巨人(☆8対4★)ヤクルト =リーグ戦19回戦(2019.08.10)・東京ドーム=
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ヤクルト
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巨人
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勝利投手:桜井 俊貴(6勝2敗0S)
敗戦投手:星 知弥(0勝1敗0S)

本塁打
【ヤクルト】廣岡 大志(5号・3回表2ラン),青木 宣親(15号・7回表2ラン)
【巨人】坂本 勇人(31号・1回裏ソロ),亀井 善行(11号・5回裏ソロ)

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◆巨人は初回、坂本勇のソロとゲレーロの適時二塁打で3点を先制する。続く2回裏には、岡本の2点適時二塁打などで3点を追加し、試合を優位に進めた。投げては、先発・桜井が6回2失点の好投で今季6勝目。敗れたヤクルトは、先発・星が6失点と誤算だった。

◆巨人坂本勇人内野手が、自己最多に並ぶ31号先制ソロを放った。 1回1死から、外角に入った初球の147キロ直球を右翼スタンドに運んだ。2試合連続の本塁打に「打ったのはストレート。狙い打ちです」とコメント。 9日は0-7から逆転勝ち。7点差以上の逆転は、巨人では13年ぶり3度目だった。前日の勢いのまま、2死二、三塁からゲレーロが左中間を破る2点適時二塁打を放ち、1回に3点を先取した。

◆巨人が連勝で7カードぶりの勝ち越しを決めた。 前日は0-7からの逆転勝利を挙げ、この日は1回に坂本勇の31号ソロなどで3点を奪い主導権を握った。 原辰徳監督(61)は「昨日のゲームの勢いというものが、しっかりと出たのは大きいですね」と言った。 前日2本塁打の岡本、ゲレーロはともに2打点。 「非常に頼もしく、シーズン終わるまでずっとそういう状況で見たいなと」 6回2失点で6勝目を挙げた先発の桜井については「もう少しリズムというか、球数というか。まだできる投手ですね。ピッチャーにストレートのフォアボール。あるいは、そのあとのホームラン。まだまだ伸びる余地、改善する余地は十分あるピッチャーですね。でも先発にも慣れてきたというか喜びを感じながらマウンドに上がっていると思います」とした。 「勝利の方程式」の一角、中川、デラロサをベンチから外して、勝利した。 「3連戦3連投でしたかね。中川は。それとデラもね、いると使いたくなるもんですから。もういないでくれと。逆に完全に彼らは今日に関しては、明日のための備えという判断で、今日のブルペン陣で頑張ろうと思いました」。 3戦目は新人高橋に先発を託す。 「主導権をしっかり握るということと、高橋が不安の中で、多分ピッチングをスタートする。そこを何とか、いい形でスタートを切って。その前に打線が彼を助けるという形になればいいと思います」。

◆巨人坂本勇人内野手が先制の31号。坂本勇は先制が6本、同点が5本、勝ち越しが2本あり、肩書付きの殊勲アーチは13本目。31号は10年に並び自身最多タイだが、殊勲本塁打13本も14年に並び自身最多タイとなった。 31号は右方向へ。10年は31本のうち27本が左へ引っ張った本塁打だったが、今年の方向別本数は左15本、中7本、右9本。昨年まで右方向へは通算16本しかなかった坂本勇が、逆方向への1発を増やして本塁打争いのトップに立っている。

◆ヤクルトは序盤で大勢が決し、3連敗を喫した。先発星が2回途中6失点で降板。制球がつかずに6四球と試合を作れなかった。 大量点差を追う打線も広岡、青木の2ラン2発で4点を返したが、適時打はなし。好機での一打が遠かった。小川監督は「今日の星のデキでは厳しかった。今日は全然ダメ。球威もなければ、制球もなかった」と右腕の不調を嘆いた。

◆巨人は1回に坂本勇のソロ、ゲレーロの2点適時二塁打で3点先制。2回は岡本の2点適時二塁打などで3点、3回は1点を追加。 巨人は5回に亀井の11号ソロで追加点を挙げた。先発桜井は6回6安打2失点で降板。ヤクルトは4回以降無得点が続いた。 ヤクルトは7回、青木の15号2ランで反撃も、巨人が継投でしのいで逃げ切り勝ち。桜井が6勝目を挙げた。ヤクルト星は1敗。

◆巨人亀井善行外野手が復活を印象づけた。5回1死、ヤクルト平井の148キロ直球を左翼席最前列へと放り込んだ。9日の代打サヨナラ犠飛よりもかっ飛ばし、11号ソロで貴重な中押し点をもぎ取った。 8日の中日戦で右足に自打球を当てた影響は残るも「僕だけ休ませてもらうわけにはいかない」と先発復帰。原監督も「かなりの強行出場だと思う。でも本人がいけるという言葉1つでね、結果も出している」とたたえた。

◆巨人坂本勇人内野手(30)が、10年にマークした自己最多に並ぶ31号決勝ソロでチームを3連勝に導いた。2戦連続で試合前練習を"別メニュー調整"した主将が、2戦連続弾で打線をけん引。打線の火付け役を担い、ヤクルトをねじ伏せた。首位独走から後半戦の失速で大混戦と化したペナントレース。主将が勝負どころで別格の存在感を示した。坂本勇が悠然と周回した。1回1死。ヤクルト星の外角直球を捉え、押し込んだ。あごを引き、一拍置いて、打球の行方を確認。右中間席前列に自己最多タイの31号先制ソロを放り込んだ。前夜の大逆転サヨナラ勝ちの勢いを継続させる1発に「狙い打ちです」としてやったり。30号の大台到達から間髪入れず、2戦連続アーチを描いてみせた。 秘密の? "コソ練"が好結果をもたらしているのか。2日続けて試合前の練習でグラウンドには姿を見せず、バックヤードにこもった。練習の詳細については「1000スイングぐらいやって、走り回ってます」とニヤリ。原監督も「自分のコンディショニングは自分でよく知ってる人ですから、その辺のところはしっかり任せています」とした上で「裏でガンガン打ってる。小さな鳥かごの中でね」と明かした。 プロ13年目、31歳を迎える。老け込むにはまだまだ早いが「20代のころとは体も違いますし、その辺の意識は年々変わっています」。わずかな行動が習慣として染みついてきた。 5月中旬の名古屋遠征中に夕食に出かけた。栄養バランスを意識した和食系のメニューで胃袋を満たすと、帰り道でホテル到着前にタクシーを降りた。「少し歩きたいなと思ったので。体を動かさないと固まっちゃいますから」と名古屋城のお堀周辺を約15分間、散歩してから帰路についた。 遊撃手としてセンターラインの中枢を担い、体力の消耗は計り知れない。開幕から全103試合に出場。主将として攻守でチームをけん引し続けている。首位を守るも、苦境に立たされたチームを7カードぶりの勝ち越し、後半戦初の3連勝で再浮上させた。打線も息を吹き返し「なかなか継続できるものじゃないけど、みんなでカバーし合いながらやっていきたい」。大混戦を恐れることなく王道を突き進む。【為田聡史】

◆巨人岡本和真内野手が前夜からの波に乗った。2回2死満塁、ヤクルト星の144キロ直球を仕留め、左中間フェンス直撃の2点適時二塁打。9日には大逆転に導く2本塁打を放つなど、直近3試合で8打点と勢いが出てきた。 4番の役割を示したが「いい感じで打てました。バッティングなんで、ずっといいわけではない。コントロールしたいと思う」と引き締めた。

◆巨人原辰徳監督(61)が、勝利の方程式を担うブルペンの柱、クローザー中川とデラロサをベンチから外し、7カードぶりの勝ち越しを決めた。 9連戦の5試合目で、前日のナイターからデーゲームに移るタイミング。中川は3連投、デラロサは2連投中と登板が重んでいた。指揮官は「いると使いたくなるもんですから、もういないでくれと。完全に今日は明日のための備えという判断」と休養を優先させた。 目先の勝利だけではなく、シーズン全体を考えた総合的な判断。先発桜井が6回2失点で降板すると、田口-高木-沢村の臨時方程式で逃げ切った。代役"クローザー"の沢村は1回2三振で3者凡退に抑えた。他の救援陣に責任感を持たせる意味合いについても、指揮官は「絶対にそう」と底上げを促す。決断の根底には、チーム全員で戦う原巨人の指針がある。 中川は今季50試合に登板して4勝15セーブ、新外国人のデラロサは後半戦デビューから11試合で1勝1セーブと安定感を誇る。12日からは5勝11敗と苦しむ宿敵広島との敵地3連戦が控える。宮本投手総合コーチは「まだ大事な広島戦も残っている。今後プレッシャーがかかるところがくる」と2人を最善の状態で送り出したい考え。有事に備え、前日に先発した今村をブルペン待機させた。クローザー不在の状況に、打線も3回まで7点を奪う先制攻撃で強力援護。身も心も休ませながら、貴重な白星をつかんだ。【前田祐輔】

◆巨人桜井俊貴投手が反省の6勝目を挙げた。2回までに6点の大量援護。しかし、3回に投手星にストレートの四球を与え、続く広岡に2ランを浴びた。以降は安打を打たれながらも、本塁は踏ませない粘りの投球。6回2失点と踏ん張った。 「中継ぎの負担を減らしたいと思い、気持ちだけで投げました。反省点はいっぱい出た」と振り返った。次回は中5日で16日の阪神戦(東京ドーム)に先発予定。今村が登録抹消される。

◆巨人・坂本勇人内野手(30)が10日、ヤクルト戦(東京ドーム)の一回に2試合連発となる右中間席へ31号ソロを放ち、2010年の自己最多本塁打数に並んだ。  0-0の一回1死での第1打席。ヤクルト・星の初球、外角低めへの147キロを逆らわずに右中間席へ運んだ。ゆっくりとダイヤモンドを1周した主将は「狙い打ちです」とコメントした。  この日はレギュラーシーズンのチーム103試合目。故障さえなければ、今季中に自己最多本数を更新することは確実だ。さらに、現在セ・リーグ1位(2位はDeNA・ソトの29本、試合前時点)を快走しており、自身初の本塁打王のタイトルも狙える位置にいる。

◆巨人・亀井善行外野手(37)が10日、ヤクルト戦(東京ドーム)の五回に左翼席へ11号ソロを運んだ。  5点リードで迎えた五回1死、代わったばかりのヤクルト・平井の高めへの147キロ直球を捉えた。打球は高く舞い上がり、左翼へ伸びた。場内には観客の驚いたような歓声が広がり、左翼席最前列へポトリ。本人も「入ると思わなかったが、逆方向にいい感触で打てた。風かな」と笑ったが、7月20日の広島戦(マツダ)以来のアーチをマークした。  8日の中日戦(ナゴヤドーム)の第1打席で両足に自打球を当て、五回に途中交代。前日9日はスタメンから外れたが、延長十回に代打でサヨナラ犠飛を放って、7点差をひっくり返す歴史的勝利を演出。この日は「1番・右翼」で先発復帰し、結果を出した。

◆10日のヤクルト戦(東京ドーム)に先発した巨人・桜井俊貴投手(25)は、6回107球6安打2失点でリリーフ陣にバトンをつないだ。  前回4日のDeNA戦(横浜)から「中5日」での先発マウンド。二回までに6点の大量リードを背にヤクルト打線に対したが三回には広岡に2ラン被弾。100球を超えた六回には山田の左前打を契機に1死一、二塁のピンチを作ったが、粘り強い投球で村上を遊飛、西田を遊ゴロにとり息をついた。  チームは前夜まで2試合連続で延長戦の激闘を戦った。デーゲームのこの日は勝ちパターンの柱である中川、デラロサが休養のためベンチ外。厳しい日程が続くなか、4年目右腕が何とか意地を見せた。

◆ヤクルトは10日、巨人19回戦(東京ドーム)に4-8で敗れた。今季初先発した星が二回途中5安打6失点と乱調で、チームは3連敗を喫した。  前夜は最大7点差を逆転された。二回の守備から捕手を中村から西田に交代して目先を変えたが、巨人打線の勢いを止められなかった。  小川監督は「今日の星の出来では厳しかった。全然、駄目だった。今日のような投球では、結果としてああなっても仕方がない」と険しい表情を浮かべた。

◆ヤクルト・青木宣親外野手が10日、巨人19回戦(東京ドーム)で15号2ランを放った。  七回2死一塁から田口の初球のスライダーを右越えに運び、「つなぐ気持ちで打席に入った。甘く来た球をミスショットすることなく、自分のスイングができた」とうなずいた。前日9日には左前腕に死球を受けたが、影響は感じさせず。「その日の試合を勝つことしかない」と前を向いた。

◆巨人の桜井が先発して6回2失点と踏ん張り、6勝目を挙げた。三回1死一塁でバレンティンを遊ゴロ併殺打に仕留めるなど要所を締め「1勝ずつ積み重ねて(目標の)2桁勝利にいければいい。あまり先は見ずにいきたい」と落ち着いた表情で話した。  8、9日と2試合連続で延長戦となったこともあり、ベンチ入りメンバーからデラロサと中川をあえて外して臨んだ一戦だった。原監督は「いると使いたくなる。いないでくれと」と連投の疲労を考慮した措置だと説明。勝ちパターンの救援投手を温存しながらつかんだ勝利だった。

◆先発の桜井が6回6安打2失点で6勝目(2敗)を挙げた。大量リードに助けられ、「とにかく3人を警戒していた」という山田哲、バレンティン、村上を封じた。2試合連続の延長戦から一夜明け、この日は『勝利の方程式』の中川とデラロサが休養のためにベンチ外。「中継ぎの方の負担を減らしたいという気持ちだけで投げた」と粘った。次回も中5日の登板間隔で16日の阪神戦に先発予定だ。

◆岡本が3点リードの二回2死満塁で中堅フェンス直撃の2点二塁打。ヤクルト先発・星の直球を仕留め、「いい感じで打てたと思います。守りに入らないように攻めていきたいなと思っている」と白い歯をこぼした。前日9日は2本塁打を放ち、大逆転劇の立役者となった23歳の若き主砲は、「ずっといいというわけじゃないが、何とか打ちたいなと思います」と自覚を示した。

◆セ・リーグ首位の巨人は10日、ヤクルト19回戦(東京ドーム)に8-4で勝ち、7カードぶりの勝ち越しを決めた。坂本勇人内野手(30)が一回、右中間席に2戦連発となる先制の31号ソロを放ち、打線に火を付けた。疲労を考慮した原監督流の"働き方改革"で体調も万全。本塁打数が21歳だった2010年の自己最多に早くも並んだ。  坂本勇は、開催中の甲子園大会で勝ち上がっている母校・八戸学院光星(青森)の後輩たちからも元気をもらっている。大会前には自身のイニシャルがプリントされたTシャツを、ベンチ外の部員にも手渡るよう100枚以上贈った。6日の開幕試合で誉(愛知)に勝った母校に「甲子園に出るだけでもすごいこと。ましてや開幕戦のグラウンドには2チームしか立てない。勝ってよかった」と笑みを浮かべる。

◆序盤の失点が重くのしかかった。二回までに6失点し、小川監督は「今日の星の出来では厳しかった。全然、駄目だった。今日のような投球では、結果としてああなっても仕方がない」と険しい表情を浮かべた。  今季初先発したプロ3年目の星が、二回途中まで5安打6失点と誤算だった。一回1死から坂本勇に逆球を本塁打され、持ち味の大胆さが失われた。6四球と制球に苦しんだ右腕は「もっと厳しいところに投げないといけないと思い、苦しくしてしまった」と反省した。  前夜は最大7点差を逆転された。二回の守備から捕手を中村から西田に交代して目先を変えたが、巨人打線の勢いを止められなかった。3連敗を喫し、借金は今季ワーストタイの22に増えた。 (長崎右)

◆セ・リーグ首位の巨人は10日、ヤクルト19回戦(東京ドーム)に8-4で勝ち、7カードぶりの勝ち越しを決めた。坂本勇人内野手(30)が一回、右中間席に2戦連発となる先制の31号ソロを放ち、打線に火を付けた。疲労を考慮した原監督流の"働き方改革"で体調も万全。本塁打数が21歳だった2010年の自己最多に早くも並んだ。チームは1分けを挟む3連勝で2位・DeNAとの1ゲーム差を維持し、3位・広島に2・5ゲーム差をつけた。  技あり、力あり。一回の第1打席。坂本勇は外角低めの直球に体をいっぱいに使い、右中間席へ運んだ。美しくも豪快なスイングで、連夜の大量点の呼び水となった。  「打線がなかなか打てていなかったけど、この2試合はいい形でつなぎながら長打も出ている。打撃はそんな簡単に継続できるものじゃないけど、カバーし合いながら点が入っていけばいいじゃないですか」  前夜は0-7からの大逆転劇を演じた巨人。その反撃の口火も坂本勇の本塁打が切った。2戦連発の31号ソロは、21歳だった2010年にマークした自己最多本数に103試合目で並ぶ数字。「更新できるように頑張ります」と、端正な顔を笑みで満たした。  これでシーズン換算43本ペース。球団では2010年の阿部慎之助(44本)、ラミレス(49本)以来、生え抜きの右打者では初の40本超えが現実味を帯びてきた。  自己最多となる「130」ペースの三振数(現在94)が示す通り、今季は強く振る意識がアーチ量産につながっている。31本はリーグトップ。初の本塁打王のタイトル獲得への期待も高まる。  異例の"働き方改革"を好結果につなげた。この日は真夏の9連戦の5試合目。この2日間、原監督の配慮から、グラウンドでの練習を免除されている。負担の大きい遊撃を守りながら12年連続100試合出場もクリアした主将は「(ベンチ裏で)1000スイングぐらいして走り回っている」とおどけたが、軽い練習と入念なマッサージで備え、期待に応えた。  新たに加わったルーティンにも時間を使えた。6月の交流戦終盤、東京ドーム内の一室に"秘密兵器"が導入された。イチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐)も取り組んだ柔軟性や関節の可動域の拡大、疲労回復などに効果が高いとされる「初動負荷トレーニング」の機器だ。  坂本勇は1月の沖縄自主トレーニング中、同時期に那覇にいた山口に誘われて体験。効果を実感し「長く現役を続けられたイチローさんもやっていた。けがの防止につながるはず」と球団に導入を進言した。本拠地では試合前だけでなく、五回終了時にも行う。  導入後は、腰痛などの影響による交流戦の不振(打率・183)から脱し、体の状態も安定した。新しいものを積極的に取り入れる姿勢と行動力が心身を支えている。  「昨日の勢いがしっかりと出たのは大きい」と原監督。30歳を迎えてなお進化する主将とともに、チームは5年ぶりのリーグVに突き進む。 (谷川直之) 五回に本拠地・東京ドームで左越えに11号ソロを放った巨人・亀井 「入ると思わなかったが逆方向にいい感触で打てたね。風かな...」 一回に2点二塁打を放つなど3安打3打点の巨人・ゲレーロ 「結果を意識することなく、相手の失投を探して自分のスイングをするだけです」

◆巨人の先発の桜井俊貴投手(25)が6回6安打2失点で6勝目(2敗)を挙げた。大量リードに助けられヤクルトの山田哲、バレンティン、村上を封じた。次回も中5日の登板間隔で16日の阪神戦に先発予定。  元巨人監督の堀内恒夫氏(71)は11日、ブログで「桜井はさ 俺からすると勝たなきゃいけない 勝たなきゃいけない その気持ちがピッチングからすんごく伝わってくるのよ」と指摘。「だから余計にグラグラする。でも、よく粘ってくれた」と評価する一方で、「粘ってくれていたからこそもう1回投げてほしかったなぁ。点差もあるんだしね。そうすれば中継ぎの負担も少しは減るんだろうと思うけどね」と奮起を促した。

◆ヤクルトは序盤の失点が重くのしかかった。今季初先発したプロ3年目の星が、二回途中まで5安打6失点と誤算だった。一回1死から坂本勇に逆球を本塁打され、持ち味の大胆さが失われた。3連敗を喫し、借金は今季ワーストタイの22に増えた。  元巨人監督の堀内恒夫氏(71)は11日、ブログで「ヤクルトには20本以上ホームランを打つバッターが3人もいて しかも青木くんという3割バッターもいる。投げる方からしたら怖いよね。でも冷静に考えればこれで最下位はおかしいだろう」と不思議がり、「ここ2試合を観てすごく感じたのは ヤクルトの各バッターが自分勝手に打ってる、ということ」と指摘した。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
56452 0.554
(↑0.004)
-
(-)
40497
(+8)
423
(+4)
134
(+2)
59
(-)
0.263
(↑0.001
3.830
(-)
2
(-)
DeNA
56473 0.544
(↑0.005)
1
(-)
37445
(+5)
415
(+4)
118
(+2)
31
(-)
0.249
(-)
3.590
(↓0.01)
3
(-)
広島
55493 0.529
(↓0.005)
2.5
(↓1)
36452
(+5)
426
(+6)
107
(-)
65
(+1)
0.253
(-)
3.410
(↓0.03)
4
(-)
阪神
48535 0.475
(↑0.005)
8
(-)
37390
(+6)
454
(+5)
72
(+1)
70
(-)
0.250
(↑0.001)
3.650
(↓0.01)
5
(-)
中日
46571 0.447
(↓0.004)
11
(↓1)
39398
(+4)
422
(+5)
68
(+2)
51
(-)
0.261
(↑0.001)
3.970
(-)
6
(-)
ヤクルト
41632 0.394
(↓0.004)
16.5
(↓1)
37473
(+4)
542
(+8)
121
(+2)
42
(-)
0.241
(-)
4.640
(↓0.03)