楽天(★6対7☆)オリックス =リーグ戦15回戦(2019.07.10)・楽天生命パーク宮城=
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ORIX
130000110171200
楽天
010002210061201
勝利投手:ディクソン(2勝0敗6S)
敗戦投手:松井 裕樹(1勝5敗24S)

本塁打
【楽天】浅村 栄斗(17号・7回裏2ラン)

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◆オリックスが熱戦を制した。オリックスは初回、吉田正の適時打で先制する。その後6-6で迎えた延長10回表には、2死二三塁から宗が適時打を放ち、勝ち越しに成功した。投げては、7番手・ディクソンが今季2勝目。敗れた楽天は、打線が終盤に追いつく粘りを見せるも及ばなかった。

◆タレントで女優の鈴木ちなみ(29)が始球式を行った。 「TOHOKU BLUE」のユニホームとショートパンツ姿。スラリと伸びた美脚を上げて投じた球は三塁方向にずれて、ノーバウンド投球はならなかった。苦笑いを浮かべて、マウンドを降りた。 「練習ではもう少ししっかりと投げられていたのですが、本番はやっぱり緊張してしまいました。楽天生命パーク宮城で始球式をさせていただくのは2回目なのですが、早い時間からファンの方々がたくさん入られていて私も勇気をいただけました。今日の試合も勝っていただけるように、たくさんのお客様と一緒に大きな声で楽天イーグルスを応援したいと思います」とコメントした。

◆楽天は延長戦で敗れ、勝率5割で前半戦を終えた。 リードされる展開も浅村の2ラン、渡辺佳の適時打で2度追いついた。しかし、延長10回に回またぎの守護神松井が適時打を許して競り負けた。松井は3試合連続で失点し、3連敗。平石洋介監督は「彼でやられたらしょうがない。球宴明けに心機一転やってもらえたら。簡単に信頼が揺らぐなら、最初から抑えを任せていない」とリーグ2位の41登板の左腕を責めなかった。

◆オリックス宗佑磨が激戦に終止符を打った。 同点の延長10回2死一、二塁から重盗が決まって二、三塁の場面。楽天松井の内角直球をとらえ、右前に決勝適時打を運んだ。「絶対打ってやろうと。抜けたコースがよかった。うれしかったです」。横浜隼人2年時の13年春、神奈川大会準々決勝で、当時桐光学園3年でエースだった松井裕樹と激突。その試合で2安打を放って以来、プロでは初対戦だった。「ちょっと意識はしました。6年ぶりですね。お互いに変わっていますよ」と笑った。

◆オリックスの大城が8試合ぶりに適時打を放った。2-0の二回2死一、二塁で、1ストライクから岸のチェンジアップを捉えて左中間への2点二塁打とし「粘ってつないでくれたチャンス。何とか走者をかえせて良かった」とうなずいた。  4-3の七回2死二塁では、2ボール2ストライクから、外角にやや甘く入った直球を逆らわずにはじき返し、右越えへの適時二塁打とした。この一打で岸をマウンドから引きずり降ろした。  今季は打撃で存在感を示している。楽天戦では前日9日まで3割3分3厘と好相性だった。勢いに乗り、昨季6打数無安打に抑えられた岸から快打した。

◆楽天の浅村が17号2ランを放った。3-5の七回2死一塁で、代わった比嘉の初球の速球を捉え、強烈な打球を中越えへ運んだ。6月14日以来、約1カ月ぶりの一発を「最近、いいところで打てていなかった。しっかりスイングすることができた」と振り返った。  だが、チームは延長の末に競り負けた。「最後に勝ちきれなかった。いい形で前半戦を終わりたかった。後半戦はチームを救える一打を打ちたい」と話した。

◆楽天の抑え、松井が2イニング目の延長十回につかまった。2死一、二塁で重盗を決められると、宗に甘く入った速球を右前に運ばれて勝ち越された。これで3試合連続で黒星を喫したが「1イニング目はしっかりやれた。状態は修正できてきた」と気持ちを切り替えた。  チームは接戦を落とし、4位に再び転落。守護神の乱調で勝率5割で前半戦を終えたが、平石監督は「彼でやられたらしょうがない。それくらいの信頼はある」と責める様子は一切なかった。

◆抑えの松井が延長十回、宗に決勝の右前適時打を浴びた。九回から登板し、2イニング目につかまった。「1イニング目はしっかり思ったところに投げられた。(回またぎは)仕事なので言い訳はできない」と唇をかんだ。七、八回に2度、同点に追いついたが惜敗。平石監督は「チーム事情で松井に2イニング投げてもらう予定だった。信頼は彼にある」とかばった。

◆シーソーゲームを制した。オリックス・宗が、高校時代に対戦経験があり、プロでは初対決の楽天・松井から決勝打を放った。  「真っすぐ狙いで対応できるように。(松井はプロで)初めてですね。ちょっと意識しましたけど」  6-6の延長十回2死二、三塁。直前の重盗で好機を拡大すると、犬鷲の守護神が投じた直球を右前へ弾き返した。横浜隼人高時代の2年春の大会で、当時桐光学園高のエースだった1学年上の左腕と対戦。2安打を放ち、プロから注目される存在となった。それ以来の対峙。「6年ぶりですね。お互い変わってました」と笑ったが、プロでもキラーぶりを発揮だ。  チームも借金「6」で前半戦を折り返し。2位の日本ハムまでは4ゲーム差で、西村監督は「まずはそこ(2位)までいって、そのあとから(優勝への)勝負になる。チャンスはある」と後半戦の反撃に力を込めた。 (西垣戸理大)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
48324 0.600
(↓0.008)
-
(-)
59359
(+3)
318
(+7)
115
(-)
76
(+3)
0.255
(-)
3.440
(↓0.04)
2
(-)
日本ハム
41394 0.513
(↓0.006)
7
(-)
59354
(-)
347
(+5)
58
(-)
36
(+1)
0.257
(↓0.001)
3.830
(-)
3
(1↑)
西武
41401 0.506
(↑0.006)
7.5
(↑1)
61423
(+7)
404
(+3)
94
(+4)
87
(+1)
0.258
(-)
4.360
(↑0.02)
4
(1↓)
楽天
40402 0.500
(↓0.006)
8
(-)
61367
(+6)
358
(+7)
86
(+1)
27
(-)
0.251
(↑0.002
4.200
(↓0.03)
5
(-)
ロッテ
39402 0.494
(↑0.007)
8.5
(↑1)
62368
(+5)
351
(-)
99
(-)
53
(+1)
0.246
(-)
3.910
(↑0.05)
6
(-)
ORIX
36425 0.462
(↑0.007)
11
(↑1)
60293
(+7)
359
(+6)
55
(-)
77
(+5)
0.234
(↑0.001
3.870
(↓0.02)