DeNA(☆4対3★)中日 =リーグ戦12回戦(2019.07.20)・横浜スタジアム=
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中日
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DeNA
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勝利投手:石田 健大(1勝0敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(1勝1敗19S))
敗戦投手:山井 大介(3勝4敗0S)

本塁打
【中日】平田 良介(7号・4回表ソロ),アルモンテ(4号・8回表2ラン)

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◆DeNAが接戦を制した。DeNAは3回裏、ソトとロペスの連続適時打で4点を先制し、試合の主導権を握る。投げては、先発・石田が5回1失点。その後は5投手の継投で逃げ切り、石田が今季初勝利を挙げた。敗れた中日は終盤に追い上げを見せるも、あと一歩及ばなかった。

◆DeNAは石田健大投手(26)が今季初先発する。 同投手の先発登板は18年10月7日広島戦以来で、先発勝利は同年4月13日中日戦が最後。好調な中日打線を抑えて、463日ぶりの先発勝利をつかめるか。

◆DeNAは3回、2死満塁からソト、ロペスの連続適時打で4点を先制。先発は今季初先発の石田。中日先発は山井。 中日は4点を追う4回、平田が通算100号となる7号ソロ。DeNAは5回2安打1失点の石田から三嶋に継投した。 DeNAが連勝。今季初先発の石田が、463日ぶりの先発勝利で今季初勝利。山崎は19セーブ目を挙げた。敗れた中日は、好機であと1本が遠かった。山井が4敗目。

◆2試合連続の1点差で、中日が連敗した。 先発山井が3回に4点を先制されたが、打線は粘った。4回に平田の通算100本塁打、8回のアルモンテの2点本塁打で1点差。しかし、9回はDeNAの守護神・山崎に3者凡退に打ち取られた。この日、広島が勝ったことで3位に並ばれ、2位DeNAには2差をつけられた。 1点差での連敗に、与田監督も歯がゆさを押し殺しながら言葉を選んだ。「本当に徐々に粘り強い、いいチームになっている。競ったゲームを僕が勝たせるような采配をしなければいけないし。春先から目指していた野球をもう1回見直していくことですね」。 収穫もあった。5回以降に登板した三ツ間、藤嶋、祖父江のリリーフ陣は無失点リレー。指揮官も「三ツ間は複数イニングを頑張ってくれている。藤嶋も前回登板から空いたが、いい投球をした。祖父江も安定感がどんどん出てきている」と、敗戦の中での手応えには表情を緩ませた。

◆DeNAは助っ人コンビで勝率5割復帰だ。3回2死満塁からネフタリ・ソト内野手が左翼線への二塁打、ホセ・ロペス内野手は左前打と連続適時打。 2人で仲良く2打点ずつを挙げた。ラミレス監督は「チーム一体となっての勝利。5割復帰はうれしいが、ここでストップすることなく前を向いて行きたい」と先を見据えた。

◆午後6時のマウンドは、久しぶりだった。先発投手の名前がコールされると、横浜スタジアムから期待を込めた声援と、割れんばかりの拍手が送られた。DeNA石田健大投手(26)が、18年10月7日の広島戦以来の先発マウンドに上がった。「いつも以上にファンの声は聞こえた気がする。いつも以上に大きな声援の感じがした」。久しぶりの光景と空気をかみしめた。 今季ここまでの23試合は、全て中継ぎだった。3年連続開幕投手の候補でありながら、開幕前に左肘の違和感を発症。1軍復帰後の役割は本職の先発ではなく、リリーフだった。1週間に1度だったマウンドは、時に何日も続くことがあった。 試合開始からブルペンでゲームの行方を見つめ、中盤に向けて肩を作る。慣れない環境の中でも、常にチームのためを優先してきた。「(戻りたい)気持ちはもちろんあった。でも与えられた場所で全力でやるしかない」。ブルペンの現場を直に感じたから、分かることもあった。463日ぶりにつかんだ先発勝利は「いつもと違うものがある」と感慨深かった。 男は背中で見せる-。初回。この日最速150キロを3球もマークした。「いつ、つぶれてもいいと思っていた」と多くを語らず、ボールに魂を込めた。3点リードの5回には2死一、三塁とピンチを招いたが、代打藤井を最後はチェンジアップで空振り三振。思わず「よっしゃー」と声を上げ、グラブをたたいた。次回も先発として、27日の中日戦に登板する予定。佳境へ向かうペナントレース、頼もしい左腕が戻ってきた。【栗田尚樹】

◆中日・平田良介外野手(31)が20日、対DeNA12回戦(横浜)の四回無死で、相手先発の石田健大投手(26)から左越え7号ソロを放ち、プロ通算100号本塁打を記録した。史上294人目。  平田は、大阪桐蔭高から2006年に高校ドラフト1巡目で中日入団。昨季までの13年間で93本塁打をマークしていた。

◆DeNA先発の石田健大投手(26)が20日、対中日12回戦(横浜)で先発し、5回を散発2安打1失点と好投してマウンドを降りた。  立ち上がりから、この日最速150キロの速球とチェンジアップを駆使。4-0の四回無死で、平田良介外野手(31)にチーム初安打となる左越え7号ソロを浴びたが、後続を断って毎回の8三振を奪った。  石田はプロ5年目の今季、3月上旬に左肘の違和感で離脱。5月1日の1軍昇格後は中継ぎで23試合に登板して0勝0敗8ホールド、防御率1・82と好投を続け、今季初の先発マウンドだった。

◆DeNAは2017年から5連敗中だった天敵の山井から3年ぶりに勝利をもぎ取った。ラミレス監督は山井の対右打者の被打率が高いというデータを重視し、右の細川を先発に抜てき。4点を先取した三回は細川が安打で口火を切った。  監督はソトとロペスの2点打を含め「最初の4安打は全て右打者。右が機能した」と鼻を鳴らす。ロペスは六回に日米通算400二塁打を放ち、記念のボールを自ら要求して口づけした。お立ち台で「家族のおかげ」と感慨に浸った。

◆連夜の1点差負けで、8連勝後に2連敗となった。4回で降板した山井は三回2死一、三塁で筒香に四球を許し、満塁としたことを反省。その後に4失点し「四球を出さないといけないカウントにしてしまった。1回4失点はチームの雰囲気を重くしてしまった」と肩を落とした。 中日・与田監督 「本当に徐々に粘り強い、いいチームになっているが競ったゲームで勝たせるような采配をしないといけない」 四回に7号ソロを放ち、通算100本塁打を達成した中日・平田 「これからもっと記録を伸ばしていくために日々、練習と観察を怠らないようにしていきたい」

◆2017年から5連敗中だった天敵の山井から3年ぶりに勝利をもぎ取った。ラミレス監督は山井の対右打者の被打率が高いというデータを重視し、右の細川を先発に起用。4点を先取した三回は細川が安打で口火を切った。ロペスは三回に2点左前打。六回には日米通算400二塁打を放ち、記念のボールを自ら要求して口づけした。お立ち台で「家族のおかげ」と感謝した。

◆今季初先発で希望の白星だ。DeNA・石田健大投手(26)が5回2安打1失点と好投し、今季初勝利を挙げた。  「最高にうれしいです! 先発で勝ち投手のお立ち台と、中継ぎでのお立ち台では、気持ちが違います。やっとこういう形で立てました」  中継ぎ登板と同じく、立ち上がりからアクセル全開。一回にこの日最速の150キロを3度マークした。被安打は四回無死で平田に浴びた左越えへの7号ソロ、五回2死での堂上の左翼線二塁打だけ。速球とチェンジアップを駆使しての78球で、15のアウトのうち8つを三振で奪った。  先発での勝利は昨年4月13日の中日戦以来、463日ぶり。昨年まで2年連続開幕投手を務めた男が、昨季は3勝に甘んじた。今季は3月上旬に左肘の違和感で離脱。5月1日の昇格後、中継ぎで23試合に投げて0勝0敗8ホールド、防御1・82の成績を残していた。  募る先発マウンドへの思い。だが石田は、法大の2年先輩で同じ中継ぎ陣の親しい三嶋にすら、先発に復帰したい本音を口にしなかった。全ては中継ぎで結果を出してから。リリーフで貢献を続け、やっと手にしたチャンスをつかみ取った。  DeNAは2連勝で単独2位をキープ。7月4日の阪神戦以来、12試合ぶりに勝率5割復帰を果たした。「先発で投げてみて分かることがある。体力面や球など、もっと磨かないといけないことがたくさんある」。頼りになる先発左腕が、帰ってきた。 (山口泰弘)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
50341 0.595
(↓0.007)
-
(-)
58414
(+2)
333
(+4)
116
(+1)
52
(+1)
0.265
(-)
3.630
(↓0.01)
2
(-)
DeNA
43432 0.500
(↑0.006)
8
(↑1)
55360
(+4)
356
(+3)
105
(-)
27
(-)
0.247
(-)
3.680
(↑0.01)
3
(1↑)
広島
41453 0.477
(↑0.006)
10
(↑1)
54342
(+4)
365
(+2)
79
(+2)
51
(-)
0.243
(-)
3.540
(↑0.02)
3
(-)
中日
41450 0.477
(↓0.005)
10
(-)
57331
(+3)
328
(+4)
51
(+2)
44
(-)
0.261
(↓0.001)
3.710
(↓0.01)
5
(-)
阪神
40444 0.476
(↑0.006)
10
(↑1)
55325
(+4)
354
(+3)
57
(-)
62
(-)
0.249
(↑0.002)
3.430
(↑0.01)
6
(-)
ヤクルト
35512 0.407
(↓0.005)
16
(-)
55383
(+3)
446
(+4)
94
(-)
35
(-)
0.241
(-)
4.610
(-)