ロッテ(☆4対3★)ソフトバンク =リーグ戦11回戦(2019.05.25)・ZOZOマリンスタジアム=
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ソフトバンク
0010020003611
ロッテ
11000020X4822
勝利投手:東條 大樹(1勝0敗0S)
(セーブ:西野 勇士(0勝0敗2S))
敗戦投手:松田 遼馬(0勝1敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】釜元 豪(2号・3回表ソロ)
【ロッテ】平沢 大河(1号・2回裏ソロ),清田 育宏(5号・7回裏2ラン)

  DAZN
◆ロッテが逆転勝利。ロッテは初回、レアードの適時打で1点を先制する。その後、逆転を許して迎えた7回裏には清田が2ランを放ち、再びリードを奪った。投げては、3番手・東條がプロ初勝利。敗れたソフトバンクは、2番手・松田遼が痛恨の一発を浴びた。

◆ロッテ平沢大河内野手(21)が今季12打席目で初安打となる1号ソロを放った。 1点リードの2回1死。ソフトバンク先発高橋礼に対し、フルカウントからの6球目、135キロの直球を右中間スタンドへ運んだ。「真ん中でした。甘いボールをしっかりと捉えることができました」と振り返った。 4年目の今季は開幕1軍を勝ち取るも、オープン戦で左足首を痛めた影響で調子が上がらず、4月23日に登録を抹消された。2軍降格後は5試合に出場し、16打数5安打、打率3割1分3厘、2本塁打。右大腿(だいたい)二頭筋肉離れの藤岡と入れ替わって22日に1軍合流した。

◆ロッテが初回、レアードの左前打で先制。2回には平沢の1号ソロで加点。ソフトバンクは3回、釜元の2号ソロで1点を返した。 ソフトバンクは6回、福田の内野安打の間に同点に追いつくと、続く甲斐のスクイズ(記録は内野安打)で逆転に成功した。 ロッテが7回、清田の4試合連続となる5号2ランで逆転。3番手東條がプロ初勝利を挙げた。西野が2セーブ目。ソフトバンク松田遼馬は今季初黒星。

◆ロッテ角中勝也外野手(32)が1000試合出場を果たした。自身が投ゴロに倒れ3死となり、5回終了で達成となった。ベンチ前で記念ボードが手渡されると右翼スタンドに向け、深々と一礼した。 32歳の誕生日のこの日は、初回の第1打席ではZOZOマリン全体からハッピーバスデーコールで打席へ迎えられたが二ゴロに倒れた。3回の第2打席では登場曲が誕生日ソングに変更されるサプライズも左飛に終わった。 ▼通算1000試合出場=角中勝也外野手(ロッテ) 25日のソフトバンク11回戦(ZOZOマリン)で先発出場して達成。 プロ野球498人目。初出場は07年7月24日のソフトバンク14回戦(ヤフードーム)。

◆左脇腹を痛めていたソフトバンク福田秀平外野手が復帰即スタメンで存在感を示した。 4月14日楽天戦以来の1軍で、7番右翼で先発。1点を追う6回1死三塁では前進守備の隙を突く二塁適時内野安打で同点。二盗と相手失策で三塁へ進み、甲斐のスクイズ(記録は内野安打)で一時勝ち越しのホームを踏んだ。8回にも二塁打を放ち2安打。「チームが勝てなかったので残念。また明日から貢献できるように頑張ります」と話した。

◆期待のサブマリンも「鬼門」を突破することはできなかった。両リーグトップの6勝目を狙ったソフトバンク高橋礼は、悔やみきれない四球で白星を逃した。 「点を取ってもらった後の先頭打者への四球。絶対に出してはいけなかった」。打線が6回に2点を挙げ逆転に成功。その裏はきっちり3人で仕留めたものの、7回先頭の荻野に四球。送りバントで二進されると、代わった2番手松田遼が清田に逆転2ランを被弾。千葉出身の高橋礼にとって、この日が地元・千葉初登板。快投を誓っていたが立ち上がりから制球に苦しみ、4回まで6安打を許した。工藤監督は7回途中122球の粘投に「試合はつくってくれた」とかばったが、24日の延長劇勝も消える逆転負けとなった。 対ロッテは今季3勝8敗で再び借金5。指揮官は「また明日、頑張りましょう」と気持ちを切り替えてバスに乗り込んだが、「かもめアレルギー」の処方箋はなかなか見つからない。

◆高めをさばいた。ロッテ清田育宏外野手が1点を追う7回1死二塁、4試合連続となる5号逆転2ランを左翼席中段に突き刺した。「3打席打てなかったが、逆に『やってやろう』と思える今のモチベーションがある」。3度の好機で凡退していたが気持ちを切り替えた。 オープン戦で打率4割1分2厘と結果を残しながら、開幕戦は出場なし。4月のスタメン起用も5試合にとどまった。代打で結果を残し続け、スタメン起用が増え、気づけば3番に定着。右方向への鋭い打球が目を引く。「右方向にいい打球がいっているなっていうのは、1つのバロメーターでもある」と調子の良さを表している。 もう1つの好調の要因に、相手が力で封じ込もうと投げ込む内角高めを1球で仕留められていることがある。「いつもはファウルになることが多いんですけど。力が抜けてバットが素直に出ているのかなと。(なぜかは)自分でも分からないです」と話すが、オフに「思いっきり振る」ことを意識した結果、無意識のうちに力まず力強く打てている。 5試合連続の本塁打に期待がかかるが「ホームランバッターではない。ライト前に打てるように頑張ります」。ベテランがチームを支える。【久永壮真】 ▼清田が21日オリックス戦から4試合連続本塁打。ロッテの選手ではレアードが今季開幕戦から4戦連発を記録しているが、チームの日本人選手では09年5月9~13日の井口資仁(現監督)以来10年ぶり。ロッテの5試合以上連発は74年アルトマン(6試合=パ・リーグ最長タイ)62年柳田利夫(5試合)05年李承■(5試合)の過去3人だが、どこまで伸ばせるか。 ※■は火ヘンに華

◆ロッテの4年目横手投げ右腕・東條大樹投手(27)がプロ初勝利を挙げた。 1点を追う7回に3番手で登板し、2番牧原、3番グラシアル、4番デスパイネを無安打。2三振を奪い、逆転の流れを作った。今季は追いかける場面での登板や大量リードの場面での登板が多い中、10試合連続無失点と安定感を見せ、投手陣を支えている。 わずか11球で3者凡退に切ってとった。東條は外角のスライダーにソフトバンク4番デスパイネのバットが空を切るのを確認すると軽くジャンプした。「右を抑えるのが自分の役割だと思うので、そこを抑えられたのは良かったと思います。やっと1勝できたというのは、素直にうれしいです」と喜びをかみしめた。 22日のオリックス戦でもピンチを救った。1点リードの6回2死三塁、打者ロメロの場面でマウンドへ。外角ぎりぎりを攻め、カウント3-2からスライダーで三振を奪った。「(四球でもいいという意識はなく)ロメロで抑えようと思っていました」。1発が出れば逆転という場面で気迫の投球を見せ、今季初ホールドを記録した。 侍ジャパン投手コーチの建山義紀氏から、同じ右のサイドスローとしての心構えを聞いた。4月13日の日本ハム戦前に吉井投手コーチに連れられて、解説に来ていた同氏の元へ。「右の場面で使われることが多いと思うけど、左は単打ならばOKとか思えばいい」と精神的なアドバイスをもらうとともに、投げる時に右腕が体から離れる癖について「もっと近くに持っていくことで安定感が増す」と助言を受けた。 中学時代から横手投げを続ける東條にとって「とても参考になる。すごいバランスがいいと感じていて、そこをまねしたいと思っていて」と憧れの存在だった。 授かった金言も生かし、安定感を見せる右腕は「自分の中で、いい体の使い方ができている。特に下半身の使い方。下半身のパワーをうまく上半身に伝えられてる感じです」。以前はなかった自信も「前よりはついたと思います」。無失点を積み上げる。【久永壮真】

◆ロッテの平沢大河内野手(21)が25日、ソフトバンク11回戦に「8番・遊撃」で出場。二回に右中間へ1号ソロを放った。  「打ったのはストレート。真ん中でした。甘いボールをしっかりと捉えることができました」  1-0の二回1死無走者、ソフトバンク先発のサブマリン右腕・高橋礼に対して、フルカウントから甘く入った6球目を右中間へと運んだ。今季12打席目で出たファン待望の初安打は、本塁打となった。  レギュラー獲得を目指した今季は、春季キャンプ中の台湾・ラミゴとの練習試合でチーム対外試合今季1号を放つなど、昨年の正遊撃手・藤岡がけがで出遅れる中、アピールを続けた。  開幕1軍入りしたが、左足首を痛めた影響もあり、4月23日に2軍落ち。それでも、前カードのオリックス戦で、藤岡、三木の先輩遊撃手が相次ぐ故障離脱により、22日に1軍再昇格した。再び巡ってきたチャンスで、21歳の若武者がまず1つ結果を残した。

◆ロッテのマイク・ボルシンガー投手(31)が25日、ソフトバンク11回戦で今季8度目の先発。六回途中5安打3失点、5奪三振の粘投も、4月20日(日本ハム戦)以来となる2勝目を手にすることはできなかった。  一回先頭に四球から、いきなり1死二塁のピンチを招いたが、前日4安打のグラシアル、同2本塁打のデスパイネを続けて内角の直球で見逃し三振に仕留め、無失点で切り抜けた。  三回に釜元にソロ本塁打を浴びたが、打線が追加点を奪えない中、粘りの投球を展開。しかし、球数が100球に迫った六回、遊撃への内野安打と平沢の一塁への悪送球をきっかけに、1死三塁から福田の二塁への内野安打で同点。さらに二盗を許し、捕手・吉田の二塁送球を平沢が後逸(記録は吉田の悪送球)し、1死三塁となり、甲斐のスクイズが一塁線上で止まる内野安打となり逆転を許した。ここで右腕は無念の104球でマウンドを降りた。  昨季来日1年目でチームトップ13勝を挙げたボルシンガーは、11日に敵地で対戦した同カードでも黒星を喫したが、6回3失点8奪三振の力投。18日の楽天戦での前回登板も6回1失点と好投を続けながらも、1カ月以上勝ち星から見放されている。

◆ロッテの角中勝也外野手(32)が25日、ソフトバンク11回戦(ZOZOマリン)に「6番・左翼」で出場し、通算1000試合出場を果たした。  初出場は2007年7月24日のソフトバンク14回戦。五回の試合成立を受け、角中が一塁ベンチ前で記念のボードを受け取ると、スタンドからは拍手が起こった。  この日は32歳の誕生日。11日には、独立リーグからドラフト指名された選手で初の1000安打を達成したヒットメーカーが、また1つの節目を迎えた。

◆ロッテのマイク・ボルシンガー投手(31)が25日、ソフトバンク11回戦で今季8度目の先発。六回途中5安打3失点、5奪三振の粘投も、4月20日(日本ハム戦)以来となる2勝目を手にすることはできなかった。  「自分のできる仕事はできたんじゃないか。変化球、ストレートともに良かった」  一回先頭に四球から、いきなり1死二塁のピンチを招いたが、前日4安打のグラシアル、同2本塁打のデスパイネを続けて内角の直球で見逃し三振に仕留め、無失点で切り抜けた。  三回に釜元にソロ本塁打を浴びたが、打線が追加点を奪えない中、粘りの投球を展開。しかし、球数が100球に迫った六回、遊撃への内野安打と平沢の一塁への悪送球をきっかけに、1死三塁から福田の二塁への内野安打で同点。さらに二盗を許し、捕手・吉田の二塁送球を平沢が後逸(記録は吉田の悪送球)し、1死三塁となり、甲斐のスクイズが一塁線上で止まる内野安打となり逆転を許した。ここで右腕は無念の104球でマウンドを降りた。  昨季来日1年目でチームトップ13勝を挙げたボルシンガーは、11日に敵地で対戦した同カードでも黒星を喫したが、6回3失点8奪三振の力投。18日の楽天戦での前回登板も6回1失点と好投を続けながらも、1カ月以上勝ち星から見放されている。

◆ロッテの西野勇士投手(28)が25日、ソフトバンク11回戦(ZOZOマリン)の1点リードの九回に5番手でマウンドに上がった。  「せっかく逆転してもらって、昨日もああいう形で負けてしまっていたので、どんな形でもいいから抑えようと思った」  先頭の釜元を代名詞のフォークで空振り三振に仕留めると、続く牧原は内角の直球で見逃し三振。最後は前日4安打のグラシアルを外角低めにずばっと決まる直球で見逃し三振に仕留め、グッと右拳を握った。「自分の感覚を信じて投げて、最後通ったときは気持ち良かった」と3奪三振締めに笑顔を見せた。  前日は延長十回に守護神・益田が2者連続被弾で黒星。2試合続けて救援失敗した右腕に代わり、試合中に九回を任されることを告げられた。  2015年には34セーブを挙げ、オールスターにも2度出場。侍ジャパン選出経験もある右腕は「1点差ですし、めちゃめちゃ緊張した。抑えだったときもいつも緊張で吐き気がした。ただ、それを緊張しないようにすのんじゃなくて、緊張することで力が出せる、いいことだと思ってマウンドに上がっていた」と守護神を務めていたときの感覚を思い出し、マウンドに君臨。今季2S目を挙げた。  起用にしっかり応えた西野について、井口監督は「経験者ですから、いつも以上にスピードが増しているというか、気持ちが入っていた」とたたえ、「2試合連続益田でやられていましたし、きょうはちょっと外して西野ということ。当然益田もこんな感じではないと思うので、明日以降はまた2人でしっかり争ってくれればチームとしても八回、九回といいピッチャーが増えてくるので、楽しみにしています」と期待をこめた。

◆ロッテの清田育宏外野手(33)が25日、ソフトバンク11回戦(ZOZOマリン)に「3番・右翼」で出場。1点を追う七回、左翼席中段へ飛び込む逆転の5号2ランを放った。  自身初の4戦連発に「打った瞬間入ると思った。できすぎだと思います」。歓喜の一塁ベンチに向かって喜びを爆発させた。  それまで3打席連続で得点圏で凡退。四回1死満塁のチャンスで、一塁への併殺打に終わり「本当に悔しかった」と肩を落とした。  それでも、チームが逆転を許し迎えた七回1死二塁の同点機で、苦しんできた先発のサブマリン右腕・高橋礼から2番手・松田遼にスイッチ。「ピッチャーも代わったので気持ちを切り替えて打席に入った」。初球、落差の大きいカーブを空振ったが、「再び狙うのではなく、その球を頭から捨てたことで、高めのボールをしっかり捉えられたと思う」とプロ10年目の感性を大一番で発揮した。  殊勲の一打を放った男は、4試合連発の大当たりにも「元々ホームランを打つバッターではないので、チャンスでしっかりライト前ヒットが打てるように頑張ります」と"清田らしさ"を貫き、打線を引っ張っていく。

◆ロッテの4年目右腕、東條大樹投手(28)が25日、ソフトバンク11回戦(ZOZOマリン)で、2-3の七回に3番手で登板し、1回を無安打無失点2奪三振。その裏に清田の逆転2ランが飛び出し、プロ初勝利をマークした。  「とにかく自分の持ち味をだせるピッチングをこころがけてマウンドに上がった」  先頭の牧原を見逃し三振に仕留めると、前日4安打のグラシアルを二ゴロ、さらに同2本塁打のデスパイネを持ち味の外角へ逃げるスライダーで空振り三振におさえ「右打者をおさえるのが自分の役目」と胸を張った。  4月7日の敵地での同カードで、プロ野球ワーストタイの1イニング4本塁打を浴びた相手にきっちりリベンジ。その試合以来10試合連続無失点を貫き、救援一筋で1勝目。記念球は「両親にプレゼントします」と笑顔を見せた。

◆ロッテの平沢大河内野手(21)が25日、ソフトバンク11回戦に「8番・遊撃」で出場。二回に右中間へ1号ソロを放った。  「初安打が初ホームランになったことはうれしいし、今季活躍している投手から打てたことはよかった」  1-0の二回1死無走者、ソフトバンク先発のサブマリン右腕・高橋礼に対して、フルカウントから甘く入った6球目を右中間へと運んだ。今季12打席目で出たファン待望の初安打は、本塁打となった。  しかし、守りでは1点リードの六回、遊撃への内野安打を一塁へ悪送球で二塁への進塁を許し、同点に追いつかれるきっかけをつくった。「まずは守備をしっかりしないといけません」と、鮮やかな一打にも反省を忘れなかった。

◆左脇腹のけがから復帰し、4月14日以来の出場となったソフトバンクの福田が2安打1打点と気を吐いた。「早くチームの力になりたいと思いながらファームで過ごしていたので、すぐに結果を出せて良かった」とうなずいた。  六回に適時内野安打を放ち、盗塁と失策で三塁へ。甲斐のスクイズでホームに飛び込んだ。八回には右前にぽとりと落ちた当たりを、俊足を生かして二塁打にした。柳田ら主力を欠く外野陣に大事な戦力が戻り、工藤監督は「元気にやっている姿を見て安心した」と頬を緩めた。 倉野投手コーチ(七回途中3失点の高橋礼に) 「試合はつくってくれた。(七回)先頭の四球が痛かったが、よくやった。勝たせてあげられなかったのはこっちの責任」

◆ロッテの4年目の東條がプロ初勝利を挙げた。七回に3番手でマウンドに上がり、牧原とデスパイネから三振を奪って三者凡退に抑えると、裏の攻撃で味方が逆転。「テンポ良く投げようと思っていた。やっと1勝できたのはうれしい」と実感を込めた。  神奈川・桐光学園高から青学大、JR東日本を経て、2016年ドラフト4位で入団した。これで10試合連続無失点と好投が続いており「攻めていけているのが、いい結果につながっている」と話した。 井口監督 「前半の好機で点が取れなかった中、清田がよく一発を打ってくれた。(抑えの)益田が2試合続けてやられていたので、今日は西野に任せた」 西野(九回を3者連続三振で2セーブ目) 「1点差だったので、本当に緊張した。何とか抑えようというだけだった」 平沢(二回に今季初安打となる1号ソロ) 「甘い球をしっかり捉えられた。今季活躍している投手(高橋礼)から打てたのはうれしい」

◆4年目の東條が2-3の七回に3番手で登板し、1回無安打無失点。その裏に味方が逆転し、プロ初勝利を挙げた。神奈川・桐光学園高から青学大、JR東日本を経て、2016年にドラフト4位で入団した右腕は、これで10試合連続無失点。「いつもと変わらず目の前の打者を抑えるだけ。やっと1勝できてすごくうれしい」と喜んだ。記念球は両親にプレゼントするつもりだ。

◆継投が裏目に出た。1点リードの七回1死二塁で、先発の高橋礼から松田遼に交代させると、直後に2番手右腕が清田に逆転2ランを浴びた。工藤監督は「(高橋礼を)代えることになったが、僕が悪い」と責任を背負った。今季は3勝7敗と負け越しているロッテからの連勝を逃し、指揮官は「明日(26日)頑張りましょう」と巻き返しを誓った。 七回1死二塁で登板し、逆転2ランを浴びたソフトバンク・松田遼 「そういう場面で出してもらっている。期待に応えたかったがチームに迷惑を掛けた」

◆打った瞬間、スタンドインを確信した。ロッテ・清田育宏外野手(33)が1点を追う七回、左翼席中段へ飛び込む逆転の5号2ランを放った。  それまで3打席続けて得点圏で凡退。「投手も代わったので切り替えていった」と高めの直球を仕留め、自身初の4戦連発だ。  10年目の今季はオープン戦から代打での起用が続いた。「代打をやったことで、1打席勝負の気持ちがスタメンになっても出ている」。規定打席未満だが、打率・329と好調を維持。7試合連続で3番で起用され、結果を残している。  チームは連敗を2で止め、再び勝率を5割に戻した。「試合に出て、4打席立てるのはすごく楽しい」。頼もしい33歳が打線を引っ張る。(浜浦日向)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
25202 0.556
(↓0.012)
-
(-)
96202
(+3)
177
(+4)
61
(+1)
45
(+1)
0.261
(↓0.001)
3.350
(↓0.03)
2
(1↑)
西武
24211 0.533
(↑0.01)
1
(↑1)
97247
(+7)
244
(+5)
58
(+2)
57
(+1)
0.260
(↑0.001)
4.640
(↓0.01)
3
(1↓)
楽天
24221 0.522
(↓0.011)
1.5
(-)
96235
(+1)
226
(+4)
57
(+1)
14
(-)
0.258
(↓0.002)
4.600
(↑0.01)
4
(-)
ロッテ
22221 0.500
(↑0.012)
2.5
(↑1)
98195
(+4)
189
(+3)
55
(+2)
34
(+1)
0.241
(↑0.001
3.730
(↑0.06)
5
(-)
日本ハム
21242 0.467
(↓0.01)
4
(-)
96196
(+5)
194
(+7)
29
(-)
18
(+1)
0.252
(↓0.002)
3.910
(↓0.08)
6
(-)
ORIX
18253 0.419
(↑0.014)
6
(↑1)
97152
(+4)
197
(+1)
34
(+1)
40
(+1)
0.223
(↓0.001)
3.910
(↑0.06)