楽天(★1対2☆)巨人 =交流戦3回戦(2019.06.06)・楽天生命パーク宮城=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
巨人
0100010002711
楽天
0001000001500
勝利投手:桜井 俊貴(2勝1敗0S)
(セーブ:中川 皓太(2勝0敗6S))
敗戦投手:石橋 良太(3勝3敗0S)

本塁打
【巨人】岡本 和真(10号・6回表ソロ)

  DAZN
◆巨人が接戦を制した。巨人は2回表、若林の適時打で1点を先制する。その後、同点となって迎えた6回には岡本のソロが飛び出し、再びリードを奪った。投げては、先発・桜井が7回途中1失点の好投で今季2勝目。敗れた楽天は、8回に一打同点の好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆巨人若林晃弘内野手(25)が、プロ初打点となる先制の適時打を放った。 0-0の2回2死一、三塁、1ボールからの外角142キロカットボールを左翼線にはじき返した。「頭の中をしっかり整理して、打席に入りました。先制点が取れて良かったです。(プロ初打点は)うれしいですが、チームが勝てるように頑張ります」とコメントした。

◆巨人岡本和真内野手(22)が、2年連続の2ケタとなる10号ソロ本塁打を放ち、勝ち越した。 1-1で迎えた6回2死、初球の146キロ直球を右翼席に運んだ。「何とか塁に出ることだけを考えて、打席に入りました。いいスイングができました」とコメント。昨季は51試合目での到達だったが、今季は54試合目で大台に達した。

◆バースデー登板となった楽天石橋良太投手は、28歳の誕生日を白星で飾ることはできなかった。 2回に巨人若林にプロ初打点となる先制適時打を浴びたが、最速150キロの直球に得意のカットボールやシュートなどを交えて安定感ある投球を披露。悔やまれるのは同点で迎えた6回。坂本勇を見逃し三振、阿部を一飛に打ち取って2死とした後、岡本に初球の直球が甘く入って勝ち越しの1発を献上した。 自己最長7回を投げて6安打2失点の好投も、リードを許した状態でマウンドを降りた。

◆巨人は2回に今季初スタメンの若林が先制適時打。16年3月30日DeNA戦以来の先発桜井は3回まで楽天打線を無安打に封じた。 楽天は4回に渡辺佳が押し出し四球を選び同点。巨人は6回に岡本の10号ソロで勝ち越し。先発桜井は6回まで2安打1失点。 巨人桜井は7回途中3安打1失点で先発では初勝利となる2勝目。中川が6セーブ目で2カード連続勝ち越し。楽天石橋は3敗目。

◆巨人の今季初スタメンの2年目若林晃弘内野手が起用に応えた。2回2死一、三塁、先制の左前適時打でプロ初打点をマーク。5回にも左前打を放ちマルチ安打の活躍をみせた。 楽天茂木とは桐蔭学園の同期で「二塁ベースでナイスバッティングと声をかけてもらった。一緒に自主トレもしたので、やっと同じ舞台に立つことができてよかった」。 原監督も「フィールディングも落ち着いていたし、大学、社会人を経験して苦労人の中で非常にいい働きを果たしてくれた」とたたえた。

◆巨人スコット・マシソン投手(35)が病気を乗り越え、1軍マウンドに帰ってきた。1点リードの8回1死から登板。浅村、銀次には安打を許すも、150キロを超える直球に変化球を織り交ぜて痛打は阻止し、無失点でバトンをつないだ。「とりあえずアウトをとることだけを考えた。気持ちが高ぶっていた。久々だったのでファンの声援が耳に入ってきた。今日のことは忘れないと思う」と興奮気味に振り返った。 昨年8月に左膝手術のため帰国し、同年11月に「エーリキア症」と呼ばれる感染症にかかり、一時体重が約10キロ落ちた。闘病のため2月の春季キャンプは不参加で3月1日にようやく来日。ファームで懸命にリハビリを重ね、5月15日のイースタン。リーグDeNA戦で実戦復帰にこぎつけた。2軍戦で4試合に登板し、交流戦開幕カードとなった今カードから1軍合流した。 1点リードの僅差でマウンドに送り込んだ原辰徳監督(60)も頼もしい助っ人をリスペクトした。「結果的にあのイニングを森福、マシソンで0点に抑えたということはジャイアンツの中でも非常に意義は深いと思いますね。彼のファイティングスピリット、強い闘争心が、病気もケガも早く回復させた。敬服しますね」と話した。

◆楽天が交流戦カード負け越しスタートで、ソフトバンクに首位で並ばれた。巨人桜井から押し出しの1点のみ。 平石監督は「相手も同じだけど、映像と実際の打席の差をどれだけ修正できるか。カーブが縦に大きいイメージはしていたけど、思った以上に目線を外されるのかな。左打者もインサイドのカットを意識させられた」と普段対戦のない相手に苦しめられた。 収穫は先発石橋。28歳の誕生日だった右腕は自己最長7回を投げて2失点と踏ん張った。

◆バースデー登板となった楽天石橋良太投手は、28歳の誕生日を白星で飾ることはできなかった。 自己最長7回を投げて6安打2失点の好投も、援護なく3敗目。「誕生日はどうでも良かった。チームとしてカードを勝ち越したかった」と悔しさをにじませた。 2回に巨人若林にプロ初打点となる先制適時打を許したが、最速150キロの直球に得意のカットボールやシュートなどを交えて安定感ある投球を披露。悔やまれるのは、同点で迎えた6回。坂本勇を見逃し三振、阿部を一飛に打ち取って2死とした後、岡本に初球の直球が甘く入って決勝弾を浴びた。 平石監督は「(6回は)2アウトランナーなしで長打だけは、絶対に避けないといけない。バッテリーとして、少し不用意だった」と指摘した上で「試合をしっかりつくってくれた。7回を投げてくれたのは大きかった」とねぎらった。

◆巨人桜井俊貴投手が、1163日ぶりの先発マウンドで今季2勝目を挙げた。6回2/3を投げ、3安打1失点、3者連続を含む8奪三振の快投。炭谷の好リードにも導かれ、最速149キロの直球を軸に力勝負したかと思えば、110キロ台のカーブで幻惑し、緩急も光った。「先発を目標にやってきたのでうれしいです」と先発での初勝利をかみしめた。 3年の時を経て、苦かった記録を上書きした。1年目、16年3月30日のDeNA戦でプロ初登板初先発。右肘痛を発症し、5回途中4失点で降板した。2年目は19試合に登板も、昨年は1軍登板ゼロ。試行錯誤を重ねた3年間を「苦しい時もあったけど、今につながっています」と脱力フォームに行き着き、球威、球速ともに向上した。 最大の転機は、2年目のオフから参加する菅野との自主トレだった。「(菅野は)24時間、野球のことを考えている」と日頃のケアなど、生活面から見直した。中継ぎを経験し「しんどさや苦しさを味わった。少しでも長い回を」との強い思いも好投に直結した。宮本投手総合コーチを「投げっぷり、投げ様を見せてもらった。遅咲きのヒーロー、ナイスでした」と感嘆させた。【久保賢吾】

◆巨人は1-1の6回に岡本の10号ソロで勝ち越した。桜井が7回途中まで3安打1失点と好投し先発ではプロ初勝利となる2勝目。救援4投手が得点を許さず逃げ切り、中川は6セーブ目を挙げた。楽天は好機を拙攻で生かせなかった。

◆「ビッグベイビー」がひと振りで決めた。巨人岡本和真内野手(22)が8戦ぶりの1発となる決勝の10号ソロで試合を決めた。同点の6回2死、楽天石橋の外角146キロを右翼席へ運んだ。シーズン開幕から全試合4番に座ってきたが、調子が上がりきらず、交流戦からは6番に打順を落とし、この日は5番で出場。4番陥落後は先輩打者の後ろで3戦連続マルチ安打で復調の兆しをアピールした。"大きな赤ちゃん"の決勝弾でパ・リーグ首位の楽天との交流戦開幕カードを勝ち越した。 ニヤリともせず、ドヤ顔でゆったりと歩き出した。同点の6回2死。岡本は初球から迷わず振った。楽天石橋の外角146キロ直球をジャストミート。もやのかかる仙台の夜空に放物線を描いた。右翼席へ8戦ぶりの1発となる決勝の10号ソロをたたき込み「久々にいいスイングができて、久々にいい感覚でした」と自賛した。 超積極打法的に攻めた。2回の左前打を含め、全4打席で初球からスイング。「それを言うと次のカードからまたやられるから、そっとしておいてください」とけむに巻いたが、数字が物語る。今季初球は29打数12安打、打率4割1分4厘。素直にバットを出せば、おのずと結果がついてくる。 復調気配の岡本に指揮官も喜びを隠さない。今カードの初戦の4日に4番から6番に打順を今季初めて下げた。試合後に「ややビッグベビーが困っているというところで少し助けてあげようと」と説明。この日は3戦連続マルチ安打と止まらない主砲に「結果的にこの3連戦で6本打った。もうビッグベイビーと言えなくなったね」と若き主砲の復調気配ににんまりだ。 岡本も等身大に計画を立てた。昨季は史上最年少で3割30本100打点を達成。それでもオフから「まだレギュラーとは思ってない」と謙虚な言葉を続けた。今季の目標に40本塁打を掲げ、1カ月のノルマを6本に設定。「先を見れば遠いので気持ち的にも楽になる」と自らをコントロールした。3、4月は7本とクリア。5月は2本に終わったが「気温も上がりますし、どんどんいきますよ」と気持ちを切り替えた。 6月は打率3割6分8厘と言葉通りにバットが温まってきた。本塁打も2年連続の2桁に到達。再び打線の真ん中に戻るために「ビッグアーチ」を量産する。【桑原幹久】

◆「ビッグベイビー」がひと振りで決めた。巨人岡本和真内野手(22)が8戦ぶりの1発となる決勝の10号ソロで試合を決めた。 ▼岡本が6回に勝ち越し本塁打。勝利打点は今季4度目で、チーム最多の坂本勇、ゲレーロに並んだ。Vアーチは4月4日阪神戦(先制)、5月10日ヤクルト戦(勝ち越し)に次いで今季3本目。Vアーチ3本、殊勲安打12本もチーム最多の坂本勇に並んだ。

◆巨人の今季初スタメンの2年目若林晃弘内野手が起用に応えた。2回2死一、三塁、先制の左前適時打でプロ初打点をマーク。5回にも左前打を放ちマルチ安打の活躍をみせた。原辰徳監督のコメント。 「フィールディングも落ち着いていたし、大学、社会人を経験して苦労人の中で非常にいい働きを果たしてくれた」

◆巨人・若林晃弘内野手(25)が6日、楽天3回戦(楽天生命パーク)に「8番・二塁」で今季初スタメン。二回2死一、三塁から、先制の左前適時打を放った。  「頭の中をしっかりと整理して打席に入りました。先制点がとれて良かったです」  相手の先発右腕・石橋が投じた142キロのカットボールをはじき返した。貴重な先制打は、プロ22打席目での初打点となり「うれしいですが、チームが勝てるように頑張ります」。今季初スタメンに応える一打となった。

◆巨人・岡本和真内野手(22)が6日の楽天戦(楽天生命パーク)で勝ち越しの10号ソロを放った。  同点で迎えた六回2死。楽天先発の右腕・石橋の甘く入った146キロの直球を右中間へ運んだ。33本塁打を放った昨季から2年連続の2桁弾を記録した。  今季は調子が上向かず、今カード初戦の4日に4番から6番に降格。2戦連続で2安打と発奮し、この日は5番に入った。復調を印象づける自身8戦ぶりのアーチとなった。

◆巨人のスコット・マシソン(35)が6日の楽天戦(楽天生命パーク)で今季初登板を果たした。  1点リードの八回1死。先頭の浅村に右翼線二塁打を浴びた。続くウィーラーを二飛に仕留め、銀次に右前打。2死一、三塁のピンチを背負ったが、最後はブラッシュをスライダーで空振り三振に仕留めた。直球の最速は152キロだった。  「一時期は野球どころではないというところから戻ってくるのは大変だった」  遠かったマウンドに帰ってきた。昨年8月に左膝のクリーニング手術を受けた。リハビリに励んでいた矢先、感染症の「エーリキア症」に罹患(りかん)。治療の影響で春季キャンプには参加せず、3月1日に来日。ファームでじっくりと状態を上げ、今カードで1軍復帰していた。

◆楽天は拙攻が響き接戦を落とした。0-1の四回に押し出し四球で追い付いたまでは良かったが、五回以降は無得点に抑え込まれた。1点を追う八回2死一、三塁ではブラッシュが空振り三振に倒れた。  首位の座は守ったが、ソフトバンクに同率で並ばれた。交流戦最初のカードを1勝2敗と負け越して終えた。平石監督は「しっかり切り替えてやりたい」とさばさばとした口調だった。

◆交流戦に入って4番から外れている巨人の岡本が1-1の六回に勝ち越しの10号ソロを放った。外角高めの初球の直球を逆らわずに打ち返し、右中間席に運び「すごく久々にいいスイングができた。打った瞬間、久々な感覚があった」と手応えを口にした。  昨季は交流戦期間中に4番に昇格して不動の立場を築いたが「もともと打順は意識していない。試合に出られたらそれでいい」と言う。悔しさを押し殺してチームのためにバットを振り続ける。

◆長年西武を支えてきた2人が、それぞれ違うユニホームを着てあいさつを交わした。ともに昨オフ、フリーエージェント権を行使して移籍した巨人・炭谷と楽天・浅村。高校から即プロ入りという共通点もあり、プライベートでも仲がいいという。「若いときはよく遊びに行きましたよ」と炭谷。「浅村が(試合に)出だしたところから一緒にやっていますけど、もともと持っているものはすごくて、いまでは一人前というか頼もしくなりましたね」と3歳後輩の成長を口にした。

◆この日が28歳の誕生日だった4年目の石橋は、7回6安打2失点で3敗目。1-1の六回に岡本に決勝ソロを許し、「ポンポンとアウトが取れて、腕を振っていこうと思ったところで甘く入った」と悔やんだ。交流戦最初のカードで負け越し。しかし、平石監督はこれまで5回が最長だった右腕を「7回を投げてくれたことがよかった。しっかり試合をつくった」とたたえた。

◆6番から5番に上がった岡本が六回に決勝の10号ソロ。「打った瞬間、久々の感覚があった」と振り返った。二回の左前打と合わせ、3試合連続で2安打をマーク。「ビッグベイビーが困っているかなと。少し助けてあげよう」と今カードは4番を外していた原監督は、「もうビッグベイビーと言えなくなったね」と目を細めた。

◆最速152キロの直球がミットに突き刺さった。マシソンが1点リードの八回1死で登板。2死一、三塁とされた後、ブラッシュを空振り三振に斬ってリードを死守し「ファンの声援も耳に入ってきたし、ちょっと高ぶるものがありました。今日のことは忘れない」と息をついた。  昨年8月に左膝のクリーニング手術を受け、米国でリハビリに励んでいた11月頃から40度の高熱が2カ月近く続いた。診断は感染症のエーリキア症。春季キャンプに参加せず3月1日に再来日。生命の危機を乗り越え、昨年7月26日以来の復帰を果たした。  「彼のファイティングスピリットが病気もけがも早く回復させた。敬服します」と原監督。頼もしい救援右腕もマウンドに戻ってきた。 (谷川直之)

◆セ・リーグ3位の巨人は6日、楽天最終戦(楽天生命パーク)に2-1で勝ち、交流戦の開幕カードの勝ち越しを決めた。4年目右腕・桜井俊貴投手(25)が、ドラフト1位で入団した2016年3月30日のDeNA戦(横浜)以来、1163日ぶりに先発。七回途中まで112球を投げ、3安打1失点、8奪三振の好投で先発として初勝利を挙げた。八回には感染症の影響で離脱していたスコット・マシソン投手(35)が復帰登板を果たした。  勝利の瞬間、桜井は歓喜に沸くベンチで表情を緩めた。6回2/3を投げて3安打1失点。5月のプロ初勝利に続く2勝目は、先発としての初白星となった。  「先発を目標にやってきたので、そこで勝ててうれしいです」  脱力を意識したフォームから繰り出す最速149キロの直球で相手打者の内角をえぐった。四回には3四球で1点を失ったが、それも攻めた結果。110キロ台のカーブも有効に使い、前日までパ2位のチーム打率・257の強打を誇る楽天打線を封じた。  "あの日"から1163日がたった。ドラフト1位で入団した2016年。開幕間もない3月30日のDeNA戦でプロ初先発したが、五回に筒香にカーブを投げた際、右肘の筋が切れるような感覚に襲われた。交代を告げられるまで投げ、翌日、起床時に右腕は腫れ上がっていた。「これはもう無理や」。トレーナーに電話で報告。苦闘は、そこから始まった。  「ヒントはどこかにある」と何軒も書店をまわり、栄養学や生理学の本を片っ端から買って読み込んだ。だが、右肘が完治しても思うような結果は出ない。背番号も当初の「21」から2度変わった。勝負の4年目を前にしたオフ。ハワイで考え方を変えてくれたのが菅野だった。  投球練習をしている際に呼ばれ「あまりコースを狙いすぎずに。俺もそこまで厳しく狙ってはいないよ」と助言された。外角や内角など、大ざっぱに、シンプルに考えて投げるようにすると「体の使い方もゆったりとなった」と変化が出た。  その菅野は腰の違和感で離脱中。5月30日の阪神戦で四回途中3失点と崩れたヤングマンも2軍で再調整中で、負け越した5月は先発に勝利がついたのは6試合だけ。先発陣の台所事情が苦しいチームで、救世主といえる存在に浮上した。  「苦しいときもありましたけど、苦しいだけじゃない。今につながっていることも多いと思うので、いい3年間でした」と桜井。踏みだした一歩が、チームに光を差す。 (赤尾裕希)  ★見えない重圧乗り越え勝利  見えない重圧を乗り越えての勝利だった。2015年10月22日のドラフト会議で1位指名を受けた翌日から、桜井は就寝時に大量の汗をかく謎の症状に見舞われた。「寝られてはいるんですけど、なぜだかわからないほど汗が出た」。ドラフト指名直後は注目度が高く、試合前は立命大の他の選手の練習着を借りて報道陣をけむに巻いたことも。多くの試練が桜井を成長させた。

◆巨人・桜井、楽天・石橋。若い両先発から、強い気持ちが伝わってきた。なかなか面白い試合を見せてもらったよ。  大げさに表現すれば、桜井はかつての完全試合男・槙原と、石橋はメジャーリーガーになった田中とイメージが重なる。そうした外見より、エモトが評価したいのは、内面の方。  せっかくもらったチャンスを、逃してなるものか! 強力な打線が相手といって、逃げてなるものか! プロの投手なら持ち合わせているはずの、前がかりな意欲と闘争心が、ピッチングにそのまま表れていたね。  もともと、力があるからこそ、プロになれたんだ。その資質に自らが、あるいは周囲が、勝手にフタをしたらいけない。これくらいは投げて当然だということが、よくわかっただろう。  もちろん、まだまだ、"これくらいは当然"という段階だよ。先発の座をつかんで、実績を重ねて初めて、真のプロ。6回、7回を抑えたくらいで満足しないこと。9回を完投して、悠然とベンチに帰ってくること。それまでは、ヒーローインタビューを断るくらいの気概も、持ってほしいね。(サンケイスポーツ専属評論家)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
300 1.000
(-)
-
(-)
1517
(+6)
10
(+4)
10
(+2)
4
(+3)
0.298
(↑0.036)
3.000
(↓0.5)
2
(-)
阪神
210 0.667
(↑0.167)
1
(-)
1519
(+4)
11
(+3)
3
(-)
5
(-)
0.319
(↓0.036)
3.330
(↑0.38)
3
(2↑)
ORIX
210 0.667
(↑0.167)
1
(-)
159
(+3)
5
(+2)
1
(-)
1
(+1)
0.308
(↑0.009)
1.670
(↓0.17)
4
(6↑)
西武
210 0.667
(↑0.167)
1
(-)
1515
(+9)
15
(+2)
6
(+5)
3
(+1)
0.291
(↑0.051)
4.500
(↑1.07)
5
(2↑)
巨人
210 0.667
(↑0.167)
1
(-)
157
(+2)
7
(+1)
4
(+1)
0
(-)
0.238
(↓0.016)
2.420
(↑0.76)
6
(3↑)
日本ハム
210 0.667
(↑0.167)
1
(-)
1510
(+3)
12
(+1)
2
(-)
3
(+1)
0.250
(↑0.023)
3.210
(↑1.05)
7
(3↓)
ヤクルト
120 0.333
(↓0.167)
2
(↓1)
1512
(+1)
10
(+3)
3
(-)
2
(-)
0.225
(↓0.018)
3.040
(↑0.34)
8
(2↓)
楽天
120 0.333
(↓0.167)
2
(↓1)
157
(+1)
7
(+2)
2
(-)
0
(-)
0.226
(↓0.041)
2.330
(↑0.17)
9
(6↓)
広島
120 0.333
(↓0.167)
2
(↓1)
1515
(+2)
15
(+9)
3
(-)
1
(+1)
0.202
(↓0.026)
3.860
(↓2.51)
10
(2↓)
DeNA
120 0.333
(↓0.167)
2
(↓1)
155
(+2)
9
(+3)
2
(+1)
1
(+1)
0.273
(↑0.027)
2.880
(↑0.3)
11
(-)
ロッテ
120 0.333
(↓0.167)
2
(↓1)
1511
(+3)
19
(+4)
1
(-)
1
(-)
0.210
(↑0.004)
5.460
(↑1.54)
12
(-)
中日
030 0.000
(-)
3
(↓1)
1510
(+4)
17
(+6)
3
(+1)
0
(-)
0.224
(↑0.024)
6.380
(↓0.19)