オリックス(★4対5☆)ソフトバンク =リーグ戦12回戦(2019.05.30)・大阪ドーム=
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ソフトバンク
0200020105601
ORIX
1100020004811
勝利投手:武田 翔太(3勝3敗1S)
(セーブ:森 唯斗(2勝3敗13S))
敗戦投手:澤田 圭佑(2勝2敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】デスパイネ(14号・6回表2ラン)
【オリックス】白崎 浩之(1号・2回裏ソロ)

  DAZN
◆ソフトバンクは2-2で迎えた6回表、デスパイネの2ランで勝ち越しに成功する。直後に同点とされるも、8回にデスパイネが適時打を放ち、再びリードを奪った。投げては、3番手・武田が今季3勝目。敗れたオリックスは、打線が2度追いつく粘りを見せるも及ばなかった。

◆阪急OBの福本豊氏(71)がセレモニアルピッチに登場した。 この日は「KANSAI CLASSIC 2019」と銘打たれたシリーズの最終戦。70、71年阪急時代の背番号40のユニホームを着てマウンドに上がった。打者には小田裕也外野手、捕手は西浦颯大外野手が務めた。通算1065盗塁の日本記録を持つレジェンドの投球は見事にど真ん中ストライクに決まった。「届くかなーと思ったけど、山なりで届きました」と振り返った。 プロ2年目の70年には75盗塁を決め、初の盗塁王に輝いた。当時の復刻ユニホームに袖を通し「思い出はないですね。それより必死に練習していたことばっかりでした」と語った。最下位が続くチーム状況については「まだ(首位と)6ゲーム差、頑張ったらそこそこええとこにいける」と期待しながら「投手が頑張ってるけど、バッターが頑張らないといけない」と苦言を呈した。

◆オリックスは初回、吉田正の適時打で先制。ソフトバンクは2回、相手失策が絡み逆転。その裏、オリックス白崎が同点1号ソロ。 ソフトバンクは6回、デスパイネの14号2ランで勝ち越し。オリックスはその裏、小田の適時内野安打などで同点に追いついた。 ソフトバンクは8回にデスパイネの左前適時打で勝ち越し、首位をキープ。3番手の武田3勝目、森13セーブ。オリックスは連敗し、借金は今季ワースト9となった。沢田が2敗。

◆先発したオリックス榊原翼投手が一発に泣いた。 同点で迎えた6回1死一塁で打席にデスパイネを迎え、追い込んでからの3球目、外角への変化球をとらえられ、中堅越えの2ランを浴びた。6回を3安打に封じるも、味方のミスもあり4失点(自責点2)で降板。「(本塁打は)追い込んでいたし、もっと冷静に投げなければいけなかった」と悔やんだ。

◆オリックスは善戦むなしくソフトバンクに連敗を喫し、今季借金はワーストを更新する「9」になった。 4-4の同点で迎えた8回、勝ちパターンの沢田が2死からグラシアル、デスパイネに連打を浴び、決勝点を献上した。西村監督は2回守備でマレーロの送球と状況判断のミスに加え、6回の被弾を指摘。「守りのミスで点が入っているのは、チームとしてしっかりしないといけない」と厳しい表情で話した。 これまで借金9からリーグ優勝を果たしたチームはなく、苦しい状況に立たされた。

◆ソフトバンク工藤公康監督(56)が、連勝の勝因に一塁コーチを務める本多雄一内野守備走塁コーチの名前を挙げた。 同点の8回2死走者なしから3番グラシアルが右前安打で出塁すると、続くデスパイネの4球目に二盗を決めた。デスパイネの左前安打で決勝のホームを踏んだ。 グラシアルが二盗した際、相手内野陣は深い守備位置でベースカバーが遅れた。工藤監督は「あれは本多コーチのファインプレー。相手がノーマークだった。よく二盗をさせてくれたと思う」と、後押しをした本多コーチをほめた。

◆ソフトバンクが総力戦で単独首位の座を守った。アルフレド・デスパイネ外野手(32)が14号2ラン&V打で3打点の活躍。投手陣は先発のドラフト6位泉圭輔投手(22)ら「ブルペンデー」でしのいだ。3カードぶりの勝ち越し。31日からヤフオクドームで2位楽天との首位攻防戦に臨む。バットを折りながらデスパイネのパワーが勝利を呼んだ。同点で迎えた8回に、左前へ運ぶ決勝タイムリーを放った。「ポテンヒットだが、ラッキーだった。今日は絶対に勝たないといけないというみんなの気持ちが出た試合だった」。6回にも一時勝ち越しとなる14号2ラン。計3打点の活躍に、工藤監督は「すばらしい集中力」と頼れる4番をたたえた。3カードぶりの勝ち越しで、単独首位の座をがっちりと守った。 オリックスとの3連戦を総力戦でしのいだ。初戦は二保、この日はルーキー泉がプロ初先発。ともに中継ぎが主戦場。先発陣の駒不足により、緊急措置の「ブルペンデー」だった。泉は3回を67球で2失点。「厳しく攻めなければいけないという気持ちが強く、大胆に攻めることができなかった。球数も多くなり、3イニングで降板することになり申し訳ない」と目標の5回までいけず反省。それでも5人の投手で何とか勝利に持ち込んだ。工藤監督は「大きかった。追い越されることなくみんなで踏ん張って勝つことができた」と喜んだ。 2週間の長い遠征が終わり、31日からはヤフオクドームで、2位楽天との首位攻防3連戦が待っている。指揮官は「波に乗っていかないと。交流戦まで残り3つをしっかりと戦いたい」と強い気持ちを言葉に込めた。中村晃も復帰する予定で、打線に厚みも出る。楽天との初戦は今季5勝で負けなしのエース千賀が先発する。この日の練習後、報道陣にまぎれて森が「楽天相手で首位攻防になるが」と質問。千賀は「そういうことは考えず8回をきっちり投げて9回をどこかの誰かさんに渡したいです」と笑って答えた。総力戦でつくった流れに乗って、エースと守護神で2位楽天をたたく。【石橋隆雄】

◆阪急と南海のユニホームに身を包んだオリックスとの「関西クラシック」3連戦は、工藤ホークスが2勝1敗と勝ち越した。初戦敗戦で首位落ちも経験したホークスだったが、終わってみればカード勝ち越し。これで31日からの楽天3連戦(ヤフオクドーム)にもはずみがつけばいい。 プロ野球界には、こんな言葉がある。「苦しいときの助っ人頼み」-。大阪で勝ち越せたのは、文字通り「助っ人」のお陰でもあった。2-2の同点で迎えた6回。1死からグラシアルが中前打で出塁。続くデスパイネがバックスクリーンに14号2ランを運んだ。直後に同点とされたものの、8回には2死走者なしの場面からグラシアルが右前に運ぶと、続くデスパイネの4球目に今季初となる盗塁を決めた。2死二塁。デスパイネが左翼線へ勝ち越しの適時打だ。一塁コーチボックスに立つ本多内野守備走塁コーチの後押しもあって、果敢に二塁を陥れたグラシアルは2度の得点に「(デスパイネが)かえしてくれると信じて打席に立った」と、同僚への厚い信頼を口にした。 一方で、オリックスは2回の2失点はまたもや失策絡み。一塁マレーロが1死一、二塁から甲斐の一ゴロを二塁悪送球。打撃もさっぱりで2三振を喫すと途中交代した。首位に立っているとはいえ、チーム状況が苦しい中で2人の助っ人が奮起するホークスとは対照的に、オリックスは足を引っ張る形になってしまった。 週が明ければ交流戦もスタートする。セ球場9試合はDH制がないだけに、助っ人の起用も難しくなる。まだまだ厳しい戦いは続きそうだ。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

◆阪急OBの福本豊氏が30日、オリックス対ソフトバンク(京セラ)でセレモニアルピッチを務めた。  紹介の場内アナウンスが終わるのを待たずして、左腕からストライク投球。「山なりで届きました」と振り返った。  最下位に甘んじているチームについては「投手はようがんばっているけど。タイガースも一緒やけど、あと1本出ていればということが多いわな」と指摘。「3位目指してやってくれたら。(首位まで)6ゲーム。ファンの皆さんの期待に応えるよう、がんばってほしい」とエールを送った。

◆オリックスの榊原は6回4失点(自責点2)で勝敗は付かなかった。2-2の六回、2ストライクから3球目の変化球をデスパイネに中越えへ2ランを浴びる。「もっと冷静に投げなければいけなかった」と安易な投球を反省した。  4月24日のソフトバンク戦は7回2失点と好投していた。今回も許した安打は3本だけだっただけに、20歳の若武者にとって悔やまれる登板となった。

◆(パ・リーグ、オリックス4-5ソフトバンク、12回戦、ソフトバンク9勝2敗1分、30日、京4-4の八回、デスパイネが左前へ勝ち越しの適時打。バットを折られながらも力で運び「ポテンヒットでラッキーだった」と笑いが止まらなかった。六回には「崩されたけれど、しっかり芯で捉えられた」という14号2ランをバックスクリーンへ。5月だけで11本塁打、25打点と打ちまくり「スロースターターだけど調子が出てきた」。頼もしい存在感でチームを引っ張る。

◆またもミスから敗れた。1-0の二回1死一、二塁。ゴロを処理し、併殺を狙った一塁・マレーロが二塁に悪送球。適時失策でなおも一、三塁のピンチを招き、続く一ゴロも本塁突入を阻止できるところで二塁へ送球し、勝ち越しを許した。助っ人を五回で交代させた西村監督は「状況判断ができていない」と指摘。借金は今季ワーストの9となり、過去に借金9以上でリーグ優勝したチームはゼロ。Vへのデッドラインを割ってしまった。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
27222 0.551
(↑0.009)
-
(-)
92215
(+5)
194
(+4)
63
(+1)
48
(+1)
0.261
(↓0.001)
3.370
(↓0.01)
2
(-)
楽天
26231 0.531
(-)
1
(↓0.5)
93247
(-)
233
(-)
60
(-)
16
(-)
0.256
(-)
4.460
(-)
3
(-)
西武
25231 0.521
(-)
1.5
(↓0.5)
94258
(-)
258
(-)
61
(-)
61
(-)
0.258
(-)
4.610
(-)
4
(-)
日本ハム
25242 0.510
(↑0.01)
2
(-)
92220
(+8)
206
(-)
33
(+2)
21
(-)
0.258
(↑0.001)
3.760
(↑0.07)
5
(-)
ロッテ
23251 0.479
(↓0.01)
3.5
(↓1)
94210
(-)
209
(+8)
61
(-)
37
(-)
0.240
(↓0.002)
3.820
(↓0.08)
6
(-)
ORIX
19283 0.404
(↓0.009)
7
(↓1)
93162
(+4)
212
(+5)
36
(+1)
44
(+4)
0.224
(-)
3.830
(↑0.01)