楽天(★2対4☆)ソフトバンク =リーグ戦17回戦(2019.07.21)・楽天生命パーク宮城=
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ソフトバンク
0100020014802
楽天
0100100002710
勝利投手:松田 遼馬(1勝1敗0S)
(セーブ:甲斐野 央(1勝2敗8S))
敗戦投手:石橋 良太(4勝5敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】内川 聖一(9号・2回表ソロ),長谷川 勇也(1号・6回表2ラン)

  DAZN
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◆ソフトバンクが連敗を6で止めた。ソフトバンクは2回表、内川聖一のソロで先制に成功する。その後は逆転を許すも、6回に長谷川勇の2ランが飛び出し、再びリードを奪った。投げては、2番手・松田遼が移籍後初勝利。敗れた楽天は、先発・石橋が好投するも、打線がつながりを欠いた。

◆巨人からトレード加入の楽天和田恋外野手(23)が、島井寛仁外野手(29)との入れ替えで移籍後初めて1軍に合流した。 前日のイースタン・リーグのヤクルト戦で2打席連続本塁打を放つなど、移籍後に出場した2軍公式戦5試合で4本塁打をマーク。平石監督は「2軍でしっかり結果を出してくれている。パ・リーグに来て、遠慮せず、思い切ってやってくれれば」と期待を込め、即スタメンで起用することを明言した。

◆ソフトバンク内川聖一内野手(36)が2回に先制9号ソロを放った。2回2死、2ボール1ストライクからの147キロ直球をとらえ、バックスクリーン左へライナーで突き刺した。 「思い切って打ちにいき、久しぶりに手応えがありました。先制できてよかったし、今日は何とか連敗を止め、勝ちたい」とコメントした。 左膝痛の影響もあり、7月8日西武戦の第6打席で右前安打を放って以来、20打席ぶりの快音。6連敗中のチームへ勢いをつける1本となった。

◆ソフトバンクは2回に内川が20打席ぶりのヒットとなる先制の9号ソロ。楽天は直後にウィーラーの適時二塁打で追いついた。 楽天は5回に茂木が適時打。ソフトバンクは6回2死からデスパイネが振り逃げで出塁し、長谷川勇の1号2ランで逆転した。 ソフトバンクは連敗を6で止めた。松田遼が今季初白星。甲斐野が8セーブ目。楽天は連勝が3で止まり4位後退。石橋が5敗目。

◆ソフトバンクの守護神森唯斗投手が復帰マウンドを3人で締めた。右背部痛のためファーム調整していたが、この日1軍復帰。1点リードの8回、先頭ブラッシュを149キロの直球で見逃し三振に切ると、銀次を二ゴロ、和田も空振り三振に仕留めた。 「緊張した。点差が点差だったし、絶対に勝ちたい、という気持ちだった」。約1カ月のリハビリ生活はプロ入り初経験。「悔しかったし、(1軍で)投げられたことが一番よかった」と、ホッとした様子だった。

◆ソフトバンク椎野新投手(23)が、1日で楽天浅村にやり返した。1点リードの7回に登板。1死満塁のピンチで、前日20日に決勝犠飛を許した浅村を迎えた。 1ボールから内角へ直球で真っ向勝負し、遊併殺に仕留めた。「開き直ってやり返そうと思った。併殺で一番いい形で打ち取れた。先頭に四球を出し、自分でピンチをつくってしまった。でも、いい経験になった」と、反省しながらも無失点で連敗脱出に貢献できたことを喜んでいた。 この日が今季24試合目の登板。4ホールド目を記録した。防御率2・70と、チームを支えている。

◆楽天は連勝が3で止まり、4位に後退した。1点を勝ち越した直後の6回2死、先発石橋がデスパイネを追い込み、変化球で空振りを奪ったが堀内が捕逸。振り逃げで出塁を許し、続く長谷川勇に逆転2ランを浴びた。 平石監督は「三振で終わっているところ。防いでやらないといけなかった」と指摘。堀内は「僕がそらさなければ、あの回はゼロで終わっていた。申し訳ない」と自分を責めた。

◆楽天和田恋外野手(23)が移籍後初安打となるプロ2本目のヒットを放った。 巨人からトレード加入後の2軍公式戦5試合で打率4割2分9厘、4本塁打をマークし、1軍に初合流。早速「6番一塁」でスタメン起用されると、6回の第3打席でソフトバンク・モイネロから初球を左前に運んだ。 初対戦の相手ばかりとあって、事前に浅村に球種を聞くなど対策を練りながら4打数1安打。新天地でのデビュー戦を終え「1本出てホッとしました」と話した。

◆ソフトバンクが連敗を6で止めた。助っ人の全力疾走からチャンスは訪れた。1点を追う6回2死、空振り三振したデスパイネが振り逃げで一塁へ。 続く長谷川勇也が左翼席へ決勝の1号逆転2ランを放った。「長打を狙って打ちにいった結果、本塁打になってよかった。チームの勝利につながる一打を打てて、今までちゃんとやってきてよかった」。今季4試合目、12打席目での初安打が連敗を止めた。 工藤監督は「こういう状況の時に戻ってきて、決勝打を打ってくれる。ありがたい」と感謝した。古傷の右足首痛を抱え、4月に昇格した試合では左アキレス腱(けん)を痛め、1試合で抹消となった。リハビリから2軍に戻り、数字を残した。グラシアル離脱でめぐってきたチャンスで、13年首位打者が輝いた。 2回には左膝痛を抱える内川が20打席ぶりの安打となる先制9号ソロ。9回には代走周東の足を生かし、4点目を奪った。日本ハムが敗れゲーム差は3に開いた。この日は球団が招待した東日本大震災で被災した児童35人に「今日は勝つから大丈夫」と白星を約束していた。23日からは本拠地での6連戦で、再び勝ち星を積み重ね首位を走り続ける。【石橋隆雄】

◆ソフトバンク長谷川勇也外野手が1点を追う6回2死一塁から左翼席へ決勝の1号逆転2ランを放ち、チームの連敗を6で止めた。ソフトバンク長谷川勇也外野手に以前、失礼を承知でこんなことを聞いた。「2軍にいる期間が長くなるのは、嫌じゃないですか」。 故障もあり、ここ数年は1軍定着後では最も2軍暮らしが長くなっている。打撃が好調でも、チーム事情とかみ合わずなかなか声がかからない時期もあった。だが長谷川勇は、あっけらかんと答えた。「野球がうまくなりたいと思っているだけだから。それは上にいても下にいても、そんなに変わらないでしょ」。かつて一線で安打を重ねた打撃職人が、腐らないわけだった。 ファームでも、試合前の姿は一緒だった。1球1球確かめながら、丁寧に打ち込むティー打撃はヤフオクドームで見たものと同じ。近寄りがたいオーラさえ感じさせる、修練の時間だ。常に同じ心情でバットを磨いてきた。必要とされたときにサラリと結果が出せるのも必然だろう。【ソフトバンク担当=山本大地】

◆楽天の石橋は長谷川勇に浴びた逆転2ランを悔やんだ。2-1と勝ち越した直後の六回。2死無走者でデスパイネから三振を奪ったが、捕逸による振り逃げで出塁され、続く長谷川勇に速球を左翼席へ運ばれた。  チームは流れを引き戻せず連勝が3で止まって4位に転落。6回3失点、自責点1で5敗目を喫し「点を取ってもらったあとに失点してしまったので野手の皆さんに申し訳ない。絶対に抑えないといけなかった」と肩を落とした。

◆ソフトバンクの森が背中の筋損傷から約1カ月ぶりに復帰し、八回を三者凡退に抑えて連敗ストップに貢献した。4番ブラッシュを内角速球で見逃し三振に仕留めるなど上々の内容で「絶対勝ちたい気持ちで(マウンドに)上がった。投げさせてもらって本当に感謝している」と満足そうだった。  昇格したばかりで抑えの役割は甲斐野に譲ったが、今季離脱するまでに19セーブを挙げており、救援陣の厚みは増す。「次は普段通りいけるかなと思う」と頼もしかった。

◆ソフトバンクの長谷川勇が今季初安打を本塁打でマークした。1-2の六回2死一塁で、石橋の外角速球を逆らわずに左翼席へ運ぶ2ラン。今季12打席目で出た安打を「しっかり振り抜く事ができた。長打を狙って打ちにいった結果、本塁打になってくれて良かった」と振り返った。  4月に左アキレス腱を痛めて出遅れていた。打線をけん引していたグラシアルがキューバ代表で離脱し、代役を期待されて19日に1軍に再昇格。3試合連続で先発出場し、ようやく快打が出た。

◆逆転勝ちで連敗を6で止め、2位・日本ハムとの差を3ゲームに広げた。長谷川勇が六回に今季初安打となる逆転2ラン。今季12打席目で値千金の一発が飛び出し「そろそろヒットが出てほしいと思っていた。最高の形になってくれてよかった」。今季初出場した4月16日のロッテ戦で左アキレス腱を痛めて出遅れた。キューバ代表の試合に出場するために離脱したグラシアルの代役として19日に再昇格。3試合連続で先発出場し、ようやく快音を響かせた。

◆逆転負けを喫し、4位に転落した。巨人からトレードで加入した和田が「6番・一塁」で移籍後初出場し、六回に左前打を放った。「緊張はしていました。自分のスイングができるように集中していた」。新戦力について平石監督は「一本出たことで、もっと彼の良さは出る」と期待を寄せた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
49374 0.570
(↑0.005)
-
(-)
53367
(+4)
338
(+2)
119
(+2)
78
(+1)
0.248
(-)
3.420
(↑0.02)
2
(-)
日本ハム
46404 0.535
(↓0.006)
3
(↓1)
53379
(+4)
362
(+9)
62
(+1)
37
(-)
0.256
(-)
3.740
(↓0.06)
3
(1↑)
西武
45421 0.517
(↑0.005)
4.5
(-)
55453
(+10)
424
(+3)
97
(+1)
94
(+1)
0.258
(↑0.001)
4.270
(↑0.01)
4
(1↓)
楽天
44422 0.512
(↓0.006)
5
(↓1)
55388
(+2)
369
(+4)
88
(-)
31
(-)
0.251
(-)
4.020
(↑0.02)
5
(-)
ロッテ
41442 0.482
(↑0.006)
7.5
(-)
56390
(+9)
378
(+4)
103
(+1)
55
(+1)
0.244
(-)
3.970
(-)
6
(-)
ORIX
38465 0.452
(↓0.006)
10
(↓1)
54309
(+3)
388
(+10)
59
(+2)
83
(+1)
0.234
(-)
3.920
(↓0.07)