西武(☆5対2★)ソフトバンク =リーグ戦15回戦(2019.07.30)・メットライフドーム=
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ソフトバンク
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西武
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勝利投手:今井 達也(6勝8敗0S)
(セーブ:増田 達至(3勝1敗14S))
敗戦投手:高橋 礼(9勝3敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】松田 宣浩(23号・6回表ソロ)

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◆西武は1点を先制された直後の4回裏、森と栗山の適時打などで3点を奪い、逆転に成功する。3-2で迎えた7回には、相手失策の間に2点を挙げ、リードを広げた。投げては、先発・今井が6回2失点の好投で今季6勝目。敗れたソフトバンクは、打線がつながりを欠き痛い敗戦を喫した。

◆前日まで打率、得点圏打率ともにリーグトップの西武森友哉が、チームの天敵、ソフトバンク高橋から適時打を放った。 1点を追う4回1死二塁、今季ここまで0勝4敗、防御率2・25と抑え込まれているサブマリンのシンカーを中前にポトリ。「うまく拾って打つことができました。(先発)今井が頑張っているし、早めに追いつきたいと思っていたので」と話した。

◆序盤は投手戦。西武先発今井が3回まで1安打無失点。ソフトバンク先発の高橋礼も3回までリズムよく無安打無失点に封じる。 ソフトバンクは4回、長谷川勇の二ゴロの間に1点を先制。西武はその裏、森、栗山の適時打などで3点を奪って逆転した。 西武は7回に敵失で2点を追加。7回から継投で逃げ切り、先発今井が自己最多の6勝目を挙げた。ソフトバンク高橋礼は3敗目。

◆西武が天敵攻略で3位をキープした。ここまで4勝を献上し、防御率2・25と抑え込まれていたソフトバンク高橋礼に対して4回、四球に3連打を絡めて3点を挙げて逆転。 勝ち越し打を放った栗山は「チャンスがありそうでないピッチャー。初球から打ちに行こうと思っていた。あの打席は集中できました」とホッとした表情で話した。

◆西武キラーのソフトバンク高橋礼投手(23)が6回3失点で3敗目を喫し、初の2桁勝利はお預けになった。 今季、試合前まで対西武は4戦4勝。そのお得意様に4回につかまった。先頭外崎を四球で出し、1死二塁から森には地面スレスレのシンカーを右手1本で中前にはじき返される先制適時打。「投げきったが、直球とシンカーだけでは苦しい」と反省した。 ファーストストライクから積極的に振ってくる西武打線に対し「安易にストライクを取りに行った」。3失点は対西武今季最多。開幕からローテーションを守る疲れからか、7月の防御率は4・63。だが「今日は直球も変化球も手応えがあった」と再び上向きだ。 4番デスパイネが体調不良で1打席で交代。左翼長谷川勇は右足首、遊撃今宮は左太もも裏に不安を抱え途中交代。この日は7回に今宮と代わった川瀬が痛恨の2点適時失策。若手中心で終盤の打線は迫力が減ってしまう。工藤監督は「(失策は)いい糧にして成長してほしい。暑い中、1球1球集中力を切らさずにやっていきましょう」と前を向いた。ロード9試合を黒星スタート。2位日本ハムも敗れ、ゲーム差は1・5差のままだが、3位西武とは4差。混戦になりつつある。【石橋隆雄】 ▽ソフトバンク松田宣(6回に23号ソロ)「打ったのはチェンジアップ。自分のスイングで打つことができた」 ▽ソフトバンク川瀬(7回に適時失策)「1バウンド目が高かったので、待ったらセーフになると思い、思い切って突っ込んだが捕れる形になっていなかった」

◆ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手(33)が30日、体調不良のため西武15回戦(メットライフドーム)の4回の第2打席で代打を送られて退いた。 工藤公康監督は「体調不良ということだったので、やめておこうと。フラフラするということだった」と説明。試合前の練習から、熱中症のような症状が見られていたという。病院には行かず試合中にチーム宿舎に戻り静養した。今後の出場は状態を見て判断する。

◆西武は30日、ソフトバンクと対戦(メットライフ)。四回、内野ゴロの間に先制を許したが、その裏、1死二塁から森が「うまく拾って打つことができました」と、低めの球をすくい上げる技ありの中前適時打で同点。  なお、1死二、三塁から栗山が右前適時打。勝ち越しとなる一打に栗山は「今井が頑張って投げている中、チャンスで回してもらったので何とかしたかった」とコメント。この回、さらに1点を追加し、3-1とした。

◆西武・今井達也投手(21)が30日、ソフトバンク15回戦(メットライフ)に先発。六回、松田に23号ソロを浴びたが、6回3安打2失点。勝ち投手の権利を持って降板した。  右腕は「先制を許してしまいましたが、何とか失点を少なく抑えられたと思います。味方が点を取ってくれた後に大崩れしなかったところは前回、前々回よりもよかったです。ただ、5回くらいからまっすぐや変化球の精度が悪くなったことが反省点です」とコメントした。

◆西武の栗山が10日ぶりの安打となる適時打を放った。四回、1-1に追い付き、なお1死二、三塁の好機で高橋礼の初球の速球を積極的にスイング。鋭く一、二塁間を破って勝ち越し打とし「チャンスで回してもらったので何とかしたかった。走者をかえせて良かった」と胸をなで下ろした。  苦手の高橋礼に今季5度目の対戦で初めて黒星を付けた。首位ソフトバンクとの3連戦初戦を制し「一つずつ勝っていって、優勝争いにしっかり加わりたい」と力を込めた。 辻監督(今井に) 「踏ん張れたのは今井にとって良かった。次回からの投球に期待したい」 森(四回に適時打) 「うまく拾って打つことができた」

◆ソフトバンクのデスパイネが体調不良で途中交代した。「4番・指名打者」で先発したが二回に空振り三振に倒れると、四回の第2打席で代打を送られた。猛暑にさらされた試合前練習から症状があったという。主砲を早々に失った打線は散発の5安打で2得点にとどまった。  工藤監督は「何となくふらふらする」と症状について説明し、31日の出場については「大丈夫だとは思うけど、トレーナーの報告を聞いて判断したい」と心配そうに話した。 工藤監督(七回に2失策が絡んで2点を失い) 「エラーをすることはある。いい糧にして成長していってほしい」 松田宣(23号ソロ) 「自分のスイングで打つことができた」

◆高橋礼は6回3安打ながら、3失点で3敗目。今季4戦全勝だった西武戦で初めて白星を逃した。1点を先制した直後の四回に3連打などで3点を失ったが、安打を許したのはこの回だけ。初の2桁勝利を目前に足踏みとなり、「調子は悪くなかった。もう少し粘ることができれば違う展開になっていたかもしれないので、とても悔しい」と自らを責めた。

◆西武は30日、首位・ソフトバンクとの15回戦(メットライフ)に5-2で勝ち、2連勝でゲーム差を「4」に縮めた。先発の今井達也投手(21)が6回3安打2失点の好投で、昨季の自己最多を上回る6勝目(8敗)を挙げた。今夏の甲子園大会に出場する49代表が出そろったこの日、2016年夏に栃木・作新学院高を日本一に導いた右腕が存在感を示した。  夏本番、高校野球の季節。3年前に聖地を沸かせた今井が、首位猛追への号砲を鳴らした。  「最低限の仕事ができた。ビッグイニングをつくられなくてよかった」  かつての甲子園V腕が、ソフトバンクを相手に6回3安打2失点にまとめ、6月18日以来の白星。昨季の自己最多を超える6勝目を挙げ、安堵(あんど)の言葉を口にした。  通常より短い中5日での登板だったが、序盤から最速153キロの直球で押し、三回まで1安打。五回2死二塁のピンチでは、今季2本塁打を浴びている今宮をスライダーで遊ゴロに仕留めた。  栃木大会で9連覇を果たし、全国切符を手にした母校・作新学院高の頑張りが、大きな刺激となった。時間が合わず、後輩の試合はほとんど見られなかったが「甲子園に入る前に差し入れしたい」と笑みを浮かべる。  自身は高校時代、2年時まで4番手投手。そこから3年夏にエースにのし上がり、日本一へと駆け上がった。当時は登校後に課せられていた「朝読書」が苦手だったが、栄養学の本を読みあさって知識を身につけた。現在も「消化が遅いので」と登板前日に肉類を口にすることはない。  7月9日に最大8・5あった首位・ソフトバンクとのゲーム差は4に縮まった。「先発で一番若いので一番頑張らないといけない」と今井。逆転Vへ、21歳が懸命に腕を振る。 (花里雄太) ★西武・今井達也の甲子園優勝VTR  2016年夏の甲子園に作新学院(栃木)のエースとして出場。初戦(2回戦)の尽誠学園(香川)戦で初登板し、最速151キロの直球を軸に13奪三振で5安打完封。決勝の北海(南北海道)戦では9回7安打1失点で完投勝利を飾るなど、全5試合に登板し、計41回、616球を投げて作新学院を1962年以来、54年ぶり2度目の優勝に導いた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
52414 0.559
(↓0.006)
-
(-)
46403
(+2)
374
(+5)
132
(+1)
83
(-)
0.249
(↓0.001)
3.500
(-)
2
(-)
日本ハム
50424 0.543
(↓0.006)
1.5
(-)
47418
(-)
391
(+2)
68
(-)
40
(-)
0.257
(↓0.002)
3.780
(↑0.02)
3
(-)
西武
48451 0.516
(↑0.005)
4
(↑1)
49487
(+5)
460
(+2)
109
(-)
103
(+4)
0.259
(-)
4.330
(↑0.02)
4
(-)
楽天
47452 0.511
(↑0.006)
4.5
(↑1)
49411
(+2)
393
(-)
96
(+1)
33
(-)
0.251
(↓0.001)
3.960
(↑0.05)
5
(-)
ロッテ
45472 0.489
(↑0.005)
6.5
(↑1)
49428
(+4)
415
(+1)
116
(+1)
59
(+1)
0.246
(-)
4.060
(↑0.03)
6
(-)
ORIX
40505 0.444
(↓0.005)
10.5
(-)
48329
(+1)
416
(+4)
65
(-)
86
(-)
0.232
(↓0.002)
3.940
(-)