメロが5回途中2失点。その後は5人の継投でリードを守り抜き、2番手・三ツ間が今季2勝目を挙げた。敗れたヤクルトは、先発・小川が試合をつくれず、打線も終盤の好機を生かせなかった。

◆中日大島洋平外野手(33)が今季1号アーチを放った。 初回1死一塁の初打席で、ヤクルト先発・小川から4球連続ファウルで粘り、6球目のストレートを右翼スタンドに運んだ。「追い込まれていたけど、うまく反応することができました。初回に先制点を取れて素直にうれしいです」と大島。平田が14日阪神戦での死球禍でスタメンを外れ、主力がそろわない中、存在感を示した。

◆中日高橋周平内野手(25)が、代打で戦列復帰した。4-2の6回2死三塁の追加点機で代打で登場。 ドラゴンズファンから大きな歓声があがる中、ヤクルトの2番手・五十嵐から四球を選んだ。2死一、三塁と好機を広げたが、5点目にはつながらず。代打の1打席だけでベンチに下がった。 高橋は7月16日阪神戦での帰塁の際、右小指橈側(とうそく)側副靱帯(じんたい)を断裂し、出場選手登録を抹消されていた。この日から1軍復帰し、試合前練習は打撃、守備ともに行った。「やるしかない。チームの勝利に貢献したい」と意気込みを示していた。

◆中日のエンニー・ロメロ投手(28)が、出場18試合目にして来日初安打をマークした。 4-0の4回1死一塁で、3球目を投前にバント。これが相手投手のヤクルト小川の左横をすり抜け、一塁からダッシュした村上のカバーも間に合わず、バントヒットに。34打席、27打数目での初安打に、一塁へ駆け込んだロメロは思わず笑みをこぼした。

◆12年ロンドン五輪柔道女子57キロ級金メダルで、今年2月に現役を引退した松本薫さん(31)が始球式に登場した。 現役時代、野獣の愛称で親しまれた松本さんに対し、右打席にはゴジラが立った。「野獣対ゴジラ」の結末は、大きく外角にそれるワンバウンド投球に。第2子妊娠中ながら、何度も練習を重ねてきたと言い「くっそ~!! 結構本気で練習してきたんですよ!戦ったんですよ!むかつくな~、つば九郎でも投げたいな~」と、ミットに届かなかったことを悔しがった。 25日には東京で世界柔道選手権大会が開幕する。注目の選手に女子63キロ級の田代未来(25)と男子73キロ級の大野将平(27)を挙げ、「東京五輪につながる一番大切な大会。試合の流れをつくったり、自分1人で流れを断ち切れない時にお客さんの声援が力になる。1人でも多くの方に来てほしいな」と話した。

◆中日平田良介外野手(31)がスタメンを外れた。前試合の14日阪神戦(ナゴヤドーム)の第2打席で阪神秋山から右手に死球を受け、交代。名古屋市内で検査を受け「右手尺骨茎状突起部周囲打撲」と診断されていた。 この日の試合前練習で右翼守備に就いたが、送球はせず。打撃練習は取りやめた。 また高橋周平内野手(25)もベンチスタート。高橋は7月16日阪神戦での帰塁の際、右小指橈側(とうそく)側副靱帯(じんたい)を断裂し、出場選手登録を抹消されていた。この日から1軍復帰し、試合前練習は打撃、守備ともに行った。「やるしかない。チームの勝利に貢献したい」と意気込みを示していた。

◆先発はヤクルト小川と中日ロメロ。中日は1回1死一塁から大島の1号2ラン、2死一塁から堂上の11号2ランで4点を先取した。 ヤクルトは4回、広岡のソロと雄平の適時内野安打で2点をかえした。小川は5回4失点、中日ロメロは4回1/3を2失点で降板。 5回以降は両軍ともに追加点なく、中日が逃げ切った。三ツ間が2勝目、岡田が6セーブ目。ヤクルトは連勝が3でストップ。小川が自己ワーストの11敗目を喫した。

◆ヤクルト小川泰弘投手が自己ワーストの11敗目を喫した。初回から2本の2ランを被弾し、両リーグワーストの被本塁打20に到達。 先発マスクをこれまで組んでいた中村から西田に変えて改善を狙ったが、はまらなかった。チームの連勝は3でストップ。「立ち上がりがすべて。(被弾の多さは)自分でも分からない部分もあるけど、打たれた球はすべて高い。シンプルに低くしないと」と反省した。 ▽ヤクルト小川監督(連勝ストップに)「2点取った後の(4回)無死満塁で追加点が取れなかった。走塁ミスもあったし、そういう部分」 ▽ヤクルト田畑投手コーチ(小川の初回について)「防げるホームランだった。4回にはピンチで粘る投球ができてるわけだから、1回から実践してほしい」

◆1軍に復帰した中日高橋周平内野手が代打で登場した。4-2の6回2死三塁で三ツ間に代わって打席へ。ドラゴンズファンから大歓声があがる中、四球を選んだ。 高橋は7月16日阪神戦での帰塁の際、右小指橈側(とうそく)側副靱帯(じんたい)を断裂し、出場選手登録を抹消されていた。1カ月ぶりの1軍出場に「緊張しましたけど、あれだけの声援をいただいたので。ありがたいです」と感謝した。

◆中日ベンチが執念の継投で、4位阪神との差を2に縮めた。3回まで完全投球だった先発のロメロが4回に2点を失い、4-2の5回も四球がらみで1死一、二塁のピンチを招いた。 ここで首脳陣は三ツ間をマウンドへ。三ツ間は山田哲を空振り三振、バレンティンを三塁ゴロに抑え、今季2勝目を挙げた。7勝目まであと2アウトだったロメロは「立ち上がりがよかっただけに、もう少し頑張りたかった」と悔やんだ。

◆中日大島洋平外野手(33)が109試合目の今季1号で、4位阪神とのゲーム差を2差に縮める勝利を呼び込んだ。初回1死一塁で、ヤクルト先発の小川から4球連続ファウルで粘り、6球目のストレートを右翼スタンドに先制2ラン。堂上も11号2ランで続き、初回の4点と継投で競り合いを制した。 「1本出たからよかったです。出るにこしたことはないけど、意識して狙うことはないです」。竜党の大歓声の中を引き揚げながら、昨年9月7日広島戦以来の1発を大島は振り返った。この日の試合を迎える前、セ・リーグの規定打席到達者31人の中で0本塁打は大島とDeNA大和の2人だけだった。本塁打ゼロだったプロ1年目を除けば1番遅い1号弾で、チームに流れを持ってきた。 3回の第2打席で左翼線を襲う二塁打を放ち、9回も左前打。「ホームラン1本に終わらず、逆方向にしっかり打てたことがよかった」と12度目の猛打賞。走っても9回、盗塁王を争うヤクルト山田哲の前で二盗を決めた。「セーフにしてくれたんでしょう」とジョークで笑ったが、今季27個目で山田哲との差を2に。9回1死一塁の中堅守備では強風の中、青木の打球を捕りきれず。ハラハラのゲームセットにはなったが、平田、アルモンテら主力の故障禍に頭を悩ませる中日で、打って走って大島は健在だ。【堀まどか】

◆右手小指の靱帯断裂で離脱していた中日の高橋が、1カ月ぶりに1軍に復帰した。六回2死三塁から代打で四球を選んだ。守備には就かなかった。  7月17日に出場選手登録を抹消されるまではリーグの首位打者だった。球団は予後の状態を考えて手術を勧めたが、高橋は「早く試合に出たい」と保存療法を選択。この日は試合前に「(痛みは)ない。全力で戦いたい」と話していた。

◆ヤクルト先発の小川は一回の2ラン2本が響き、5回4失点で自己ワーストを更新する11敗目を喫した。「立ち上がりが全て」と悔しそうに話した。  一回は1死一塁で大島に内角速球を右翼席に運ばれ、さらに2死一塁から堂上に甘く入った沈む球を左翼席へ痛打された。二回以降は無失点と粘っただけに「2本目は防がないといけなかった。完全に失投」と反省した。  ここ4試合で9本塁打を許している右腕に、小川監督は「本塁打を打たれるということは、球が甘いということ」と手厳しかった。

◆立ち上がりに2発の先制パンチが決まった。大島と堂上の2ランで一回に4点を先制し、このリードを守り切った。大島は内角高めの直球を右翼席へ運ぶ今季初アーチ。「(本塁打が)1本付いたから良かった」と笑顔を見せた。3安打、1四球1盗塁。九回には、タイトルを争う山田哲の前でリーグトップを守る今季27個目の盗塁を決めた。

◆3連勝で迎えた試合だったが、いい流れを生かせなかった。ヤクルト・小川淳司監督(61)は「(小川は)入りとしてよくない。(攻撃でも)走塁ミスといえるか分からないが、そういうのもあった」と渋い表情だった。  先発・小川が一回に2本の2ランを被弾。いきなり4点のビハインドを背負った。  2点を追う八回には1死一塁で左腕ロドリゲスから村上が左翼越えの二塁打を放ったが、一塁走者の雄平が本塁で憤死。次打者として、ロドリゲスに3打数3安打1本塁打と好相性の荒木が代打で控えており、一塁内野安打を放ったことを考えると痛恨だった。  打線は四回に広岡が放った6号ソロで7月28日の広島戦(神宮)から17試合連続本塁打。1992年に並ぶ球団2位の記録となった。5位・中日とは6ゲーム差。8月に入り、好調な打線が浮上への希望だ。(横山尚杜) 一回に2本塁打を含む4安打を集中され、4失点したヤクルト・小川 「立ち上がりが全て。(堂上に浴びた)2本目の本塁打は防がないといけなかった」 ロメロからの6号ソロにヤクルト・広岡 「テンポ良く投げてくるので、遅れないようにしっかり準備した結果」 四回の適時内野安打で10試合連続安打としたヤクルト・雄平 「今日のはラッキーだが、とにかく続けていきたい」

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
60462 0.566
(↑0.004)
-
(-)
35522
(+2)
435
(+1)
139
(+1)
61
(-)
0.262
(↓0.001)
3.760
(↑0.02)
2
(1↑)
広島
57523 0.523
(↑0.004)
4.5
(-)
31471
(+4)
450
(+2)
110
(+2)
66
(-)
0.253
(-)
3.460
(↑0.01)
3
(1↓)
DeNA
56523 0.519
(↓0.004)
5
(↓1)
32468
(+2)
457
(+4)
123
(-)
34
(+1)
0.248
(↓0.001)
3.820
(-)
4
(-)
阪神
50556 0.476
(↓0.005)
9.5
(↓1)
32404
(+1)
469
(+2)
73
(-)
71
(-)
0.249
(-)
3.620
(↑0.01)
5
(-)
中日
49582 0.458
(↑0.005)
11.5
(-)
34420
(+4)
439
(+2)
72
(+2)
54
(+1)
0.261
(-)
3.930
(↑0.02)
6
(-)
ヤクルト
44652 0.404
(↓0.003)
17.5
(↓1)
32504
(+2)
566
(+4)
132
(+1)
44
(-)
0.244
(-)
4.640
(↑0.01)