楽天(☆4対3★)西武 =リーグ戦10回戦(2019.07.24)・楽天生命パーク宮城=
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西武
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楽天
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勝利投手:則本 昂大(2勝1敗0S)
(セーブ:松井 裕樹(1勝5敗26S))
敗戦投手:今井 達也(5勝8敗0S)

本塁打
【西武】中村 剛也(16号・6回表ソロ)
【楽天】浅村 栄斗(18号・4回裏2ラン),銀次(3号・6回裏2ラン)

  DAZN
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◆楽天が接戦を制した。楽天は2点を先制された直後の4回裏、浅村の2ランで同点とする。再びリードを許して迎えた6回には、銀次の2ランが飛び出し、逆転に成功した。投げては、先発・則本昂が6回3失点で今季2勝目。敗れた西武は、先発・今井が一発に泣いた。

◆西武中村剛也内野手が通算401本目となる16号ソロを放った。2-2の6回、152キロの直球を右翼スタンドへ運び、一時勝ち越し。 21日オリックス戦では、自打球を左足甲に直撃させ、途中交代していた。雨天中止となった前日は練習を回避。「足は大丈夫。練習はしませんけど。バットも握らない」と安静に過ごし充電した効果もあり、500号への新たな挑戦に進みだした。

◆楽天浅村栄斗内野手が7試合ぶりの18号2ランを放った。2点を追う4回1死一塁、西武今井の146キロ直球を右翼席へと放り込んだ。7月10日以来の1発は、7月17日のオリックス戦以来15打席ぶりの安打だった。 3試合連続のDH起用に応え「後ろにつないでいこうと思っていました。すぐに追いつくことができて良かった」と胸をなで下ろした。

◆序盤は投手戦の様相。楽天先発則本昂大は3回まで4四死球も無安打無失点。西武今井も3回まで1安打無失点と譲らない。 4回に西武が2点を先制も、楽天浅村の2ランで同点。6回に西武は中村のソロで勝ち越すが、裏に楽天銀次が逆転2ランを放つ。 楽天は7回から継投で逃げ切った。則本昂は2勝目、松井は26セーブ目。西武は2ケタ三振を喫するなど打線が打ち崩せなかった。今井は8敗目。

◆西武中村剛也内野手が通算401本目となる16号ソロを放ったが空砲となった。2-2の6回、楽天則本昂の152キロの直球を右翼スタンドへ運び一時勝ち越し。 21日オリックス戦で、自打球を左足甲に直撃させ途中交代していたが「足は大丈夫。ちょっと詰まりましたけど」と振りぬいた。チームは逆転で敗れたものの、500号への新たな挑戦に踏み出した。

◆楽天の守護神松井裕樹投手は代表入りへ気を引き締めた。1点リードの9回から登板。 2死二塁、最後は源田を空振り三振に仕留めて両リーグ最多の26セーブ目を挙げた。しかし、最後の1球がサインミスだったと振り返り「そんな選手はダメでしょ」と猛省。「シーズンを通して上位に行く原動力になれば、日本代表にも勢いづけられる。9回のマウンドを守り続けたい」と1年後の五輪に目を向けた。

◆楽天浅村栄斗が力強い1発で存在感を示した。 2点を追う4回1死一塁、西武今井の146キロ直球を逆方向の右翼席へと放り込んだ。14打席ぶりの安打は同点2ラン。「追いつくことができて良かった」と喜んだ。侍ジャパン稲葉篤紀監督も「ここという場面で打つという勝負強さは彼にはある。守りも二塁、一塁ができる。後はいろんな選手の兼ね合い」と評価した。

◆楽天則本昂大投手が御前試合で勝利をつかんだ。初回から最速153キロの直球とフォークを軸に三振を量産。 3回には源田、外崎、山川を3者連続で空振り三振に仕留めるなど、6回4安打3失点(自責1)9奪三振と力で押し切った。視察に訪れた侍ジャパン稲葉監督の言葉を伝え聞き「チームで結果を残して、その先に選んでもらえたらいい。稲葉監督に評価してもらえて良かった」と話した。

◆楽天の浅村が2点を先行された四回1死一塁で18号2ランを放った。今井の高めに浮いた速球を捉え、逆方向の右翼スタンドへ運んだ。15打席ぶりの安打が一発となり「後ろにつないでいこうと思っていた。すぐに追い付くことができて良かった」と淡々と話した。  右膝に違和感があるために3試合連続で指名打者としての先発だった。後半戦に入って7試合目でようやくマークした初本塁打。万全な状態とは言えない中で意地を見せた。

◆西武の今井は2度のリードを守れず、七回途中まで4失点で8敗目を喫した。味方が2点を先制してくれた四回、浅村に同点2ランを浴びると1点を勝ち越した六回には銀次に逆転2ランを許した。「点を取ってもらった後は大事と分かっているけど、投げ切れていない。実力不足」と肩を落とした。  打線が得点した後に失点を許す登板が続き、6月18日を最後に勝ち星がない。辻監督は「同じことの繰り返し。学習能力がないのかな。本当に問題」と苦言を呈した。

◆楽天の銀次が逆転2ランを放った。2-3と勝ち越された六回に1死一塁で今井の速球を捉え右翼席に運んだ。2日以来となる今季3号に「つなぐ気持ちで打席に入った。コンパクトに打つことができた」と振り返った。  これで8試合連続安打となり、打率も3割2厘と好調。「チーム一丸となって熱いプレーを見せていきたい」と主将らしく頼もしかった。

◆西武の中村が2-2の六回に通算401本塁打目となる今季16号ソロを放った。則本昂の外角直球を逆方向へ打ち返すと高々と舞った打球は右翼席に届いた。「ちょっと詰まった」と言いながらも「打てて良かった」といつも通り淡々と振り返った。  21日の試合で左足に自打球を当てて途中交代をしていた。3試合ぶりの一発だけでなく、守備でも軽快な動きを見せ「大丈夫です」と問題がないことを強調した。

◆楽天の松井が両リーグトップを快走する26セーブ目を挙げた。4-3の九回に登板すると先頭打者を安打で出塁させた。だが、代打メヒアを一邪飛に打ち取り、リズムをつかむと最後は源田を高めの速球で空振り三振に仕留めた。  日本代表の稲葉監督が視察に訪れていた。来年の東京五輪での活躍が期待されている。それでも「まずはチームで頑張っていく。勝って(順位を)上げていく原動力になりたい」と目の前のプレーに集中していた。 平石監督(則本昂に) 「しっかり投げてくれた。かなり(状態は)戻ってきている」

◆2点を追いかける四回に浅村が同点の18号2ラン。後半戦7試合目で初本塁打をマークした。先発の則本昂とは同い年で絆も深く「前回もいい投球をしていたのに点をとれなかったので打ててよかった」。古巣からの勝利で3位に浮上したが、「もっと貢献したい気持ちが強いので、まだまだ」と気を緩めなかった。

◆1点リードの九回に登板した守護神・松井が2死二塁のピンチをしのぎ、26セーブ目を挙げた。侍ジャパンの抑え候補でもある左腕は、試合前に稲葉監督と言葉を交わし、「調子が悪い時にどうするかが大事」と激励を受けた。出場を熱望する来夏の東京五輪へ、「九回のマウンドを守り続けて、チームを勝たせられれば、その先の道は開けると思う」と力を込めた。

◆東京五輪の開幕まであと1年の節目の日に、楽天・則本昂大投手(28)が今季最多の108球の熱投だ。試合開始と同時に雨が降り出した楽天生命パークで西武打線と対決。6回3失点、9奪三振で2勝目を挙げた。  「過去2年間、苦しめられたチーム。きょうは勝ててよかった」  右肘手術から復帰して3戦目。立ち上がりから150キロ台を連発し、持ち味の直球を軸に攻め続けた。三回には源田、外崎、山川から3者連続奪三振。昨季は4戦4敗と苦戦した西武から2年ぶりに白星を手にし、チームを3位に浮上させた。  2017年のワールド・ベースボール・クラシックなど数多くの国際大会を経験した則本昂を視察した日本代表の稲葉監督は「素晴らしく、いい球を投げていたと思う」と絶賛。東京五輪の野球の会場は福島、横浜ともに屋外球場。「雨が強くなったり、やんだりという条件の中、自分自身をコントロールできることは大切。全く動じず自分の投球をしていた」と柔軟な対応力も評価した。  則本昂はかねて東京五輪出場を熱望し、また代表では起用法にこだわらないと明言。そのため稲葉監督は日本代表・建山投手コーチと先発、救援の両方をシミュレーションしながら視察したとポロリ。「彼が一番、輝ける場所、勝てるポジションを考えながら見ていこうと思っています」とイメージを膨らませた。  「自分のチームで結果を残していくだけだが、そこ(評価)はすごくうれしい」と則本昂。目下の敵に競り勝ち、五輪へも大きな一歩を示した。 (佐藤春佳)

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
51374 0.580
(↑0.005)
-
(-)
51383
(+5)
349
(+4)
124
(-)
82
(+2)
0.251
(↑0.001)
3.460
(-)
2
(-)
日本ハム
48404 0.545
(↑0.005)
3
(-)
51389
(+5)
368
(+4)
63
(-)
38
(+1)
0.256
(-)
3.720
(-)
3
(1↑)
楽天
45422 0.517
(↑0.005)
5.5
(-)
54392
(+4)
372
(+3)
90
(+2)
31
(-)
0.250
(↓0.001)
3.980
(↑0.04)
4
(1↓)
西武
45431 0.511
(↓0.006)
6
(↓1)
54456
(+3)
428
(+4)
98
(+1)
94
(-)
0.258
(-)
4.270
(-)
5
(-)
ロッテ
41462 0.471
(↓0.006)
9.5
(↓1)
54401
(+4)
394
(+5)
108
(+1)
56
(+1)
0.245
(-)
4.080
(↓0.02)
6
(-)
ORIX
38485 0.442
(↓0.005)
12
(↓1)
52315
(+4)
398
(+5)
60
(-)
85
(+2)
0.233
(-)
3.910
(-)