ロッテ(★4対5☆)中日 =交流戦3回戦(2019.06.17)・ZOZOマリンスタジアム=
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中日
0004010005700
ロッテ
0200002004601
勝利投手:ロメロ(4勝5敗0S)
(セーブ:R.マルティネス(0勝3敗2S))
敗戦投手:中村 稔弥(0勝1敗0S)

本塁打
【ロッテ】中村 奨吾(9号・2回裏2ラン)

  DAZN
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◆中日は2点ビハインドで迎えた4回表、大島とビシエドの連続適時打などで4点を挙げ、逆転に成功する。そのまま迎えた6回には、ビシエドの適時打でリードを広げた。投げては、先発・ロメロが今季4勝目。敗れたロッテは、最終回に一打サヨナラの好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆ロッテのドラフト5位ルーキー中村稔弥投手(22)がプロ初登板初勝利を目指す。ドラフト制後、ロッテ新人投手の初登板初勝利は17年4月6日日本ハム戦の佐々木まで過去7人いるが、ドラフト順の内訳は1位4人、2位1人、3位1人、4位1人。 ドラフト5位以下の新人投手がプロ初登板初勝利をマークすれば、ロッテでは初めてとなる。

◆ロッテが2回、中村奨の18試合ぶりの9号2ランで先取点。投げてはプロ初登板の中村稔が3回まで完全投球で中日打線を封じた。 中日は4回、ビシエドの適時打で同点とし福田の内野ゴロの間に勝ち越すなど一挙4点。6回にも加点し5-2で終盤戦へ入った。 ロッテが7回、岡、荻野の適時打で1点差まで追い上げるも反撃及ばず。ロメロが4勝目。ロッテは4カード連続の負け越し。中村奨は1敗目。

◆中日は0-2の4回に大島、ビシエドの連続適時打と藤井の二塁打などで4点を奪った。ロメロは11奪三振の7回4失点で4勝目。R・マルティネスが2セーブ目。ロッテは初登板の中村稔が崩れ、9回無死二、三塁も生かせなかった。

◆ロッテ 初登板のドラフト5位ルーキー中村稔弥投手の粘投も僅差で敗れ、4カード連続の負け越しとなった。 最速140キロも打たせて取る投球で3回まで完全投球。2順目の対戦となった4回に記録に残らない味方のミスなどもあり一挙4点を失うなど、6回途中5安打5失点で降板。「先頭を打ちとっていこうとして、3回まではそれができた。4回に先頭を出してしまって、そこからゴロでゲッツーを取ろうとコースを狙いすぎた。4回が悔やまれます」と肩を落とした。

◆カリビアントリオが前日の9回5点差逆転サヨナラ負けの悪夢を払拭(ふっしょく)した。 「日本生命セ・パ交流戦」のロッテ3回戦。先発ロメロが来日最多の11奪三振を含む7回4安打4失点。前日にサヨナラ打を献上のロドリゲスが8回を無失点。そして9回はR・マルティネスが無死二、三塁のピンチを背負いながら、後続を打ち取り1点差で逃げ切った。 ロメロは「最近、迷惑をかけてきた。チームに白星をつけられるよう心がけた」と約1カ月ぶりの4勝目を喜び、2セーブ目のR・マルティネスも「チームの勝利に貢献できた」と表情を緩めた。 与田監督も安堵(あんど)の表情だ。「嫌な負け方をして、間が空くと嫌なイメージが残る。次の試合でいい勝ち方をしたかった」。チームは助っ人リレーで2カード連続の勝ち越しを手にした。18日から交流戦最後の本拠地6連戦で巻き返しを期す。【伊東大介】

◆ロッテはミラクル再びとはいかなかった。終盤に追い上げ、1点を追う9回2死一、三塁。長打がでればサヨナラの場面で打席には前日16日の9回に5点差をひっくり返す奇跡のサヨナラ勝ちの立役者の鈴木大地内野手。 2ストライクから食らいつきファウルで粘ったが、8球目のフォークにバットが空を切った。「何とか粘ろうと思って最後も当たったかなと思ったけど、当たらなかった悔しさはある。明日も試合が待ってるんで、明日勝つことだけを考えます」と前を向いた。

◆ロッテは17日、中日3回戦(ZOZOマリン)に4-5で敗戦。交流戦は、開幕から4カード連続負け越しとなった。  右肘の違和感で抹消された開幕投手の石川に代わって、プロ初登板初先発のD5位・中村稔(亜大)が六回途中5失点で初黒星。  打線も、3月3日のオープン戦(ナゴヤドーム)で対戦したときは、3回4安打3得点と打ち込んだロメロに対し、11三振を喫した。  前日九回に5点差をひっくり返す大逆転劇を演じた勢いそのままに、この日も1点を追う九回無死二、三塁のチャンスをつくったが、荻野が空振り三振、藤岡が遊ゴロに倒れた。2死一、三塁となり前日のヒーロー・鈴木を迎え、球場のボルテージは最高潮に達したが、空振り三振に倒れ劇的ドラマの再現とはならなかった。  井口監督は「一本が出なかった。(ロメロに)11三振。緩急にやられた。勝てるところで取れていないし、投手陣も交流戦で踏ん張り切れていない。何とかラスト1週間、しっかり戦っていきたい」と渋い表情。あす18日から敵地で広島、ヤクルトとの交流戦最後の6連戦を戦う。

◆ロッテのドラフト5位・中村稔弥投手(22)=亜大=が17日、中日3回戦(ZOZOマリン)でプロ初登板初先発。六回途中5安打5失点で降板し、初黒星を喫した。  「先発は試合をつくっていくことが大事。きょうは四回に大量失点をしてしまったので、反省を次につなげていきたい」  イースタン・リーグで11試合に登板し6勝。防御率2・48の好成績をマーク。開幕投手を務めた石川が、右肘の違和感を訴え登録を抹消されたこともあり、チャンスが巡ってきた。  中日打線を1巡目はパーフェクトにおさえ込んだが四回、先頭の井領に三塁への内野安打で出塁を許すと、その後も3安打に二塁への飛球を中村奨が落球(記録は二ゴロ)するミスも重なり4失点。  「とにかく先頭を打ち取ることを考えて、三回まではそれができていた。でも四回に先頭を出してから、ゴロゲッツーを取ろうとしてコースを狙いすぎてしまった。2点あったので、大胆にいくべきでした」  六回もビシエドの適時打で5点目を許したところで降板を告げられた。  初登板を終えたルーキー左腕について井口監督は「あの回(四回)だけ、リズムが悪かった。初登板で周りが足を引っ張ってしまった」とし、一度登録を抹消し次回登板の機会をうかがう意向を示した。

◆中日打線が四回につながり、三回まで完璧に抑えられたロッテのルーキー中村稔から一挙4点を奪った。井領がチーム初安打となる内野安打で出塁し、阿部四球の無死一、二塁から大島が右前に適時打。前日に続いて打点を挙げた大島は「走者を進めようと、引っ張ろうと思った。良いところに飛んでくれた」と語った。  さらに次のビシエドが左前適時打を放ち、福田の二塁への飛球を相手が落球後、一塁走者を二塁でフォースアウトにするプレー(記録は二ゴロ)も出てこの回3点目。最後は藤井が外角球を右翼線へ適時二塁打にした。今月、今季初めて1軍に上がってから先発出場が増えているベテランは「後ろにつなぐという意識が良い結果につながったと思う」と話した。

◆7回4失点だった中日のロメロは先発9人全員から計11三振を奪い、5月16日以来の4勝目を挙げた。自慢の直球を主体に変化球もうまく使い「直球だけでなくいろいろな球種で勝負できた」と手応えを実感した。  ここ3試合は黒星が続いただけに「最近は迷惑を掛けていた。リードしたまま次の投手につなげたので、最低限の仕事はできたと思う」と話した。

◆惜敗で交流戦は4カード連続の負け越しを喫した。打線が中日先発、ロメロに11三振。1点を追う九回は無死二、三塁の好機をつくったが、最後は前日16日にサヨナラ打を放った鈴木が空振り三振に倒れ、連日のサヨナラ劇を逃した。井口監督は「一本が出なかった。勝てるところで取れていない」と険しい表情だった。

◆九回に5点差を逆転されるサヨナラ負けを喫した16日のロッテ戦が頭をよぎっただろう。中日のR・マルティネスは1点リードの九回に無死二、三塁の大ピンチを招きながらも逃げ切った。  三振と内野ゴロでアウトを重ね、最後は鈴木を空振り三振させて喜びが爆発。前日の九回に3失点した守護神は「これで何とかチームの勝利に貢献できた」と安堵(あんど)した。  前の試合でサヨナラ打を浴びたロドリゲスも八回2死一、二塁のピンチで、清田から三振を奪った。左腕は「とにかく無失点で戻るのが自分の仕事。勝利に貢献できて良かった」と笑顔だった。  これで2カード連続の勝ち越し。まだ借金8の5位と低迷するが、与田監督は救援陣2人の活躍に「しっかり投げてくれた」とたたえ、「よう頑張った、よう頑張った」と大きな声で選手をねぎらった。 R・マルティネスに中日・阿波野投手コーチ 「ストライクゾーンに思い切って勝負にいけたのが良かった。底力を出してくれた」

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
732 0.700
(-)
-
(-)
646
(-)
38
(-)
21
(-)
13
(-)
0.225
(-)
2.870
(-)
2
(-)
巨人
840 0.667
(-)
0
(-)
663
(-)
42
(-)
16
(-)
12
(-)
0.273
(-)
3.260
(-)
3
(-)
日本ハム
741 0.636
(-)
0.5
(-)
648
(-)
49
(-)
8
(-)
6
(-)
0.258
(-)
3.550
(-)
4
(-)
ORIX
641 0.600
(-)
1
(-)
741
(-)
42
(-)
5
(-)
12
(-)
0.244
(-)
3.650
(-)
5
(-)
楽天
650 0.545
(-)
1.5
(-)
743
(-)
45
(-)
9
(-)
3
(-)
0.258
(-)
3.950
(-)
6
(-)
DeNA
651 0.545
(-)
1.5
(-)
643
(-)
43
(-)
14
(-)
3
(-)
0.250
(-)
3.530
(-)
7
(-)
西武
660 0.500
(-)
2
(-)
664
(-)
60
(-)
11
(-)
11
(-)
0.271
(-)
4.710
(-)
8
(1↑)
中日
570 0.417
(↑0.053)
3
(↑0.5)
655
(+5)
49
(+4)
5
(-)
4
(+1)
0.254
(↓0.003)
4.050
(↑0.01)
9
(1↓)
阪神
462 0.400
(-)
3
(-)
651
(-)
48
(-)
6
(-)
11
(-)
0.226
(-)
2.980
(-)
10
(-)
ヤクルト
470 0.364
(-)
3.5
(-)
754
(-)
58
(-)
12
(-)
5
(-)
0.247
(-)
4.750
(-)
11
(-)
ロッテ
480 0.333
(↓0.031)
4
(↓0.5)
647
(+4)
68
(+5)
11
(+1)
9
(+3)
0.237
(↓0.006)
5.300
(↑0.03)
12
(-)
広島
371 0.300
(-)
4
(-)
736
(-)
49
(-)
7
(-)
9
(-)
0.205
(-)
3.960
(-)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
36272 0.571
(-)
-
(-)
78271
(-)
250
(-)
62
(-)
46
(-)
0.250
(-)
3.230
(-)
2
(-)
巨人
35271 0.565
(-)
0.5
(-)
80314
(-)
255
(-)
87
(-)
38
(-)
0.266
(-)
3.700
(-)
3
(-)
阪神
33304 0.524
(-)
3
(-)
76267
(-)
273
(-)
48
(-)
46
(-)
0.246
(-)
3.400
(-)
4
(-)
DeNA
29341 0.460
(-)
7
(-)
79247
(-)
259
(-)
72
(-)
19
(-)
0.246
(-)
3.700
(-)
5
(-)
中日
28360 0.438
(↑0.009)
8.5
(↑0.5)
79248
(+5)
251
(+4)
42
(-)
35
(+1)
0.257
(↓0.001)
3.830
(↓0.01)
6
(-)
ヤクルト
26392 0.400
(-)
11
(-)
76300
(-)
346
(-)
75
(-)
26
(-)
0.238
(-)
4.700
(-)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
楽天
35281 0.556
(-)
-
(-)
79303
(-)
285
(-)
72
(-)
22
(-)
0.257
(-)
4.260
(-)
2
(-)
ソフトバンク
34284 0.548
(-)
0.5
(-)
77268
(-)
245
(-)
88
(-)
62
(-)
0.250
(-)
3.320
(-)
2
(-)
日本ハム
34284 0.548
(-)
0.5
(-)
77288
(-)
268
(-)
45
(-)
28
(-)
0.259
(-)
3.690
(-)
4
(-)
西武
32311 0.508
(-)
3
(-)
79333
(-)
336
(-)
75
(-)
75
(-)
0.259
(-)
4.630
(-)
5
(-)
ロッテ
29341 0.460
(↓0.008)
6
(↓0.5)
79275
(+4)
288
(+5)
77
(+1)
47
(+3)
0.241
(↓0.001)
4.080
(↓0.01)
6
(-)
ORIX
25345 0.424
(-)
8
(-)
79216
(-)
274
(-)
45
(-)
57
(-)
0.225
(-)
3.780
(-)