DeNA(★2対3☆)中日 =リーグ戦7回戦(2019.05.16)・横浜スタジアム=
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中日
1000001103801
DeNA
0000010012501
勝利投手:ロメロ(3勝2敗0S)
(セーブ:鈴木 博志(0勝1敗12S))
敗戦投手:大貫 晋一(2勝2敗0S)

本塁打
【中日】平田 良介(5号・8回表ソロ)
【DeNA】神里 和毅(4号・6回裏ソロ)

  DAZN
◆中日が接戦を制した。中日は1-1で迎えた7回表、福田の適時打で勝ち越しに成功する。続く8回には平田のソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・ロメロが7回1失点の好投で今季3勝目。敗れたDeNAは、9回に一打同点の好機をつくるも、あと1本が出なかった。

◆DeNAはルーキーの大貫晋一投手(25)が先発する。同投手は今季5試合を投げて被打率2割6分5厘だが、3、4、5番のクリーンアップに対しては37打数15安打で被打率4割5厘と苦戦。 今日は相手中軸を抑えて白星をつかめるか。

◆元光GENJIでタレントの大沢樹生が、セレモニアルピッチを行った。背番号「1」のユニホームを身にまとったサウスポー。 打席に入ったDeNA桑原の背後、三塁側へ転がる大暴投となった。グラブをたたきつけるしぐさを見せると、ファンからは笑いが起きた。「横浜スタジアムでセレモニアルピッチやライブを行うのは初めてなので、今回お話をもらってうれしかったです。だいぶ投球練習もしたのですが、点数をつけられないピッチングでした。25年ぶりにローラースケートを履いてステージに上がるので、ハマスタを盛り上げられたらいいですね。横浜は自然もあり、情緒ある街並みも残っていて、とてもすてきな街だと思います。これからも横浜DeNAベイスターズの大躍進を信じているので、最高のパフォーマンスでファンの皆さんを楽しませてください。応援しています!」とコメントした。

◆DeNAロペスが、一塁の連続守備機会無失策のプロ野球記録を更新した。 1点を追う7回2死一塁。中日ロメロの打席で、二ゴロを処理したところで、記録を「1517」とした。一塁ベンチ前で「1517」と書かれたボードを掲げ、ファンに一礼した。

◆中日は1回1死三塁、平田の遊ゴロの間に先制。DeNAは3回1死一、二塁でソトが遊併殺に倒れ無得点に終わった。 中日は5回2死二、三塁、京田が空振り三振に倒れ、無得点に終わる。DeNAは6回に神里の4号ソロで同点に追いついた。 中日は8回に平田が右中間へ5号ソロを放ち、逃げ切った。ロメロが今季3勝目。鈴木博が12セーブ目。DeNAは打線が沈黙した。大貫が2敗目。

◆もうグラブは投げつけません!中日新助っ人左腕のエンニー・ロメロ投手(28)が敵地DeNA戦で今季3勝目を手にした。 最速156キロを計測し、7回を3安打2四球1失点に抑え込んだ。6回1番神里に許したソロのみにとどめ、4月10日巨人戦以来の白星をゲット。「何が起こっても落ち着いて投げようと思っていた」と満足感を漂わせた。 この2試合は反省を生かし、登板間のブルペンでも低めの制球を意識。さらに際立ったのは精神面での落ち着きだ。2日巨人戦では被弾直後にグラブをたたきけて周囲を驚かせたが、この日は「(マウンドの)後ろを歩いたりして」と心をコントロールした。 4月下旬に婚約者マリエレス・ゲレーロさん、実兄エルネスト・ロペスさん、友人のペドロ・マルチネスさんが来日。兄の得意料理「エンドウ豆と豚肉の煮物」を頬張り、全身にエネルギーをため込んでいた。3勝目のウイニングボールは生観戦していた婚約者に贈る予定。「日にちと球場と相手チームと...愛を込めたメッセージを書いて渡したい」。最後だけ情熱的なスタイルを復活させ、満面の笑みで横浜スタジアムを後にした。【佐井陽介】

◆中日の主砲平田良介外野手は復調気配だ。1点リードの8回、右中間への5号ソロで貴重な1点をたたき出した。「追加点がほしかったので、うまく長打になって良かったです」。 10~12日の阪神3連戦は9打数無安打に終わっていたが、2試合連続長打で勢いを取り戻しつつある。

◆DeNAは連勝とはならなかった。前夜に14安打で8得点を奪った打線が中日ロメロの前に1得点と沈黙。7回2失点と試合を作ったドラフト3位ルーキー大貫を援護できなかった。 ラミレス監督は「大量得点を取った後、2日連続で、と期待したがかみ合わない」と渋い表情だった。

◆DeNAロペス内野手が一塁の連続守備機会無失策のプロ野球記録を更新した。1点を追う7回2死一塁。中日ロメロの打席で、二ゴロを処理したところで、記録を「1517」とした。 「すごくうれしい。足を動かして、どんな球でも取れるようにしている。でもいつかはエラーする」と笑った。ラミレス監督は「守備力が高い。素晴らしい記録」と評価した。 ▼一塁手連続守備機会無失策のプロ野球新記録=ロペス(DeNA) 16日の中日7回戦(横浜)で12度の守備機会を無失策。17年8月31日中日戦から続けている無失策が1518守備機会となり、67~68年榎本(東京)の1516守備機会を抜いた。

◆7回2失点と踏ん張ったDeNAの大貫は、リードを許したまま無念の降板となった。神里のソロで1-1とした直後の七回1死三塁。福田に対して狙い通りに内角に投げた球がやや高くなり、左翼手の手前に落ちる勝ち越し打を許した。その後は抑えたが、八回から交代を告げられた。  ドラフト3位で入団した新人はラミレス監督からの「非常に安定している。投げるたびに良くなっている」との期待に応える好投だったが、援護に恵まれず3勝目はならなかった。

◆DeNAは九回に1点差に詰め寄るのがやっと。競り負けて2週間ぶりの連勝とはならなかった。ラミレス監督は「2日連続で打線が点を取れない。かみ合わない試合がずっと続いている」ともどかしそうだった。  ソトの不調が顕著だ。今月は打率が1割台と低迷し、この日も三回1死一、二塁の好機で遊ゴロ併殺打。監督は「ここ何日か打撃練習はいい。スランプを抜ける希望はかなり感じている」とかばった。 大貫(2敗目) 「高めに浮く球が多く、それを打たれてしまい長打になったことが失点につながった。次回登板までにしっかりと修正したい」 神里(4月13日以来の4号ソロ) 「直球に力負けすることなく、しっかりと打ち返すことができた」

◆中日の平田は追加点がほしかった2-1の八回、砂田のスライダーを右中間席に打ち込む5号ソロを放った。低い弾道も手応え十分で「会心だった。高い球ではなかったが、本塁打にできたことは成長したところだと思う」と笑顔だった。  最近は再び調子を上げてきた。「体の状態は悪くない」と言い、特に守備面では「良いプレーができているし、アウトにできるものをアウトにできている」と話していた。 与田監督(勝利に) 「競り勝てて良かった。守備を含めて守り勝つ野球をしていかないといけない」 福田(勝ち越し適時打) 「ロメロの援護点が取れて良かった」

◆DeNAのロペスが七回2死一塁の守備で、ロメロの二ゴロで送球を処理して連続シーズンでの一塁手の連続守備機会無失策記録を1517として51年ぶりに更新した。榎本(東京)を抜き「記録は知らなかった。逆に記録のことを知っていたら、プレッシャーになって失策をしていたかも」と照れ笑いした。  九回もゴロを処理し、記録を1518に伸ばした。DeNAの主軸を打つ強打者は守備の心得について「しっかり足を動かし、どんな球にも対応できることが大事」と説き「少しでも多く更新していきたい」と意欲的に語った。

◆ロメロが7回3安打1失点で、3勝目を挙げた。「自分なりに納得できる投球ができた」。2日の巨人戦は3本塁打を許し、5回6失点。8日の広島戦も5回3失点で敗戦投手となった。マウンド上でグラブをたたきつける激情家も、この日は違った。冷静になることと、ボールを高めに浮かせないことを意識。力任せに三振を狙わず、150キロを超す直球や変化球でうまく打たせた。

◆1点差で敗れ、借金はワーストタイの11に逆戻り。先発のD3位・大貫(新日鉄住金鹿島)が7回5安打2失点と試合を作ったが、打線が援護できなかった。ラミレス監督は「前日は多く点を奪った(8得点)が、2日連続では奪えなかった。投打のかみ合わない日が続いている」と渋い表情。昨季本塁打王のソトは5月に入って本塁打なし、1打点と苦しんでいる。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
21161 0.568
(-)
-
(-)
105199
(-)
152
(-)
50
(-)
21
(-)
0.268
(-)
3.630
(-)
2
(-)
広島
21181 0.538
(-)
1
(-)
103151
(-)
162
(-)
38
(-)
24
(-)
0.240
(-)
3.190
(-)
2
(-)
ヤクルト
21182 0.538
(-)
1
(-)
102204
(-)
195
(-)
47
(-)
17
(-)
0.249
(-)
4.230
(-)
2
(-)
阪神
21182 0.538
(-)
1
(-)
102168
(-)
174
(-)
31
(-)
26
(-)
0.245
(-)
3.610
(-)
5
(-)
中日
18210 0.462
(↑0.015)
4
(↑0.5)
104142
(+3)
149
(+2)
27
(+1)
24
(-)
0.261
(-)
3.730
(↑0.05)
6
(-)
DeNA
14250 0.359
(↓0.009)
8
(↓0.5)
104143
(+2)
175
(+3)
45
(+1)
7
(-)
0.236
(↓0.001)
4.090
(↑0.03)