中日(★1対2☆)DeNA =リーグ戦14回戦(2019.07.26)・ナゴヤドーム=
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DeNA
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中日
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勝利投手:平良 拳太郎(3勝2敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(1勝1敗22S))
敗戦投手:柳 裕也(9勝4敗0S)

本塁打
【DeNA】筒香 嘉智(18号・3回表2ラン)
【中日】ビシエド(12号・7回裏ソロ)

  DAZN
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◆DeNAが接戦を制した。DeNAは3回表、筒香の2ランで先制に成功する。投げては、先発・平良が7回途中1失点の好投。その後は4投手の継投でリードを守り、平良は今季3勝目を挙げた。敗れた中日は、先発・柳が7回2失点の力投を見せるも、打線が援護できなかった。

◆中日柳裕也投手(25)はここまでリーグ2位タイの9勝で、プロ通算では12勝をマーク。 カード別白星の内訳を見ると、ヤクルト戦4勝、阪神戦2勝、広島戦1勝、巨人戦1勝、DeNA戦0勝、交流戦4勝。DeNA戦初勝利をつかみ、シーズン10勝到達なるか。

◆AKBじゃないけどSKE48が"フライング"しちゃった。この日からのDeNA3連戦は「夏の竜陣祭2019」と銘打って、SKE48も竜の応援大使としてコラボ出演。3回終了時点でのバズーカタイムに浴衣姿で登場予定だった。 3回裏2死走者なしで平田の打球は深い二ゴロ。微妙なタイミングでアウトがコールされると、センターからSKE48が浴衣姿でゾロゾロと登場し始めた。しかし、そのプレーに与田監督からリクエストが申請され、プレーは中断。SKEのメンバーは、すぐさまセンターに逆戻りした。リクエストは失敗で二ゴロが成立。再び登場して、無事にバズーカタイムをサポートした。 SKE48は、試合前には新曲「FRUSTRATION」をミニライブで披露。国歌斉唱にもグループとして初挑戦した。

◆今季最多の6連敗とあえぐ中日に、名古屋を本拠地とするアイドルグループSKE48が応援に駆けつけた。この日からのDeNA3連戦は、「夏の竜陣祭2019」と銘打って、SKE48とのコラボイベントなどを実施。26日は、試合前にSKE48がミニライブを行った。 試合前のミニライブでは松井珠理奈、須田亜香里、古畑奈和ら16人が登場。新曲「FRUSTRATION」を披露し、君が代斉唱にも初挑戦した。古畑は連敗中の中日に「連勝して連敗なので、応援する側は気が抜けない」とエール。松井は「新曲だけでなく、SKEとして新たな挑戦していく。令和の怪物になれるようにしたい」と話した。 松井は昨年、ナゴヤドームで始球式を行い「私は"平成の怪物"になりたい。(総選挙1位ということかと聞かれ)そうですね。SKEを10年やってきて良かったという結果にしたい」と話し、昨年のAKB総選挙で念願の1位を獲得していた。

◆先発は中日は柳、DeNAは平良。DeNAは3回2死二塁から筒香の18号2ランで先制した。平良は3回1安打無失点と好投。 柳は4~6回を無安打無失点で打線の反撃を待った。平良は6回まで得点圏に走者を許さず、2安打無失点と好投を続けた。 中日は7回、ビシエドの12号ソロで1点を返した。DeNAは1点差を守り6連勝。平良は3勝、山崎は22セーブ。中日は7連敗。柳が4敗目。

◆竜の連敗ストップはレジェンド松坂に託された。9試合ぶりの本拠地ナゴヤドーム。連敗阻止へ9勝で勝ち頭の柳を先発に送ったが、またも白星に見放された。柳は3回の筒香の先制2ラン1本の失点で粘ったが、味方打線が振るわずビシエドの1点止まり。17年7月以来2年ぶりとなる7連敗を喫した。 夏休み初の本拠地ゲームとあって3万1110人のファンが詰めかけた。7連敗は全て先制を許しての敗戦。与田監督は「私の采配で勝たせないといけない」と肩を落とした。だが沈んでばかりはいられない。 27日の先発は今季2度目の松坂だ。今季初登板の16日阪神戦(ナゴヤドーム)は勝敗はつかなかったが5回4安打2失点と粘りの投球。指揮官は「前回は勝ち星はつかなかったけど、しっかり試合を作ってくれた。松坂の力に大きな期待を持っている」と、ベテラン右腕にすべてを託した。連敗が8に延びれば、15年以来4年ぶりの屈辱。松坂も「(体の状態は)先週と変わらない」と必勝を期す。「平成の怪物」が令和初白星となる復活勝利で、救世主となるか。【伊東大介】 ▽中日ビシエド(8回に今季2度目となる2試合連続の12号ソロ)「甘く入ってきたボールを見逃さず、仕留めることができたよ」 ▽中日柳(7回2失点も2桁勝利お預けの4敗目)「粘り強く投げることはできたと思います」

◆ハマの「2番」が決めた。DeNA筒香嘉智外野手(27)が、決勝の18号2ランを放った。0-0の3回2死二塁で迎えた第2打席。 中日柳の140キロを右中間席ギリギリに運んだ。6日巨人戦(東京ドーム)以来、20日ぶりの快音は2番での初アーチとなった。「ホームランが出ていないことに対して、全く考えていなかったし、意識はしていなかった。(球種も)張っていなかった。いける球を」と自然体で構えた。 後半戦開幕の15日広島戦(横浜)から、打順が変わった。前半戦終了時点で出塁率はリーグ4位の4割2厘と高い数字を残しながら、得点圏打率はリーグ20位の2割3分4厘。ラミレス監督は「重圧もあったと思う」と不動の4番を2番に上げた。そこから11戦連続安打。時につなぎ、時に試合を決める主砲として。強打の2番という球界のトレンドを体現している。同監督は「彼はベイスターズの4番。一番いいタイミングで近いうちに戻す」とうなずく。 横浜高の後輩・柳を仕留め、27日は大先輩・松坂との戦いを迎える。筒香は「みんなが憧れる横浜高校の大先輩。ファンの人が、見ていてワクワクするようなプレーを見せられるように頑張りたい」。チームは引き分けを挟み6連勝。貯金を今季最多の4とし、首位巨人に4・5ゲーム差まで迫った。「なかなか連敗中は投打がかみ合わなかった。今はしっかりとはまっている」。ハマの主砲が、絶好調の歯車の中心に構える。【栗田尚樹】

◆DeNA先発の平良拳太郎投手が中日キラーに名乗りを上げた。2点リードの7回に1発を浴びたが、6回まで散発2安打に封じる快投。3勝目を挙げた。 前回登板でも中日相手に6回無失点。今季3戦2勝と負けなしだ。「相手がどこでも一緒。自分の投球をするだけ」と話したが、ラミレス監督は「期待以上のピッチング」と評価した。

◆DeNAの筒香が15試合ぶりの本塁打を放った。0-0の三回2死二塁から神奈川・横浜高の後輩、柳の厳しく内角を突いた直球を豪快に振り抜いて右中間席に運ぶ先制の18号2ラン。球宴後、打順が2番に移ってからの初アーチに「あまり本塁打を打ちにいっていなかったので」とチーム打撃への意識をのぞかせた。  この一発で逃げ切り、1分けを挟んで今季初の6連勝。首位巨人に4・5ゲーム差まで迫った。主将は「投打がかみ合っている」とチームの充実ぶりを強調した。

◆中日の柳は7回2失点の好投も実らず、4敗目を喫した。ボールに高低差を付けて制球よく投げ「完投したいという思いは強かったが、粘り強く投げることができた」と語った。  三回2死二塁で内角速球を筒香に2ランされた場面には「普通に打たれてしまった。チームを勝たせられなかった」と無念の表情。与田監督は「平良に安打を打たれてからの本塁打。もちろん投手を簡単に打ち取れるとは思っていないが、もったいなかった」と話した。

◆平良が七回途中までソロ本塁打の1点に封じ、3勝目を挙げた。2週連続で相手エースの柳に投げ勝ち、中日戦はプロ入り以来無傷の4連勝。右腕の前回勝利から連勝が始まり「どこが相手でも低めへの投球を心掛ければ、良い結果につながる」と手応えを示した。前回はほぼ使わなかった縦のスライダーを勝負球に選択。7三振のうち大半をこの球種で奪い「頭を整理し、打者と駆け引きできた」とうなずいた。

◆2年ぶりの7連敗で借金は9に膨らんだ。先発の柳が三回、筒香に先制2ランを被弾。打線も平良を打ちあぐね、七回のビシエドのソロによる1点だけと低調だった。27日は松坂が今季2度目の先発マウンドに上がる。与田監督は「前回(16日の阪神戦)は勝ち投手になれなかったが、(5回2失点と)ゲームはつくってくれた。松坂の力に大きな期待は持っています」と、日米通算170勝右腕に連敗ストップを託した。 7回2失点で4敗目の中日・柳 「(筒香に本塁打を)打たれたのがすべて。チームを勝たせたいと思って投げたが、それができなかった」

◆DeNA・筒香嘉智外野手(27)が26日の中日14回戦(ナゴヤドーム)で三回に決勝の18号2ランを放ち、2-1の勝利の立役者となった。7月6日の巨人戦(東京ドーム)以来、15試合ぶりの一発は、「2番打者」としての初アーチ。チームは今季初の6連勝で、貯金を今季最多の「4」とし、敗れた首位・巨人とのゲーム差を「4・5」に縮めた。  チームの勢いそのままに、打球は加速。右翼席に突き刺さった。0-0の三回。2死二塁の場面で、筒香が中日先発・柳の140キロの直球を仕留めた。先頭打者として左前打で出塁していた先発右腕・平良の闘志を無駄にしない18号2ランだ。  「少し詰まった感じはありましたが、強いスイングで打つことができた。平良が頑張っていたので、援護することができてよかったです」  7月6日の巨人戦(東京ドーム)以来、実に15試合ぶりの一発。後半戦開幕の広島戦(横浜)からラミレス監督が首位・巨人猛追の切り札として据えた「2番打者」としては、初めて放った千金の決勝弾だ。  6月上旬、筒香はその「相棒」である"刀"を差し替えていた。今春のキャンプから"新兵器"として導入していた先端部分をくり抜いたバットをやめ、昨季まで慣れ親しんできたタイプに戻した。  どちらも、重さ約880グラム、長さ約85センチ、素材はメープルと同じだが、先端部分の形状の違いがある分、打球を捉えるポイント(芯)の位置も「数ミリは違う」。それでも、「体にしみこんでいるから」と繊細な自身の感覚を呼び覚まし、長年の"相棒"とともに、7月以降の好調を生み出した。  2番での打率・415。上位打線の"核"としてチームを上昇気流に乗せる筒香について、ラミレス監督は「今の彼はメンタル的にも受け身になっていない。積極的ですし、かといってボール球に手を出したりもしていない」とうなずく。4番復帰についても「いずれ一番いいタイミングで」と将来的なプランはあるが、当面は"最恐"の2番として打線を託すつもりでいる。  チームは今季初の6連勝で、貯金は今季最多の「4」。4・5ゲーム差に詰め寄った首位・巨人の姿が、いよいよ見えてきた。「連敗中は投手と打線がかみあっていなかったが、今は投打がかみ合い、勝ちゲームになっている」と筒香。ベイファンにとって、熱い熱い夏が始まる。 (佐藤春佳)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
51381 0.573
(↓0.007)
-
(-)
53428
(+2)
362
(+4)
116
(-)
54
(-)
0.265
(-)
3.750
(-)
2
(-)
DeNA
47433 0.522
(↑0.005)
4.5
(↑1)
50382
(+2)
368
(+1)
108
(+1)
28
(-)
0.246
(↓0.001)
3.590
(↑0.03)
3
(-)
広島
46453 0.505
(↑0.005)
6
(↑1)
49375
(+12)
378
(+3)
90
(+3)
54
(+2)
0.248
(↑0.003)
3.460
(-)
4
(-)
阪神
42465 0.477
(↑0.006)
8.5
(↑1)
50341
(+4)
373
(+2)
61
(+1)
63
(-)
0.249
(↑0.001)
3.420
(↑0.02)
5
(-)
中日
41500 0.451
(↓0.005)
11
(-)
52345
(+1)
354
(+2)
54
(+1)
47
(-)
0.258
(↓0.001)
3.810
(↑0.02)
6
(-)
ヤクルト
37542 0.407
(↓0.004)
15
(-)
50411
(+3)
474
(+12)
100
(+1)
37
(+1)
0.240
(-)
4.650
(↓0.07)