巨人(☆7対4★)DeNA =リーグ戦10回戦(2019.05.23)・東京ドーム=
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DeNA
00003100041301
巨人
00060001X71511
勝利投手:桜井 俊貴(1勝0敗0S)
(セーブ:中川 皓太(1勝0敗2S))
敗戦投手:大貫 晋一(2勝3敗0S)

本塁打
【DeNA】ソト(14号・5回表3ラン)
【巨人】田中 俊太(3号・8回裏ソロ)

  DAZN
◆巨人は0-0で迎えた4回裏、4本の適時打を含む打者一巡の猛攻で、一挙6点を先制する。2点差とされて迎えた8回には、田中俊のソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、2番手・桜井がプロ初勝利。敗れたDeNAは、中盤に追い上げを見せるも及ばなかった。

◆DeNA伊藤光捕手が股間に投球が直撃し、もん絶した。 3回、巨人の攻撃前の投球練習で先発大貫の投球がショートバウンドで下から突き上げるように股間を襲った。倒れ込みながらベンチに引き揚げたが、再びグラウンドに姿を現し、出場を続けた。

◆巨人亀井善行外野手(36)が、ミスを挽回する先制適時三塁打を放った。 4回無死一塁、犠打のサインに2度のファウルで追い込まれたが、カウント1-2からの変化球をバットの先で拾うように右中間にはじき返した。「バントを失敗してしまったので、何とか必死に食らいつきました」とコメントした。

◆巨人大城卓三捕手(26)が、リードを広げる適時打を放った。 1点を先制した4回、なお1死三塁から右前へはじき返した。「追加点がほしい場面で打てて良かった。今村のために打ちました」とコメントした。この回、投手の今村、田中俊の適時打、岡本の右犠飛などで一挙6点を奪った。

◆巨人今村信貴投手(24)が、4回1/3を3失点でマウンドを降りた。4回まで無失点に抑え込み、6点リードで勝利投手目前だった5回にDeNAソトに3ラン。 3点差とされ、1死後に原辰徳監督(60)から交代を告げられた。今村は「もっと信頼されるように頑張ります」とコメントした。

◆序盤は両チーム無得点。巨人先発今村は3回まで4安打を浴びながら粘りの投球。DeNA大貫は3回まで3安打無失点に抑えた。 巨人は4回に亀井の適時三塁打など7安打で6点。DeNAは5回にソトの14号3ラン、6回は宮崎の適時二塁打で追い上げた。 巨人が逃げ切り連敗を2で止めた。2番手の桜井がプロ初勝利。DeNAの連勝は4でストップし、先発大貫が3敗目。中盤以降1本が出なかった。

◆巨人は4回に亀井の先制三塁打や大城の適時打など7長短打で一挙6点を奪い、8回に田中俊のソロで加点した。桜井が5回途中から1回2/3を1失点でプロ初勝利。中川が2セーブ目。DeNAは反撃も及ばず連勝が4で止まった。

◆DeNAの連勝が4で止まった。初回を除き、4回まで毎回得点圏に走者を進めたが、打線がチャンスを生かし切れず。反対に4回に6点を失い、流れを明け渡した。 ラミレス監督は「野球は勢いのスポーツ。序盤のチャンスを作っても、取れない分、相手にその流れが行った」と渋い表情だった。

◆DeNAドラフト3位ルーキー大貫晋一投手が、プロ入り後ワーストの6失点でKOされた。プロ初となった東京ドームのマウンドは、3回1/3を10安打。新日鉄住金鹿島時代に登板したこともあり「悪い印象はないです」と話していた舞台だが、4回に集中打を食らい、ほろ苦い一戦となってしまった。 直近の2戦は8日の巨人戦で6回1失点、16日中日戦でも7回2失点。勝ちこそ付かなかったが安定した投球を続けてきた。「マウンドが硬く、傾斜がある。低めに投げることを意識したい」と話していたが、武器としてきたツーシームが高めに浮いた。ラミレス監督が「彼は新人らしくないメンタルを持っているし、投げるたびに良くなっている」と評価を上げるルーキー。次への課題を見つける1日となった。

◆巨人沢村拓一投手が「雑草魂」を継承し、ピンチを乗り切った。8回、坂本勇の失策と四球から1死二、三塁となったが神里を三振、ソトを遊ゴロに打ち取った。 公私に世話になった上原と試合前に言葉を交わし、帽子の裏に背番号「19」を書き込んでいた。「2人だけの会話。19? そのへんはいいでしょう」と話すにとどめ「ブルペンで京介(高木)が桜井の初勝利がかかってると言ってきたので、力んでしまった」と後輩の節目も背負った。

◆巨人4年目の桜井俊貴投手が、プロ初勝利を挙げた。3点リードの5回1死から登板。1回2/3を1失点に抑えた。15年ドラフト1位で入団。 ウイニングボールを手にお立ち台に上がった右腕は「こんな形で勝てると思ってなかったですけど、うれしいです。試合が終わるまではちょっと緊張した」と笑顔で話した。

◆巨人が4回に7安打で6点を奪い、集中打で打ち勝った。1イニング6点以上は今季4試合目で12球団最多。無死から岡本が遊撃内野安打で出塁すると、原監督は亀井に犠打のサインを出した。2度のファウルで追い込まれ、ヒッティングに切り替えると、亀井はDeNA大貫の外角に沈むフォークボールに反応。「バントを失敗してしまったので、何とか食らいつきました」と右中間への先制適時三塁打を放った。一塁走者岡本の巨体を揺らす激走に、原監督は「もう少し軽やかに(岡本)和真も走らないと。何かを引っ張っている感じ」と笑った。 さらに1死三塁から大城が右前適時打で続き、今村、田中俊の適時打、岡本のレギュラーシーズン初の犠飛などで一気に6点を奪った。亀井のバント失敗から始まった大量点に、原監督は「野球って面白いというか。あそこでバントをしていたら果たしてどうだったかなと。非常に奥深いスポーツだと感じました」とあらためて実感した。

◆球界初の「ポリバレント・クローザー」が試合を締めた。 巨人中川皓太投手(25)が3点リードの9回から登板。2死一、三塁のピンチも冷静に後続を断ち、無失点で今季2セーブ目を挙げた。「ランナーを出しても、0点で終われたのは良かった」と淡々。東京ドームでの連敗を5で止め、同期入団の桜井にプロ初勝利をプレゼントした。 この日の出番も、原監督が「一番、強い場所」と表現する4番筒香からの9回だった。課題のリリーフ陣は沢村、アダメスらが勝ちパターンで計算が立ちはじめたが、指揮官は「流動的にいく」と守護神は固定せず。相手の打順、状況を見極めながら、9回の投手を決める中、中川だけはその試合の「強い場所」に限定される。 そのスタイルは、サッカー日本代表の元監督だったオシム氏が大事にした「ポリバレント」の表現が当てはまる。サッカー用語で、1試合の中でポジションを変化させ、対応できる選手を意味するが、8回でも9回でも、回またぎでも対応する中川にピッタリの言葉。この日は7回に10球で肩を作り、出番が9回に決まると、8回に立ち投げ5球でマウンドに向かった。 抜群の安定感が、役割を際立たせる。今季は18試合に登板し、19回をわずか1失点。18日の中日戦で今季初失点したが、開幕から16試合連続無失点を記録した。「今までは負け試合が大半だったので、何としても今の立場を守りたいです」と決意。「ポリバレント・クローザー」が終盤を安定させ、1ゲーム差で首位広島を迎える。【久保賢吾】 ▽巨人宮本投手コーチ(中川の起用法に)「中川をメインに考えてるので、8回にクリーンアップだったらそこにぶつける。沢村も上がってきたばかりで、負担がかからないところで、という部分もあります」 ◆ポリバレント(polyvalent) 本来は化学で「多価」を意味する。06~07年にサッカー日本代表を指揮したイビチャ・オシム監督が用いた言葉で、多様性のある日本人の特徴を生かし、必要に応じて複数のポジションをこなせる能力を持つ選手を重宝した。MF阿部はボランチだけでなくストッパーも務め、代名詞的な存在だった。18年ロシアW杯の代表メンバー選出時には、西野監督がMF中島の落選に「ポリバレントではなかった」と説明した。

◆球界初の「ポリバレント・クローザー」が試合を締めた。巨人中川皓太投手(25)が3点リードの9回から登板。2死一、三塁のピンチも冷静に後続を断ち、無失点で今季2セーブ目を挙げた。「ランナーを出しても、0点で終われたのは良かった」と淡々。東京ドームでの連敗を5で止め、同期入団の桜井にプロ初勝利をプレゼントした。 この日の出番も、原監督が「一番、強い場所」と表現する4番筒香からの9回だった。課題のリリーフ陣は沢村、アダメスらが勝ちパターンで計算が立ち始めたが、指揮官は「流動的にいく」と守護神は固定せず。相手の打順、状況を見極めながら、9回の投手を決める中、中川だけはその試合の「強い場所」に限定される。 そのスタイルは、サッカー日本代表の元監督だったオシム氏が大事にした「ポリバレント」の表現が当てはまる。サッカー用語で、1試合の中でポジションを変化させ、対応できる選手を意味するが、8回でも9回でも、回またぎでも対応する中川にピッタリの言葉。この日は7回に10球で肩を作り、出番が9回に決まると、8回に立ち投げ5球でマウンドに向かった。 抜群の安定感が、役割を際立たせる。今季は18試合に登板し、19回をわずか1失点。18日の中日戦で今季初失点したが、開幕から16試合連続無失点を記録した。「今までは負け試合が大半だったので、何としても今の立場を守りたいです」と決意。「ポリバレント・クローザー」が終盤を安定させ、1ゲーム差で首位広島を迎える。【久保賢吾】 ◆ポリバレント(polyvalent) 本来は化学で「多価」を意味する。06~07年にサッカー日本代表を指揮したイビチャ・オシム監督が用いた言葉。多様性のある日本人の特徴を生かし必要に応じて複数のポジションをこなせる能力を持つ選手を重宝した。

◆巨人・亀井善行外野手(36)が23日、DeNA戦(東京ドーム)の四回に先制の適時三塁打を放った。「5番・右翼」で先発した36歳のベテランが健在を示した。  0-0の無死一塁。右腕の大貫の前に送りバントを試みたが2度ファウルとなり、カウントは1-2。追い込まれてから、外角低めに沈むツーシームを右中間へ。先制の適時三塁打となった。  その後、大城卓三捕手(26)の右前適時打から、投手の今村を含む5者連続安打など打ちまくり、大貫をマウンドから引きずり下ろした。この回、6点を先制した。

◆巨人・今村信貴投手(24)が23日、DeNA10回戦(東京ドーム)に先発。3点リードの五回途中で降板となり、今季2勝目はお預けとなった。  毎回のように走者を背負うが、粘り強い投球で四回までは無失点に抑えていた。味方が四回の攻撃で6点を入れ、大量リードで迎えた五回。先頭・神里に中前打とされると、宮崎に左中間フェンス直撃の二塁打を許し、ソトに右越え3ランを浴びた。  4回1/3で7安打3失点。持ち味の粘りを発揮したが、無念の途中降板となった。

◆巨人の桜井が五回1死から2番手で登板し、1回2/3を1失点と好救援してプロ4年目で初勝利を挙げた。「こんな形で勝てると思っていなかったのでうれしい。とにかく抑えるという気持ちでマウンドに上がった」と喜んだ。  兵庫・北須磨高から立命大を経て2016年にドラフト1位で入団。昨季は1軍での登板がなかったが、今季はここまで9試合に登板している。原監督は「ストライクゾーンを広く使って投げている。そこが彼のいい結果が出ているところ」と評価。桜井はウイニングボールを手にして「実家に郵送します」と笑顔を見せた。

◆DeNAのルーキー大貫は三回までの好投が急転した。四回の攻撃で2死二、三塁から三ゴロに倒れた際に全力疾走。その影響が出たのか、その裏の投球は得意のツーシームがことごとく高めに浮いた。1死しか奪えず7長短打を浴びてKOされ「制球が安定せず、ストライクゾーンに集まってしまった」と悔しがった。  5月は試合前まで防御率1・86と安定した投球を続けていた。期待して送り込んだラミレス監督は「投手に2安打されて球が高くなった」と厳しい表情だった。

◆DeNAは23日の巨人戦(東京ドーム)に4-7と敗れ連勝が4で止まった。  先発マスクを被った伊藤光捕手が三回の守備の前に、投球練習中だった大貫の球をワンバウンドで股間に当て悶絶。さらに四回には、田中俊のファウルが同じ箇所に直撃し、治療のためベンチ裏に下がった。再びグラウンドに戻り守備についてが結局、五回の守備から嶺井に交代した。  ラミレス監督は「2回とも本当に悪いところに当たってしまった。特に2回目は本当に痛そうで、彼は頑張っていたがグラウンドに戻すのもかわいそうだったぐらい」と、大事をとっての交代だったことを説明。「明日はまた先発に戻ることができると思う」と期待した。

◆巨人・坂本勇人内野手(30)が23日、DeNA戦(東京ドーム)で、10日のヤクルト戦(同)以来の3安打をマークした。  先発の大貫から三回に右前打、一挙6得点の四回にはチャンスを拡大する左前打。八回には左腕の砂田から中前へクリーンヒットを放ち、5打数3安打で打率・329とした。  それでも試合後は、「無死二塁で、最低でもランナーを進めないと。チャンスでクリーンアップにつながないといけなかった」と浮かない表情。無死二塁で進塁打を狙いながら、投ゴロで二走を進められなかった第1打席の反省を口にした。

◆岡本がプロ5年目、通算882打席目で初犠飛の珍記録(?)をマークした。5点リードの四回1死満塁、大貫から右犠飛。「なんとかランナーをかえそうと思っていたので、とりあえずはよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべたが、プロ初犠飛だと知らされた原監督は「どういうこと? それは褒めるべきことじゃないね」と笑った。

◆D3位・大貫(新日鉄住金鹿島)は三回までテンポ良く好投していたが、四回に5連打を浴びるなど崩れ、自己ワーストの6失点。「追い込んでからの球が、空振りを狙いにいった中で高めに浮いてしまった」と悔やんだ。東京ドームは昨年の都市対抗で完投するなど相性のいい球場のはずだったが、「ファンの声援も違うし、独特の感じがあった」と振り返った。

◆桜井が五回途中から1回2/3を3安打1失点。4年目でプロ初勝利を手にした。2016年のドラ1右腕は「チームが勝ててよかった。自分のやるべきことをしていれば、いい流れがくると思っていた」と感慨深げだった。初のお立ち台に「緊張しすぎて口が渇いた。こういうのがプロ野球選手なんだと改めて実感した」。記念球は兵庫県の実家に送るという。

◆連勝が4で止まったDeNA・ラミレス監督は「序盤に得点できなかったのが痛かった。チャンスは何回も作ったが、そこで長打が出なかった」と嘆いた。四回まで毎回先頭打者を出しながら、2併殺などで無得点。主砲・筒香は3打席連続を含む4三振を喫した。  もう一つ、"痛い"場面も。先発マスクをかぶった伊藤光が三回が始まる前に、大貫の投球練習の球をワンバウンドで股間に当て悶絶(もんぜつ)。四回にも田中俊のファウルが同じ箇所を直撃し、五回の守備から交代した。  「2回とも本当に悪いところに当たってしまった。明日はまた先発に戻ることができると思うが...」と指揮官。勝てば5位の中日に並ぶチャンスを逃し、手痛い黒星となった。 (佐藤春佳)

◆巨人は23日、DeNA10回戦(東京ドーム)に7-4で逃げ切り、首位・広島とのゲーム差を「1」に縮めた。2点リードの八回に沢村拓一投手(31)が4番手で登板。2死満塁のピンチを背負うも、無失点に抑えた。この日は、20日に現役引退を表明した上原浩治氏(44)があいさつのために本拠地を訪問。"雑草魂"を受け継ぐ後輩が、連敗ストップに貢献した。  大ピンチで勝利にかける執念が乗り移った。2点リードの八回2死満塁。沢村が全身全霊を込めた148キロのスプリット・フィンガード・ファストボールで昨季のセ本塁打王、ソトを遊ゴロに打ち取った。  「内容的にはよくなかったけど、しっかり次にバトンを渡せたのでよかった。でも、自分の中で反省すべき点はあると思います」  4番手で八回に投入された。先頭の石川に遊撃内野安打とされると、続く嶺井に四球。2死後も四球で一打逆転のピンチを招いたが、153キロの直球2球で追い込み、強打者を抑えきった。  チームは首位から陥落し、連敗中。指揮官の執念が継投に表れた。打者一巡の猛攻で6点を奪った直後の五回、先発の今村がソトに3ランを浴びると、勝利投手の権利を手にする直前で桜井にスイッチ。4年目右腕がDeNA打線の流れを止めると、七回以降は3投手がつないだ。  背中を追いかけてきた先輩が力をくれた。20日に現役引退を表明した上原氏が本拠地を訪問。日米通算21年で134勝、128セーブ、104ホールドで球界初の「トリプル100」を達成した44歳右腕は、少年時代から憧れの存在だった。  誕生日は同じ4月3日。原監督の助言で先発からリリーフへ転向したという経歴も同じだ。この日は、帽子のつばの裏に背番号「19」を書き込み、マウンドに立った。上原氏が日本球界に復帰した昨年の誕生日は、一緒にお祝いをした。引退後もすぐに電話で感謝の思いを伝えた。  「上(1軍に)に上がるときも『頑張れよ』と連絡はいただいたし、要所要所でそういう言葉をかけてくれる、ものすごく大好きな先輩です」  雑草魂は受け継いだ。チームの連敗を止め、首位・広島と1ゲーム差。24日からは直接対決の3連戦(東京ドーム)だ。魂を込めた投球で一気に奪首する。 (赤尾裕希) ★強烈ハイタッチ  沢村は、チームメートの誰よりも上原氏の熱い"魂"をいつも受け止めていた。大粒の涙をこぼした20日の引退会見で、44歳右腕はベンチに戻った際のハイタッチ、メジャー流の「ハイファイブ」の話になるとにっこり。「ジャイアンツに来てからは沢村をどついているだけだった。それができなくなるのはさびしい」と背番号15とタッチするときだけは、特にパワフルだった"儀式"を、冗談交じりに振り返った。

◆勝てるチームと、勝てないチームの差が出た。巨人が四回に挙げた6得点は、DeNAの大和の守備から。記録は岡本の遊撃内野安打だが、大和は能力が高いのに腰高で捕球して手投げでほうる。このプレーで巨人は当たり前のように付け入った。  DeNAはなぜ付け込まれるのか。ミスが出ると、みんなで「何やってんだ!」となる。負の連鎖でイラッとする。優勝回数の少ないチームは、みんなで動揺する。リーダーの筒香は外野手。声をかけられない。  巨人は経験があって、能力の高い選手がそろったチーム。逆にピンチを迎えた八回は坂本勇の一塁への悪送球(記録は石川の遊撃内野安打)から始まったが、基本的な動きができているからチームは動揺しない。  巨人先発の今村は先頭打者を意識しすぎて、5回すべて出塁させてしまった。いい投手は1回ずつ抑えるという考えではなく、最後の回をどう抑えるかを考えて投げ始める。人間が集中力を持続できる時間は40分。いかに力まないかが大事で、巨人の若い投手と中堅どころはそこを考えて投げないと、バテバテになってしまう。 (サンケイスポーツ専属評論家)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
26181 0.591
(-)
-
(-)
98176
(-)
168
(-)
41
(-)
25
(-)
0.245
(-)
2.970
(-)
2
(-)
巨人
24181 0.571
(↑0.01)
1
(↑0.5)
100220
(+7)
168
(+4)
54
(+1)
24
(-)
0.268
(↑0.003
3.590
(↓0.01)
3
(-)
阪神
24212 0.533
(↑0.01)
2.5
(↑0.5)
96178
(+1)
197
(-)
32
(-)
29
(-)
0.245
(-)
3.620
(↑0.08)
4
(-)
ヤクルト
21242 0.467
(↓0.01)
5.5
(↓0.5)
96217
(-)
224
(+1)
52
(-)
20
(+1)
0.244
(↓0.002)
4.270
(↑0.06)
5
(-)
中日
19250 0.432
(-)
7
(-)
99152
(-)
168
(-)
28
(-)
27
(-)
0.256
(-)
3.740
(-)
6
(-)
DeNA
18260 0.409
(↓0.01)
8
(↓0.5)
99174
(+4)
192
(+7)
54
(+1)
12
(+2)
0.242
(↑0.003
4.000
(↓0.08)