1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 6 | 1 | 1 |
DeNA | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 5 | 0 | 1 | X | 8 | 14 | 1 | 3 |
勝利投手:東 克樹(1勝1敗0S) 敗戦投手:大野 雄大(3勝2敗0S) 本塁打 |
◆DeNAは1点ビハインドで迎えた4回裏、ロペスの2ランで逆転に成功する。そのまま迎えた6回には、伊藤光の満塁弾と宮崎のソロで一挙5点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・東が6回4安打1失点の好投で今季初勝利。敗れた中日は、投打ともに振るわなかった。
◆歌手・相川七瀬が、『BLUE☆LIGHT SERIES 2019 Supported by nojima』のスペシャルゲストとして、セレモニアルピッチを行った。 DeNA桑原と対戦。ボールは外角に外れ、ワンバウンドで捕手のミットに収まった。 「実際マウンドに立つとホームがとても遠く感じましたが、横浜への愛を思いっきり投げました。投球が斜めにいってしまったので、点数をつけると35点くらいですね。以前、横浜スタジアムでライブをしたことはありましたが、今回初めて、選手の皆さんが戦っているフィールドでピッチングをさせていただいて、ライブもできるのは本当に光栄です。ハマスタでみんなでROCKしたいと思います。今日勝ってくれることをファンの方々も期待していると思いますので、私もしっかり見守りたいです」とコメントした。
◆中日は3回、平田がDeNA先発東から適時二塁打を放ち先制。スライド先発の大野雄は、3回まで被安打1、無失点。 DeNAは4回にロペスの7号2ランで逆転。6回には伊藤光の4号満塁弾などで突き放した。先発東は6回1失点で降板。 DeNAが逃げ切り、連敗を2で止め借金10とした。東が今季初勝利。中日は連勝が2で止まり借金4。東を打ちあぐねた。中日大野雄は2敗目。
◆DeNA打線が爆発した。試合前の得点圏打率1割7分9厘のロペスが、4回に逆転の7号2ラン。東の女房役・伊藤光が6回に4号満塁弾。前回登板で完封勝利を挙げていた中日大野雄を攻略した。チームは5日阪神戦以来となる2桁安打の14安打をマーク。 ラミレス監督は「大野という今、リーグでも一番と言っていいピッチャーから打てたことはいいモチベーションになる。伊藤は今日のキーパーソン」と称賛した。
◆悪夢を断ち切った。DeNA東克樹投手(23)が、6回1失点で今季初勝利をつかんだ。「ボールが荒れていた」と課題を口にしたが、昨季9打数6安打で打率6割6分7厘の天敵ビシエドを3打数無安打。「つながれたら、大量得点になっていたかもしれない」と流れを引き寄せた。 東 ホッとしています。やっぱり1勝するだけで、メンタル的に楽になりますから。 そう言うのも無理はなかった。今季初登板だった6日巨人戦(横浜)。自己最短&ワーストの3回8失点KOを食らった。昨季6戦5勝で「巨人キラー」と言われた男が、悪夢を見た。「いつもは試合の映像は振り返るんですけど、今回ばかりは見ていないですね。ちょっと2、3日はメンタルに来ました」と、あえて避けた。キャンプ前に左肘の違和感を発症。出遅れたこと以上に、自分へのいら立ちが勝った。 いまいましい夢を解き放ったのは、周囲だった。母由紀さんからは、長文のメッセージが届いた。「いつも励ましてくれる。『切り替えて』って言ってくれて」と前を見据え、周りを見た。「菅野さんだって、武田さんだって、すごい投手も打たれる時は打たれる」とリアルの世界に戻った。 試合前にセレモニアルピッチを行った歌手相川七瀬(44)が、試合後にヒットソング「夢見る少女じゃいられない」のスペシャルライブを披露した。チームは5月に入り、ようやく4勝目。借金は10になった。東にも、DeNAにも悪夢はもういらない。【栗田尚樹】
◆中日大野雄大投手(30)がまさかの3被弾を食らい、6回11安打7失点で今季2敗目(3勝)を喫した。 3回までは1安打無失点と安定していたが、1点リードの4回、5番ロペスに逆転2ランを献上して暗転。6回には8番伊藤光に満塁弾、2番宮崎にもソロを浴びた。 試合後、「今日の(勝負の)分かれ目になってしまった」と振り返ったのは、1点ビハインドの6回無死二塁から6番中井に四球を与えた場面だ。「そこまでに2安打されているのもあって」。強めた警戒が裏目に出て走者をため、結局この回5失点。「6回をなんとか1失点で終えていたら、まだ勝機はあったと思う」と猛省した。 前回7日広島戦で608日ぶりに完封勝利を挙げ、試合前の時点で自身3連勝で防御率1・85。エース復権を印象づけていた左腕がまさかの大乱調となり、チームの連勝は2でストップ。与田監督は「なんとか立ち直ってほしかったけど、力負けだね」と静かに完敗を振り返った。
◆DeNA・伊藤光捕手が値千金の一発だ。15日の中日6回戦(横浜)、1点リードの六回無死満塁の好機で打席に立ち、大野の148キロ直球を一閃。左中間席へ飛び込む4号グランドスラムを放った。 「前の打席ではチャンスの場面で三振していたのでやり返すチャンスだと思い打席に向かいました。初球から積極的に振りに言った結果、本塁打につながったと思います」と伊藤光。 この日は左肘違和感で出遅れていた昨季新人王・東の今季2度目の先発。今季初勝利をかけ丁寧な投球で6回1失点と好投した若き左腕へ、女房役が心強い援護を届けた。
◆DeNAの東が6回1失点と好投し、今季初勝利を挙げた。前回登板した6日の巨人戦は3回8失点とプロ入り最短でKOされただけに「正直ほっとしている。ここから本調子に戻して波に乗っていければいい」と胸をなで下ろした。 1月に左肘痛を訴えて出遅れ、キャンプから2軍だった。復帰初戦だった巨人戦は打ち込まれたが、グラブの位置を修正するなどして好結果につなげた。昨季の新人王は「まだ変化球を生かし切れていない真っすぐなので、次の登板までの修正点だと思う」とまだまだ満足していなかった。
◆中日の平田が4試合ぶりの安打を放った。三回2死一、二塁から東のチェンジアップを捉え、左越えの適時二塁打。「タイミングを外されたが、うまく打つことができた」と語った。 安打がなかった10日からの阪神3連戦では、右翼手としての好守でチームを助けた。この日も三塁を狙った走者を、好中継でタッチアウトにするなど敗れた一戦でも存在感を示した。
◆先発マスクの伊藤光が攻守で東の白星をアシストした。1点リードの六回無死満塁の好機で左中間席へ自身初の満塁弾。「前の打席で三振していたのでやりかえすチャンスと思っていた。まさか入るとは」と本人も驚きの一発だった。守備でも好リードで2年目左腕の持ち味を引き出し、ラミレス監督は「彼がきょうのキーマン。よくやってくれた」と賛辞を贈った。 四回に逆転の7号2ランを放ったDeNA・ロペス 「本塁打は完璧な当たり。何としてもチャンスを生かしたいと思っていた」
◆先発の大野雄が6回11安打、今季ワーストの7失点で2敗目を喫した。前回7日の広島戦では完封勝利を挙げた左腕だが、四回に2ランを浴びると、六回は伊藤光に満塁打を浴びるなど、一気に5失点。「1点を嫌がり、大量失点になってしまった。普通に投げられていたが、(四回に)ロペスに2ランを打たれてから終始押されていた」と悔しがった。 中日・与田監督 「今日は力負け。やり直すしかない」 三回2死一、二塁で左越えに適時二塁打を放った中日・平田 「タイミングを外されたが、うまく打つことができた」
◆主催試合で史上最多、3万2056人の観衆が熱狂した横浜スタジアムで、昨季新人王が輝きを取り戻した。DeNA・東克樹投手(23)が、今季2度目の先発で6回1失点と好投し初勝利。「正直ホッとしています。1勝するだけでメンタル的にも楽になった」と白い歯を見せた。 三回に平田の適時二塁打で先制されたが、なお2死二、三塁のピンチで迎えたビシエドを内角直球で中飛に打ち取り、後続を断った。その後も内外角を丁寧に突き、白星をつかみとった。 エース級の期待を受けた迎えた今季は左肘の違和感で出遅れ、キャンプから2軍での調整が続いた。復帰した6日の巨人戦(横浜)は自己ワーストの3回8失点。昨季5戦5勝の相手に屈辱を味わい、この1週間は修正を徹底した。 投球前にグラブを構える位置を「リリースの時だけ力を入れられるように」と胸付近から下腹部に移動。ブルペンでは生命線となる相手打者の内角へのボールをイメージし、打席の手前に軌道を意識した布を敷いて投げるなど試行錯誤した。 12日の「母の日」。三重県在住の母・由紀さん(50)に花を手配しようとしてやめた。「(今季初勝利の)ボールでいい?」と聞くと「とりあえず野球に集中して」と返信があった。苦しい時に心を砕き、励ましてくれた母に最高の贈り物となった。 チームは依然借金10で最下位にいるが、昨季11勝を挙げた左腕の復調は何より頼もしい。「ここから波に乗っていければ」。球団マスコット人形とウイニングボールを大事そうに抱え、東は帰りの車に乗り込んだ。 (佐藤春佳)
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
巨人 |
21 | 16 | 1 | 0.568 (↓0.015) | - (-) |
105 | 199 (+8) | 152 (+13) | 50 (+2) | 21 (+1) |
0.268 (↑0.002) | 3.630 (↓0.12) |
2 (1↑) |
広島 |
21 | 18 | 1 | 0.538 (↑0.012) | 1 (↑1) |
103 | 151 (+9) | 162 (+7) | 38 (+2) | 24 (+1) |
0.240 (↑0.002) | 3.190 (↑0.02) |
2 (-) |
ヤクルト |
21 | 18 | 2 | 0.538 (↓0.015) | 1 (-) |
102 | 204 (+7) | 195 (+9) | 47 (-) | 17 (-) |
0.249 (↑0.001) | 4.230 (↓0.04) |
2 (1↑) |
阪神 |
21 | 18 | 2 | 0.538 (↑0.012) | 1 (↑1) |
102 | 168 (+13) | 174 (+8) | 31 (+5) | 26 (+1) |
0.245 (↑0.005) | 3.610 (↓0.1) |
5 (-) |
中日 |
17 | 21 | 0 | 0.447 (↓0.012) | 4.5 (-) |
105 | 139 (+2) | 147 (+8) | 26 (+1) | 24 (-) |
0.261 (↓0.002) | 3.780 (↓0.1) |
6 (-) |
DeNA |
14 | 24 | 0 | 0.368 (↑0.017) | 7.5 (↑1) |
105 | 141 (+8) | 172 (+2) | 44 (+3) | 7 (-) |
0.237 (↑0.004) | 4.120 (↑0.06) |
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