楽天(★1対5☆)西武 =リーグ戦11回戦(2019.07.25)・楽天生命パーク宮城=
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西武
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楽天
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勝利投手:松本 航(5勝2敗0S)
敗戦投手:辛島 航(6勝5敗0S)

本塁打
【西武】中村 剛也(17号・4回表ソロ),メヒア(5号・8回表ソロ)
【楽天】浅村 栄斗(19号・6回裏ソロ)

  DAZN
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◆西武は4回表、中村のソロと木村の犠飛で2点を先制する。続く5回には、中村の犠飛とメヒアの適時二塁打で2点を追加し、リードを広げた。投げては、先発・松本航が6回1失点8奪三振の好投で今季5勝目。敗れた楽天は、打線が3安打1得点と振るわなかった。

◆日体大からドラフト1位で入団した西武松本航投手は、ここまで4勝2敗。5勝目を挙げると、西武のルーキーでは16年多和田真三郎以来3年ぶりとなる。楽天戦は初登板。

◆野球日和の天気が一瞬で変わった。午後7時32分、5回表、無死一、二塁。楽天生命パークの左翼席後方の観覧車から、モクモクと煙のような物が漂ってきた。本塁を守る捕手堀内は不思議そうに見つめ、左翼手島内も空を見上げた。 アッという間に球場上空を覆ったのは濃霧。仙台市東部に発令されていた霧が、球場にも訪れた。球審小林がプレー再開を一瞬ためらったが、状態をしばし観察してコール。マウンド上の辛島は表情を変えることなく、打者山川を一飛に抑えた。

◆序盤は両先発が好投を見せる。楽天辛島は3回まで2安打無失点、西武松本航も無安打無失点の立ち上がり。 西武は4回に中村の先制ソロなどで2得点。5回にメヒアの適時打などで2点を加えた。楽天は6回に浅村のソロで1点を返した。 西武は8回にメヒアのソロで突き放し、継投で逃げ切った。松本航は5勝目。楽天は打線がつながらず、辛島は5敗目となった。

◆楽天渡辺佑樹投手がプロ初登板で"怪"投した。4点を追う9回に登板。秋山、源田と左打者に2者連続四球を与えたが、外崎、山川、中村と外角に沈むチェンジアップで右打者を3者連続空振り三振に仕留めた。 左キラーとして期待される2年目左腕だが、右打者への強さを発揮。森山投手コーチから「左殺さず!」と笑顔で突っ込まれ「左を抑えられることを求められる。対戦を重ねて成長したい」と話した。

◆西武のルーキー松本航投手が5勝目を挙げた。4回まで無安打投球で6回3安打8奪三振1失点で終えた。 リズムよく投げるために、足を高く上げるフォームにマイナーチェンジ。初顔合わせも、楽天生命パークではフレッシュ球宴で登板した"予行練習"が生きた。新人では多和田以来3年ぶりの5勝目に「勝たせてもらっている。自分で取れる投球ができるようにしていきたい」と次を見据えた。

◆西武のルーキー松本航投手が5勝目を挙げた。4回まで無安打投球で6回3安打8奪三振1失点で終えた。 リズムよく投げるために、足を高く上げるフォームにマイナーチェンジ。初顔合わせも、楽天生命パークではフレッシュ球宴で登板した"予行演習"が生きた。新人では多和田以来3年ぶりの5勝目に「勝たせてもらっている。自分で取れる投球ができるようにしていきたい」と次を見据えた。

◆西武中村剛也内野手が2試合連続弾で、4年ぶりの打点王を視界に入れた。 4回に先制17号ソロ。5回には犠飛で追加点を挙げた。この試合2打点で今季72打点目をマーク。75打点で1位の山川を3点差で追い「打ててよかったです」。15年以来の個人タイトルが見えてきた。5番に置いた辻監督は「いいところで打ってくれる。本当に頼もしい」とたたえた。

◆西武の中村が四回に2試合連続本塁打となる先制の17号ソロを放った。辛島が投じた初球の浮いた内角へのチェンジアップを強振し、打球を左翼席へたたき込み「打てて良かった」と喜んだ。  2-0の五回1死一、三塁ではきっちり右犠飛をマーク。4番山川の調子がなかなか上がらない中、5番で起用されて得点源の役割を果たした。辻監督は「今年は本当にいいところで打ってくれる。頼もしい」と目を細めた。 辻監督(松本航に) 「スピードガンより真っすぐに力があった。先頭をしっかり取っていたし、内角を突きながらうまく投げていた」 メヒア(八回に5号ソロ) 「もう一度、相手を突き放す本塁打を打つことができて良かった」

◆楽天は新人の松本航を攻略できず1日で4位に逆戻りした。3月9日にオープン戦で対戦したが公式戦では初対戦。切れのある直球を次々と投げ込まれ、六回までに1点しか挙げられなかった。  オープン戦でもルーキーに歯が立たず4回を無得点に封じられていた。雪辱を果たすことはできず、平石監督は「イメージが残っていたのかな。(序盤に)仕留めにいかないと。探ってしまった」と反省していた。 辛島(5回4失点で5敗目) 「試合をつくれず申し訳ない」 渡辺佑(2年目でプロ初登板して1回無失点) 「ファームと歓声が違った。これからもしっかりやりたい。自分も成長していければ」

◆松本航に対して6回で3安打1得点と攻略できず、1日で4位に逆戻りした。新人右腕には、3月9日にオープン戦で当たった際にも4回で無得点。初対戦となった公式戦でもやられ、平石監督は「イメージが残っていたのかな。(序盤に)仕留めにいかないと。探ってしまった」と反省していた。 2年目でプロ初登板して1回無失点の楽天・渡辺佑 「ファームと歓声が違った。これからもしっかりやりたい。自分も成長していければ」

◆中村が四回に辛島のチェンジアップを捉え、左翼席へ17号ソロ。2試合連続の"おかわり弾"で、ルーキー松本航をアシストした。通算402号にも、中村は「打ててよかったです」といつも通り物静か。五回には駄目押しの犠飛で勝利を引き寄せたベテランの活躍に、辻監督は「今年は本当にいいところで打ってくれている」と感謝しきりだった。

◆『松本 動きます』-。"静"から"動"へ求めた進化が、新人右腕に大きな白星を連れてきた。西武のドラフト1位・松本航投手(22)=日体大=が、6回3安打1失点と好投。12球団の新人で上茶谷、大貫(ともにDeNA)に並んでトップとなる5勝目を挙げた。  「フォームを少し変えて、リズムを取れるように意識したことがいい結果につながった。ちょっと変化をつけようと...」  前回登板した7日のロッテ戦では、6回4失点で2敗目。球宴中断期間をはさんでの調整中、投球フォームの修正に着手。前半戦よりも少しだけ左足を高く上げてリズムを変えることで、直球の切れを取り戻した。  直球を主体に攻め、五回1死までは無安打投球。六回1死から浅村にソロを浴びたが、続くブラッシュ、銀次はいずれも見逃し三振に斬り、流れを渡さなかった。  「スピードガンより真っすぐに力があった。制球も内角を突きながらよく投げていた」と辻監督。西武の新人では2016年の多和田以来となる5勝に達し、先発ローテーションの一角として頼もしさが増してきた。  高橋礼、甲斐野(ともにソフトバンク)ら、強敵ぞろいのパ・リーグ新人王候補にも猛チャージをかける。「まだ勝たせてもらっている、というのがある。自分で(勝利が)取れるように頑張りたい」。ダウンタウンの松本人志と同じ兵庫出身"獅子の松っちゃん"は頼もしさが増すばかりだ。(佐藤春佳)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
51384 0.573
(↓0.007)
-
(-)
50387
(+4)
356
(+7)
125
(+1)
83
(+1)
0.250
(↓0.001)
3.490
(↓0.03)
2
(-)
日本ハム
48404 0.545
(-)
2.5
(↑0.5)
51389
(-)
368
(-)
63
(-)
38
(-)
0.256
(-)
3.720
(-)
3
(1↑)
西武
46431 0.517
(↑0.006)
5
(↑1)
53461
(+5)
429
(+1)
100
(+2)
94
(-)
0.258
(-)
4.230
(↑0.04)
4
(1↓)
楽天
45432 0.511
(↓0.006)
5.5
(-)
53393
(+1)
377
(+5)
91
(+1)
31
(-)
0.249
(↓0.001)
4.000
(↓0.02)
5
(-)
ロッテ
42462 0.477
(↑0.006)
8.5
(↑1)
53408
(+7)
398
(+4)
112
(+4)
56
(-)
0.246
(↑0.001)
4.070
(↑0.01)
6
(-)
ORIX
38485 0.442
(-)
11.5
(↑0.5)
52315
(-)
398
(-)
60
(-)
85
(-)
0.233
(-)
3.910
(-)