広島(☆2対1★)巨人 =リーグ戦19回戦(2019.08.13)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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巨人
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広島
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勝利投手:今村 猛(3勝0敗0S)
敗戦投手:戸根 千明(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆広島が劇的なサヨナラ勝利で投手戦を制した。広島は2回裏、松山の適時打で先制する。その後1-1となって迎えた延長11回には、代打・磯村が犠飛を放ち、試合を決めた。投げては、6番手・今村が今季3勝目。敗れた巨人は、11回に満塁の好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆巨人先発のクリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(25)は広島戦で通算5試合に登板し、0勝3敗、防御率6・00。 他のセ・リーグ4球団からはすでに白星を挙げているが、広島相手にはまだ勝利がない。

◆広島松山竜平外野手(33)が先制タイムリーを放った。 2回無死一塁で、巨人先発メルセデスのカウント2-1からの141キロ直球を捉え、右中間を破った。一塁走者を一気に生還させ、二塁ベース上で大歓声に包まれた。「しっかりと上からたたくことができました。先制点につながってよかったです」と話した。

◆広島は2回無死一塁から松山の右中間適時二塁打で1点先制。先発ジョンソンは3回まで1安打無失点とまずまずの立ち上がり。 中盤は両先発が好投した。ジョンソンは6回まで5四球を出しながら1安打無失点。巨人メルセデスは6回まで3安打1失点。 巨人は8回1死一、三塁から丸の二ゴロの間に三塁走者が生還し、同点に追いついた。1-1で延長戦に突入した。 広島は延長11回、鈴木の左越え二塁打を足がかりに1死満塁とすると、代打磯村の左犠飛でサヨナラ勝ちした。今村は3勝目。戸根は今季初黒星

◆広島は2回に松山の適時二塁打で先制したが、8回に巨人が追いついて延長戦に突入した。広島は延長11回1死満塁で磯村の左犠飛でサヨナラ勝ちをした。広島は巨人と3・5ゲーム差にした。巨人は7投手をつぎ込んだが、連勝は5で止まった。

◆広島が巨人にサヨナラ勝ちして連敗を3で止めた。1-1の延長11回1死満塁、代打磯村嘉孝捕手(26)が左犠飛で4時間超えの死闘に蹴りをつけた。引き分け以下なら自力優勝の可能性が消える瀬戸際で、投打一体となって粘り強い戦いを示した。延長11回。1死三塁からメヒア、会沢が2者連続で申告敬遠された。代打に指名された広島磯村は、気持ちを落ち着けて打席に向かう。投手は7番手鍵谷。振っていこうと決めた。カウント1-1からの外角スライダー。芯で捉えて左翼へ運んだ。タッチアップで三塁走者鈴木が本塁へ滑り込み、バンザイして跳び上がるのが見えた。サヨナラ勝ち。胸が躍った。ヒーローインタビューは声が上ずった。 「追い込まれたくなかった。ストライクは全部振るつもりでした。みんなで勝ち取った勝利です」 必死の継投でつないでいた。先発ジョンソンの7回2安打0封の好投を受け、8回から継投。8回に1点を失ったが、ここから執念のリレーが始まった。中村恭が9回を無失点。同点の延長10回は、抑えに復帰した中崎が3者凡退に抑えた。代打阿部をツーシームで二ゴロ。代打石川は146キロの低め直球で中飛。亀井はスライダーを打たせて二ゴロに仕留めた。どんな状況でも失点を許さなければいい。3年連続胴上げ投手の真骨頂だった。11回は遠藤が2死満塁のピンチをつくったが、6番手今村が後続を断った。 追い込まれていた。10日阪神戦で守護神フランスアが逆転サヨナラ3ランを大山に打たれてから、流れが変わった。翌11日同カードも終盤に逆転された。前日12日巨人戦も、先発アドゥワのKOを攻撃陣が必死にカバーしたが1点差で敗れ、3連敗。この日引き分け以下なら、自力優勝の可能性が消滅していた。 緒方監督は「今日は先発ジョンソンが抑え、中継ぎが何度も何度もピンチを迎える中で、最小失点で抑えてくれた。連敗が止まった中で、明日につながる勝ち方だった」と話した。首位巨人まで3・5ゲーム差。広島は優勝をあきらめない。【村野森】

◆巨人は延長11回サヨナラ負けを喫し、5年連続で対広島戦の勝ち越しがなくなった。11回は戸根が先頭鈴木の二塁打から1死満塁のピンチを招くと、7番手の鍵谷が左犠飛を許した。 クローザー中川が2試合連続コンディション不良でベンチを外れる中、今季4度目のサヨナラ負け。敵地での延長戦は6試合連続で勝利がない。原監督は「1点というのは守るのは非常に難しいというかね、(試合を)支配するのは非常に難しい。もう1本が出なかったというところ」と言った。 打線は1点を追う8回に丸の内野ゴロの間に追い付いたが、5安打止まり。7回は1死一塁からエンドランの局面で山本が空振りし、走者が盗塁死。9回2死三塁、11回2死満塁の好機も生かせなかった。指揮官は「ピッチャーは責めることはできないでしょうね。明日しっかりというところでしょう」と切り替えた。

◆広島が延長11回の接戦をサヨナラで制し、連敗を3で止めた。引き分け以下なら自力優勝が消滅していたが、首位巨人とのゲーム差を3・5に縮めた。緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。   緒方監督 接戦をこうやって勝ち切れてよかったです。 -代打磯村が残っていた 緒方監督 ここ最近、内容が悪かったからこういう(代打の)順番になった。でもまたこうやって、いい打撃内容を見せてもらえば、早めにチャンスがある。しびれる場面でいい打撃をしてくれた。若い選手が経験を積んでいく中で、結果に対して自信をつけてもらって、この先こういう厳しい試合がずっと続いていく。今日はピッチャーのがんばり。先発ジョンソン。そして中継ぎ。何回も何回もピンチを迎える中で、最小失点で相手を抑えてくれた。連敗が止まった中で、明日につながる勝ち方。明日もまた、がんばります。

◆巨人クリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(25)が、奪三振ショーを演じた。試合前の時点で0勝3敗、防御率6・00だった天敵相手に来日初の10奪三振。 疲れが見え始めた7回に降板したが、6回1/3を1失点と好投した。「コントロールもできたし、感覚は非常に良かった」と振り返った。

◆5連勝中の巨人は13日、広島19回戦(マツダ)を戦う。試合に先立って先発メンバーが発表された。先発のメルセデスは大城とバッテリーを組む。相手の先発・ジョンソンが左腕とあって、三塁に右打者の山本が8番で起用された。巨人が広島とのカードで勝ち越せば、3月の開幕戦のカード以来となる。

◆巨人のクリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(25)が13日、広島19回戦(マツダ)に先発。六回1死から菊池涼から見逃し三振を奪い、自身初の1試合2桁奪三振を記録した。  カウント0-2と追い込んでからの4球目だった。140キロの外角直球を投げ込み、この日10個目の三振を奪った。二回、先頭・鈴木に中前打で出塁を許し、続く松山に右中間適時二塁打を浴びて先制を許す。だが、後続は断ち、最少失点で切り抜けた。  これまでは、6月14日の日本ハム戦(札幌ドーム)で記録した9奪三振が最多だったため、それを上回る1試合自己最多の奪三振数。普段は打たせて取ることが持ち味の左腕だが、この日は広島打線を相手に「K]を並べた。

◆日本野球機構の西原稔泰公式記録員(51)が13日の広島-巨人19回戦(マツダスタジアム)で通算千試合出場を達成した。

◆広島は松山が先制打を放った。二回、中前打の鈴木を一塁に置き、メルセデスの浮いた速球を捉えて右中間に二塁打。「しっかりと上からたたくことができた」と納得の口ぶりだった。  七回には右前打。前半戦は打率1割台と低迷したが、後半戦は5番打者として調子を上げてきた。この日で4試合連続打点と、ポイントゲッターの役割を果たしている。

◆ジョンソンは5四球と微妙な制球に苦労しながらも7回を2安打無失点。八回に救援陣が追い付かれ、大瀬良に並ぶチームトップの9勝目は持ち越しとなったが、役割を十分に果たした。助っ人左腕は「前半は苦労したが、何とか修正して7回を投げられた。チームが勝ったことが一番」と汗をぬぐった。

◆1点を追う八回1死一、三塁から、一走の坂本勇が頭脳プレーを見せた。丸の二ゴロで二塁手・菊池涼がタッチを試みたが、坂本勇はかいくぐって菊池涼は一塁へ送球。その間に三走・重信が生還した。併殺打となっていれば無得点だっただけに好判断だったが、主将は敗戦に「普通のプレー。切り替えて頑張ります」と笑顔はなかった。

◆伏兵が自力優勝消滅の危機を救った。1-1の延長十一回1死満塁。広島の代打・磯村嘉孝捕手(26)がサヨナラ犠飛を放ち、マツダスタジアム通算400勝の立役者となった。  「最高です。(打った瞬間は打球が)ちょっと低かったのでどうかなと思ったけど、三塁を見ると(鈴木)誠也だった。助かりました」  この回先頭の鈴木が、戸根から左越え二塁打で出塁。1死三塁でメヒアと会沢が申告敬遠で歩かされて打席へ向かった。「2人が敬遠されると思っていた」という右打者は、代わった鍵谷のスライダーを左翼へはじき返し、タッチアップした三走・鈴木がサヨナラのホームを踏んだ。  昨季までの8年間で計9打点の控え捕手は、これで今季17打点。「最近は代打メインで結果を出せていなかった」という悔しさも晴らした。  前日に続いて4時間を超す接戦となり、1点差で勝敗が決まった。連敗を3で止め、首位・巨人とのゲーム差は再び3・5に。緒方監督は「(磯村は)しびれる場面で、いい打撃をしてくれた。接戦を勝ち切ることができてよかった」と胸をなで下ろした。(柏村翔)

◆蒸し暑い熱帯夜に、連日の4時間超えゲーム。負ければ疲れも倍増だ。延長十一回にサヨナラ負けして連勝が5で止まり、びっしょりと汗をかいた巨人・原辰徳監督(61)は「1点では支配するのが難しい。もう1本が出なかった」と首を横に振った。  六回までわずか1安打。特に七回の拙攻が痛かった。無死一塁から若林が送りバントを失敗し、続く山本もヒットエンドランを空振りして一走・大城は盗塁死。好機を逸した。若林は「きっちりバントできなかった」、山本は「最低限バットに当てないと」と意気消沈。吉村打撃総合コーチは「優勝争いをする中で、一つのプレーができる、できないで全然違う」と厳しく指摘した。  「1点では投手を責めることはできない」と指揮官。広島との対戦成績は6勝12敗1分けとなり、6試合を残して今季の勝ち越しが消えた。(伊藤昇)

◆アンパイアに試合を任せてどうする!? 巨人打線には、皮肉のひとつも言いたくなるね。延長負けの以前に、突っ込みどころ満載だったよ。  ジョンソンがどういうタイプか。いい加減、わかっているはず。そりゃ、いい投手に違いない。メルセデスより球速で5キロも上だし、日本での実績もある。半面、精神的には不安定。周囲が不愉快になるくらい、ストライク、ボールの判定にイラつく。大きく両手を広げ、不満をあらわにする。打者ではなく、球審と勝負しているようなものだ。  だからこそ打者は、もっとイラつかせる策をとらないといかん。球審に任せている場合ではない...というのは、そういう意味。バントの構えで、しつこく揺さぶるとか、きわどい球は徹底的にカットするとか、やり方はいくらでもあるだろう。芸も小技も乏しいんだ。  七回無死一塁で、若林がおあいそにバントの構えをみせたけど、結果は強攻で空振り三振と、中途半端。ただ自分のスイングをするのではなく、ベンチに言われるまでもなく、選手がそれぞれ、頭を使って、意識を高めていくこと。これから先、ハイレベルな戦いでは、好投手の攻略が必須条件になるわけだから。(サンケイスポーツ専属評論家)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
58462 0.558
(↓0.005)
-
(-)
37513
(+1)
433
(+2)
138
(-)
60
(-)
0.262
(↓0.001)
3.810
(↑0.02)
2
(-)
DeNA
56503 0.528
(↓0.005)
3
(-)
34464
(+7)
438
(+8)
122
(+1)
33
(+1)
0.250
(-)
3.710
(↓0.05)
3
(-)
広島
56513 0.523
(↑0.004)
3.5
(↑1)
33466
(+2)
441
(+1)
108
(-)
66
(-)
0.253
(↓0.001)
3.440
(↑0.03)
4
(-)
阪神
49546 0.476
(-)
8.5
(↑0.5)
34397
(-)
464
(-)
72
(-)
71
(+1)
0.249
(↓0.001)
3.640
(↑0.04)
5
(-)
中日
48572 0.457
(-)
10.5
(↑0.5)
36413
(-)
431
(-)
70
(-)
51
(-)
0.262
(↓0.001)
3.930
(↑0.05)
6
(-)
ヤクルト
43642 0.402
(↑0.006)
16.5
(↑1)
34487
(+8)
560
(+7)
127
(+2)
44
(+1)
0.242
(↑0.001)
4.670
(↓0.01)