ロッテ(★3対6☆)楽天 =リーグ戦12回戦(2019.07.26)・ZOZOマリンスタジアム=
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楽天
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ロッテ
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勝利投手:ブセニッツ(2勝2敗0S)
(セーブ:松井 裕樹(1勝5敗27S))
敗戦投手:石川 歩(3勝5敗0S)

本塁打
【楽天】ウィーラー(15号・8回表3ラン)
【ロッテ】鈴木 大地(13号・1回裏ソロ)

  DAZN
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◆楽天は2点ビハインドで迎えた8回表、山下の適時打で1点差に迫る。続く好機にウィーラーの3ランが飛び出し、逆転に成功した。投げては、2番手・ブセニッツが今季2勝目。敗れたロッテは、先発・二木が7回1失点の好投を見せるも、2番手・石川が誤算だった。

◆楽天ゼラス・ウィーラー内野手(32)はロッテ戦が得意。 昨年が打率4割1分2厘の6本塁打で、今年も打率4割2分9厘の5本塁打。特に、ZOZOマリンでは18年28打数15安打、19年26打数13安打と、この2年は打率5割台。

◆ロッテは初回、鈴木の13号ソロで先制。2回には井上の適時打で追加点を挙げた。楽天は3回、茂木の適時打で1点を返した。 ロッテは5回1死三塁、荻野の犠飛で追加点を挙げた。楽天はロッテ二木の前に4回から6回まで1安打に抑えられた。 楽天は8回、ロッテ2番手の石川を攻め、途中出場のウィーラーの15号3ランで逆転。継投で逃げ切った。ブセニッツが2勝目。松井が27セーブ目。ロッテ石川が5敗目。

◆ロッテは鈴木大地内野手の13号ソロで先制するも中継ぎ陣が踏ん張れず逆転負けを喫した。先発二木は7回5安打1失点と試合を作りマウンドを中継ぎ陣に託した。 しかし2番手石川がウィーラーの15号3ランなどで逆転を許すと、移籍後初登板となった3番手石崎も失点した。井口監督は「何とか継投で、と思った。使っているのはこちらなので、こちらの責任。責任を感じることなく調子を上げてもらいたい」と話した。

◆楽天ウィーラーが不振を吹き飛ばす逆転3ランを放った。 球宴後は打率2割に満たず、この日はスタメン落ち。だが7回に代打で四球を選ぶと、1点差に迫った8回2死一、二塁の打席ではロッテ石川の初球、143キロ直球をジャストミート。豪快に左中間スタンド中段へ運んだ。「本当に最高でした。自分にはあれが必要だった」という一打でチームを勝利に導いた。 平石監督も「よく仕留めてくれた。最近は自分が打てていないという思いが強く、なかなか割り切れない打席が続いていた。今日の2打席はものすごく価値がある」と喜んだ。もともとZOZOマリンは大得意。この試合まで18年=28打数15安打、19年=26打数13安打と、この2年は打率が5割を超えていた。「何でかは分からないけど(笑い)他の球場でもこれくらい打てれば。これをきっかけに、ここから10連勝するくらいの気持ちで取り組んでいきたい」と前を向いた。

◆楽天美馬学投手(32)が26日、ロッテ-楽天12回戦(ZOZOマリン)でチームに勝利を引き寄せた。 前回19日のソフトバンク戦で8回終了時まで見せた完全投球の再現とはいかなかったが、粘りの投球を展開。際どいコースをボールと判定されていら立つ場面もあったが、6回を自責3のクオリティースタートで切り抜け、8回の打線の爆発につなげた。チームは西武を抜いて再び3位に浮上した。ほぼ完璧だった前回のようにはいかなかったが、美馬がなんとかチームに勝利を引き寄せた。初回にいきなりロッテ鈴木に先制ソロを浴び、2回にも井上の適時打で失点。5回には先頭の田村に初球を二塁打され、そこから1失点。「振らないかなと思って、ちょっと簡単にいきすぎて打たれちゃいました。(田村には)結構食らってるのにすぐ忘れる」と苦笑いで振り返った。 それでも大崩れはしなかった。6回2死一塁で井上を迎えた場面では、際どい外角スライダーをことごとくボールと判定され、最後は外角低め直球が微妙に外れてストレートの四球。何度も首をかしげると、ぶぜんとした表情でマウンドで手を上げ、一呼吸を置くために自ら投手コーチを呼んだ。冷静さを取り戻すと、続く田村を遊ゴロに仕留めた。6回89球を投げて5安打3失点、4三振2四球。平石監督も「あまり良くない中、よく粘った。1点ずつの3失点で試合をつくってくれた」とたたえた。 試合後、球場の入り口で同じ86年生まれのロッテ清田と遭遇した。清田は周りにいた記者に聞こえるように「(美馬が)態度に出しすぎだって書いておいてください」と冗談を飛ばした。美馬も「あれはストライクだって書いておいてください」と笑顔で"応戦"する一幕もあった。 内容はパーフェクトには遠く、勝敗もつかなかったが「とりあえず6回3失点で投げられて、いい流れで森原とブセニッツが松井につないでくれて。最後、(チームが)勝ったのでよかったです」と納得の表情で帰路に就いた。逆転を呼ぶ粘りのピッチング。チームは貯金を3とし、再びAクラスとなった。【千葉修宏】

◆ロッテは26日、楽天12回戦(ZOZOマリン)で3-6で逆転負け。借金は再び5となった。  打線が一回に鈴木の13号ソロ、二回も井上の適時打で幸先よく2点を挙げたが、続く無死一、二塁のチャンスで田村がバント失敗。三木も空振り三振に倒れるなど流れに乗れなかった。  先発の二木は粘って7回5安打1失点で、自己最多に並ぶ7勝目の権利を持って降板。しかし、2点リードの八回に代わった石川がウィーラーに痛恨の逆転3ランを浴びた。  開幕投手を務めながら、不調で前半戦最終戦から中継ぎに配置転換。しかし、24日に続いて決勝打を浴びた。それでも井口監督は「きょうに関しては、われわれは八回を石川に任せている。責任取るのはこっちなので、そこはあまり感じることなく次に自分の調子を上げることを目指してやっていってほしい」と責めなかった。

◆ロッテの新外国人、レオネス・マーティン外野手(31)=189センチ、91キロ、右投げ左打ち=が26日、1軍に合流し、楽天12回戦(ZOZOマリン)に「6番・右翼」で即スタメン出場した。  今季途中まで米大リーグ・インディアンスでプレー。米通算58本塁打、126盗塁を誇る俊足強打の新助っ人。試合前に行われた入団会見では、覚えたての日本語で「頑張りマーティン!!」と意気込んだ。  注目の第1打席は二回、無死二塁から四球を選んだ。カウントを間違え苦笑いを浮かべるアクシデントもあったが、チャンスを広げた。  「1カ月実戦から離れていた。練習はしていたが、やはり本番は違う。それにしては、よくボールを見分けられたと思う」  その後は3打席快音は聞かれず、来日初安打はお預けとなったが、この日は守りで魅せた。  九回、1点を失いなお1死一、三塁のピンチ。これ以上追加点は許されない場面で、銀次が放った右飛をほぼ定位置で捕球。すぐざま力強いワンバウンドのストライク送球で、タッチアップした三走・山崎を刺した。「いい動きだったし、しっかり準備もできた。神様のおかげでもあるし、練習の成果でもある。(肩は)メジャーでもいい方だったけど、もっといい選手はいっぱいいるので」と涼しい顔で振り返った。  2軍での実戦経験を積まずに、ぶっつけでのデビュー戦でいきなりのレーザービームを披露するなど躍動したマーティンに井口監督も「守備でもいいものを見せてくれたし、打撃でもボール球を手を出さず選球眼もいい。慣れれば打ってくれるんじゃないか」と期待をこめた。

◆楽天の美馬は6回3失点だった。前回登板で八回まで一人の走者も出さない完璧な投球とは違い、一回に鈴木に右越えソロを浴びると二回には井上にあっさり適時打を許した。「先に点を取られては駄目。次は立ち上がりをしっかり入りたい」と反省した。  1-2の五回は先頭打者の田村への二塁打をきっかけに3点目を与えた。「田村は振ってこないと思って簡単にいってしまった。防げた点。逆転してもらえて良かった」と打線に感謝した。

◆新外国人のマーティンが1軍に合流し「6番・右翼」でスタメン出場。米大リーグ通算58本塁打、126盗塁を誇る新助っ人は九回に右飛でタッチアップした三走を本塁で刺す強肩ぶりを披露した。2軍戦に出場せず、ぶっつけ本番の打席では3打数無安打1四球に終わったが、「実戦から1カ月間離れていたが、よくボールを見分けられた」と手応えを口にした。

◆途中出場のウィーラーが逆転の15号3ラン。八回に1点差とし、なお2死一、二塁で石川のシュート回転して甘く入った初球を左中間席中段へ運び「最高の当たり」と興奮気味に振り返った。この回は連続四球で無死一、二塁としたが、けん制死と走塁死で反撃ムードがしぼみかけた。一気に流れを変えた一発を平石監督は「ミスがあった中でよくやってくれた。価値ある打席」と絶賛した。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
51394 0.567
(↓0.006)
-
(-)
49389
(+2)
362
(+6)
127
(+2)
83
(-)
0.249
(↓0.001)
3.510
(↓0.02)
2
(-)
日本ハム
49404 0.551
(↑0.006)
1.5
(↑1)
50401
(+12)
375
(+7)
65
(+2)
38
(-)
0.257
(↑0.001)
3.760
(↓0.04)
3
(1↑)
楽天
46432 0.517
(↑0.006)
4.5
(↑1)
52399
(+6)
380
(+3)
92
(+1)
31
(-)
0.250
(↑0.001
3.980
(↑0.02)
4
(1↓)
西武
46441 0.511
(↓0.006)
5
(-)
52468
(+7)
441
(+12)
102
(+2)
94
(-)
0.258
(-)
4.320
(↓0.09)
5
(-)
ロッテ
42472 0.472
(↓0.005)
8.5
(-)
52411
(+3)
404
(+6)
113
(+1)
56
(-)
0.246
(-)
4.100
(↓0.03)
6
(-)
ORIX
39485 0.448
(↑0.006)
10.5
(↑1)
51321
(+6)
400
(+2)
63
(+3)
85
(-)
0.233
(-)
3.890
(↑0.02)