広島(☆6対5★)中日 =リーグ戦15回戦(2019.07.23)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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中日
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広島
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勝利投手:フランスア(6勝3敗4S)
敗戦投手:祖父江 大輔(2勝3敗0S)

本塁打
【広島】バティスタ(22号・3回裏ソロ),バティスタ(23号・9回裏2ラン),安部 友裕(5号・10回裏ソロ)

  DAZN
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◆広島は2-5で迎えた9回裏、菊池涼の適時打とバティスタの2ランで3点を奪い、試合を振り出しに戻す。続く延長10回には安部がソロを放ち、サヨナラ勝利を収めた。投げては、6番手・フランスアが今季6勝目。敗れた中日は、救援陣がリードを守りきれなかった。

◆広島サビエル・バティスタ外野手(27)が3回に中日大野雄から特大の先制弾を放った。 両軍無得点の3回2死から甘く入った真っすぐを完璧に捉えた。打った瞬間、左翼アルモンテが1歩も動かない完璧な当たりで、鋭い弾道のまま左翼コンコース後方の防球ネットを直撃した。「ストレートにタイミングを合わせて、いい反応で打つことが出来ました」。今季、対大野雄との15打席目との15打席目に飛び出した初安打が貴重な先制弾となった。 ベンチでは今カードを最後にチームから離れ、28日に母国ドミニカ共和国へ一時帰国するフェリシアーノ通訳が笑顔で迎えた。

◆広島は3回、バティスタが中日大野雄から特大の22号ソロを放ち先制した。広島アドゥワは3回まで3安打無失点の滑り出し。 中日が4回に京田、木下拓の連続適時打などで3点を奪い逆転。5回に2点を加えアドゥワをKO。広島は6回無死満塁も無得点。 広島は8回に1点を返し、9回も2点差に迫ったあと、バティスタがこの日2発目となる23号同点2ラン。延長戦に持ち込んだ。 延長10回、広島は先頭の安部が5号サヨナラアーチを放ち、連勝を4に伸ばした。フランスアが6勝目。中日祖父江が3敗目。

◆中日が9回3点差リードを守れず、今季4度目の4連敗を喫した。9回新守護神岡田に託したが、バティスタに同点2ランを被弾。延長10回に7番手祖父江が先頭安部にサヨナラ弾を被弾し、今季8度目のサヨナラ負けを喫した。 与田監督は「継投がうまくいかず、攻撃のサインもうまくいかなかった。こちらの責任だ。明日切り替えて戦う」と、帰りのバスに乗り込んだ。 中日岡田(9回、バティスタに同点2ラン被弾)「明日やり返します」 中日祖父江(延長10回、安部にサヨナラ被弾)「被弾は外角? そうです。外角です。切り替えていきたい」

◆リリーフ陣が追いつかれて7勝目はならなかったが、中日大野雄大投手がアクシデントを乗り越え粘りの投球を見せた。 2回小園の打球を右膝に受けた(内野安打)がベンチで治療し続投。4点リードの5回1失点で降板した。1球、1イニングでも多く投げることを目標にしてきた左腕。今季最短の5回83球での降板に「中継ぎ陣に迷惑をかける形になってしまって申し訳ない」と話した。

◆広島バティスタが殊勲の2アーチでチームを救った。 3回に先制の22号ソロを放ち、9回に起死回生の23号同点2ラン。「(最後は)ラストチャンスと思って1発を狙った」と胸を張った。ここまで支えてくれたフェリシアーノ通訳が、25日限りでドミニカ共和国に帰国する。「帰るまでに2発打ってほしい」と言われていたが、早くも達成。「あと2発打つ」と鼻息も荒かった。

◆中日先発大野雄大投手(30)のおとこ気も勝利に結びつかなかった。 大野雄は2回小園の打球を右膝に受け、いったんベンチへ。テーピング治療後にマウンドに戻り、5回4安打1失点で後続にバトンを渡した。 今季最短の5回、最少の83球での降板を大野雄は悔やんだ。「打撲です。腫れています。(打撲後は)クイック気味にして衝撃を与えないように投げたが、もう少し投げられれば良かった」。1イニング、1球でも長く投げることにこだわってきただけにリリーフ6人に負担をかけたことを悔やんだ。「かなり痛みもあったと思う。無理もさせられない。あの中でよく投げてくれた」と、与田監督は左腕を称賛した。 8回1点を返され、9回に新守護神岡田が同点に追いつかれた。延長10回には1死二、三塁から阿部がセーフティースクイズを決められず、最後は7番手祖父江が、安部にサヨナラ弾を被弾。今季8度目のサヨナラ負けで4連敗を喫した。「継投がうまくいかず、攻撃のサインもうまくいかなかった。こちらの責任だ」。指揮官は反省の弁を口にしてバスに乗り込んだ。

◆広島は2戦連続サヨナラ勝ちを決め、4戦連続で自力V消滅の危機を回避した。一時は4点のビハインドを背負ったが、9回にサビエル・バティスタ外野手(27)が、この日2発目となる23号同点2ランを放ち、延長戦に突入。10回に安部友裕内野手(30)が左越えにサヨナラ弾を放った。緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。   -すごい試合 緒方監督 まあ、何ていうかな...。どういう言葉にしようかな...。間違いなく、記憶に残る試合。監督をやっていて何試合かあるけど、記憶に残るすごい試合を選手たちがやってくれた。(安部は)打ち上げたかなと思ったけど伸びていったね。ジャイアンツ戦から日替わりヒーローっていうかね...、アツ(会沢)のホームランから始まり、バティスタ、(鈴木)誠也、今日は安部。連勝しているときっていうのは、こういう日替わりヒーローが出てくる。その中で中継ぎ陣がゼロで抑えてくれるからこういうゲームになる。ピンチをしのいだ後はチャンスがくるなと、新ためて思うゲームだった。 -厳しい戦い 緒方監督 夏場の戦いはこういう戦い。本当にどう転ぶかわからないゲームの中でいろいろある。得点にはならなかったけど、6、7、8とずっと(チャンスが)続いて、攻撃陣が集中力を持って、先頭のバッターから入っていけている。いいゲームも見せられているんで。 -自力V消滅回避 緒方監督 そういうのは、ついて回るでしょ、1回負けたら。それより目の前の1試合1試合。

◆広島小園海斗内野手が左腕から初安打を放った。0-0の2回2死走者なしで、大野雄のストレートをはじき返し、投手強襲安打とした。 今季ここまで6本の安打はすべて右投手から。左腕には9打数0安打と抑え込まれていた。6試合連続で先発させてもらった首脳陣の期待に応えたかった。「大野さんから打ててよかった。(積極的に)振りにいけてはいると思う」と話した。

◆崖っぷちに立たされ、「逆転の広島」が目を覚ました。8回まで4点のビハインド。9回は2死から3点差を追いつき、延長10回に勝負を決めた。 ヒーローは安部友裕内野手(30)だ。中日祖父江の1ボールからの2球目、浮いた真っすぐをたたいた。「遅くまでスタンドに残ってくれたファンの声援のおかげで入ってくれました」。勝利を信じた赤いスタンドの後押しを受けるように、左翼方向へ上がった飛球はスタンドに吸い込まれた。 先頭だったが「僕が決めたろう」と打席に向かった。6回無死満塁では空振り三振。8回無死一、三塁は併殺。凡退続きで気持ちは高ぶっていた。珍しく"1発狙い"も、頭は冷静。「強引にならないよう、後ろにつなぐ」と自分自身に言い聞かせ、初球の抜けたスライダーを見て直球に狙いを定めた。「練習通りに打つことができた」。負ければ自力Vが消滅した一戦。プロ初の左方向への1発で広島の望みをつなげた。 チームは得点機を逃すなどもろさも見られるが、粘り強さも出てきた。今季14度目の延長戦は4月に1勝1敗とし、月間20勝の5月は4勝1分け。大きく負け越した6月は3敗2分けで、7月は2連勝。延長戦の強さが復調を予感させる。 緒方監督は試合後も「間違いなく記憶に残る試合。すごい試合を選手たちがやってくれた」と興奮冷めやらぬ様子だった。安部も「誰もまだ諦めていない」ときっぱり。崖っぷちで希望をともし、弾みもつける勝利をつかんだ。【前原淳】

◆中日の大野雄は二回、打球が膝に直撃するアクシデントに見舞われたが、5回1失点とまとめた。それでも長いイニングは投げられず「中継ぎ陣に迷惑を掛ける形になってしまって申し訳ない」と納得しなかった。九回に味方が追い付かれ、自身の勝利を逃した。  三回こそバティスタにソロ本塁打を浴びたが、この日は直球がさえた。スライダーやツーシームも使い、うまく打ち取った。

◆広島のバティスタが土壇場で試合を振り出しに戻した。3-5の九回2死一塁で浮いた変化球を捉え、中越えにこの日2本目となる23号2ランを運んだ。「ラストチャンスで、一発を狙った」と笑顔だった。  三回にも速球を強振し、左翼席後方の防球ネットにソロを突き刺した。15日に1軍へ復帰し、2本塁打をマークした20日の巨人戦も含めて後半戦で早くも5発。好調の要因を問われ「夏が来たから。暑くて、いい感じ」と上機嫌だった。

◆痛恨のサヨナラ負けで4連敗を喫した。3点リードの九回に登板した岡田が2死から菊池涼に適時打、バティスタに同点2ランを浴びると、延長十回は祖父江が安部にサヨナラ本塁打を浴びた。与田監督は「結果的に継投がうまくいかず、(終盤の)打線もうまくいかない状態だった。全てこちらの責任」と肩を落とした。 二回に打球を右膝に受けながらも5回1失点の中日・大野雄 「クイックで投げたり、(右膝に)刺激を与えないようにしながら投げた。腫れているが、次回登板は大丈夫だと思う」

◆バティスタが今季4度目の1試合2本塁打の大暴れだ。三回2死走者なしで先発・大野雄から左翼へ先制の22号ソロを放つと、菊池涼の適時打で2点差に迫った九回2死1塁では岡田からバックスクリーンへ同点の23号2ラン。自慢の怪力で大仕事をやってのけたドミニカンは「ラストチャンスで、一発を狙った」と笑顔だった。

◆打った本人以上にナインが大喜びでベンチを飛び出した。広島が2試合連続のサヨナラ勝利で4連勝。サヨナラ弾を放った安部が、自力優勝消滅の危機を救ったヒーローだ。  「きょうは"覇気"を出しました。バティが打った瞬間、やってやろうという気持ちになっていました。スタンドに残ってくださったファンのみなさんのおかげで打つことができました」  土壇場で底力を見せた。3点を追う九回2死二塁から菊池涼の左前適時打、さらにバティスタのこの日2発目のバックスクリーン左への23号2ランで同点。延長十回にフランスアが1死二、三塁のピンチを無失点でしのいだその裏、そこまで4打数無安打だった安部に打席が回ってきた。  祖父江の1球目スライダーを見送りボール、2球目の難しいコースの外角高め147キロの直球を流し打った。今季初の逆方向への本塁打となる5号ソロで4時間17分の激戦に終止符を打った。  緒方監督は「記憶に残るすごい試合をやってくれたね」と興奮した口調でナインの粘りをたたえた。21日までの巨人3連戦(マツダ)では、会沢、バティスタ、鈴木が要所でチームを勝利へ導く一打を放っており「日替わりでヒーローが出てきている」と賛辞を惜しまなかった。  「みなさんの応援に応えるために勝ちたかったです。また熱い応援お願いします」  4連勝で借金を2まで減らした。首位巨人が勝利し、広島が引き分け以下で自力優勝の可能性が消滅する状況は変わっていないが、王者の意地でまだまだペナントレースを熱くする。 (柏村翔)

DAZN

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
51351 0.593
(↑0.005)
-
(-)
56421
(+6)
340
(+5)
116
(-)
53
(-)
0.266
(↑0.001)
3.620
(↓0.01)
2
(-)
DeNA
44433 0.506
(-)
7.5
(↓0.5)
53371
(+6)
366
(+6)
106
(-)
28
(+1)
0.247
(↓0.001)
3.690
(-)
3
(-)
広島
43453 0.489
(↑0.006)
9
(-)
52350
(+6)
371
(+5)
83
(+3)
51
(-)
0.244
(↑0.001
3.520
(↓0.01)
4
(-)
阪神
41445 0.482
(-)
9.5
(↓0.5)
53336
(+6)
362
(+6)
59
(+1)
63
(+1)
0.249
(↑0.001)
3.430
(↓0.01)
5
(-)
中日
41470 0.466
(↓0.005)
11
(↓1)
55340
(+5)
339
(+6)
51
(-)
47
(+3)
0.262
(-)
3.750
(↓0.02)
6
(-)
ヤクルト
35532 0.398
(↓0.004)
17
(↓1)
53390
(+5)
457
(+6)
97
(+2)
35
(-)
0.239
(↓0.001)
4.640
(↓0.02)