西武(★6対10☆)日本ハム =リーグ戦17回戦(2019.07.27)・メットライフドーム=
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日本ハム
000060211101610
西武
20201000161326
勝利投手:北浦 竜次(1勝0敗0S)
敗戦投手:多和田 真三郎(1勝5敗0S)

本塁打
【西武】秋山 翔吾(14号・1回裏ソロ),外崎 修汰(16号・1回裏ソロ),森 友哉(9号・3回裏ソロ),中村 剛也(20号・3回裏ソロ),森 友哉(10号・5回裏ソロ),森 友哉(11号・9回裏ソロ)

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◆日本ハムは4点を追う5回表、石井の2点適時打などで一挙6点を挙げ、逆転に成功する。6-5となって迎えた7回には、西川の2点適時打でリードを広げた。投げては、2番手・北浦がプロ初勝利。敗れた西武は、打線が森の3発を含む6本塁打を放つも、空砲に終わった。

◆西武が秋山の先頭打者本塁打で先制。さらに外崎が16号ソロで追加点。3回には森と中村がそれぞれソロアーチで突き放した。 4点を追う日本ハムは5回、大田の2点適時打など打者一巡で6点奪い逆転。西武はその裏、森が2本目の本塁打で1点返す。 日本ハムは7回に西川の2点適時打で追加点を挙げ勝利。4連勝を収めた。西武は1発攻勢実らず、2連敗を喫した。日本ハム北浦が初白星。西武多和田は5敗目。

◆西武がソロ6発を放ちながら、逆転負けを喫した。 1番秋山が自身20回目の先頭打者本塁打で先制。「積極的に思い切っていきました」と号砲を放つと、3番外崎がバックスクリーンへ運び「とにかく勝ちたい!」と追加点を挙げた。秋山が先頭打者弾を打てば、チームは17連勝中だった。吉兆弾に打線も呼応する。3回には5番森が9号、さらに中村が4試合連続弾となる20号で追撃した。 しかし、いずれもソロアーチとあって4発で4点。5回に一挙6点を奪われ、一気に逆転を喫した。2点を追う5回、先頭の森がこの日2本目を右翼スタンドに運ぶが、これもソロ。9回森が3本目となるソロをバックスクリーンに打ち込み、今季チーム最多の6本のアーチを描くも、連夜の乱打戦に敗れた。前夜は7点差を追いつきながら、突き放される展開。連敗阻止のため1発攻勢に出ながらも、追いつかれ、突き放された。

◆ソロ本塁打6本の西武が日本ハムに敗れた。 6本塁打以上で黒星は10年8月1日中日(6本)以来で、パ・リーグでは89年9月13日オリックス(6本)以来、30年ぶり。 西武では、6本塁打で7-8だった80年7月27日南海戦以来2度目だ。セ・リーグには80年4月5日広島が7本塁打で7-6、87年5月27日中日が6本塁打で6-2という試合があるが、パ・リーグで6本塁打で6点は初めて。

◆高卒2年目左腕の日本ハム北浦竜次投手(19)が、プロ初勝利を挙げた。西武17回戦(メットライフドーム)の2番手として今季初登板。4点を追う展開の中で、1回2/3を3安打1失点と好投して相手山賊打線の勢いを止め、記念星が舞い込んだ。清宮世代の快投が起爆剤となり、チームは4連勝。首位奪取が見えてきた。期待の新星に、プロ1勝目が舞い込んだ。北浦は試合後、栗山監督と照れくさそうに握手を交わした。ヒーローインタビューでは「僕の持ち味としている直球で押して、自分の投球ができればいけると思った」と笑った。 出番は3回1死走者なし。4点ビハインドの劣勢の中、唇を真一文字に結びマウンドに上がった。武器の直球を軸に、果敢に攻めた。自己最速にあと「2」に迫る150キロを3度計測。先発浦野が序盤だけで4被弾した強力打線相手には「正直、怖かった...」と苦笑いも、舞台に立てばひょうひょうと立ち向かった。 1年目の昨季、片りんを示していた。プロ初登板の10月4日楽天戦。1点リードの8回に登板し3者凡退で、プロ初ホールドを挙げた。栗山監督ら首脳陣の期待は大きかった。当初は約1カ月早い9月7日の同戦でプロ初先発が用意されていた。北海道胆振東部地震の影響で試合中止に伴いデビューも流れたが、再び巡ってきたチャンスで結果を残した。 高校時代から、日本ハム流「本格派投手」への素質を評価されていた。左の速球派としてだけではなく、高い打撃力で「エースで4番」を兼任していた。投打の二刀流で球界の常識を覆してきた球団への入団が決まると、北浦は入寮時に「バットは必要ですか?」と担当の西スカウトに確認。同スカウトからは「体幹の強さがないと打球も飛ばない。速い球を投げるためにも必要なこと」と姿勢を評価された。 「(記念球は)ポケットに入れているんですけど...。大切にしたいです。とてもうれしいですけど、これをどんどん積み重ねていきたい」。清宮世代、伸びしろ抜群の左腕がプロのスタートを切った。【田中彩友美】 ▽日本ハム栗山監督「ボールが良かった。強かった。必死に投げてくれるのは大事」 ▽日本ハム木田投手チーフコーチ(プロ初勝利の北浦に)「ビハインドのところで、しっかり投げてくれて逆転できた。ナイスピッチ」

◆キタ、キタ、キタ-! 日本ハムが4連勝で、首位ソフトバンクに0・5ゲーム差に迫った。西武17回戦(メットライフドーム)は、4点を追う5回、四球を挟む3連打に渡辺諒内野手(24)の右犠飛で1点差に詰め寄ると、2死一、二塁から石井一成内野手(25)が右翼線2点適時三塁打で逆転した。首位浮上を狙い、28日西武戦(同)で今季5度目の同一カード3連勝を目指す。気持ち良いほど鮮やかな逆転劇だった。4点を追う5回、一気に攻勢に出た。下位打線から四球を挟んでの3連打などで1点差とすると、さらに2死一、二塁で石井。「つなぐ気持ちで、コンパクトに(バットを)振ろうと思った」。内角の146キロを引っ張り、右翼線へ転がす逆転2点適時三塁打。この回、打者10人を送る猛攻で、強打の獅子を打ち負かした。 石井にとっては、作新学院3年で、自身と同じく野球部主将を務める弟巧の活躍が刺激になっている。「僕と全然、違って、すごくおとなしい」と話していたが、最上級生になって変化も見受けられるという。「ライブ中継で試合を見ていても、自分よりキャプテンらしい。声と存在感で、しっかりチームを引っ張っている」。同校は28日に聖地切符をかけ決勝戦に臨む。野球センスは「抜群。すべてで、兄の上を行っている」と苦笑いしながら、応援している。 7回にも追加点につながる右前打を放つなど、3安打で4連勝に大きく貢献した。「最近は、やりがいを感じている。チームに貢献できる打席が増えてきたから」。同じ栃木県出身の北浦のプロ初勝利をアシストし「同郷の子の活躍は本当にうれしい」と優しく目を細めた。 台風顔負けの勢いで暴れ回って、首位ソフトバンクに0・5差と最接近だ。栗山監督は「まだまだ、全然だよ。今、みんなが勝とうとしていることが大事」と、あくまで平常心。28日西武戦(メットライフドーム)に勝ち、ソフトバンクが敗れれば、6月14日以来の首位に再浮上する。【中島宙恵】

◆西武が11年ぶりに1試合6本塁打を打ちながら、試合に敗れる珍事が起こった。 1番秋山が自身20回目の先頭打者本塁打で先制。秋山が先頭で打てばチームは17連勝の吉兆弾に呼応するように、3番外崎がバックスクリーンへ運んだ。3回には5番森が9号、さらに中村が4試合連続弾となる20号で追撃した。 森は5回と9回にもアーチを描き、自身初の3本を打ったが、チームの6本すべてソロ。6発で6点にとどまり試合に敗れ、森は「結果がすべて。勝ってなんぼ。個人的にはよかったけど負けてしまった。次は勝てるようにしたい」と笑顔はなかった。 1試合6本は08年8月以来。ちなみにその試合はロッテに16-2で圧勝していた。前夜は7点差を追いつきながら、突き放される展開。連敗阻止のため1発攻勢に出ながらも、乱打戦の末に追いつかれ、再び突き放された。辻監督も「6本も出たのか。すごいな。でも6本で負けたのか」と、肩を落とした。

◆西武の多和田が突然崩れて5敗目を喫した。球には力があり、四回までは3安打無得点に抑えていたが、4-0の五回に無死満塁のピンチを招くと大田に2点適時打を浴びるなど6点を失った。「あの回は勝ちを意識した。もっと大胆にいけば良かった」とうつむいた。  不振のために2軍で調整してから復帰して2度目の登板だったが、前回に続き敗戦投手となった。序盤から打線の援護があっただけに「申し訳ない」と責任を感じていた。

◆西武の森が3試合ぶりに先発出場し、3本塁打をマークした。三回に浦野の速球をフルスイングで捉え右越えソロを放つと五回にも右越えへ2年連続2桁本塁打となるソロ、九回にはバックスクリーンへ11号ソロをたたき込んだ。  埼玉県所沢市内の知的障害児や肢体の不自由な子供とその家族33人を球場に招待していた。社会貢献活動に関心を持ち、先輩の栗山が以前から行っていた活動に参加する形で実現。子供たちに活躍を見せたが「個人的には良かったけど、勝ってなんぼなので」と敗戦を悔しがった。

◆日本ハムの2年目、北浦が今季初登板でプロ初勝利を挙げた。0-4の三回途中から2番手で登板し、1回2/3を投げて1失点。五回に味方打線が逆転して白星が転がり込み「とてもうれしい。真っすぐが武器なので、それを自信を持って投げた」と初々しく喜んだ。  栃木・白鴎大足利高からドラフト5位で昨年入団した左投手。「正直怖かった」という西武打線に、勇気を持って最速150キロの速球を投げ込んだ。優勝争いをするチームに貢献し「真っすぐは誰にも負けない球を持っていると思っている。これを積み重ねていきたい」と胸を張った。

◆4点を追いかける五回に一挙6得点。右翼線に逆転の2点三塁打を放った石井は「良いところに飛んでくれましたし、一気に逆転ができてよかった」と白い歯をこぼした。打線は16安打10得点で2試合連続の2桁安打&2桁得点。栗山監督は「選手たちが勝とうと必死になってくれている」とたたえた。

◆19歳の好リリーフで首位に肉薄した。2年目の日本ハム・北浦竜次投手が、三回から2番手で今季初登板し、1回2/3を3安打1失点でしのいでプロ初勝利。チームは連夜の打撃戦を制し、球宴前に7あった首位・ソフトバンクとのゲーム差を0・5に縮めた。  「とてもうれしいです。持ち味のストレートを出せば抑えられると思った。自信にしたい」  森、中村の2者連続アーチで0-4とされた直後の三回1死で登板。「正直怖かった」というが、最速150キロを計測した直球を軸に相手の勢いを封じた。五回には味方打線が逆転して白星が転がり込んだ。  栃木・白鴎大足利高では甲子園出場を果たせなかったが、昨年D5位で清宮とともに入団。同10月4日の楽天戦で1軍デビューし、ホールドを記録した。先発で期待される左腕の武器は太もも周り約70センチの下半身。高校時代、縁結びで知られる足利織姫神社の229段の石段で鍛えた。  フレッシュな力が躍動し、チームは4連勝。一気に6月14日以来の首位浮上を狙う。 (中田愛沙美) 五回に12打席ぶりの安打となる右前打を放った日本ハム・清宮 「久々に当たりが出てよかった。(同期の北浦の初勝利は)めちゃくちゃうれしい」

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
51404 0.560
(↓0.007)
-
(-)
48392
(+3)
367
(+5)
128
(+1)
83
(-)
0.248
(↓0.001)
3.510
(-)
2
(-)
日本ハム
50404 0.556
(↑0.005)
0.5
(↓1)
49411
(+10)
381
(+6)
65
(-)
38
(-)
0.259
(↑0.002
3.780
(↓0.02)
3
(-)
楽天
46442 0.511
(↓0.006)
4.5
(-)
51406
(+7)
389
(+9)
93
(+1)
32
(+1)
0.251
(↑0.001)
4.000
(↓0.02)
4
(-)
西武
46451 0.505
(↓0.006)
5
(-)
51474
(+6)
451
(+10)
108
(+6)
95
(+1)
0.258
(-)
4.330
(↓0.01)
5
(-)
ロッテ
43472 0.478
(↑0.006)
7.5
(↑1)
51420
(+9)
411
(+7)
114
(+1)
57
(+1)
0.246
(-)
4.110
(↓0.01)
6
(-)
ORIX
40485 0.455
(↑0.007)
9.5
(↑1)
50326
(+5)
403
(+3)
65
(+2)
85
(-)
0.234
(↑0.001)
3.880
(↑0.01)