ヤクルト(☆8対7★)DeNA =リーグ戦20回戦(2019.08.13)・明治神宮野球場=
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DeNA
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ヤクルト
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勝利投手:梅野 雄吾(1勝2敗4S)
(セーブ:ハフ(1勝2敗1S))
敗戦投手:エスコバー(3勝3敗0S)

本塁打
【DeNA】伊藤 裕季也(3号・3回表2ラン)
【ヤクルト】山田 哲人(29号・1回裏ソロ),青木 宣親(16号・4回裏ソロ)

  DAZN
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◆ヤクルトは4点を追う4回裏、青木にソロが飛び出すなど打者一巡の猛攻で6点を挙げ、逆転に成功する。その後は同点とされるも、7回にバレンティンが適時打を放ち、再びリードを奪った。投げては、5番手・梅野が今季初勝利。敗れたDeNAは、先発・上茶谷が序盤のリードを守れなかった。

◆ヤクルトが前夜の逆転サヨナラ勝ちの勢いそのままに、打線がつながった。 4点を追う4回、先頭の青木が16号ソロで口火を切った。さらに1死一、三塁で、2戦連続でスタメン出場の捕手西田の二塁打や代打川端、太田の適時打などでDeNA先発上茶谷から一挙6点。 小川監督が「サヨナラ勝ちをしたことで、勢いが出てくれればいいと思う」と期待した通り、ビッグイニングをつくった。

◆ヤクルト山田哲人内野手が、先制の29号ソロを放った。 1回2死、カウント2-1からDeNA先発上茶谷の4球目、内角高めの142キロの直球を左翼席へ運んだ。「インコースの難しい球でしたが、うまく腕をたたんで打つことができました」と話した。 11日の巨人戦以来2試合ぶりの本塁打。8月に入り12戦で5発と好調を維持している。

◆国民的アニメのフジテレビ系「サザエさん」が投球式を行った。 波平さん、フネさん、マスオさんとともに登場。サザエさんは「緊張していますが、頑張ります!」とマウンドへ上がった。打席には、ヤクルトの"カツオくん"こと石川雅規投手が立ったが、投球は大きく左へそれた。 最後に、つば九郎らも集合し、家族写真を撮影した。

◆ヤクルトは1回、山田哲の29号ソロで先制。DeNAは2回、乙坂の3点適時二塁打で逆転。3回に伊藤裕の3号2ランで追加点。 ヤクルトは4回、青木の16号ソロなど打者一巡で6点。DeNAは5回、ロペスの適時打で1点。6回は柴田の適時打で1点。 ヤクルトは7回、バレンティンの二塁打で1点を勝ち越し2連勝。梅野が1勝目。DeNAは3連敗。エスコバーが3敗目。

◆DeNA上茶谷大河投手(22)は4回8安打7失点と崩れ、7勝目を挙げることはできなかった。 3回まで山田哲の本塁打のみの1安打に抑える好投も、味方の大量援護を得て4点リードで迎えた4回に6失点した。首位巨人と3位広島の直接対決の裏で、勝ち星を積み重ねたい試合だったが、最下位ヤクルトに痛い2連敗となった。さすがのドラフト1位も夏場の疲れが出てきたのか。DeNA先発の上茶谷が2戦連続で背信投球だ。打線の援護で5-1と楽勝ムードすら漂い始めた4回に一気に崩れた。カットボールの制球が悪く、苦し紛れの直球が甘く入った。先頭のヤクルト青木に134キロカットボールを完璧に右翼スタンドへ運ばれると、あれよあれよという間に打者一巡の7安打で6失点。逆転を許した。 「野手のみなさんが点をとってくれたにもかかわらず、リードを守ることができずに申し訳ない。勝負どころで甘く入ってしまった」。首位巨人に食らい付きたい局面で、チームは5位中日、最下位ヤクルトを相手に3連敗。前回6日の広島戦も4回1/3を投げ6失点でKOされた上茶谷についてラミレス監督は「6連勝して、その後2回連続でこういう形。明らかに何か考えなければならない」と、2軍調整やローテの回避などの可能性を示唆した。

◆ハラハラ、ドキドキ、2連勝! ヤクルトが、まるでアニメの筋書きのような接戦を制した。好調DeNAからカード勝ち越しを決め、今季苦手とするホームで20勝に到達。小川淳司監督も「よくひっくり返してくれた」と手放しで称賛した。 「ゴー! ゴー! スワローズ!」。サザエさんの声が後押しした。球団設立50周年を記念し、同じく放送開始50周年を迎えた国民的アニメ「サザエさん」とコラボレーションした一戦。サザエさん、マスオさん、フネさん、波平さんが応援に駆けつけた。7-7で迎えた7回1死一塁、カウント1-2と追い込まれたバレンティンは、狙いを長打ではなく単打に切り替えた。DeNAエスコバーの156キロ直球を右中間に運ぶ二塁打。ランエンドヒットで走りだしていた一塁走者の青木が勝ち越しのホームを踏んだ。バレンティンは「順位は思うところにいないけど、1日1日を大事にしてチーム一丸となって戦う」と汗をぬぐった。 前夜の逆転サヨナラ勝ちの勢いを、つないだ。山田哲が初回に29号ソロで先制すると、4点を追う4回には、先頭の青木が16号ソロで口火を切り、打者一巡で一挙6点を奪った。同点に追いつかれた中盤以降も、粘り強く戦った。チームは最下位だが、青木は「目先の試合に集中すること。残り少ない中で、1つでも多く勝ちたい」。8月に入り12戦で5発と好調の山田哲も「1つでも上の順位にいけるように」と力を込めた。視聴者を幸せな気持ちにさせるサザエさん一家の日常のように、常勝をファンへ届ける。【保坂恭子】

◆ヤクルト・山田哲人内野手(27)が13日、DeNA20回戦(神宮)に「3番・二塁」で先発し、一回に29号ソロを放った。  DeNA先発・上茶谷の内角直球を捉え、左中間席まで運んだ。山田哲は「内角の難しい球でしたが、うまく腕をたたんで打つことができました」と振り返った。  これで通算200本塁打まで残り4本とした。

◆ヤクルト・青木宣親外野手(37)が13日、DeNA20回戦(神宮)で1-5の四回に16号ソロを放った。  DeNA先発の上茶谷が投じた外角高めのカットボールを完璧に捉えた。青木は「強く振ることを心がけて打席に入りました」と満足そうに振り返った。

◆ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(35)が勝ち越しの適時二塁打を放ち、チームを連勝に導いた。  バレンティンは7-7で迎えた七回、1死一塁の場面で打席に立つと、カウント2-1からエスコバーの156キロ真っすぐを右中間へ打ち返す適時二塁打を放ち勝ち越しに成功した。  ヒーローのバレンティンは「(一走の)青木さんがよく走ってくれました」と決勝打を喜ぶと、逆転勝ちについて「昨日のサヨナラ勝ちの流れのままにチームの雰囲気もよかったので逆転できてよかったです」と笑顔を見せた。  最後はファンに向け、燕党が勝利を喜ぶとき使われる「すわほー」を絶叫した。

◆DeNAのドラフト1位ルーキー上茶谷は4回を投げて自己ワーストの7失点でKOされた。5-1の四回に勝負球が真ん中に集まり、青木のソロを皮切りに7安打を浴びて一挙6失点。5敗目は付かなかったが、チームは最下位ヤクルトに競り負け2連敗し「野手が援護してくれたのに、リードを守れず申し訳ない」と唇をかんだ。  前回6日の広島戦での五回途中6失点に続く大量失点。ラミレス監督は「2試合続けてこういう形。少し考える」とローテーションを外す可能性も示唆した。

◆D2位・伊藤裕(立正大)が三回、バックスクリーン左へ3号2ランを放った。「感触はよかったです。試合前にラミレス監督から『真っすぐを迷わずに振りにいけ』といわれていました。状態はよくて、自分のスイングができています」。先発のD1位・上茶谷と"初共演"になったが勝利で飾れず、悔しそうな表情だった。

◆青木が打線を引っ張った。七回に左前打で出塁。1死一塁のバレンティンの打席で4球目にスタートを切り、右中間への二塁打で勝ち越しのホームを踏んだ。37歳となってもスピードは健在で「オフに走り込んできたので大丈夫」。1-5の四回にも先頭打者で16号ソロを放ち、この回計6点を奪う猛攻を導いた。「一つでも多く勝てるようにしたい」と力強く話した。

◆この日のDeNA戦はヤクルトの球団設立50周年を記念し、フジテレビ系でアニメ放送50周年を迎えたサザエさんとコラボしたスペシャルDAYとして行われた。投球式にサザエさんが登場し、童顔で風貌が似ていることから「カツオ」の愛称で親しまれる石川が打席へ。マスオ、波平、フネが見守る中で、投球は石川の背中を通過したが、大きな拍手が送られた。サザエさん一家は七回終了後、東京音頭に合わせて傘を振った。

◆DeNAは点の奪い合いに敗れ、リーグ最下位のヤクルトに痛い2連敗を喫した。三回まで5-1とリードしていただけに、ラミレス監督も渋い表情だ。  「打線はよく打ってくれたが、あと1点、足りなかった」  誤算は先発のD1位・上茶谷(東洋大)。四回に6失点するなど、4回を自己ワーストの7失点。五回途中6失点だった6日の広島戦に続き、2試合連続の大量失点だった。  「野手の皆さんが点を取って援護してくれたにもかかわらず、リードを守ることができずに申し訳ないです」  うなだれた新人右腕の次回登板について指揮官は「考えないといけない」と2軍調整を示唆した。8月の12試合で先発投手が六回を投げきったのは3試合だけ。11日の中日戦からは3連敗。首位を狙うチームが正念場を迎えた。(湯浅大)

◆ヤクルト・山田哲人内野手(27)が13日、DeNA20回戦(神宮)の一回、左中間席へ先制の29号ソロを放ち、2年連続の30号に王手をかけた。2安打1打点で打率を.279に上げ、盗塁数は25。4度目のトリプルスリー(同一シーズン打率3割、30本塁打、30盗塁)達成へ、追い込みをかける。試合は8-7で競り勝ち、2連勝とした。  内角高めの難しい直球を、いとも簡単にスタンドまで運んだ。一回。山田哲が右足を軸に素早く体を回転させ、天才的なバットさばきを見せた。  「甘い球を待っていた。弾道は低かったけれど、捉えられたし、振り切ることができた」  満足そうに振り返った先制の29号ソロ。2年連続の30号に王手をかけ、通算200号にも残り4本に迫った。  前人未到の4度目となるトリプルスリーへ、29本塁打、25盗塁と2部門は射程内。打率は伸び悩み、7月28日の時点で・267まで落ち込んだ。それでも8月に入ってからは打率・319(47打数15安打)、5本塁打と状態を上げてきた。  この日は4打数2安打で打率も・279まで上昇。残り34試合で仮に4打数ずつあるとした場合、打率3割を打つためには136打数で50安打(打率なら・368)以上が必要になる。過去、6-9月に計6度の月間MVPを獲得し、昨年7月に打率・425を記録したことを踏まえれば不可能な数字ではない。  この日はアニメ放送50周年を迎えたサザエさんとコラボしたスペシャルDAY。山田哲は「『ちびまる子ちゃん』もそうだけど、小さいころは家族でよく見ていたね」と回想した。家族には特別な思いがある。毎年、母の日と父の日には祝っており、今年は母の日には花を、父の日には焼酎を贈った。母の日には電話もしたが「全く関係ない話をしましたね。なんとなく恥ずかしいところがあるので」。照れながらも感謝を伝えた。  チームは最下位に沈むが「まだ試合は残っている。1つでも上にいけるように頑張りたい」。支えてくれる家族や友人、ファンのために戦い続ける。(横山尚杜)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
58462 0.558
(↓0.005)
-
(-)
37513
(+1)
433
(+2)
138
(-)
60
(-)
0.262
(↓0.001)
3.810
(↑0.02)
2
(-)
DeNA
56503 0.528
(↓0.005)
3
(-)
34464
(+7)
438
(+8)
122
(+1)
33
(+1)
0.250
(-)
3.710
(↓0.05)
3
(-)
広島
56513 0.523
(↑0.004)
3.5
(↑1)
33466
(+2)
441
(+1)
108
(-)
66
(-)
0.253
(↓0.001)
3.440
(↑0.03)
4
(-)
阪神
49546 0.476
(-)
8.5
(↑0.5)
34397
(-)
464
(-)
72
(-)
71
(+1)
0.249
(↓0.001)
3.640
(↑0.04)
5
(-)
中日
48572 0.457
(-)
10.5
(↑0.5)
36413
(-)
431
(-)
70
(-)
51
(-)
0.262
(↓0.001)
3.930
(↑0.05)
6
(-)
ヤクルト
43642 0.402
(↑0.006)
16.5
(↑1)
34487
(+8)
560
(+7)
127
(+2)
44
(+1)
0.242
(↑0.001
4.670
(↓0.01)