日本ハム(☆5対3★)ロッテ =リーグ戦15回戦(2019.07.19)・札幌ドーム=
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ロッテ
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日本ハム
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勝利投手:加藤 貴之(5勝4敗0S)
(セーブ:石川 直也(2勝2敗5S))
敗戦投手:二木 康太(6勝6敗0S)

本塁打
【ロッテ】レアード(26号・7回表2ラン)
【日本ハム】中田 翔(20号・4回裏ソロ)

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◆日本ハムが4連勝。日本ハムは初回、渡邉の適時打で先制に成功する。その後は、4回裏に中田のソロが飛び出すと、5回には大田の2点適時打でリードを広げた。投げては、先発・加藤が5回無失点で今季5勝目。敗れたロッテは、終盤に追い上げを見せたが、及ばなかった。

◆日本ハム中田翔内野手(30)はここまで19本塁打を放っており、通算7度目のシーズン20本塁打へ王手。 日本ハム選手のシーズン20本塁打回数上位は(1)張本13度(2)大杉8度(3)小笠原7度。中田が1発を打てば、小笠原に並んで球団3位タイとなる。

◆朝ドラ女優の福地桃子(21)が、ファーストピッチに登場した。 北海道が舞台のNHK連続テレビ小説「なつぞら」でヒロインの姉妹、夕見子役で出演中。朝ドラ100作目を意味する背番号「100」のユニホームを着て登場し、身長153センチの体を大きく使って投球した。ボールはワンバウンドとなり「悔しいです。気合は十分だったんですけど...」と苦笑い。ファーストピッチが決まってから約15日間、札幌市内の公園などで練習を積んできたという。「『なつぞら』を背負って、という形だったので、何としてでも(ミットに)届きたかった。また機会があれば、リベンジしたいです」と笑顔で誓った。

◆日本ハムは1回2死一、二塁から渡辺の中前適時打で1点を先制した。先発の加藤は3回を無安打と上々のスタート。 日本ハムは4回、中田の20号ソロで加点。5回に大田の二塁打で2点を加えた。先発加藤は5回1安打無失点で降板。継投に。 ロッテは7回、レアードが26号2ランを放つも反撃届かず。日本ハム投手陣の継投にかわされ、札幌ドーム9連敗となった。日本ハム加藤5勝、石川直5セーブ目、ロッテ二木6敗。

◆ロッテ打線が沈黙し、昨季から続く札幌ドームでの連敗が9まで伸びた。5回まで日本ハム先発加藤の前に1安打に抑えられた。7回にレアードが26号2ラン、9回には清田が適時打と終盤に追い上げを見せたが、反撃も及ばなかった。 井口監督は「(先発二木は)球が高かったが、何とか踏ん張っていた。打線が早い回で援護してあげないと厳しい」と悔やんだ。

◆ロッテ藤岡裕大内野手(25)が試合前練習で右膝を痛めた影響で日本ハム15回戦(札幌ドーム)の6回守備から交代した。 20日の同戦の出場は患部の状態を見て判断する。

◆日本ハム先発の加藤貴之投手(27)が5回0封で、5勝目を挙げた。 力の抜けたフォームから繰り出す130キロ後半の直球にフォークなどの変化球を交え、ロッテ打線を翻弄(ほんろう)。三塁を踏ませず、わずか1安打に抑えた。お立ち台では「(リーグトップ10勝の)有原が良い投球をしていたので、自分も良い投球をしないとと思った。野手の良いプレーがありましたし、中継ぎの人には負担になっていますが、チームメートに感謝です」。自らの勝利そっちのけで、頭を下げ続けた。 今季はチーム初の試み「ショートスターター」を任されるなど、適所で力を発揮してきた。先発投手が打者一巡を目安とした短いイニングを投げ、第2先発から継投で試合をつくる投手起用法は、コンディショニング調整が重要。今回は球宴期間を挟み、登板間隔は中11日と空いたが「状態によってメニューを組んでくれる。1番大変じゃないかな」とトレーナーをおもんばかる。時には自らコンディショニングメニューを考え、こなしてきた。 栗山監督は「素晴らしい。(試合の)入りから、加藤らしさを出してくれた」と称賛。チームは、首位ソフトバンク戦から続く連勝を「4」に伸ばした。首位の背中も見えてくる3ゲーム差。加藤は「良い状態にある。自分も乗るっていうか、うまくやっていきたい」と勢いを力にしていく。【田中彩友美】

◆日本ハム中田翔内野手(30)が、ロッテ15回戦(札幌ドーム)の1-0で迎えた4回、追加点の20号ソロを左翼席へ運んだ。20本塁打到達は通算7シーズン目。日本ハムでは張本勲、大杉勝男に次ぐ歴代3位の到達回数で、97~06年に在籍した小笠原道大に並んだ。チームは後半戦負けなしの4連勝で、札幌ドームではロッテ相手に9連勝。首位ソフトバンクに3ゲーム差と迫った。手応え十分だった。日本ハム中田が、勝利をぐっと引き寄せるアーチを架けた。1-0で迎えた4回だ。ロッテ先発二木の2球目、高めに浮いたスライダーを左翼席へ放り込んだ。通算7シーズン目となる20号到達。「泳がされていたけど、しっかり対応できた」。日本ハムでは張本勲、大杉勝男に次ぐ歴代3位の到達回数で、97~06年に在籍した小笠原道大に並んだ。 開幕直後の4月から、バットの変更を模索していた。グリップに引っかける小指部分に負担がかかり、08年には左手の有鉤(ゆうこう)骨を骨折。リスクを減らすため、タイ・カッブ型のグリップを試し、ヤスリをかけてさらに根元の凹凸を消したオリジナルを作製した。試行錯誤を重ねて、完成したのは6月。「最初は(バットが手から)抜ける感覚があったけど、松ヤニを付ければ大丈夫。グリップに当たるストレスがなくなった」。故障の危険性が減ったことで、思い切りバットを振れるようになった。7月の月間打率は3割0分6厘。「感覚がしっくり来ている」。今はこの1本に、懸けている。 七夕の日。愛娘が短冊に書いた一文に、苦笑いした。「パパがホームランを60ぽんか70ぽんうってほしいです」。かわいい願いに「無理やろ。どうやって打ったらいいんや、70本も」と言いながらも、目を優しかった。つかの間の球宴休みをへて、後半戦も好調を維持している。 チームは後半戦負けなしの4連勝で、首位ソフトバンクに3ゲーム差に迫った。それでも、油断はない。「ソフトバンクは今は連敗しているけど、怖いチームに変わりはない。隙を見せないようにしないと」。球団史に名を刻んだスラッガーは、チームの夢、家族の夢に近づくために、今日も打席に立つ。【中島宙恵】

◆日本ハム大田泰示外野手が復帰後、3試合連続打点と調子を上げてきた。2点リードの5回1死一、三塁で左中間フェンス直撃の2点二塁打。 「変化球も頭に入れていたので、余裕持って打席に入れた」。前半戦終了前に腰痛で戦列を離れたが、再び定位置の「2番」で奮闘している。「とにかく集中してゲームに入れている」と納得の一打になった。

◆ロッテのブランドン・レアード内野手(31)が19日、日本ハム15回戦(札幌ドーム)に「4番・三塁」で出場。4点を追う七回、左翼席へ26号2ランを放った。  「しっかり、とらえることができたよ。今年、札幌ドームで打てていなかったし、うれしいよ」  日本ハムから今季、ロッテに加入した助っ人砲は、開幕からアーチを量産し、85試合目で早くも昨季の本塁打数に並んだ。古巣から放った本塁打はこれで5発目。かつての本拠地でも、今季初めて豪快なアーチをお見舞いした。

◆ロッテは19日、日本ハム15回戦(札幌ドーム)に3-5で敗戦。札幌ドームでは今季7戦全敗、昨季からは9連敗となった。  先発投手を短いイニングで交代し、リリーフ投手でつないでいく「ショートスターター」を採用する日本ハムに対して、井口監督は「後ろの投手もいいので、序盤に点を取れないと厳しくなる。何とか早い回から攻めていきたい」と話していたが、先発の加藤に5回1安打無失点の好投を許す結果に。七回にレアードが26号2ランを放ったが、終わってみれば相手投手陣に4安打に封じ込められた。  チームトップの6勝を挙げている先発の二木は、5回6安打4失点で6敗目を喫した。  井口監督は「(二木は)球自体は高かったけど、踏ん張って投げていた。打線がもっと早い回で援護していかないと厳しい」と険しい表情を浮かべた。

◆日本ハムの加藤が5回1安打無失点で5勝目を挙げた。2死球を与えたように、内角を厳しく攻めて凡打の山を築いた。「初回から全力で投げた。野手の方にも助けてもらい、いいテンポでアウトを取れたと思う」と満足げだった。  これで自身も4連勝となり白星が一つ上回った。先発ローテーションの一角をつかみ「チームのいい流れに乗せられた」と胸を張った。

◆ロッテの藤岡が六回の守備で交代した。試合前の練習で右膝を痛めていたそうで「20日はいけると思う」と話すにとどめた。

◆ロッテの二木は5回6安打4失点と粘れず6敗目を喫した。速球の大半が130キロ台と本調子ではなく「直球でファウルが取れなかった。何か原因があると思うので、見つけていきたい」と険しい表情だった。  プロ6年目の今季はチームトップの6勝をマークし、2度目のオールスター戦出場も果たした。吉井投手コーチは「ここを乗り越えないと真のローテーション投手にはなれない」と成長を期待した。

◆日本ハムの中田がプロ12年目で7度目の20号本塁打を放った。1-0の四回に左翼席へ運んだ。8日のロッテ戦以来6試合ぶり、後半戦初の一発となるソロに「20号という数字より追加点が取れて良かった」とうなずいた。  先頭打者として打席に入り、1ストライクから二木の高めに浮いた変化球を捉え「打ったのはスライダー。いい感じで振り抜くことができた」と満足そうだった。

◆豪快な一撃だ。日本ハムの4番・中田翔内野手(30)が1点リードの四回、高めに浮いた変化球を捉え、左翼席へ20号ソロをたたき込んだ。  「真っすぐ待ちで少し泳がされたけど、しっかりと対応できた」  2年連続7度目のシーズン20号到達は、球団では小笠原道大(現中日2軍監督)と並ぶ歴代3位。「すごい方に並べたことに関してはうれしく思うけど、今は考えている余裕はない」。プロ12年目の主砲は、あくまでチームの勝利が最優先だ。  チームは4連勝で貯金を6とし、首位・ソフトバンクまで3ゲーム差に迫った。「ソフトバンクも今は連敗しているけど、怖いチームに変わりはない。隙を見せずやっていくだけ」。2016年以来3年ぶりのリーグ優勝へ突き進む。 (浜浦日向) 中田について日本ハム・栗山監督 「翔が打つと、本当にチームも勝ちやすい。本塁打は1人でも点が取れる」

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
48364 0.571
(↓0.007)
-
(-)
55363
(+1)
335
(+5)
117
(-)
76
(-)
0.249
(↓0.002)
3.470
(↓0.02)
2
(-)
日本ハム
45394 0.536
(↑0.006)
3
(↑1)
55371
(+5)
353
(+3)
61
(+1)
37
(-)
0.256
(-)
3.720
(↑0.01)
3
(-)
西武
44411 0.518
(↑0.006)
4.5
(↑1)
57442
(+5)
418
(+4)
96
(+2)
93
(-)
0.258
(↓0.001)
4.300
(↑0.02)
4
(-)
楽天
43412 0.512
(↑0.006)
5
(↑1)
57385
(+5)
365
(+1)
88
(+1)
31
(+1)
0.252
(↓0.001)
4.090
(↑0.04)
5
(-)
ロッテ
40432 0.482
(↓0.006)
7.5
(-)
58381
(+3)
370
(+5)
102
(+1)
54
(-)
0.245
(↓0.001)
3.970
(↓0.02)
6
(-)
ORIX
37455 0.451
(↓0.006)
10
(-)
56303
(+4)
377
(+5)
55
(-)
80
(+2)
0.234
(↑0.001)
3.880
(-)