オリックス(★1対3☆)DeNA =交流戦1回戦(2019.06.04)・大阪ドーム=
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DeNA
01020000031211
ORIX
00000001011001
勝利投手:大貫 晋一(3勝3敗0S)
(セーブ:山﨑 康晃(1勝1敗9S))
敗戦投手:山本 由伸(3勝3敗0S)

本塁打
【DeNA】伊藤 光(5号・2回表ソロ)
【オリックス】ロメロ(4号・8回裏ソロ)

  DAZN
◆DeNAは2回表、伊藤光のソロが飛び出し、先制に成功する。4回には、2死満塁の好機から大和が2点適時打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・大貫が5回無失点で今季3勝目。敗れたオリックスは、打線が10安打を放つも1得点とつながりを欠いた。

◆DeNA伊藤光が古巣に先制弾を見舞った。 2回1死、オリックス山本の122キロカーブを完璧に捉え、左中間席へと5号ソロを放り込んだ。昨年7月にトレードで加入。11年在籍したオリックスとの初対戦で結果を示し、「手応えも完璧でした。いい投手なので、積極的に打っていこうと決めていました。最高の結果になりうれしい」と喜んだ。

◆最下位オリックスは先発山本でも交流戦を白星スタートは出来なかった。立ち上がりからピンチを招いて終始リズムをつかめず、DeNA打線に今季ワーストの8安打を浴び6回3失点で3敗目。「相手に先取点を与えてしまい、チームに流れを持ってくることができなかった。ちょっと力みがあって、フォームのバランスが崩れてしまったりで、悪いところばかり出てしまった」と悔やんだ。 山本は2回1死から元同僚の伊藤光にカーブをとらえられ、左中間への先制ソロを被弾。4回には2四球などで2死満塁を招き、大和に中前へ2点適時打を許した。西村監督は「今までで一番よくなかった。いつもより球威がなかった」と指摘した。 打線は10安打を放ちながらも得点は8回のロメロの4号ソロのみと、燃費が悪かった。3回1死一、三塁から大城がスクイズを試みるも、失敗に終わった。これで引き分けを挟み今季ワーストの5連敗で、借金も最多の12に膨らんだ。指揮官は「1つ1つ返していかないといけない」と前を向くしかなかった。【古財稜明】

◆先発はオリックス山本、DeNA大貫。DeNAは2回、伊藤光の左中間へ5号ソロで先制。オリックスは3回まで無得点。 DeNAは4回2死満塁から大和の中前適時打で2点を追加。オリックスは6回まで無得点。先発山本は6回3失点で降板した。 オリックスは8回、ロメロの4号ソロで1点を返したが、反撃はここまで。オリックスは引き分けを挟み5連敗となった。 DeNA大貫が3勝目。オリックス山本3敗目。

◆最下位オリックスは先発山本でも交流戦を白星スタートは出来なかった。立ち上がりからピンチを招いて終始リズムをつかめず、DeNA打線に今季ワーストの8安打を浴び6回3失点で3敗目。「相手に先取点を与えてしまい、チームに流れを持ってくることができなかった。ちょっと力みがあって、フォームのバランスが崩れてしまったりで、悪いところばかり出てしまった」と悔やんだ。 山本は2回1死から元同僚の伊藤光にカーブをとらえられ、左中間への先制ソロを被弾。4回には2四球などで2死満塁を招き、大和に中前へ2点適時打を許した。 西村監督は「今までで一番よくなかった。いつもより球威がなかった」と指摘した。 打線は10安打を放ちながらも得点は8回のロメロの4号ソロのみと、燃費が悪かった。3回1死一、三塁から大城がスクイズを試みるも、失敗に終わった。これで引き分けを挟み今季ワーストの5連敗で、借金も最多の12に膨らんだ。指揮官は「1つ1つ返していかないといけない」と前を向くしかなかった。【古財稜明】

◆恩返しの1発は、少し切なかった。DeNA伊藤光捕手(30)は狙いすました。2回1死、オリックス山本に2球で追い込まれるも「積極的に打っていこうと決めていました」と心は揺らがない。3球目、外角低めの122キロカーブを思い切りしばき上げた。打球はDeNAファンの待つ左中間スタンドへ。難敵を打ち砕いてダイヤモンドを1周すると、座り慣れた京セラドームの一塁側でなく三塁側で喜びを爆発させた。 複雑な心境が集中力につながった。昨年7月にトレードでオリックスから加入。08年から在籍し、選手会長まで務めたチームとの初対戦に「変な感じはありました。三塁側というのは不思議な感じ」と振り返った。オリックスファンから大きな拍手で出迎えられた第1打席で放った、5号ソロ。「10年間オリックスで支えてもらって、今がある。横浜での活躍が恩返しになる。ここで一生懸命やろうと思いました」と感謝と決別の1発だった。 18・44メートルの距離で、後輩の成長を実感した。攻略した山本は今やエース級。オリックス在籍当時は寮生だった右腕と交わした言葉は少ないが、1軍の試合日には誰よりも早く球場で準備する姿を見つめていた。「若いのに、練習前に来て準備をする。こういうヤツが活躍するんだ」。バッテリーとしてではなく、打席で向き合った相手に「いい投手だった」とかみしめた。 お立ち台では「頑張ることでしか恩返しができない。1日1日、1球1球頑張ります」と話し、両球団のファンから声援を受けた。オリックスの"DNA"を胸に、交流戦を駆け抜ける。【島根純】

◆中1日のDeNA浜口遥大が力強い救援で先発復帰を決めた。 6回から2番手で登板。先頭のロメロをチェンジアップで空振り三振とすると、連打を浴びたものの遊ゴロ、空振り三振と得点は許さず。昨年10月以来のリリーフを1回無安打2奪三振で切り抜けた。2日のヤクルト戦で先発するも1回3失点で強制交代。ラミレス監督は「先頭をしっかり三振に取れたのが大きい。これから先発調整してもらう」と先発復帰を約束した。

◆オリックスのステフェン・ロメロ外野手が終盤に反撃の4号ソロを放ち、チーム唯一の得点をたたき出した。 3点ビハインドの8回表が終了した直後、勝利を願い帽子をひっくり返してかぶるおまじない応援"ラリーキャップ"が球場内で実施された直後だった。1死走者なしから、パットンが投じた内角低めの変化球をとらえ、打球はライナーで左翼スタンドに飛び込んだ。助っ人の号砲に後続が続くことができなかった。

◆オリックスは好機であと一押しできず、計10安打しながらロメロの4号ソロで零敗を免れるにとどまった。3点を追う五回は1死一、二塁で大城が空振り三振、吉田正は一ゴロに倒れた。六回は1死から小島、中川が連続安打したものの、後続が凡退した。  1分けを挟んでの連敗は5に伸びた。西村監督は「打席で自分の気持ちをどうコントロールするか」と、チャンスを生かせない打線の課題を指摘し、12に膨らんだ借金に「一つ一つ、返していきます」と語った。

◆DeNAのドラフト3位ルーキー大貫が5回無失点と粘り、5月1日以来の白星を手にした。社会人時代に相性の良かった京セラドーム大阪のマウンド。「感覚として投げやすかった」と、得意のツーシームを低めに集め、三、五回のピンチでは警戒していた吉田正を抑えるなど要所を締めた。  それでも、試合後は「ミーティングで走者をためて3番(吉田正)はいけないと言われていた」と反省しきり。ドラフト1位新人の上茶谷に並ぶ3勝目にも「もっと長いイニングを投げないと」と自らに厳しかった。

◆昨年7月にオリックスからトレードで加入したDeNA・伊藤光は、どの選手よりも早くグラウンドに出て古巣の選手、コーチ陣と積極的にあいさつ。「オリックスとやるのはモチベーションでした。交流戦の一発目が古巣なんて縁を感じます」と気合を込め、見事に3安打の活躍を見せた。一方、約1年ぶりの元本拠地には「ビジターチームのロッカールームは勝手が分からなくて」と苦笑い。

◆伊藤光が、古巣を相手に大活躍を見せた。二回に先制の5号ソロを放つなど今季初の1試合3安打をマークし、好リードで投手陣を引っ張った。第1打席に向かう際にはオリックスファンからも拍手を受け、ヒーローインタビューで「感動しました。頑張ることでしか恩返しができませんが一日一日、一球一球を大事にいきます」と感謝のメッセージ。「コメントを残すことなく移籍したので伝えられてよかった」と笑顔だった。 3安打の伊藤光にDeNA・ラミレス監督 「僕も経験があるが、古巣戦でモチベーションが高かったと思う。今季一番の活躍だった」

◆エース級の山本でもオリックスは勝てん...。試合前まで12球団トップの防御率1・38だったが、6回8安打3失点。3敗目を喫した。  「(状態が)よくなかったですよね。今までで、一番よくなかったんじゃないですか。いつもより球威がないように見えた」  試合後、西村監督が分析した。立ち上がりからピンチを招き、三者凡退は五回のみ。元チームメートの伊藤光にソロを被弾するなど、本来の投球ではなかった。打線も10安打を放つが、得点はロメロのソロのみ。好機を作りながら10残塁と苦しみ「ピンチで打席に立っているように見える」と渋い表情を浮かべた。  1分けを挟んで、5連敗。借金「12」ともに今季ワーストだ。それでも将は「これから1つ1つ返していかないと」と前を向く。立て直したい。 (西垣戸理大)

◆4年連続の交流戦白星発進だ。立役者はDeNAのドラフト3位・大貫晋一投手(25)=新日鉄住金鹿島。5回5安打無失点の好投で12球団の新人トップに並ぶ3勝目をつかんだ。  「前回が(四回途中6失点と)悪かったので、反省を生かすことができました。(相手の)スイングが力強かったので、丁寧に投げました」  自身初となるカード初戦の登板に緊張しながらも、社会人時代に経験していた京セラドーム大阪のマウンドで躍動した。低めへ変化球とツーシームを集めて凡打を誘い、三回2死一、二塁と五回2死一、二塁では吉田正をスプリットで左飛、一ゴロに打ち取った。  その吉田正については、試合前のミーティングで「走者をためて回さないように」と指示を受けるなど警戒していた。「絶対に抑えようと、しっかりと腕を振りました」とムチのように右腕をしならせて流れを断った。  ラミレス監督の思い切った采配も実を結んだ。2日のヤクルト戦(横浜)に先発し、1回3失点で降板した浜口が六回に2番手登場し1回無失点。中1日での登板だったが「いわれたところで結果を残して、もう一度信頼を取り戻したい」とバトンをつないだ。  2016年の就任1年目から交流戦初戦で無敗を貫く指揮官は「大貫は期待以上の投球をしてくれた。浜口もピンチを切り抜けたのは大きかった」とうなずいた。4月22日以来のセ・リーグ単独4位と上昇気配のチームが狙うのは、ラミ政権初の交流戦勝ち越しだ。 (湯浅大)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
100 1.000
(-)
-
(-)
1711
(-)
3
(-)
3
(-)
3
(-)
0.390
(-)
3.000
(-)
2
(-)
ソフトバンク
100 1.000
(-)
0
(-)
176
(-)
4
(-)
4
(-)
1
(-)
0.344
(-)
3.000
(-)
3
(-)
DeNA
100 1.000
(-)
0
(-)
173
(-)
1
(-)
1
(-)
0
(-)
0.333
(-)
1.000
(-)
4
(-)
日本ハム
100 1.000
(-)
0
(-)
177
(-)
6
(-)
2
(-)
2
(-)
0.324
(-)
3.600
(-)
5
(-)
西武
100 1.000
(-)
0
(-)
175
(-)
4
(-)
0
(-)
2
(-)
0.250
(-)
3.000
(-)
6
(-)
巨人
100 1.000
(-)
0
(-)
173
(-)
2
(-)
2
(-)
0
(-)
0.250
(-)
2.000
(-)
7
(-)
楽天
010 0.000
(-)
1
(-)
172
(-)
3
(-)
2
(-)
0
(-)
0.250
(-)
3.000
(-)
8
(-)
広島
010 0.000
(-)
1
(-)
174
(-)
5
(-)
1
(-)
0
(-)
0.205
(-)
1.640
(-)
9
(-)
ヤクルト
010 0.000
(-)
1
(-)
176
(-)
7
(-)
2
(-)
0
(-)
0.211
(-)
6.520
(-)
10
(-)
ORIX
010 0.000
(-)
1
(-)
171
(-)
3
(-)
1
(-)
0
(-)
0.278
(-)
3.000
(-)
11
(-)
中日
010 0.000
(-)
1
(-)
174
(-)
6
(-)
1
(-)
0
(-)
0.097
(-)
6.750
(-)
12
(-)
ロッテ
010 0.000
(-)
1
(-)
173
(-)
11
(-)
0
(-)
0
(-)
0.188
(-)
10.000
(-)