ソフトバンク(☆4対2★)ロッテ =リーグ戦8回戦(2019.05.11)・福岡ヤフオクドーム=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ロッテ
1000010002700
ソフトバンク
20010001X4813
勝利投手:千賀 滉大(4勝0敗0S)
(セーブ:森 唯斗(1勝2敗10S))
敗戦投手:ボルシンガー(1勝3敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】今宮 健太(7号・1回裏ソロ),デスパイネ(7号・1回裏ソロ),松田 宣浩(9号・8回裏ソロ)

  DAZN
◆ソフトバンクは1点を追う1回裏、今宮とデスパイネの2者連続本塁打で逆転に成功する。その後3-2で迎えた8回には、松田宣のソロでリードを広げた。投げては、先発・千賀が6回2失点で今季4勝目。敗れたロッテは、打線が再三の好機を生かしきれなかった。

◆ソフトバンク千賀滉大投手(26)はロッテ戦通算9勝3敗、防御率2・26。15年から17年にかけて7連勝するなど、同カードでは抜群の安定感を誇る。 チームは今季ロッテ戦で1勝6敗と苦戦を強いられているが、得意相手に好投してチームに白星をもたらすことができるか。

◆俳優の岡田健史(19)が始球式を行い、タカ・ガールデーに集まった女性ファンを剛球で魅了した。 小2で野球を始めた時にもらった背番号「23」をつけてマウンドへ。高校まで野球部で捕手をやっていたためか、テークバックの小さい捕手の送球のようなフォームから119キロの直球を投げ込んだ。 福岡県出身。「父とテレビや球場でホークスを応援していた。夢にまで見たヤフオクドームでやれた。ボール球と119キロだったので40点くらい。明日(12日)が20歳の誕生日なので、その前日に投げられて光栄。同じ捕手として甲斐選手は尊敬しています」とうれしそうに話した。

◆3連敗中のソフトバンクが1回、2者連続アーチですぐに逆転した。 初回にエース千賀滉大投手が1点を先制されたが、その裏2死走者なしから今宮健太内野手が右翼ホームランテラスのフェンスに直撃させる同点7号ソロ。「久しぶりの本塁打だったが、打った瞬間ホームランテラスに入ると思った。すぐに追いつけてよかった」と4月20日西武戦以来の1発を喜んだ。 続く4番アルフレド・デスパイネ外野手も同じように右翼方向へ飛ばし、スタンドギリギリへ運ぶ勝ち越し7号ソロ。「甘い球が来たら積極的に打ちにいこうと思っていた。いい角度上がってくれて、打ち損じないでしっかり芯でとらえられた」とコメントした。

◆タレント美舞(みぶき=24)が試合前にセレモニアルピッチを行った。この日女性ファン全員(ビジター席のぞく)に配布されたタカ・ガールユニホームを着て登場。大きく振りかぶり、171センチの長身から思い切り投げた。 人生初のマウンドからの投球はワンバウンド。「マウンドに立つと奥行きがあった。投手ってすごいなと思いました」と振り返った。 この日はタカ・ガールデーと同時にKBC九州朝日放送の人気深夜番組「ドォーモ」が毎年行っている「ドォーモデー」としても開催。同番組に出演している美舞が投手、三沢澄也アナウンサー(30)が捕手を務めた。

◆ロッテ角中勝也外野手(31)が日本の独立リーグ出身で初の1000安打を達成した。プロ通算では296人目。 6回2死一、二塁の好機でこの日4度目の打席へ。ソフトバンクの先発千賀に2ストライクと追い込まれてから、いつものようにノーステップ打法に変えた。ボール、ファウル、ボールでカウント2-2からの6球目の直球を引っ張り、ライナーで右前に落とした。 一塁上で達成記念ボードを掲げ、左翼席からの「角中」コールにヘルメットを取り、深々と一礼した。

◆ロッテ角中勝也外野手(31)が、独立リーグからドラフト指名された選手で初の1000安打を達成した。6回2死一、二塁、ソフトバンク先発千賀の追い込まれてからの速球を引っ張った。鋭い打球は右翼手の前へ。「独立リーグがなければNPBに入ってない可能性が大きい。『ありきたりですけど、入団した時はまさかここまで打てるとは思いませんでした』というコメントが一番似合う選手じゃないかと思います」と振り返った。 最後まで諦めず、コツコツと安打を積み重ねた。2ストライクからノーステップに変え、際どい球にくらいつく姿は、多くのファンをとりこにしてきた。「(粘るのは)前に飛ばないだけっす。自信はないっすよ。本当はやりたくないけど、やらないと1年間持たないんで。下半身がしんどいからしょうがない」というが、追い込まれてからの安打は479本。半数近くを2ストライクから放った。 この日もチームのバスとは別で球場に前乗りし、入念にストレッチをした後、ブルペンでバットを振った。そんな努力家は「あらためて思ったのが、2000本打つ人は普通じゃねーなと。そこまでは無理だと思うのであと500本を目指して頑張ります」。持ち前の粘り強さと勤勉さで、これからも安打を積み重ねていく。【久永壮真】 ▼通算1000安打=角中(ロッテ)11日のソフトバンク8回戦(ヤフオクドーム)の6回、千賀から右前打を放って達成。プロ野球297人目。初安打は07年7月26日のソフトバンク16回戦(ヤフードーム)で西山から。

◆ロッテ田村龍弘捕手(24)がアクシデントに見舞われ途中交代した。6回無死一塁、バスターエンドランを仕掛けた。打球は二塁ベースカバーに入ろうと動いた遊撃手、ソフトバンク今宮の逆をつくゴロ。今宮は田村を刺そうと懸命に送球したが内野安打となった。 その際、送球を捕球しようとした一塁手内川との接触を回避するため、田村は回り込むようにスライディングして右太もも裏を痛めた。右足を引きずりながら、ベンチへ戻りそのまま代走が送られた。 試合後、井口監督は「どうでしょうね。病院行って調べてますけど、ちょっと時間がかかるかもしれないですね」。好調のチームに思わぬアクシデントが降りかかった。

◆ソフトバンク・グラシアル内野手が好走塁で、4連敗阻止に貢献した。4回、一塁走者で続く内川の初球を相手先発のボルシンガーが暴投。捕手が三塁側へ大きく弾くと一気に三塁まで進み、内川の右犠飛で貴重な3点目を奪った。 グラシアルは「(捕手のミットから)それた瞬間に三塁へ行けると思ったので、スピードを緩めずに行きました。止まることなく走れた」と相手の隙を逃さなかった。

◆ロッテはあと1本が出ず連勝が4で止まった。 初回に無死満塁の好機をつくるも、併殺打の間の1点止まり。ソフトバンク先発千賀相手に6回まで毎回走者を出すなどいい流れは作れたが、2得点に終わった。 井口資仁監督は「1、2回で何とか勢いつけたかったけど、あそこで1点しか取れずずるずる行ってしまった。チャンスはいい形で作ったけど、取れなかったので最後の1本というところですかね」と悔やんだ。

◆ソフトバンクのストッパー森唯斗投手が2点差を守り、10セーブ目を挙げた。 9回2死二塁とピンチを背負ったが、中村奨を147キロの直球で空振り三振に仕留め、マウンドでほえた。「ずっとやられていたんで、絶対に抑えてやろうと思っていた」。8日の楽天戦(楽天生命パーク)では9回1死から5連打を浴び、サヨナラ負け。「しっかり仕事をやっていくだけ。今日はしっかりコースを突けた」と敗戦ショックも払しょくした。

◆頼れるエースだ。ソフトバンク千賀滉大投手(26)が自己ワーストの7四球を出しながらも6回を2点に抑え、自身4連勝でチームの連敗を3で止めた。この日はタカ・ガールデーで、4万178人のうち3万950人の女性ファンがヤフオクドームに詰めかけた。ピンクのユニホームを着た女性たちに、ナインは白星をプレゼント。チームは貯金を7にした。 初回から大ピンチだった。連打と四球で無死満塁。4番井上をカットボールで三塁ゴロ併殺に仕留め、続くレアードは空振り三振。ロッテに先制は許したが、最少失点で切り抜けた。「(調子が)なかなかよくなかった。今日はずっと迷子ちゃん。試合を壊さないことだけ。紙一重だった」と千賀は振り返った。 思うように制球できず、修正もできない。7四球はプロ9年で自己ワースト。6回まで毎回、得点圏に走者を背負った。「今日は無理。四球何個出そうが0点で抑える気持ちで」と踏ん張った。1点差に迫られた6回2死満塁では、井上に追い込んでから直球を2球ファウルにされたが、最後は高めのカットボールで右飛に打ち取った。 6回、130球。6安打、7四球、2暴投と荒れながらも2失点に食い止めた。倉野投手コーチは「今年の中では一番悪かった。昨年までなら間違いなく、大量失点していた。改めてメンタルの成長を感じた」とエースをほめ、工藤監督も「集中力を切らさず、投げきった」と評価した。 8、9日の仙台での楽天2連戦はチームに同行せず、福岡・筑後市のファーム施設で調整した。2試合連続サヨナラ負けは映像で見ていた。10日はロッテに完敗し、3連敗。「連敗を止める気持ちしかなかった」と、強い気持ちでマウンドへ上がった。 筑後では交流戦に向け、打撃練習を行った。室内練習場にある打撃マシンで、160キロも体感した。「プロの打者って本当にすごい。あれで動いたりする球を打てるんだから」。自分が投げるスピードを感じることで、ツーシームやフォークにも食らいついてくる強打者たちの技術の高さ、投手を倒そうとする思いを感じた。相手が強ければ強いほど、千賀もさらに上を目指す。チームの連敗を止め自身4連勝と結果も残した。崩れないエースが、チームを救った。【石橋隆雄】

◆パ・リーグ首位打者に立つソフトバンク今宮健太内野手(27)の7号同点弾をきっかけに苦手ロッテに逆転勝ちし、チームは連敗を3で止めた。 楽天戦の2戦連続サヨナラ負けから、前日(10日)は井口監督率いるロッテに大敗。今季、プロ10年目にして打撃開眼した「3番打者」が、柳田、中村晃らの故障禍に苦しむ打線をしっかりけん引する。今宮が、一振りで空気を変えた。1点を追う1回裏2死走者なし。2球で追い込まれた。3球目の141キロ直球。思い切り振り抜いた。打球は、右翼テラス席へ飛び込む同点の7号ソロとなった。「逆方向への意識はなかった。(相手先発のボルシンガーは)いやだなあ、と思いながら振った。ホームランはたまたまだけど、しっかりスイングができた」。続くデスパイネも右翼スタンドへ7号ソロを運び、逆転に成功した。 「連敗を止められたのが第一」と今宮は白い歯を見せたが、残り3打席は凡退。1発を放ったとはいえ、2打席目以降は三振、一ゴロに打ち取られ、ボルシンガーには打撃感覚が合わなかった。「次の対戦はしっかり考えていきたい」。反省も忘れなかった。 苦手投手の克服を誓うのは、好調の裏返しでもある。打率3割4分。リーグ首位打者を走る。レギュラーに定着した12年から昨年まで自身の最高打率は、昨年の2割6分6厘。開幕から快調な打撃をさらに持続させるために、尻込みしてはいられない。プロ10年目にしての「打撃開眼」は、誰よりも今宮自身が感じている。一本足のように垂直に左足を上げながら踏み込んでいくスタイルにたどり着くまで、試行錯誤の連続。右手リストの強さが災いし、過去9年は右手でバットをこねる動作が邪魔をしてきた。「おくり人」と呼ばれ、2番打者で犠打の男が、今は豪打ホークスの「3番」に座り続ける。「僕は柳田さんや(中村)晃さんみたいにはなれない。チャンスを広げる役割でやっていきたい」。リーグV奪回へ、背番号「6」が快音を響かせる。【佐竹英治】

◆新人のソフトバンク甲斐野央投手が2三振を含む3人斬りで、しっかり役割を果たした。 「やり返したというより、冷静に投げることができました」。7回、レアードを154キロの直球で見逃し三振。続く中村奨は自慢のフォークで空振り三振。清田は三ゴロに仕留めた。 開幕から13試合連続無失点だった男も、ここ3試合連続失点。9日の楽天戦(楽天生命パーク)ではプロ初黒星を喫していただけに、自信回復の登板になった。

◆毎年恒例のタカ・ガールデーに、4万178人のうちヤフオクドーム過去最高となる3万950人の女性ファンが集まった。 乳がん啓発のピンクリボン運動の一環として、試合前に甲斐野、森、ロッテ鳥越ヘッドコーチらが200人のファンに啓発グッズを手渡した。乳がん検診車では197人が無料のマンモグラフィー検診を受診。今回は初めて選手も白地にピンクのユニホームを着用し、甲斐はピンクのプロテクター姿。始球式は福岡出身の俳優岡田健史(19)が行い、黄色い声援を浴びていた。

◆ロッテの角中がプロ13年目で通算1000安打に到達した。六回2死一、二塁で千賀の速球を右前に運び、プロ初安打をマークした福岡で節目を迎えた。首位打者2度のヒットメーカーは「(初安打は)何となくだけど覚えている。今まで応援してくれた方に、喜んでもらえてうれしい」と率直な思いを口にした。  石川・日本航空二高(現日本航空石川高)から四国アイランドリーグを経て、2007年にロッテ入り。独立リーグ出身者では初の1000安打達成となり「独立リーグがなければ、NPBに入っていないと思う」と感慨深そうだった。

◆ロッテの井口監督は「一、二回で何とか勢いを付けたかったが、1点しか取れずにそのままずるずるいってしまった」と悔しがった。一回は無死満塁と攻めながら、井上の併殺打の間に奪った1点のみ。二回は1死二、三塁をふいにした。  制球に苦しんだ千賀に対して6回で130球を投げさせ、競り合いに持ち込んだが、計13残塁と消化不良。「食らいついて、球数を投げさせてという形だったが、チャンスで一本が出なかった」と話した。 ボルシンガー(6回3失点で3敗目) 「一回の2本のホームランが...。二回以降は粘りの投球で、何とかゲームはつくれたと思う」

◆ソフトバンクの千賀は毎回四球を与え、毎回得点圏に走者を背負ったが、6回6安打2失点(自責点1)で4勝目を挙げた。  自己ワーストの7四球と荒れたが、一回無死満塁、六回無死一、三塁をともに1点ずつで切り抜ける。チームは連敗を3でストップ。「絶対に止めること以外は考えていなかった」と、エースの意地をのぞかせた。今季は開幕から試合をつくり続け、防御率は1・26を誇る。工藤監督は「集中力を切らさないで投げ切ったのは今年の成長なのかな」と褒めた。

◆ソフトバンクは8、9日に2試合連続サヨナラ負けの屈辱を味わった救援陣が意地を示した。3試合連続失点中だったルーキーの甲斐野は、七回に登板し、2者連続三振など1回を完璧に救援。「やり返すというより、冷静に投げられて良かった」とプロ初黒星から立ち直った様子だった。  九回は森がしのぎ、10セーブ目を挙げた。前回登板の8日に3失点した守護神は「しっかりコースを突けたのが良かった。チームが勝てるように自分の仕事をやるだけ」と力強く言った。 ソフトバンク・倉野投手コーチ(1回無失点の甲斐野に) 「結果を出すことが一番の薬。3人で抑えたのがすごく良かった」

◆白球がピンク色の波に乗って弧を描き、場内が黄色い歓声に包まれる。過去最多の女性ファンの前で、首位のソフトバンクが中軸のアーチで3連敗を止めた。苦しいムードを、今宮が変えた。  「まず、連敗を止められてよかった。真ん中に来た球をしっかりスイングできました」  1点を先制されて迎えた一回二死、右翼ホームランテラスへの7号ソロで反撃した。工藤監督が「チームの士気が上がった。『よし、いくぞ』と盛り上がった」と振り返る同点弾に、デスパイネが続いた。初球を2者連続で右翼席に勝ち越し7号ソロ。1点リードの八回、松田宣の右越え9号ソロで勝利に近づいた。今季2度目のクリーンアップそろい踏み。ロッテ戦の4連敗も止めた。  福岡で今季初開催の「タカガールデー」で、選手も初めて「ピンクリボンユニホーム」を着用した。満員の4万178人のうち、女性はヤフオクドーム史上最多の3万950人。その支持も抜群の今宮が最初に歓声を浴びた。左膝肉離れの柳田に代わって「3番」を務め、柳田級の打率・340で現在、首位打者。守備の名手が1月の自主トレから打撃に時間を割いた成果は明らかだ。  今季は試合後の帰宅時間も遅い。主力の離脱が相次ぐ中、自身も左太もも裏に古傷を抱えて必死にケア。「あとはトレーニングも。今季は疲れていてもしっかりやると決めた。昨年、けがをして、大切さがすごく分かった」とチームを支える27歳がこの日も光った。  「柳田さんみたいには無理だけど、自分なりにチャンスを広げ、走者をかえしたい」  急造クリーンアップとは呼ばせない一発攻勢。1オクターブ高い声援とともに、王者のたくましさが蘇った。 (安藤理) 八回に右越えの9号ソロを放ったソフトバンク・松田宣 「感じは悪かったけど、食らいついた。黄色い声援がホームランテラスに運んでくれた。ピンクは好きな色。あしたもタカガールデーなので頑張ります」

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
21142 0.600
(↑0.012)
-
(-)
106158
(+4)
131
(+2)
47
(+3)
36
(-)
0.259
(-)
3.090
(↑0.05)
2
(-)
日本ハム
18162 0.529
(↑0.014)
2.5
(-)
107140
(+8)
135
(-)
21
(+1)
14
(-)
0.248
(↑0.003)
3.620
(↑0.11)
3
(1↓)
ロッテ
17171 0.500
(↓0.015)
3.5
(↓1)
108145
(+2)
145
(+4)
40
(-)
31
(-)
0.242
(↓0.001)
3.720
(↓0.02)
3
(1↓)
楽天
17171 0.500
(↓0.015)
3.5
(↓1)
108176
(+3)
160
(+6)
41
(-)
11
(-)
0.258
(↓0.001)
4.320
(↓0.06)
5
(-)
西武
15191 0.441
(↓0.014)
5.5
(↓1)
108176
(-)
196
(+8)
38
(-)
38
(-)
0.244
(↓0.003)
4.960
(↓0.07)
6
(-)
ORIX
14193 0.424
(↑0.018)
6
(-)
107117
(+6)
145
(+3)
29
(-)
34
(+2)
0.225
(↑0.002)
3.730
(↑0.03)