DeNA(★3対7☆)中日 =リーグ戦10回戦(2019.07.18)・横浜スタジアム=
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中日
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DeNA
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勝利投手:ロメロ(6勝6敗0S)
敗戦投手:今永 昇太(8勝5敗0S)
  DAZN
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◆中日が破竹の8連勝。中日は初回、阿部の犠飛で先制する。同点とされて迎えた5回表には、アルモンテと京田の適時打などで4点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、先発・ロメロが7回途中3失点の好投で今季6勝目。敗れたDeNAは、先発・今永が試合をつくれなかった。

◆先発するDeNA今永昇太投手(25)と中日エンニー・ロメロ投手(28)は、ともに走者を置いての被打率が1割台。 特に得点圏では今永が1割6分2厘で、ロメロも1割7分9厘と粘り強い。両軍の打線がチャンスで相手先発を攻略できるか。

◆ヒップホップアーティストのAK-69が、始球式に臨んだ。親交の深い谷繁元信氏が捕手を務め、自身の楽曲「Flying B」を登場曲に使う筒香が打席に入った。 ボールは外角高めに大きく外れ「練習ではうまくいったんですけどね」と悔しそうに振り返ると、囲み取材に同席した谷繁氏からは「本番に弱い」と突っ込まれ、笑いが起きた。

◆中日が1回1死満塁から阿部の右犠飛で先制。DeNAは、1点を追う3回2死二塁からソトの中前打で同点とした。 中日は5回にアルモンテの中堅越えの適時二塁打、相手の失策などで4点を追加。DeNA今永は5回5失点(自責3)で降板。 中日が09年以来、10年ぶりの8連勝。DeNAに並び、2位タイとした。DeNAは今永が振るわず5敗目を喫した。 中日ロメロが6勝目。

◆中日エニー・ロメロ投手が7回途中3失点で試合を作った。最速154キロの直球を中心にDeNA打線と真っ向勝負。 後半戦初勝利で6勝目を挙げた。「後半戦が始まり、自分としていい投球ができた。チームの勝利に貢献したい気持ちでずっと投げていた」と、チームの8連勝に貢献できたことに笑顔を見せた。

◆DeNAは本調子ではないエースで敗れた。今永昇太投手は同点の5回1死から味方の失策も絡み、3本の長短打などで4失点。5回112球と珍しく球数もかさみ、5失点(自責3)で9勝目はお預けとなった。「チームが連勝のいい流れできている状況で、勢いを止めるような投球をしてしまい申し訳ないです」と反省の言葉を口にした。 ラミレス監督は「いつもの今永ではなかった。全体的に悪くはなかったが、球数が多く、腕の振りが少し小さく、置きにいっているようだった」と責めることはなかった。

◆竜の勢いが止まらない。09年7月15日阪神戦から同28日巨人戦で記録した9連勝以来となる8連勝。DeNAと並び2位に浮上した。10年ぶりの連勝劇を導いたのはヒゲのカリビアンのバットだ。アルモンテがこの日の全打席でヒットをマーク。来日3度目の1試合4安打で存在感を見せつけた。 1-1の同点で迎えた5回1死一、二塁。カウント2-1から今永の直球を捉えると、打球は力強く中堅手の頭上を越えた。「球が伸びてくれた。芯で捉えられたのが良かった」。勝ち越し適時二塁打を自画自賛し、笑顔を振りまいた。 来日1年目の昨季はビシエドとともに主軸を務めた。132試合、15本塁打、77打点、打率3割2分1厘と堂々の成績を残した。しかし、今年は開幕から不調。4月末には外国人枠の問題もあり2軍落ち。それでも不満を持つことはない。「自分だけじゃない。チーム全体が明るくまとまっている。全員が初回から集中している。1つ1つ勝って、プレーオフ(CS)に行けるように頑張りたい」。ファームで過ごした2カ月間をこぼすことなく、10月の決戦へ目を向けた。 投打がかみ合った8連勝に与田監督の目尻も下がった。「投手陣も1点を取られたらダメとせっぱ詰まっていない。打線の状態がいい」。10年ぶりの8連勝と問われると、さらに目が細くなる。「そうなの? うれしい話をたくさん聞けるようにがんばります」。09年の中日は、2度の8連勝以上をマークして最終順位は2位だった。指揮官だけでなく竜党も、うれしい結末に期待を寄せている。【伊東大介】

◆中日が10年ぶりの8連勝で2位に並んだ。1-1の5回1死一、二塁からアルモンテの二塁打などで4点を勝ち越し、5-3の8回2死満塁では大島が2点適時打を放った。DeNAの今永は立ち上がりからさえず、5敗目を喫した。

◆前日17日の阪神戦で八回に値千金の三塁打を放ち、チームを2015年以来の7連勝に導いた中日の阿部が、この日も好結果を出した。  一回1死満塁で、今永の初球直球を捉えて先制の犠飛となる右飛を打ち上げ「まずは先制点を取りたいと思っていたので、最低限の仕事ができて良かった」と安堵した。五回1死満塁では打点付きの遊ゴロ。これが失策を誘い、さらに加点に成功した。  高橋が16日の阪神戦で右手を負傷し、翌日に出場選手登録を外れた。後を受けて2試合続けて5番を任された。好調を維持しているが「先のことは考えず、一試合一試合、頑張りたい。チームに貢献できればいい」と控えめに話す。4年目にして出場機会を生かしている阿部の後半戦も注目だ。

◆DeNAの2番筒香が、2安打1打点と奮闘した。1-5の七回は1死二、三塁から右前に適時打。「みんながつないでくれた好機だったので、自分も同じ気持ちだった」と反撃の機運を高め、ソトも連続適時打で続いた。  出塁率の高さを買われ、オールスター戦明けから2番に移った。三回は2死から二塁打で出て、ソトの中前打で生還。起用が当たったラミレス監督は「ロペスを含めた並びが機能している」と手応えを語った。

◆先発の今永が5回5失点(自責3)で5敗目(8勝)。チームの連勝も2で止まり、中日に2位に並ばれた。ラミレス監督は「今永はそこまで悪くなかったが、腕の振りがいつもよりも鈍かった。ただ、ミスや(不運な)内野安打も重なった。誰にでもあること」と渋い表情。また、4番手で制球に苦しんだ赤間の2軍調整を決めた。 自身今季初の連敗を喫したDeNA・今永 「チームが連勝のいい流れできている状況で、勢いをとめるような投球をしてしまい、申し訳ないです」

◆試合途中から降り始めた雨を切り裂きながら、竜がぐいぐいと登ってきた。中日が2009年7月15日の阪神戦-7月28日の巨人戦(9連勝)以来、10年ぶりの8連勝を飾った。  「全員で勝ち取った勝利だ。一回から集中しているし、チャンスになったときにチーム一丸になれている」  1-1で迎えた五回1死一、二塁、アルモンテがDeNA先発・今永から中越えに決勝二塁打を放った。七回にも二塁打を放ち、昨年5月27日の広島戦(マツダ)以来となる1試合4安打。後半戦は4試合中3度の勝利打点と、これぞ救世主の働きをしている。  来日1年目の昨季は132試合で打率・321、15本塁打、77打点と活躍したが、今季は外国人枠の関係で2軍暮らしが長かった。球団関係者から「宣教師のようだ」といわれるほどマジメで穏やかな助っ人は、小笠原2軍監督に「特別扱いはしないでくれ」と直訴。自宅では1軍戦をテレビ観戦し、チャンスを待ち続けた。  チームは4月19日以来、90日ぶりの2位浮上。「プレーオフにいけるように頑張っていくよ」とアルモンテは笑顔で約束した。2009年も低い下馬評を覆し、2位。"ハンマー"と呼ばれた助っ人のバットが、与田竜の快進撃を支えている。 8連勝に中日・与田監督 「いつも言うように、一つでも多く勝つ。うれしい話が聞けるようにしたい」 ★2009年の中日  落合監督の6年目。オフに川上、ウッズ、中村紀の主力が退団し、下馬評は低かった。浅尾が開幕投手を務めた開幕カードの横浜戦こそ3連勝だったが、4月を10勝13敗で負け越した。5月に主砲ブランコが状態を上げると、交流戦後から球宴まで19勝5敗。シーズンを81勝62敗1分けで優勝した巨人に12ゲーム差の2位で終えた。CSではファイナルステージで巨人に1勝3敗で敗退も、ブランコが本塁打&打点の2冠、吉見が最多勝、岩瀬が最優秀救援、チェンが最優秀防御率に輝いた。

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
50321 0.610
(-)
-
(-)
60406
(-)
322
(-)
113
(-)
51
(-)
0.264
(-)
3.570
(-)
2
(-)
DeNA
41432 0.488
(↓0.006)
10
(↓0.5)
57353
(+3)
351
(+7)
104
(-)
26
(-)
0.247
(-)
3.710
(↓0.01)
2
(1↑)
中日
41430 0.488
(↑0.006)
10
(↑0.5)
59326
(+7)
321
(+3)
49
(-)
43
(-)
0.263
(↑0.001
3.700
(↑0.01)
4
(-)
阪神
39444 0.470
(-)
11.5
(-)
56321
(-)
351
(-)
57
(-)
62
(-)
0.247
(-)
3.440
(-)
5
(-)
広島
39453 0.464
(-)
12
(-)
56331
(-)
357
(-)
75
(-)
51
(-)
0.243
(-)
3.530
(-)
6
(-)
ヤクルト
35502 0.412
(-)
16.5
(-)
56380
(-)
442
(-)
94
(-)
35
(-)
0.241
(-)
4.610
(-)