ロッテ(★0対5☆)西武 =リーグ戦13回戦(2019.07.06)・ZOZOマリンスタジアム=
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西武
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ロッテ
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勝利投手:本田 圭佑(4勝3敗0S)
敗戦投手:涌井 秀章(3勝5敗0S)

本塁打
【西武】秋山 翔吾(13号・1回表ソロ)

  DAZN
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◆西武が快勝。西武は初回、秋山の先頭打者本塁打で幸先良く先制する。その後、2-0で迎えた4回表には、金子侑と秋山の適時打などで3点を加え、リードを広げた。投げては、先発・本田が8回途中無失点の好投で今季4勝目。敗れたロッテは、投打ともに振るわなかった。

◆ロッテOBで現セガサミー監督の初芝清氏(52)が始球式を務めた。 「ミスターロッテ」と紹介され、大歓声の中マウンドへ。内角低めへの鋭いボールで球場を沸かせた。「久しぶりのマリンの大観衆の前で、とても緊張したけど、何とか投げることができたかなと思います。(捕手の)田村がうまく捕ってくれました。このような機会をいただき、大変感謝しております」と述べた。

◆西武が初回、秋山の13号先頭打者弾で先制。2回にも失策の間に1点追加した。ロッテは西武先発本田の前に3回まで無得点。 西武は4回、金子侑、秋山の適時打などで3点を追加した。ロッテは4回以降2安打に抑えられ、チャンスを作れない。 西武は先発本田が8回途中無失点と好投し4勝目を挙げた。ロッテは打線が沈黙し連勝を逃した。先発涌井が5敗目。

◆ロッテ涌井秀章投手が5敗目を喫した。7回を6安打5失点(自責3)。味方の失策などで波に乗れなかったが、西武時代の10年10月9日以来となる細川とバッテリーを組んだ6回からの2イニングは6人で片づけた。 細川は「イメージではもっと強い球を投げて、シュートとかもよかった。何の変化球でもカウントを取れるので、そこは頭に残して配球した」。井口監督は「どういうリードになるか試したかった。次回は細川スタートもありかなと思う」とスタメン起用を示唆した。

◆西武1番秋山翔吾外野手が自身19本目の先頭打者アーチで流れを呼び込んだ。 初回、フルカウントから涌井の143キロ内角直球を右翼ラグーン席へ運んだ。「去年だったら入っていない。打者には恩恵がありますね」。今季先頭弾を放った3試合はすべて勝利し「僕1人でやっているわけじゃないけど、昨日負けているし、立ち上がりの1点というのは大きい」とうなずいた。楽天と2位争いを繰り広げているが「優勝するためにやっている以上、2位だからどうということはない。1つずつ勝っていくということ」と引き締めた。

◆西武本田圭佑投手(26)がロッテ打線を封じ込め、チームを5月25日以来の2位に浮上させた。6月29日オリックス戦に続く2試合連続の無失点。自己最長タイの7回1/3を投げ、三振1ながら制球力を武器に打たせて取り、今季4勝目(3敗)を挙げた。 7回を投げ終えた時点で84球。初完封も見えてきていた。「球数が少ないのは分かっていたんで。でもそれより1人1人の打者を打ち取ることを考えた方がいいなと思って。まあそう考えた時点で(完封を)意識してるんですけど」と苦笑い。8回1死から藤岡、荻野に連打を浴び、球数が100球になって悔しい交代となった。それでも辻監督からは「あそこまで頑張ったから完封させたかったけど。よく粘ったと思います」と褒められた。 今季4勝のうち、ロッテ相手に3戦3勝。「自分のスタイルと相性がいいのか、今日も1球で打ち取ったりと、リズム良く投げられました」。好調を維持したまま、11日には地元宮城でのフレッシュオールスターに出場する。「シーズン中の試合と同じように1イニングしっかり投げたい。3人でしっかり抑えられるようにしたい」。故郷に錦を飾るつもりだ。【千葉修宏】

◆ロッテ-西武13回戦(ZOZOマリン)が6日行われ、西武・秋山翔吾外野手(31)が一回に右翼席へ先頭打者ホームランをたたきこんだ。「1番・中堅」でスタメン出場した秋山は、ロッテ先発の涌井秀章投手(33)が投じた内角直球を強振した。打球はホームランラグーンに飛び込む13号ソロ。西武が1点を先制した。

◆ロッテの涌井は試合前半に失点を重ね、7回5失点で4連敗を喫した。二回にレアードの失策で1点を奪われると四回にもレアードの失策から崩れて3失点。五回以降は立ち直りの兆しを見せただけに、井口監督は「守備が足を引っ張ってしまった」と厳しい表情だった。  六回からは先発の田村に代わり、西武時代にバッテリーを組んでいた細川がマスクをかぶった。六、七回を三者凡退とするなど、呼吸は合っているようで、監督は「次回は細川を先発というのもありかな」と話した。

◆西武の3年目の鈴木が2試合続けて先発で起用され、プロ初安打をマークした。九回1死一塁で東妻の速球を三遊間へ打ち返し、全力疾走で一塁を駆け抜けてセーフ。内野安打となり「必死に食らいついていったという感じ。ほっとした」と笑みを浮かべた。  記念球は観戦に訪れていた両親にプレゼントするという。四回無死一、三塁では二ゴロの間にプロ初打点もマークした。巧みなバットコントロールが持ち味。「まだまだ納得のいく打球が少ないので、自分がやってきたことを出せれば」と飛躍を期した。

◆西武の秋山が通算19本目の初回先頭打者本塁打を放ち勝利に貢献した。フルカウントから涌井の内角直球を捉え、今季から設置された右翼のホームランラグーンに運ぶ13号先制弾。「去年までなら入っていない。打者には恩恵がある。立ち上がりの1点で大きな一本になった」と喜んだ。  4-0の四回1死一塁では右中間へ適時二塁打を放ち、打線を引っ張った。上位浮上に向け「一つずつ上を目指さないと」と鼻息を荒くした。

◆本田が自己最長に並ぶ7回1/3を投げて無失点と好投し4勝目。自身初の連勝を飾った。許した安打は全て単打で「全部の球種をある程度制球できていた」と胸を張った。一方、完封も視野に入った八回に1死から初めて連打を浴び、100球で降板したことには「悔しい気持ちはあります」と吐露した。今季、プロ初勝利を挙げ前半戦で4勝をマーク。11日には出身地の仙台でのフレッシュオールスターゲームに出場する。

◆リードオフマンが打てば、獅子は負けない!! 西武・秋山翔吾外野手(31)が一回、右越えに今季3本目の先頭打者弾を突き刺した。  「立ち上がりの1点は守っている方にズシンとくる。いい1本になってよかったです」  ロッテ先発、涌井の内角直球をたたいた一発は、通算19本目の先頭弾。尊敬する松井稼頭央(現2軍監督)を抜き、球団歴代2位(1位は石毛の30本)に躍り出た。31歳が先頭アーチを打った試合は、14年6月27日のソフトバンク戦から何と17連勝(1分け挟む)。不敗神話が5年以上も続いている。  着弾した位置は、今季から外野グラウンドに新設されたフェンスがせり出した『ホームランラグーン』のエリアだった。「去年なら入っていない。ライトフライかと思った。バッターに恩恵がありますね」と敵地・ZOZOマリンに感謝した。  先頭弾で勢いに乗ったチームは二回に1点、四回には再び秋山が右中間に駄目押しの適時二塁打を放ち、今季40勝。貯金3で日本ハムに敗れた楽天を抜き、5月25日以来の2位に浮上した。  「2位をみてやっているわけじゃない。一つずつ勝っていく」と秋山。狙うのはあくまでもリーグ2連覇だ。今季から就任した新主将が、個性派ぞろいの強力打線を引っ張る。(山口泰弘)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
46304 0.605
(↑0.005)
-
(-)
63343
(+6)
297
(+5)
110
(+3)
72
(-)
0.255
(↓0.001)
3.360
(↓0.01)
2
(1↑)
西武
40371 0.519
(↑0.006)
6.5
(-)
65405
(+5)
382
(-)
88
(+1)
84
(-)
0.259
(↓0.001)
4.380
(↑0.06)
3
(1↑)
日本ハム
39374 0.513
(↑0.006)
7
(-)
63342
(+1)
330
(-)
53
(-)
34
(+1)
0.258
(-)
3.840
(↑0.04)
3
(1↓)
楽天
39372 0.513
(↓0.007)
7
(↓1)
65352
(-)
342
(+1)
83
(-)
27
(+1)
0.251
(↓0.001)
4.230
(↑0.04)
5
(-)
ロッテ
36392 0.480
(↓0.006)
9.5
(↓1)
66346
(-)
343
(+5)
94
(-)
51
(-)
0.247
(↓0.001)
4.010
(↑0.02)
6
(-)
ORIX
33415 0.446
(↓0.006)
12
(↓1)
64278
(+5)
345
(+6)
54
(+1)
70
(+2)
0.235
(-)
3.890
(↓0.01)