楽天(★3対6☆)日本ハム =リーグ戦15回戦(2019.07.07)・楽天生命パーク宮城=
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日本ハム
20011101061411
楽天
0120000003920
勝利投手:ロドリゲス(3勝2敗1S)
(セーブ:秋吉 亮(0勝2敗14S))
敗戦投手:菅原 秀(0勝2敗0S)

本塁打
【日本ハム】渡邉 諒(7号・6回表ソロ)

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◆日本ハムが同一カード3連勝。日本ハムは1点を追う4回表、横尾の適時打で同点とする。続く5回に中田の犠飛で勝ち越すと、6回には渡邉のソロで追加点を挙げた。投げては、2番手・ロドリゲスが今季3勝目。敗れた楽天は、打線が4回以降はわずか2安打と振るわなかった。

◆広島からトレード加入の下水流昂外野手(31)が、移籍後6打席目で初安打をマークした。 2試合連続5番でスタメン。2回の第1打席で追い込まれてから食らいつき、三塁線へのボテボテの打球で一塁に全力疾走してヘッドスライディング。内野安打をもぎ取り、日本ハム加藤の一塁送球もそれて一気に二塁まで進んだ。 続く島内の中前適時打で1点差に迫るホームイン。初得点も記録し、今季ワースト8連敗中のベンチが活気づいた。 3回2死一、二塁の第2打席でも追い込まれながら外角のツーシームをしぶとく右前へ。一時勝ち越しとなる移籍後初タイムリーに「強い気持ちで初球から振ることができていました。それがいい結果につながって良かったです」と笑顔で話した。

◆日本ハムは1回に近藤と王柏融の適時打で2点を先制。楽天は3回にブラッシュが同点打を放ち、下水流の適時打で勝ち越した。 日本ハムは4回に横尾の適時二塁打で同点。5回に中田の犠飛で勝ち越し。6回は渡辺が7号ソロ。中盤で小刻みに加点した。 日本ハムは2番手ロドリゲスが3勝目を挙げ、秋吉が14セーブ目。楽天は17年以来となる9連敗で4位に後退。菅原が2敗目。

◆日本ハムは苦手のデーゲームで楽天に連勝、同一カード3連勝で2位に浮上した。今季はナイター勝率6割5分も、デーゲームは3割7分8厘。 栗山監督は12年の就任からの通算でもデーゲーム402試合185勝206敗11分け、勝率4割7分3厘と相性が悪い。ちなみにナイターは勝率5割5分(683試合366勝300敗17分け)。

◆今季ワースト9連敗となった楽天にあって、広島から新加入の下水流昂外野手(31)が気を吐いた。 移籍後初安打、初得点、初タイムリーをマーク。5番中堅で2戦連続先発出場すると、0-2の2回1死から、三塁線へのボテボテの打球で全力疾走し一塁に気迫のヘッドスライディング。ボールがそれるとすぐに立ち上がり、二塁まで進んだ。「僕は愚直に一生懸命やるだけ」。続く島内の中前打で生還し、反撃の初得点も記録した。 3回2死一、二塁では、フルカウントからロドリゲスの外角に沈む149キロのツーシームを捉え、右前に運んだ。一時勝ち越しとなる適時打に、塁上ではガッツポーズと控えめな初「バーン!」も飛び出した。5日の入団会見で持ち味を聞かれ、「勝負強さ」と答えた本領を発揮。「初めての得点圏の打席で、より集中して臨めた」。平石監督も「最初のヒットも決していい当たりではなかったけど、その後の走塁も含めて、沈んでいた野手の気持ちを奮い立たせてくれた」と、空気を一変させるプレーを称賛した。 社会人ホンダの先輩で尊敬する広島長野からは「頑張ってこいよ」と激励された。七夕にファンの願いはかなえられなかったが、厳しいチーム状況の中、救世主としての期待が高まる。「次は勝ってみなさんを喜ばせられるよう頑張りたい」。新天地の土にまみれたユニホーム姿で気持ちを切り替えた。【野上伸悟】

◆日本ハム・ロドリゲス投手が勝利の立役者になった。先発して2回を投げた加藤の後を受けた「第2先発」で、3回を2失点で乗り切った。「リリーフで1回を投げるより、メンタルや体の準備が必要だった。長いイニングを投げるつもりでいった」。 前日6日が28歳の誕生日で「自分に良いプレゼントが出来た」と5月1日西武戦以来の3勝目を喜んだ。

◆日本ハム中田翔内野手が、渋く決勝点を挙げた。3-3の5回1死三塁で、決勝の右犠飛。無死一塁だった3回の前打席は遊ゴロ併殺打で好機をつぶしたが、価値ある一打でぬぐい去った。 「その後(6回に清水)優心が、貴重な1点を取ってくれた。これから、良い状態をキープ出来るようにやっていきたい」と気を引き締めていた。

◆楽天が17年以来となる9連敗で5月18日以来の4位に転落した。 平石監督が「やらなくていい点。防げるミス」と指摘した守備のほころびで流れを手放した。1回に10試合連続で先制されると、1死一、三塁から高々と上がった打球を遊撃、左翼、中堅がお見合い。これが適時打となり、2点目を与えた。同点の5回には二盗阻止を狙った山下の送球が大きくそれ、死球で出した一走が三塁まで進塁。中田に犠飛を許し、無安打で決勝点を献上した。 打線も3戦連続で4番に据えた浅村が沈黙。同一カード3連戦無安打は移籍後初めてだ。補強の目玉として重圧を背負いながらここまで期待に応え、チーム唯一のフルイニング出場も続ける。平石監督は「どっしりと、堂々と構えてくれていたら、それでいい」。あらためて存在の大きさを強調し、信頼は揺るぎない。 反発力は見えた。移籍後初スタメンから2試合連続で5番起用の下水流が2回にヘッドスライディングで移籍後初安打をもぎ取り、3回には一時勝ち越しとなる右前適時打を放った。その下水流に続く今月2件目のトレードで、巨人から和田も獲得した。将来の中軸候補だが、手薄な右打者への期待は高い。平石監督は「過去よりも未来が大事」と力強く前だけを見据えた。【亀山泰宏】

◆ブレーク中の日本ハム渡辺諒内野手(24)が楽天15回戦(楽天生命パーク)で今季4度目の3安打猛打賞、チームを同一カード3連勝、単独2位へと押し上げた。1点リードの6回に、楽天青山のスライダーを左中間席へ運ぶ、ダメ押し5点目の7号ソロを放った。これでチームは2日西武戦から10日ロッテ戦までの9連戦勝ち越しが決定。前半戦最後のロッテ3連戦へ弾みをつけて、敵地ZOZOマリンスタジアムに乗り込む。絶賛ブレーク中の24歳が、久々の同一カード3連勝をたぐり寄せた。4-3と1点を勝ち越した後の6回。先頭の渡辺は「出塁することだけを意識した」と、生真面目に打席に立った。カウント2ボール1ストライクからの4球目、甘く入ったスライダーにバットを合わせた。タイミングは、ばっちり。強振した打球は、敵地の左中間席へ勢い良く突き刺さった。「打った瞬間、本塁打だと確信できたほど、よく飛んでくれました」。納得のダメ押しアーチとなった。 6月に13試合連続安打を記録した勢いは、止まらない。4回の第2打席でも、先頭で右前打を放って出塁し、同点のホームを踏んでいた。5-3で迎えた8回の第4打席も先頭でまわり、中前打で出塁。決定的な6点目のお膳立てをするなど、6番打者として下位打線を引っ張った。この日、得点の半分を6番以降の下位打線で奪っており、栗山監督も「下からつながると大きな流れになる」と、うなずいた。 主将の中田から「強奪した」という黄色のカラーバンドが"幸運のネックレス"に、なりつつある。交流戦期間中、中田が巨人坂本勇から譲り受けた「AXF(アクセフ)」のネックレス型のカラーバンドを「大将(中田)が何本か持っていて、気に入った」。体幹の安定やバランス感覚の向上を狙ったもので「集積機能性ミネラル結晶体」という特殊な物質が繊維に含まれている。装着してからの打撃は、破竹の勢いだ。 持ち前の長打力を生かした一発に加え、チャンスメークも可能な柔軟性。高卒6年目で、すっかり正二塁手に定着した。七夕の日。「ここまできたら、2ケタ(本塁打を)打ちたい。レギュラーとして規定打席に到達するのが目標」という若武者が星に願うのは「チームが優勝すること」。単独2位浮上も、立ち止まる気はさらさらない。【中島宙恵】

◆楽天が17年以来となる9連敗で5月18日以来の4位に転落した。平石洋介監督のコメント。 「やらなくていい点。防げるミス」と守備のほころびを指摘。 打線も3戦連続で4番に据えた浅村が沈黙。同一カード3連戦無安打は移籍後初めて。 「どっしりと、堂々と構えてくれていたら、それでいい」 移籍後初スタメンから2試合連続で5番起用の下水流が2回にヘッドスライディングで移籍後初安打をもぎ取り、3回には一時勝ち越しとなる右前適時打を放った。その下水流に続く今月2件目のトレードで、巨人から和田も獲得した。将来の中軸候補だが、手薄な右打者への期待は高い。 「過去よりも未来が大事」

◆日本ハムは2試合続けて先発投手を二回限りで交代させる細かな継投策で挑み、連勝を3に伸ばした。上沢ら投手陣に故障者が多いだけに、栗山監督は「今は長いイニングを投げられる人がいないから、補ってもらうしかない」と説明した。  開幕直後はなかなか実らなかった独特の継投策がようやく機能しつつある。「今は行けるときに行かないと。取れると思ったら全員で行く。中途半端に(選手を)残して負けたらばかみたいだから」と話した。

◆楽天に広島からトレードで加入した下水流が移籍後初安打と初打点を挙げた。第1打席の二回、投手への詰まった当たりで懸命に走り、頭から滑り込んで内野安打をマーク。2-2の三回2死一、二塁ではロドリゲスの速球を右前に運んで1点を奪った。  自身の活躍も実らず再逆転されてチームは9連敗を喫した。それでも移籍後3試合目で早くも存在感を示し「愚直に一生懸命にやるだけ。ファンを喜ばせるようにしっかり頑張る」と力強かった。

◆渡辺が1点リードの六回先頭で左中間スタンドに7号ソロ。貴重な追加点でチームは3連勝を飾り、2位に浮上した。東海大甲府高から2014年のD1位で入団した6年目内野手は、既に本塁打が自己最多だった昨季の7本に並んだ。七夕の日の活躍に、願いごとを聞かれ「チームが優勝すること」ときっぱり言い切った。

◆2年ぶりの9連敗で、4位に転落した。広島からトレードで加入した下水流が、二回に投前へのゴロで一塁に頭から滑り込んで移籍後初安打。三回にも加入後の初打点となる右前適時打を放った。気を吐いた7年目外野手は「負けたので次に勝てるように頑張ります」と悔しさをにじませた。平石監督は「気持ちが伝わってきた」と評価した。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
46314 0.597
(↓0.008)
-
(-)
62345
(+2)
302
(+5)
110
(-)
72
(-)
0.256
(↑0.001)
3.390
(↓0.03)
2
(1↑)
日本ハム
40374 0.519
(↑0.006)
6
(↑1)
62348
(+6)
333
(+3)
54
(+1)
35
(+1)
0.259
(↑0.001
3.810
(↑0.03)
3
(1↓)
西武
40381 0.513
(↓0.006)
6.5
(-)
64407
(+2)
390
(+8)
88
(-)
84
(-)
0.259
(-)
4.390
(↓0.01)
4
(1↓)
楽天
39382 0.506
(↓0.007)
7
(-)
64355
(+3)
348
(+6)
83
(-)
27
(-)
0.251
(-)
4.240
(↓0.01)
5
(-)
ロッテ
37392 0.487
(↑0.007)
8.5
(↑1)
65354
(+8)
345
(+2)
95
(+1)
51
(-)
0.247
(-)
3.990
(↑0.02)
6
(-)
ORIX
34415 0.453
(↑0.007)
11
(↑1)
63283
(+5)
347
(+2)
54
(-)
70
(-)
0.234
(↓0.001)
3.860
(↑0.03)