オリックス(★2対6☆)ソフトバンク =リーグ戦13回戦(2019.07.05)・ほっともっとフィールド神戸=
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ソフトバンク
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ORIX
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勝利投手:二保 旭(1勝1敗0S)
敗戦投手:山本 由伸(4勝4敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】松田 宣浩(18号・8回表2ラン)
【オリックス】吉田 正尚(14号・8回裏ソロ)

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◆ソフトバンクが8連勝。ソフトバンクは1点を追う4回表、グラシアル、松田宣、甲斐、高田の適時打で逆転に成功する。そのまま迎えた8回には、松田宣の2ランでリードを広げた。投げては、先発・二保が6回1失点で今季初勝利。敗れたオリックスは、投打ともに振るわなかった。

◆オリックス山本由伸投手(20)のソフトバンク戦は開幕から24イニング連続無失点中で、このカードの被打率は1割1分と圧倒。 特にクリーンアップに対しては23打数2安打、被打率0割8分7厘。グラシアルを5打数0安打に抑えるなど完璧な投球を見せている。

◆ソフトバンク打線が天敵までのみこみ、今季最大連勝を「8」に伸ばした。3試合対戦して1点も奪えていなかったオリックス山本由伸投手(20)を、4戦目にして攻略。4回に5連打を含む6長短打を集中し、一気に4得点。2位楽天とのゲーム差を「6」に広げ、首位ターンも確定だ。28イニング目に、ようやく光が訪れた。難攻不落に思えた天敵をチーム一丸で倒した。4回。口火を切ったのは先頭内川だ。右前に運ぶ、らしい一打で塁に出た。1死からは絶好調のグラシアル。「いいピッチャーというのは分かっていたし、自分も打てていなかった。どうにか勝てるようにと思っていた」。やや高めの直球を逆方向に運んだ。同点の右越え三塁打。オリックス山本から、ついに今季初めて得点を奪った。 ひとたび付いた勢いは止まらない。続く松田宣がしぶとく中前へ勝ち越し打。上林、甲斐、高田も続き、この回5連打を含む6安打で一気に4得点した。前回まで3度の対戦で、24イニング無得点。計8安打しか打てていなかった相手に、この日だけで9安打を浴びせた。 現役時代通算224勝の大投手、工藤監督も「パ・リーグで一番いい。度胸も据わっていそう。ピンチでも臆することなく向かってくる。終盤でも(球威が)衰えない」と賛辞を並べ、実力を認める好投手。立花打撃コーチは試合前に「丁寧に打とうとしないこと。ボールは高い。真っすぐ、カット、フォーク。どのボールもいいから、球種も絞らないといけない。カーブがきたらごめんなさい」とプランを話していた。4回に内川、グラシアル、松田宣が打ったのは真ん中から高めへの直球、カットボールだった。V打の松田宣は「自分の中で、球種を少なく。速い球か遅い球という感じで、絞っていった」と胸を張った。 これで今季最長の8連勝。2位楽天とは6ゲーム差に広がった。球宴まで5試合を残し、首位での前半戦ターンが確定。指揮官は「価値のある勝利。あと5つ、オールスターまで。1つ1つしっかり戦っていくことが大事」と気を引き締めた。【山本大地】

◆ソフトバンク二保旭投手(29)が、プロ11年目で先発として初白星を挙げた。プロ4度目、今季3度目の先発で最長の100球を投げ6回1失点と好投した。 試合後、ロッカールームに戻ると出迎えたエース千賀に向かって「お前のプレッシャーに勝ったわ」と笑顔で伝えた。前日4日、その日登板する千賀から「勝って連勝で渡すので、止めないでくださいね」と約束されていた。 千賀はしっかり勝ち投手になり、バトンを渡された。相手はリーグ屈指の好投手オリックス山本との投げ合い。「いい投手なので1点でも少なくと心がけた」。3回に内野ゴロの間に1点先制されたが、6回まで追加点は許さなかった。 工藤政権1年目の15年は150キロ超の直球を主体に力でねじ伏せた。どんなピンチにも動じない精神力を買われ、44試合中継ぎで投げ6勝を挙げた。だが、翌16年4月に右肘をトミージョン手術。2年間1軍登板できなかった。18年に中継ぎで35試合投げたが、昨年オフ、首脳陣からは中継ぎだけではなく先発も準備するように伝えられていた。 巨大戦力の中、生き抜くためにこの日も多投したツーシームなど手元で動かす投球スタイルに変えた。独学で握りを学ぶなど、誰にも頼らず「今はスピードよりも高くいかないように意識している」と先発型の新スタイルを完成させた。 「中継ぎで勝った時とはまた違いますね。ウイニングボールは両親へ贈ります」と笑った。08年育成2位で入った育成出身右腕が手薄な先発陣に厚みを出している。【石橋隆雄】

◆オリックスが自力V消滅のピンチを迎えた。防御率両リーグトップの先発山本をもってしても、首位ソフトバンクの勢いを止めることができなかった。 今季ここまで鷹打線を相手に3試合無失点を続けていたが、4回につかまった。西村監督は4失点を喫した4回の山本について「一本調子になってしまっていた。その後立ち直ってくれた。あの回だけですよ」と残念がった。 魔のイニングとなった。1点リードの4回、1死一塁からグラシアルに右中間を破られる同点適時三塁打を浴びた。これが鷹打線相手に山本が今季28イニング目にして喫した初失点。そこから5連打で一挙4点を奪われた。5回以降は立て直し、3イニングを無失点に抑えた。7回9安打4失点で今季4敗目を喫した山本は「4回は、コースや高さが甘くなってしまった。なんとか最少失点で粘りたかった。あらためて勝てる投手になりたいと思いました」と悔やんだ。 8回の吉田正の14号ソロも空砲に終わった。これでソフトバンク相手に2勝10敗1分け。西村監督は「何とかしようとしているんですけど。切り替えてやっていくしかない」と前を向いた。このカードであと1敗すれば自力優勝の可能性が消滅するだけに、何としてでも阻止したい。【古財稜明】

◆先発はオリックス山本、ソフトバンク二保。オリックスは3回、吉田正の二ゴロの間に1点先制。ソフトバンクは3回まで無得点。 ソフトバンクは4回、グラシアルの同点適時三塁打を皮切りに5連打で4得点を奪った。オリックスは4回以降追加点を奪えず。 オリックスは5点を追う8回に吉田正が14号ソロを放つも、追い上げ届かず。先発山本は今季4敗目。ソフトバンクは8連勝。 ソフトバンク二保が1勝。

◆中日からトレードで加入したオリックス松井雅人が、移籍後初出場を果たした。 若月に代わって8回の守備から捕手についた。東明をリードするも無死一塁から松田宣に2ランを被弾。9回もマスクをかぶり、無失点に切り抜けた。松井雅は「0点に抑えるのが一番いいですけど。(ソフトバンクは)強いチームで打線もいいので、そこを倒していかないといけない」と気を引き締めた。

◆ソフトバンクのグラシアルが0-1の四回1死一塁から、内角の直球をはじき返して右中間へ同点の適時三塁打を放った。山本を相手に今季28イニング目にしてようやくチーム初得点。これで打線に火が付き、この回計4点を奪う。口火を切った形に「先制された後にすぐ追いつけて良かった」と胸を張った。  4日までの楽天との3連戦では3本塁打、11打点を記録した。五回に中前打、八回は左安打を放ってこの日3安打で5試合連続安打とし「準備が充実しているのが一番」とうなずいた。

◆オリックスの山本は7回4失点で4敗目を喫した。ソフトバンク戦はここまで3度対戦して計24イニング無失点だったが、首位を走る相手の勢いに屈した。  1-0の四回1死一塁からグラシアルの適時三塁打で初失点すると、これを含め5連打と打ち込まれて計4点を失う。「ボールが甘く、高くなってしまった」と反省した。西村監督は「一本調子の投球になっていた」と課題を指摘した。 松井雅(八回の守備から移籍後初出場) 「(リードで)ゼロに抑えられれば良かった」

◆ソフトバンクの二保が3度目の先発で今季初勝利。6回3安打1失点で、先発ではプロ初の白星を手にし「調子はあまり良くなかったが、思い切ってストライクゾーンで勝負できた」と納得顔だった。  三回に先制を許したものの、直後に味方が逆転し「絶対に勝つんだと気合が入った」。四回以降は無安打に抑えた。2009年育成ドラフト2位で入団。救援では速球で押すスタイルだったが、今回はツーシームやカーブを有効に使い、的を絞らせなかった。 高田(四回に4点目の適時打) 「力負けしないように振りにいった。しっかり捉えられた」

◆先発した山本は7回を9安打4失点で今季4敗目(4勝)。今季3試合で計24回を無失点と好相性だったソフトバンク打線の猛攻に合い、1-0の四回に一挙4失点。逆転を許し「なんとか最少失点で抑えたかったけど、勢いを止められなかった」と反省した。ただ、五回以降はゼロ封と持ち直し「そこは収穫だと思います。次は絶対負けないように、準備、練習したい」と後半戦でのリベンジを誓った。

◆ソフトバンクはこの日の勝利で、前半戦(球宴を折り返し)の首位ターンが確定した。ソフトバンクの前半戦首位ターンは2016年(同年の最終順位は2位)以来3年ぶり通算19度目。過去18度のうちリーグ優勝が12度(2位が6度)で、優勝確率は66・7%(CS進出率は100%)。  チーム8連勝は今季最多で、昨年8月17日のオリックス戦-26日の西武戦で9連勝して以来。

◆天敵を攻略し、ソフトバンクが8連勝でオールスター戦までの前半戦首位ターンを確定させた。  八回に駄目押しとなる18号2ランを放つなど、4打数2安打3打点で勝利に貢献した松田宣浩内野手(36)は、今季1点も奪えていなかったオリックス・山本を28イニング目にして打ち崩し「みんなで何とかやっつけたい気持ちだった」と声を弾ませた。  0-1の四回、グラシアルの適時三塁打から5連打と畳み掛け、打者一巡の攻撃で4得点。これまで3度対戦し、防御率0・00と完璧に抑えられてきた経験から、立花打撃コーチは「高い球をどんどん打っていく。引っ張っちゃ駄目。ぶつけるようなバッティングで」と意識付け。野手陣がその通りに実践した。  先頭の内川が内角高めを右方向へ運んで出塁すると、1死からグラシアルが右中間へ同点三塁打。松田宣が2点目の適時打で続き、上林、甲斐もたたきつけてしぶとく内野の間を抜く。最後は高田が外角高めを中前へきれいにはじき返して4点目を挙げた。  工藤監督が「パ・リーグで一番いいかなと思っている」と評していた好投手の壁さえ突破。4試合連続の2桁安打と、打線の勢いはこの日も止まらなかった。巨人がセ・リーグで2位に7ゲーム差をつける独走態勢に入れば、こちらも2位・楽天とのゲーム差を「6」に拡大。指揮官は「価値のある勝利。素晴らしい攻撃だった」と満足そうに笑った。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
45304 0.600
(↑0.005)
-
(-)
64337
(+6)
292
(+2)
107
(+1)
72
(+3)
0.256
(↑0.002
3.350
(↑0.02)
2
(-)
楽天
39362 0.520
(↓0.007)
6
(↓1)
66352
(+2)
341
(+4)
83
(-)
26
(+1)
0.252
(↓0.001)
4.270
(-)
3
(-)
西武
39371 0.513
(↓0.007)
6.5
(↓1)
66400
(+2)
382
(+4)
87
(+1)
84
(-)
0.260
(↓0.001)
4.440
(-)
4
(-)
日本ハム
38374 0.507
(↑0.007)
7
(-)
64341
(+4)
330
(+2)
53
(+1)
33
(-)
0.258
(↓0.001)
3.880
(↑0.03)
5
(-)
ロッテ
36382 0.486
(↑0.007)
8.5
(-)
67346
(+4)
338
(+2)
94
(-)
51
(-)
0.248
(-)
4.030
(↑0.04)
6
(-)
ORIX
33405 0.452
(↓0.006)
11
(↓1)
65273
(+2)
339
(+6)
53
(+1)
68
(-)
0.235
(-)
3.880
(↓0.02)