西武(☆10対5★)日本ハム =リーグ戦10回戦(2019.05.24)・メットライフドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
日本ハム
0210020005901
西武
20005201X101402
勝利投手:榎田 大樹(2勝1敗0S)
敗戦投手:加藤 貴之(1勝4敗0S)

本塁打
【日本ハム】渡邉 諒(4号・2回表2ラン)
【西武】外崎 修汰(8号・5回裏2ラン),秋山 翔吾(7号・8回裏ソロ)

  DAZN
◆西武は1点を追う5回裏、外崎の2ランなどで一挙5点を奪い、逆転に成功する。その後は、6回に外崎の適時三塁打、8回に秋山のソロが飛び出すなど、得点を重ねて試合を優位に進めた。投げては、先発・榎田が今季2勝目。敗れた日本ハムは投手陣が振るわなかった。

◆右手有鉤(ゆうこう)骨骨折で出遅れていた日本ハム清宮幸太郎内野手(19)が1軍復帰し、7番DHでスタメン出場する。 栗山英樹監督(58)は1軍復帰が、この日になったことについて「点を取らないといけない(西武)3連戦で必要だと思っていた」と説明した。

◆日本ハム西川遥輝外野手が勝ち越し打を放った。同点の3回1死三塁の場面。フルカウントから放った右中間へフラフラと上がった打球を、右翼手の木村がグラブに当てながらも捕球できず、三塁走者が生還。 適時二塁打となった。「(杉谷)拳士さんが体を張って進塁打を打ってくれたので、なんとかランナーをかえすことができて良かったと思います」。直前に一ゴロを放って二塁走者を三塁へ進めた杉谷の渋い仕事ぶりへの感謝を、得点につなげた。

◆右手有鉤(ゆうこう)骨骨折で出遅れていた日本ハム清宮幸太郎内野手(19)が1軍復帰し、7番DHでスタメン出場した。25日が20歳の誕生日となる清宮にとっては、10代最後の試合となる。第1打席=2回1死無走者、対戦投手=榎田 カウント2-2から、外角高めへの138キロ直球にタイミングが合わず、空振り三振。第2打席=4回2死無走者、対戦投手=榎田 カウント1-2から、外角高めへの129キロのスライダーをとらえ、高い放物線に歓声が上がったが、バックスクリーンには届かず、中飛に倒れた。第3打席=6回無死満塁、対戦投手=小川 5回裏に逆転を許し、中田の適時打で3点ビハインドとした直後のビッグチャンスで打席へ。フルカウントからの6球目、140キロ直球を詰まりながらも中堅へ犠飛。今季初打点を挙げた。第4打席=8回2死無走者、対戦投手=ヒース カウント2-1からの4球目、146キロ直球を捉えるも、詰まらされて中飛。

◆西武外崎修汰内野手(26)が、8号2ランを放った。 5回に同点とし、なお1死二塁のチャンス。日本ハム加藤の4球目、外角高めボール気味の140キロ直球を捉えると、打球は右翼席に飛び込んだ。久々の本拠地での1発に「打った瞬間の手ごたえは、いい感じでした。打球が入った時のライオンズファンの歓声はうれしかったですね。逆方向にアップルパンチ!」と話した。

◆日本ハム渡辺諒内野手が西武キラーぶりを発揮した。 2点を追う2回1死一塁の場面で、西武榎田から同点4号2ランを放った。「コントロールのいいピッチャーなので、ストライクは積極的に打ちにいこうと思っていました。しっかり内側をたたくことができましたし、いい結果につながってくれて良かったです」。 試合前まで、今季の西武戦の対戦打率は9試合出場で30打数12安打の打率4割、2本塁打、7打点。相性のよさを、第1打席から結果で示した。

◆西武は1回、外崎の適時打などで2点を先制。日本ハムは2回、渡辺の4号2ランで同点。3回に西川の適時打で1点を勝ち越す。 西武は5回、9番金子侑の二塁打を皮切りに打者一巡の猛攻で5点奪い逆転。日本ハムは6回、清宮の犠飛などで2点を返した。 西武は8回にも1点を追加し、継投で逃げ切り4連勝。貯金を今季最多の2とした。榎田が2勝目。日本ハム加藤は4敗目。

◆西武の「リンゴスター」外崎修汰内野手(26)が、地元凱旋(がいせん)を前に決勝の8号2ランを含む3安打4打点の大暴れで、チームを4連勝に導いた。 第1打席で先制打、同点の5回に右翼へ勝ち越し弾、6回にはダメ押しの適時三塁打をマーク。単打が出ればサイクル安打という第5打席は、1度もバットを振ることなくストレートの四球。大観衆のブーイングとため息が入り交じったが、ヒーローはお立ち台で冷静だった。「そんなこと言ってられるほど結果を残してないので。僕の中では1打席目に初球から振れて、波に乗れました」。 不振を乗り越えた。開幕から主に「6番」で起用されたが、打率2割まで落ち込み、9日ロッテ戦でついに先発を外れた。「3番」には「最初は(楽天)浅村さんに憧れがあって、代わりができるか不安だったけど、今は9番をやったりする中で調子も上がってきました」と振り返る。10日からの札幌遠征で「自分のスイングができるようになってきた」。先輩のイメージや打順にとらわれず、自分らしさを見つめ直し、復調の手がかりをつかんだ。 球場内外で掲示されるチームの6月のポスターの顔だ。実家が青森・弘前で「外崎りんご園」を営むことから「リンゴスター」と命名された。「何とか自分らしさが出てきました」とホッとした表情。来週29日に開催される弘前での楽天戦を前に、一足早い大収穫祭となった。【鈴木正章】

◆日本ハムは今季4度目の2ケタ失点を喫し、3カード連続で初戦を落とした。 清宮幸太郎を昇格即スタメン起用した打線は一時逆転に成功も、中盤で投手陣が西武打線につかまった。 栗山英樹監督は「勝ちきれなかったので、明日しっかりやります」と短く総括。清宮については「いろんな見方はあるけど、難しい中でも前に進めるしかない。気になることも含めて、いろんなことを感じながら見ていた」と振り返った。

◆右手有鉤(ゆうこう)骨の骨折が回復した日本ハム清宮幸太郎内野手が、24日の西武10回戦(メットライフドーム)で今季初出場した。「7番指名打者」でスタメン出場。6回無死満塁で迎えた第3打席に飛距離十分の中犠飛を放ち、打点を挙げた。25日は20歳の誕生日。万全の体で飛躍の年とする。清宮の今シーズンが、幕を開けた。待望の第1打席は2回1死走者なし。空振り三振も、戻った一塁側ベンチでは、笑みを浮かべ汗をぬぐう姿があった。「やっぱり緊張感があるというか、すごく充実した1日だった」。開幕直前の3月5日、右手有鉤骨の骨片摘出術を受けて離脱。初選出された侍ジャパンを辞退し、2年連続で開幕2軍スタートとなった。「出遅れてしまいましたけど、少しでも巻き返せたら」。覚悟をにじませ、自らの開幕戦に臨んだ。 無類の明るさで、この日へ進んできた。与えられたリハビリメニューはもちろん、復帰を見据えて食事メニューも気を抜くことはなかった。体重管理のため、小麦粉を取らないグルテンフリーを継続。トレーナー陣は「弱音を吐く姿を見たことがない」と、ポジティブな姿に驚かされた。清宮は「もう2年目なので去年の経験だったり、このケガした期間だったりいろんなものを経験していると思う。存分に生かしたい」。アクシデントに襲われても、決して下を向かない。ただ前だけを向いた。 今季初安打はお預けの4打数無安打。中犠飛で今季初打点を挙げたが「前の方たちがつくってくれたチャンスで、自分は本当にただのアウトなので」と感謝した。同時に「もう少し、貢献出来たかな」と悔しさもにじませた。今日25日に20歳の誕生日を迎え、進化への期待は止まらない。「本当にこの舞台に来たら、調整うんぬん言っている場合じゃない。少しでもチームが勝てるようにやるしかない。そこだけ見てやりたい」。頼もしさが増した姿で、2年目のスタートを切った。【田中彩友美】

◆西武平井克典が好リリーフで勝利に貢献した。 2点リードの6回1死満塁からマウンドに上がり、ピンチを乗り切ると、イニングまたぎで7回も無失点。「絶対に先発の勝ちを消さないのが僕の仕事。ヒットを1本も許さない気持ちでした」とお立ち台で胸を張った。今季23試合目の登板で、11ホールド、防御率1・67と抜群の安定感。「必ず首位まで上り詰めます。(登板数)70は超えます!」とフル回転を誓った。

◆右手有鉤(ゆうこう)骨の骨折が回復した日本ハム清宮幸太郎内野手が、24日の西武10回戦(メットライフドーム)で今季初出場した。「7番指名打者」でスタメン出場。6回無死満塁で迎えた第3打席に飛距離十分の中犠飛を放ち、打点を挙げた。清宮が急ピッチで返り咲いた。1軍昇格の「Xデー」は最速、通常、遅れが生じた場合の3パターンが用意されていた。今回は「打撃優先」の最速パターンで進んできた。栗山監督は「勝つために呼んだって(清宮に)言ったよ。体のことがあるけど、やるしかないだろ」。山川ら擁する西武3連戦の初戦。「点を取らないといけない3連戦」と決断した理由を明かした。 コアの強さがある。早実中等部に在学中、両親の勧めでウエートトレーニングを開始した。トレーナー陣が「完璧」と驚くほど、体幹などの基礎的なフィジカルトレーニングの質は高い。ダンベルの重量、回数、休憩時間は絶妙なバランスが取れているという。一緒に体幹トレーニングをした吉田輝は「参考になることが多い」と言い、後輩の手本になるほど。完成度の高い土台が、早期復帰に生きた。【日本ハム担当 田中彩友美】

◆右手有鉤(ゆうこう)骨の骨折が回復した日本ハム清宮幸太郎内野手が、24日の西武10回戦(メットライフドーム)で今季初出場した。「7番指名打者」でスタメン出場。6回無死満塁で迎えた第3打席に飛距離十分の中犠飛を放ち、打点を挙げた。25日は20歳の誕生日。万全の体で飛躍の年とする。 清宮の今シーズンが、幕を開けた。待望の第1打席は2回1死走者なし。空振り三振も、戻った一塁側ベンチでは、笑みを浮かべ汗をぬぐう姿があった。「やっぱり緊張感があるというか、すごく充実した1日だった」。開幕直前の3月5日、右手有鉤骨の骨片摘出術を受けて離脱。初選出された侍ジャパンを辞退し、2年連続で開幕2軍スタートとなった。「出遅れてしまいましたけど、少しでも巻き返せたら」。覚悟をにじませ、自らの開幕戦に臨んだ。 無類の明るさで、この日へ進んできた。与えられたリハビリメニューはもちろん、復帰を見据えて食事メニューも気を抜くことはなかった。体重管理のため、小麦粉を取らないグルテンフリーを継続。トレーナー陣は「弱音を吐く姿を見たことがない」と、ポジティブな姿に驚かされた。清宮は「もう2年目なので去年の経験だったり、このケガした期間だったりいろんなものを経験していると思う。存分に生かしたい」。アクシデントに襲われても、決して下を向かない。ただ前だけを向いた。 今季初安打はお預けの3打数無安打。中犠飛で今季初打点を挙げたが「前の方たちがつくってくれたチャンスで、自分は本当にただのアウトなので」と感謝。同時に「もう少し、貢献出来たかな」と悔しさもにじませた。今日25日に20歳の誕生日を迎え、進化への期待は止まらない。「この舞台に来たら、調整うんぬん言っている場合じゃない。少しでもチームが勝てるようにやるしかない」。頼もしさが増した姿で、2年目のスタートを切った。【田中彩友美】

◆西武・外崎修汰内野手(26)が24日、日本ハム10回戦(メットライフ)で同点の五回1死二塁から、勝ち越しの8号2ラン。加藤の外角高めの直球を右翼ポール際へ運び、「打った瞬間の手応えは、良い感じでした。打球が入ったときのライオンズファンの歓声はうれしかったですね。逆方向にアップルパンチ!」と喜んだ。

◆右手首付近の骨折で出遅れていた日本ハムの清宮が今季初めて昇格し、指名打者でフル出場して3打数無安打1打点だった。「やっぱり緊張感があるというか、すごく充実した一日だったなと思う。打席を経るごとに内容も良くなっていた」と振り返った。  六回無死満塁で中堅へ犠飛をマークし、今季初打点を挙げた。3月のオープン戦で患部を痛め、手術やリハビリを乗り越え「本当にこの舞台に来たら調整うんぬんと言っている場合じゃない。少しでもチームが勝てるようにやるしかない」と言葉に力を込めた。

◆西武の平井が好救援で4連勝に大きく貢献した。2点差に迫られた六回1死満塁でマウンドへ上がると、代打谷口をフォークボールで空振り三振、続く杉谷を二ゴロに仕留めた。「絶対に先発の勝ちを消さないのが僕の仕事。抑えられて良かった」と反撃を断ち切り胸をなで下ろした。  チームの試合数の半分以上となる23試合に登板して防御率1・67。中継ぎエースとして安定した投球を続けている。「勝ちパターンを任されているし、必ず結果を残さないといけない。負けは許されない」と頼もしかった。

◆日本ハムは投手陣が崩れ、逆転負けを喫した。3-2の五回に先発の加藤が源田に適時二塁打、外崎に2ランを浴びて降板すると、代わった玉井も打ち込まれてこの回計5失点。打線が追い上げた六回にも鍵谷が2失点し、リードを広げられた。  加藤は4敗目を喫し「逆転してもらいながらも崩れてしまった」とうなだれた。栗山監督は「勝ち切れなかった。こちらは加藤を信頼していっているので」と責任を背負った。

◆4番手の平井が好救援。2点差に迫られた六回1死満塁から代打の谷口をフォークボールで空振り三振、続く杉谷を二ゴロに仕留め、ピンチを脱した。「絶対に先発の勝ちを消さないのが僕の仕事。抑えられてよかった」。リーグ2位タイの23試合に登板して防御率1・67の中継ぎエースは「勝ちパターンを任されているし、負けは許されない」と力強かった。

◆右手有鉤(ゆうこう)骨の骨折で出遅れていた日本ハム・清宮が1軍に昇格し、「7番・DH」で先発出場。3打数無安打1打点だった。  「緊張感があるというか、すごく充実した一日だったかなと思います」  3月のオープン戦でファウルを打った際に手首を痛め、手術を受けて骨片を除去。約2カ月のリハビリを経て、プロ2年目のシーズンが開幕した。  今季1軍初打席となった二回の第1打席は、榎田に空振り三振。四回の第2打席も中飛に倒れたが、4-7の六回無死満塁で迎えた第3打席は中犠飛を放ち、今季初打点をマークした。八回の第4打席も中飛と「打席を経るごとに内容が良くなっている。1打席も無駄にせず、次に生かせた」と手応えも口にした。  25日は20歳の誕生日。記念日に、チームを勝利に導く快音を響かせる。 (中田愛沙美) 清宮に日本ハム・栗山監督 「復帰できてよかったと喜んでいる選手ではない。チームを勝たせるために上げている」

◆ブ~、ブ~! 八回1死一塁、西武・外崎修汰内野手(26)の第5打席。サイクル安打を阻む吉田侑のストレートの四球に、レオ党から大ブーイングが飛んだ。  「(1年間で)600打席ある中の1打席が四球だったというぐらい。(打率・240で)サイクルを狙っている場合ではないです」  大記録は逃したが、そのバットが今季2度目の4連勝を呼び込んだ。一回に先制の適時二塁打。同点の五回1死二塁では、滞空時間約7秒を経た打球が右翼ポールの左側へ。「右方向への打球は好調のバロメーター」という8号2ランは、3番で初の一発となった。六回の適時三塁打を含め3安打4打点。「いいところで回して頂けたので」と仲間に感謝した。  憧れの先輩譲りの勝負強さだ。6試合目となった「3番・二塁」は、昨季まで浅村の定位置だった。公私で慕う浅村は今季から楽天へ。グラウンド上で野球の話は封印している。だが、4月の不調時にはLINEで「打率が出ないときは右打ちですか?」とアドバイスを求めると、「タイミングを早く取って、トップをしっかり作れ」と返信があり、復調につながった。  「憧れの人だし、最初は不安だったけど、今は3番だからというのは気にしていないです」。地元の青森・弘前市での凱旋試合を29日に控え、外崎のギアがグッと上がってきた。 (花里雄太) サイクル安打を逃した外崎に西武・辻監督 「野球人生は長い。またチャンスはくる」

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
25192 0.568
(↑0.01)
-
(-)
97199
(+6)
173
(+3)
60
(+3)
44
(-)
0.262
(↑0.001)
3.320
(↑0.02)
2
(-)
楽天
24211 0.533
(↑0.01)
1.5
(-)
97234
(+3)
222
(+2)
56
(-)
14
(-)
0.260
(↓0.001)
4.610
(↑0.06)
3
(-)
西武
23211 0.523
(↑0.011)
2
(-)
98240
(+10)
239
(+5)
56
(+2)
56
(+1)
0.259
(↑0.003
4.630
(↓0.01)
4
(-)
ロッテ
21221 0.488
(↓0.012)
3.5
(↓1)
99191
(+3)
186
(+6)
53
(+1)
33
(-)
0.240
(↓0.002)
3.790
(↓0.04)
5
(-)
日本ハム
21232 0.477
(↓0.011)
4
(↓1)
97191
(+5)
187
(+10)
29
(+1)
17
(-)
0.254
(↑0.001
3.830
(↓0.15)
6
(-)
ORIX
17253 0.405
(↓0.01)
7
(↓1)
98148
(+2)
196
(+3)
33
(-)
39
(+1)
0.224
(↑0.001)
3.970
(↑0.02)