1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
広島 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 7 | 0 | 3 |
ヤクルト | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 | 0 | 0 |
勝利投手:床田 寛樹(6勝5敗0S) (セーブ:フランスア(6勝3敗5S)) 敗戦投手:小川 泰弘(3勝9敗0S) 本塁打 |
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◆広島が8連勝。広島は初回、西川と鈴木のソロで2点を先制する。その後同点とされるも、6回表にバティスタがソロを放ち、勝ち越しに成功した。投げては、先発・床田が6回2失点の好投で今季6勝目。敗れたヤクルトは、打線が4回以降1安打と振るわなかった。
◆広島西川龍馬内野手(24)が先頭打者弾となる先制の8号ソロを放った。 ヤクルト先発小川の初球。外角高め直球を逆方向の左翼スタンドに運んだ。21日巨人戦で桜井、24日中日戦で山本から放ったのに続き、ここ6試合で3本目の先頭打者アーチ。「積極的に打ちにいきました。風にも乗ってくれましたね。初回にいい先制点になってよかったです」と話した。
◆広島は初回、西川の先頭打者弾、鈴木のソロでリードを奪った。ヤクルトも初回に村上の犠飛、3回に再び村上の適時二塁打で同点。 広島は6回にバティスタの24号ソロで勝ち越した。先発床田も中盤の4~6回はヤクルト打線の反撃を封じ込んだ。 広島は逃げ切り、8連勝で首位巨人と5ゲーム差に縮めた。敗れたヤクルトは2カードぶりの負け越しで借金がワーストタイの18。 広島床田が6勝目、フランスアが5セーブ、ヤクルト小川が9敗目。
◆広島床田寛樹投手がようやく勝利の女神を振り向かせた。6回5安打2失点で8試合ぶりの6勝目。低めを丁寧に突き、4回以降は1安打。1点差の9回は、ベンチから祈るような視線を送った。「やっぱりうれしい。考えないようにしていたけど、勝ちたいな、勝ちたいなと思っていた。野手の方が助けてくれて、リリーフが抑えてくれたので勝つことができた」。久しぶりに笑顔をはじけさせた。 5月24日巨人戦で5勝目を挙げた後、勝ち星から遠ざかった。リリーフが打たれて勝ちが消えたのが3試合。6月20日ロッテ戦は6点のリードを救援陣が追いつかれた。それでも絶対に人のせいにせず、毎試合出てくる反省点をつぶすことに神経を使ってきた。 左肘のトミージョン手術から復活して1年目。先発ローテを守るのは初めてだ。「1カ月がんばろう、それができればまた、次の1カ月がんばろうと思ってやってきた」。無頓着だった自らの体のことも考えるようになった。7月初旬の名古屋遠征で、初めてプロテインやアミノ酸を購入。水分補給にも気を配る。「気持ち、楽になっている気がします」と笑う。 打ちまくった翌日は1点差逃げ切りで8連勝。首位巨人とのゲーム差を「5」にまで縮めた。流れは確かに広島にきている。【村野森】
◆ヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手は球団新となる6試合連続本塁打を果たせなかった。1点を追う6回は真ん中のスライダーを強振し、右翼フェンス手前まで運んだが1歩届かず。 「ミスショットだった。もう少し、角度がつけば結果は違った」。チームも連敗で借金は今季ワーストタイの18。主砲は「また明日、新たな気持ちで。ホームランは個人的にうれしいが、今はチームの勝利が大事だ」と話した。
◆広島が1点差の接戦を取り、8連勝とした。床田寛樹投手(24)が6回5安打2失点と好投し、救援陣が無失点リレー。西川、鈴木、バティスタのソロアーチ3発で奪った3点を守りきった。緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。 -床田にようやく勝ちがついた 緒方監督 そうやね。何勝目? 6勝目? 本当だったら10近く勝っていてもおかしくない内容のピッチングをしてくれていた。代わってから点を取られたり...。トコに勝ち星がついて本当によかった。内容がいいということもあるけど、この数字が彼の自信になっていくからね。昨日の(大瀬良)大地、今日の床田に、1勝というのは非常に大きい。後半は僅差でしびれる場面が続いたけど、(8回)キクの何げないバレンティンのワンプレーは大きかったし、後ろのピッチャー陣もしっかりと、プレッシャーがかかる中、踏ん張って投げてくれた。本当にこういう接戦で、勝ちがまた1つ続けて伸びてね、チームとしてももう1つ、あした、全員の力で。
◆広島が19日巨人戦から8連勝となり、8連勝以上は4月17~27日8連勝、5月11~25日11連勝に次いで今季3度目。 1シーズンに8連勝以上を3度記録したのは16年ソフトバンク以来で、セ・リーグでは11連勝と8連勝2度の99年中日以来、20年ぶり8度目。広島は初めてになる。セ・リーグで8連勝以上を3度記録した過去7チームはすべて優勝しているが、6月28日~7月10日に11連敗してしまった今季の広島はどうか。
◆ヤクルトの小川は7回をソロ本塁打3本による3失点にまとめたものの、打線とかみ合わず、9敗目を喫した。力投は見せたが「勝ち切れなかったのは反省。次につなげないといけない」と悔しさをにじませた。 一回には先頭打者の西川と鈴木にともに直球を打たれた。2-2の六回はバティスタに低めのスライダーを左翼席に運ばれた。田畑投手コーチは「9敗するような投手の内容ではない。でも、接戦を勝ち切れるようにしてほしい」とエースの奮起を期待した。
◆広島はソロ本塁打3発で勝利を呼んだ。西川の球団記録に並ぶ月間3本目の初回先頭打者アーチで先制。小川の初球を捉えて攻撃を勢いづけ「勝っているので、それが何より」と喜んだ。 一回2死からは鈴木も内寄りの直球を「うまく対応して、捉えることができた」と左越えに22号を運んだ。三回に追い付かれたが、六回にはバティスタが勝ち越しの24号を左翼席へ。後半戦に入って6本塁打目と乗っているスラッガーは「チームを助けるのが自分の仕事」と誇らしげに言った。
◆ヤクルト・村上宗隆内野手(19)が敗戦の中で孤軍奮闘。一回に左犠飛、三回に左中間適時二塁打を放って2打点。シーズン69打点とし、巨人・坂本勇と並んでリーグトップに立った。 「(三回は)内角の球を強引にいかず、コンパクトに打つことができました」 チームはこの2点に終わり、7回3失点と粘った小川を援護できず。2連敗で借金は今季ワーストタイの18となった。 ストライク判定に戸惑いの表情を浮かべる選手がいる中で、小川監督は「横(ベンチ)から見ていたが、明らかに(ストライクゾーンが)広かった。ジャッジはどうすることもできないが...」と語った。 「また明日、きょうのことは忘れてチームに貢献したい」と村上。バットから快音を響かせて勝利に貢献する。 (横山尚杜) 7回3失点と粘投したが、9敗目のヤクルト・小川 「反省はしないといけないが、悲観する内容ではない」
◆投打の歯車がかみ合った。広島・床田寛樹投手(24)が6回2失点にまとめ、5月24日以来の6勝目。チームを8連勝に導いた。 「勝つ、っていいなと思います」 先発左腕は心底からの喜びを口にした。球の走りはいまひとつだったが、変化球を散らした。一回に1点を返され、なお2死満塁で太田を二飛。三回も追い付かれた後の2死二塁で中村を左飛に仕留め、傷口を最小限にとどめた。 好投しても援護に恵まれず白星が遠かったが、この日はソロ3本での3得点を守り切った。「狙ったところに投げられた」と制球力で勝負し、結果につなげた。 ちょうど2年前、ルーキーイヤーの7月27日に左肘関節の手術を受けた。昨夏を振り返り「ファームで1イニングを投げて、また6日空けていた」と自嘲交じりに笑った。少し苦しい時期があろうとも、1軍で何の制限もなく腕を振れる今が何より充実している。 チームは4月に8連勝、5月に11連勝を飾っており、またも大型連勝に突入中。8連勝の直前に12あった巨人とのゲーム差は5まで縮まった。緒方監督は「10勝近く勝っていてもおかしくない内容の投球を続けていた」と床田をたたえ、3年目左腕は「しっかりと試合をつくりたい」と意気揚々と次を見据えた。 床田の投球を受けた広島・会沢 「ストレートが良くなかったので、見せ球に使った」
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
51 | 39 | 1 | 0.567 (↓0.006) | - (-) |
52 | 430 (+2) | 365 (+3) | 117 (+1) | 56 (+2) |
0.264 (↓0.001) | 3.730 (↑0.02) |
2 (-) |
DeNA |
48 | 43 | 3 | 0.527 (↑0.005) | 3.5 (↑1) |
49 | 394 (+12) | 371 (+3) | 108 (-) | 28 (-) |
0.248 (↑0.002) | 3.590 (-) |
3 (-) |
広島 |
47 | 45 | 3 | 0.511 (↑0.006) | 5 (↑1) |
48 | 378 (+3) | 380 (+2) | 93 (+3) | 54 (-) |
0.248 (-) | 3.440 (↑0.02) |
4 (-) |
阪神 |
43 | 46 | 5 | 0.483 (↑0.006) | 7.5 (↑1) |
49 | 344 (+3) | 375 (+2) | 62 (+1) | 63 (-) |
0.247 (↓0.002) | 3.400 (↑0.02) |
5 (-) |
中日 |
41 | 51 | 0 | 0.446 (↓0.005) | 11 (-) |
51 | 348 (+3) | 366 (+12) | 54 (-) | 47 (-) |
0.259 (↑0.001) | 3.900 (↓0.09) |
6 (-) |
ヤクルト |
37 | 55 | 2 | 0.402 (↓0.005) | 15 (-) |
49 | 413 (+2) | 477 (+3) | 100 (-) | 38 (+1) |
0.239 (↓0.001) | 4.630 (↑0.02) |
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