日本ハム(★0対6☆)ロッテ =リーグ戦20回戦(2019.08.15)・東京ドーム=
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ロッテ
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日本ハム
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勝利投手:佐々木 千隼(2勝1敗0S)
敗戦投手:杉浦 稔大(2勝3敗0S)
  DAZN
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◆ロッテは2回表、荻野が走者一掃の適時二塁打を放ち、3点を先制する。その後は、4回に平沢の適時二塁打で加点すると、続く5回には井上に適時打が飛び出し、試合を優位に進めた。投げては、先発・佐々木が今季2勝目。敗れた日本ハムは投打ともに振るわず、泥沼の9連敗を喫した。

◆日本ハムは杉浦、ロッテは佐々木が先発。ロッテは2回2死満塁で荻野の中越え3点二塁打で先制。日本ハムは3回まで無得点。 ロッテは4回の平沢の中越え二塁打などで加点し、5点リードで終盤へ。日本ハムは杉浦が4回4失点で降板した。 ロッテは3連勝。佐々木が5回3安打無失点で2勝目を挙げた。日本ハムは9連敗で5位に転落した。先発杉浦は3敗目。

◆日本ハムは38歳の田中賢介内野手が、激走で執念を見せた。 3点を先制された直後の2回2死。四球で出塁すると、続く王柏融の右翼線二塁打の間に一気に本塁を狙ったが、惜しくもタッチアウト。追撃の芽がついえた。「ハッスルし過ぎましたね。ただの走塁ミス。自粛するべき」。チームの9連敗に「普通にやるべき、悪循環になってしまう」と提言した。

◆日本ハム杉浦稔大投手は連敗ストッパーになれなかった。2回2死満塁から、好調荻野に1ボールからの2球目147キロ直球を右中間にはじき返される3点二塁打。「真っすぐは頭に入っていると思っていた。それでも、いかなきゃいけないところがあると思って投げていた」。 4回4失点で3敗目。「もう少し、投手有利なカウントをつくっていたら変わっていた」と猛省した。

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(20)が15日ロッテ20回戦(東京ドーム)で、2回の第1打席で空振り三振した際に左足首をひねった。 試合後はアイシング治療を施した。17日からの楽天戦(札幌ドーム)での出場は問題ないとみられる。

◆浮上のきっかけを、つかめない。 3試合連続で4番スタメン起用となった日本ハム清宮幸太郎内野手(20)だったが、3三振を含む4打数無安打に終わって、チームも2年ぶりの9連敗。負の連鎖を断てず、5月28日以来の5位に転落した。 ロッテ佐々木の鋭いシンカーに苦しんだ。清宮は第1打席で空振り三振。第2打席は一ゴロに倒れ、投手が代わった後の第3打席も空振り三振。「来る球種は分かっていたけど、丁寧にやられてしまった。責任を感じます」。9回、最後の打席では、内角球に見逃し三振し、思わずその場にしゃがみ込んだ。 本来4番の中田が、右手を痛めて戦線離脱。13日にプロ2年目で初めて4番に抜てきされてから、ここまで役割は果たせていない。清宮本人も「チャンスでたくさん(打席が)まわって来ますし、打たなければいけない」と、責任を重々感じている。試合後には、さっそうとバットを担いでブルペンに消え、居残りの打撃練習を行った。 試合前には「勝たせてくれるだろ、あいつが」と期待していた栗山監督だったが、願いはかなわなかった。「誰かのせいにしちゃいけない。試合に勝つ形を、俺が作れていないわけだから。本当に申し訳ない」と自分を責めた指揮官は、大型連敗にも「何かの意味があると思うので、しっかりと生かしたい」。8月は1勝12敗と重症で、この日は今季7度目の0封負け。少しずつ最下位の足音が迫ってきた。【中島宙恵】

◆ロッテのドラフト5位左腕、中村稔弥投手が3回を単打1本に抑え、無失点リレーに尽力した。 2番手でマウンドに上がり、日本ハムの3番近藤、4番清宮を空振り三振に切るなど6、7回を3者凡退。四球で招いた8回2死一、二塁も、大田を投ゴロに打ち取った。 中村稔「テンポよく、自分の球に自信を持つことだけ考えました。1、2戦目が刺激になってます」 このカード初戦は、ドラフト2位の東妻が4番手で8回を任され2勝目。前夜は同3位の小島が先発してプロ初勝利を挙げた。同期の活躍に負けじと「僕はロングリリーフの立場なので、しっかり役割を果たしたい」と53球を投げきった。 10連戦、9連戦と過密日程の8月を"ルーキーズ"が支えた。井口監督は「若い力は必要。しっかり底上げしてくれている」とたたえた。チームは日本ハムに3連勝して単独4位に。3位楽天とも1ゲーム差と、5月21日以来のAクラスが見えてきた。【鎌田良美】

◆初代モーニング娘。の飯田圭織(38)がプライベートで観戦に訪れ声援を送った。北海道室蘭市出身。6歳の息子は早実時代からの清宮ファンで、日本ハムを家族みんなで応援している。 先発投手は偶然にも自身がモーニング娘。でリーダーをしていた時に加入した紺野あさ美(32)の夫、杉浦で「運命かと思いました」と大感激。今回、あさ美夫人は会場に来られなかったが「紺野と(現役で日本ハムファンの)牧野と3人で試合を見るのが私の夢。"モー娘。3世代"で応援しています」と、熱いエールを送った。

◆ロッテの平沢大河内野手(21)が15日、日本ハム20回戦(東京ドーム)に「9番・遊撃」で出場。3-0の四回、2死一塁から左中間を深々と破る適時二塁打を放ち、貴重な追加点を挙げた。  「初球からストレートを待って、甘く来たら積極的にいこうと思っていた。よかったです」  右大腿二頭筋損傷で離脱した正遊撃手の藤岡に代わって、7月21日に1軍再昇格を果たすと、同じ遊撃手の三木も左手甲に死球を受け左第4手骨を打撲。8月8日からスタメンで起用されると、これで7試合中6試合で安打をマークしている。  藤岡は2軍で別メニュー調整中。1軍に帯同している三木もスタメン復帰できずにいる中で、4年目の若武者が遊撃のレギュラー奪取へ懸命なアピールを見せている。

◆日本ハム・杉浦稔大投手(27)が15日、ロッテ20回戦(東京ドーム)に先発。二回に荻野に先制の3点二塁打を浴びるなど、4回6安打4失点だった。  5月23日の楽天戦で2勝目を挙げて以降、白星から遠ざかっている右腕は「立ち上がりからボール自体は悪くないと思っていましたが、打たれてしまったのは甘くなってしまいました。もう少し抑え方が、あったかなと思います」と反省。チームは8連敗中と苦しむだけに「何とか踏ん張りたかったのですが、もったいない失点が多かった。申し訳ないです」と悔やんだ。

◆前日14日のロッテ戦(東京ドーム)で先発も、2回0/3を投げて5安打6失点でKOされた日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18)=金足農高=が、千葉・鎌ケ谷市の2軍施設で調整。「変化球もないと駄目だなと感じた。2軍ではストレートで何とかなったけれど、1軍では通用しなかった」と振り返った。  今後はイースタン・リーグで登板する予定。「変化球でカウントを取る練習と、ストレートで決めに行くときに決められるようにしたい」と再昇格を目指し、アピールを続ける。

◆ロッテは3投手で無失点リレーを完成させた。佐々木は5回を3安打無失点で、7月9日以来の2勝目をマーク。86球と早めに降板したが「序盤に点を取ってもらいリズム良く投げられた」と先発の役割を果たし、うなずいた。  ルーキー中村稔が八回まで抑え、九回は今季初登板の南が締めた。プロ9年目で30歳の南は昨年8月に難病の黄色靱帯骨化症の手術を受け、再起を果たし「マウンドに上がった時に、声援を頂いた。とりあえず一歩進めた」と汗を拭った。

◆日本ハムは打線がわずか4安打で今季9度目の零敗を喫した。4番清宮が3三振を喫するなど1番から5番の上位が無安打で機能しなかった。  2017年に10連敗して以来の9連敗。5位に転落した栗山監督は「いろんな理由がある。勝つ形がつくれていない。全て受け止めて、やっていくしかない」と絞り出すように話した。

◆ロッテの荻野が2試合連続で先制打を放った。二回2死満塁で杉浦の外角高めの直球を右中間へ運ぶ3点二塁打。前日14日に初回先頭打者本塁打から2打席連続アーチを放って3安打3打点と活躍した勢いを持ち込み「みんながつないでくれたチャンスだったので、自分も後ろにつなぐ気持ちでいった。抜けてくれて良かった」とうなずいた。  プロ10年目の今季は大きな故障がなく、初めてシーズンの規定打席をクリアした。その裏には、日頃の地道な積み重ねがある。大村打撃コーチは「毎日同じ時間に同じことをやり、ルーティンをきちんと守っている。まずいなという状態になっても、翌日には戻してくる」と信頼を寄せる。  荻野の口癖は「たまたまです」。どんなに打っても、華麗な守備や走塁を見せても、結果に一喜一憂することなく愚直に努力を続け、最高のシーズンを送っている。

◆打線が4安打に封じられ、今季9度目の零封負け。連敗は「9」に伸び、5位に転落した。栗山監督は「試合に勝つ形を俺が作れていない。すべて飲み込んでやるしかない」。7月は16勝6敗と好調だったが、8月に入って1勝12敗。苦しい状況が続くが「これも何かの意味がある。しっかり生かしたい」と自らに言い聞かせるように話した。 4回6安打4失点で3敗目を喫した日本ハム・杉浦 「何とか踏ん張りたかったが、もったいない失点が多かった。申し訳ないです」

◆先発全員安打で快勝。0-0の二回、2死満塁から荻野が右中間を深々と破る走者一掃の二塁打を放った。「せっかくつないでくれたチャンスで、自分もとにかくつなぐ意識でいった」。前日14日の先頭打者弾に続く先制パンチに、「後半戦は1打席目で出塁できていなかったので、奮起したいと思っていた」と胸を張った。

◆3試合連続で4番を担った清宮は4打数無安打。「チャンスでたくさん回ってくる。責任を感じました」と悔しがった。試合前の練習で左足首を痛めたが、左翼でフル出場。「大丈夫です。大したことないです」と強調した。

◆ロッテのD5位・中村稔弥(としや)投手(23)=亜大=の好投で、勝利へ加速した。2番手で3回を1安打無失点。2ホールド目を記録した。  「点差もあったので、あとは自分の球を投げるだけだと。ロング(リリーフ)として、しっかり3回を投げられてよかった」  5-0の六回からマウンドに上がり、七回まで三者凡退に。八回は2死一、二塁とされたが、大田を投ゴロに仕留めて無失点で切り抜ける。直球の球速は140キロ台中盤だが、ツーシームを生かして打者を打ち取った。チームは3投手で無失点リレーを完成させ、日本ハム3連戦3連勝。"大卒ルーキーズ"が3タテに貢献した。  D2位・東妻(日体大)が13日に救援で今季2勝目を挙げ、前日14日はD3位・小島(早大)が先発でプロ初勝利をマーク。そして、この日は中村稔が力投した。  新人9選手のうち、大卒投手はこの3人。周囲に惑わされないのが中村稔の特長だ。沖縄・石垣島での春季キャンプ2日目、3人が並んでブルペン入り。雄たけびをあげて投げる東妻を、「全く気にならなかった」とマイペースを貫いた。それでも、今カードの東妻と小島の活躍に「すごいなと刺激にもなった」。同期入団の仲間の奮闘も発奮材料だった。  まだまだ上位はあきらめない。「若い力は必要。しっかり底上げしてくれている」と井口監督。疲れのたまる夏場に、フレッシュな3人組がチームの活力になる。 (浜浦日向) 大卒新人投手たちについてロッテ・吉井投手コーチ 「みんなピンチでも堂々としている。自分の1年目では、できていたかわからない」 5回3安打無失点で2勝目のロッテ・佐々木 「0点でいけたことはよかった。先発としてもう少し投げられればいい」

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
61464 0.570
(↓0.005)
-
(-)
32469
(+3)
419
(+4)
147
(+1)
95
(+2)
0.251
(↓0.001)
3.440
(-)
2
(-)
西武
56511 0.523
(↓0.005)
5
(-)
35572
(+8)
550
(+20)
132
(+4)
109
(-)
0.263
(↑0.001)
4.510
(↓0.13)
3
(-)
楽天
54523 0.509
(↑0.004)
6.5
(↑1)
34471
(+4)
460
(+3)
109
(+1)
38
(-)
0.252
(-)
3.930
(↑0.02)
4
(-)
ロッテ
53533 0.500
(↑0.005)
7.5
(↑1)
34500
(+6)
473
(-)
132
(-)
68
(-)
0.250
(-)
3.980
(↑0.03)
5
(1↓)
日本ハム
52544 0.491
(↓0.004)
8.5
(-)
33448
(-)
461
(+6)
75
(-)
42
(-)
0.252
(↓0.001)
3.870
(↓0.02)
6
(-)
ORIX
48565 0.462
(↑0.006)
11.5
(↑1)
34419
(+20)
489
(+8)
77
(+4)
97
(+2)
0.243
(↑0.002)
4.080
(↓0.04)