DeNA(2対2)広島 =リーグ戦12回戦(2019.06.30)・横浜スタジアム=
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広島
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DeNA
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勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【広島】メヒア(2号・7回表2ラン)

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◆広島は0-1で迎えた7回表、メヒアの2ランが飛び出し逆転に成功する。一方のDeNAは、9回2死三塁から代打・佐野が適時打を放ち、土壇場で試合を振り出しに戻した。その後試合は延長戦に突入するも両軍の救援陣が踏ん張り、規定により引き分けに終わった。

◆DeNA井納翔一投手が、約2週間ぶりの1軍マウンドに上がった。6月15日ソフトバンク戦(ヤフオクドーム)以来の舞台。 「高さには気を付けて、入り方には特に警戒したい」と話していた通り、初回を無失点でスタート。雨天で試合開始が20分遅れたが、今季2度目となった広島床田との投げ合いに全神経を集中させた。

◆広島床田寛樹投手(24)がプロ初安打を放った。プロ3年目、通算35打席目。 3回2死走者なしで、DeNA先発井納のカウント2-2からの145キロストレートをファウルした直後。6球目の低めのフォークを中前に運んだ。開幕当初から「打ちたいですね」と話していた。一塁ベース上でベンチに向かって小さくガッツポーズ。記念球は、三塁側ベンチに戻ってきた。

◆広島アレハンドロ・メヒア内野手(26)が逆転の2号2ランを放った。1点を追う7回無死一塁。DeNA2番手藤岡の1ストライクからの外角スライダーを、逆らわずに右翼スタンドに運んだ。 「うまく打つことができました。いいホームランになったね」と話した。

◆広島床田寛樹投手のの6勝目がお預けになった。6回3安打1失点で降板後、7回メヒアが逆転2ラン。 勝ち投手の権利を手にしたが、9回に抑えのフランスアが代打佐野に同点打を浴び、勝ち負けなしとなった。「反省のほうが多い。3回は四球、四球の後に打たれている。イメージ通りに投げられたのは6回だけ」と反省の言葉を並べた。3回の打席では、プロ35打席目の初安打を井納から放った。試合は延長12回で引き分け、同一カード3連敗は免れた。

◆DeNA主砲・筒香嘉智外野手が、先制打を放った。3回1死一、二塁。広島床田のスライダーをとらえ、左翼線への適時二塁打とした。 「決して強引になることなく、素直に打ち返すことができました」。もつれた試合は9回2死三塁、佐野の右前適時打で追いつくと、延長12回引き分け。阪神と並ぶ3位に浮上した。

◆広島が延長12回執念ドローに持ち込んだ。1点を追う7回にアレハンドロ・メヒア内野手(26)が逆転2号2ラン。9回裏に追いつかれたが、その後はリリーフ陣が踏ん張り、4時間超のゲームを引き分けた。首位巨人とのゲーム差は3に広がったが、2日からはマツダスタジアムでヤクルトを迎え、出直しを期す。最後は7番手遠藤がロペスを見逃し三振に仕留めた。延長12回、4時間2分の総力ドロー。連敗ストップはならなかったが、DeNAの勝利も許さなかった。 重苦しいムードを、メヒアのバットが切り裂いた。1点を追う7回無死一塁。DeNA2番手藤岡の1ストライクからの外角スライダーを、逆らわずに右翼スタンドに運んだ。引っ張りたい気持ちを抑え、ボールを引きつけて強くたたいた。「うまく打つことができました。いいホームランになったね」と話した。 必死のアピール弾だ。今月25日に1軍初昇格したが、外国人枠の関係でどこまで残れるかは不透明。現在出場選手登録されているのは、投手は抑えのフランスアと、好投を続けるレグナルト。野手はバティスタとメヒア。次カード・ヤクルト戦で新外国人ローレンスが先発する可能性が浮上しており、そうなると野手2人のうち1人が出場選手登録を抹消される可能性が高い。 28日DeNA戦では今季1号を含む猛打賞をマークした。前日29日も右前打で爪跡を残した。どれだけ打っても、打ちすぎるということはない。この日も絶対に結果を出したかった。通算打率は3割8分5厘。死にものぐるいで1打席1打席に向かっている。 2020年東京五輪のドミニカ共和国代表入りを、秘かに思い描く。「米国にいい選手がたくさんいる。自分が選ばれるとは思っていない。でも、必要とされるなら、出たい」。代表入りについては、ドミニカ共和国サイド、有力選手を多くかかえるMLBサイドの態度に左右されるが、五輪期間中にプロ野球を中断する日本球界から選ばれる可能性はある。野球のメイン会場となる横浜スタジアムで会心の1発となった。 1点リードの9回2死三塁でフランスアが佐野に適時打を浴びて延長戦に突入。その後は一岡、遠藤らが踏ん張り、2-2で引き分けに持ち込んだ。負けなかったことを前向きに受け止め、ホームでのヤクルト戦で出直す。

◆DeNAは3回1死一、二塁から筒香の左翼線への適時二塁打で1点を先制。先発は井納。広島は床田。今季2度目の投げ合い。 4回以降は、両チームともに無得点。DeNAは6回無失点の井納から藤岡に継投した。試合は広島1点リードで7回に突入。 広島は1点を追う7回、メヒアの2号2ランで逆転した。DeNAは9回に佐野の適時打で同点に追いついた。延長に突入した。 しかし12回でも両者決着がつかず引き分けた。

◆広島は9回に抑えのフランスアが同点に追いつかれたが、執念の継投で延長12回引き分けに持ち込んだ。緒方孝市監督(50)の談話は以下の通り。 緒方監督 (延長12回を3人で抑えた)遠藤がよかったね。いいボール投げていた。度胸がある。 -今後はいい場面で使う 緒方監督 自信つけてもらおう。また結果出して。 -先発床田が粘投 緒方監督 状態はいいほうじゃなかったと思うけど、中盤立ち直って粘った。最後、力を入れたボールもコントロールできていた。打順の兼ね合いで(6回で交代させた)。 -鈴木が2安打で復調気配 緒方監督 野手というのは1本、自分の感じで打球をつかまえられれば、変わってくるもの。 -9回無死満塁であと1本が出なかった 緒方監督 まあ、また週明けから9連戦が始まるんで、初戦からしっかり戦えるように。

◆ついにAクラス入りだ。DeNAが、広島と延長12回の末に引き分け、阪神と同率の3位に並んだ。 1点を追う9回2死三塁、左のフランスアに対し代打・佐野。「開き直って」と今季左投手に対して、無安打だった男が殊勲の同点打を放った。前カードの楽天戦から試合前の声出しを担当。「上位チームとの試合が続く大事な時間になる。頑張りましょう」とナインに対し、鼓舞した言葉を自ら体現し、価値ある引き分けを持ち込んだ。 勝率5割とはならなかったが、アレックス・ラミレス(44)は上機嫌だった。「素晴らしい。いいゲームだった。朝起きたら、Aクラスになっている。5割も目前。このモチベーションで戦っていくだけ」と先を見据えた。2日からは本拠地で、阪神との3位直接対決を控える。「本当に広島は強かった。そしてさらに強敵の阪神。まずは当面の目標である5割を目指す」と、上昇気流に乗っていく。【栗田尚樹】

◆DeNAが、広島と延長12回の末に引き分け、阪神と同率の3位に並んだ。アレックス・ラミレス監督のコメント。 「素晴らしい。いいゲームだった。朝起きたら、Aクラスになっている。5割も目前。このモチベーションで戦っていくだけ」 2日からは本拠地で、阪神との3位直接対決を控える。 「本当に広島は強かった。そしてさらに強敵の阪神。まずは当面の目標である5割を目指す」

◆DeNA・筒香嘉智外野手(27)が30日、広島12回戦(横浜)の三回1死一、二塁で先制の適時二塁打を放った。外角球を逆らわずに振り抜き、左翼線へ運ぶと、二塁走者のソトが生還した。  「決して強引になることなく、素直に打ち返すことができました」と筒香。デーゲームで阪神が中日に敗れたため、DeNAは勝てば4月16日以来のリーグ3位、同19日以来の勝率5割となる。

◆DeNAの佐野恵太内野手が1点を追う九回二死三塁から代打で登場すると、広島の左腕、フランスアから同点の右前打を放った。  ここまで左投手に対し8打数無安打で「左からまったく打っていないし、いい投手なので、打てなかったら仕方がないと、いい意味で開き直りました。何とか打球を前に飛ばそうと食らいつきました」と笑顔をみせた。  DeNAでは試合に勝つと、その試合前の円陣で声だしを担当した選手が次の試合も声だしを行う"ルール"がある。佐野は6月23日の楽天戦から担当し、ここまで3勝1分け、7月2日の阪神戦でも継続する。  この日までの広島3連戦を含め、阪神、巨人と上位球団との直接対決が続くこともあり、佐野は「上位とのカードが続くので大事な2週間になる」と仲間に声をかけて、意識を高めていたという。2日からは今季3勝9敗と分が悪い阪神との3連戦を迎える。佐野が"声"でチームを盛り上げる。

◆九回にフランスアで追い付かれた。そのまま引き分け、6月は6勝15敗2分けでフィニッシュ。20勝4敗1分けと圧倒的な強さを誇った5月とは一変した戦いぶりに、緒方監督は「頑張りどころ」と自らに言い聞かせるように話した。不調の中崎に代わり、シーズン途中から抑えを務める左腕・フランスアは九回2死三塁から代打・佐野に右前に同点打を浴び「甘かった。左打者に打たれている」と反省した。

◆代打・佐野が1点を追う九回、左腕・フランスアから右前へ同点打を放った。この一打が出るまで、左投手との対戦は8打数無安打。「左投手から全く打っていなかったので、打てなかったら仕方がないといい意味で開き直って打ちました」。これで代打成績は打率・438(16打数7安打)。得点圏打率も・421(19打数8安打)と勝負強さを発揮している。

◆執念のドローだ。1点を追いかける九回2死三塁で代打の切り札、DeNA・佐野恵太内野手(24)が右前に起死回生の同点打。その後に勝ち越すことはできなかったが、今季2度目の引き分けで阪神に並び、4月16日以来となる3位に浮上した。  「やっとこのポジションにこれたことはうれしい。あすの朝はAクラスとして、目覚めることができるね」  4時間2分の激闘を終え、ラミレス監督はほほえんだ。投手陣も八回から登板した4番手・国吉、5番手・エスコバーがともに2回無失点でバトンをつなぎ、延長十二回は守護神の山崎が三者凡退で締めた。  ドロー決着でチームの借金1は変わらず、4月19日以来の勝率5割復帰はお預けとなったが、直近17試合で11勝4敗2分けと勢いは継続している。2日には今季3勝9敗と苦戦している阪神との3連戦(横浜)が始まる。  「カープは非常に強いが、このあとはうちにとってさらに強敵と当たる。しっかり集中して勝率5割を目指したい。その瞬間はすぐにくると思う」。指揮官の表情は鋭かった。前半戦は残り9試合。阪神、巨人、そしてヤクルトに勝ち越し、上位進出を目指す。 (湯浅大)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
40301 0.571
(↑0.006)
-
(-)
72346
(+4)
284
(+3)
95
(-)
42
(-)
0.262
(↑0.001)
3.650
(↑0.01)
2
(-)
広島
38343 0.528
(-)
3
(↓0.5)
68300
(+2)
302
(+2)
71
(+1)
49
(-)
0.248
(↓0.001)
3.360
(↑0.03)
3
(1↑)
DeNA
35362 0.493
(-)
5.5
(↓0.5)
70293
(+2)
292
(+2)
86
(-)
23
(-)
0.246
(↓0.001)
3.680
(↑0.04)
3
(-)
阪神
35364 0.493
(↓0.007)
5.5
(↓1)
68291
(-)
309
(+1)
51
(-)
53
(+1)
0.249
(↓0.001)
3.440
(↑0.04)
5
(-)
中日
33390 0.458
(↑0.007)
8
(-)
71278
(+1)
282
(-)
44
(-)
39
(-)
0.257
(↓0.003)
3.820
(↑0.07)
6
(-)
ヤクルト
28462 0.378
(↓0.006)
14
(↓1)
67332
(+3)
398
(+4)
85
(+1)
27
(-)
0.238
(↑0.003)
4.730
(↑0.03)