西武(☆7対6★)楽天 =リーグ戦5回戦(2019.05.04)・メットライフドーム=
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楽天
0021011010061520
西武
20100100201X71112
勝利投手:増田 達至(2勝0敗4S)
敗戦投手:宋 家豪(0勝1敗0S)

本塁打
【西武】森 友哉(5号・6回裏ソロ),メヒア(3号・9回裏2ラン)

  DAZN
◆西武は2点ビハインドの9回裏、代打・メヒアが起死回生の2ランを放ち、試合を振り出しに戻す。そのまま迎えた延長11回、2死二塁から金子侑が適時打を放って試合を決めた。2回無失点と好救援を見せた増田が今季2勝目。敗れた楽天は、救援陣が踏ん張れなかった。

◆この日1軍登録された楽天今江年晶内野手(35)が「7番三塁」で先発する。 キャンプ直前に「右眼球中心性漿液(しょうえき)性脈絡網膜症」と診断され2軍調整が続いていた。この日の試合前練習の円陣で「最近、調子悪いけど、今まで通り楽しくやりましょう」と笑顔であいさつ。チームに明るい雰囲気をもたらした。平石監督も「目も体のコンディションを含めて十分勝負できると判断しました。戻ってきてくれてありがたい」とベテランの活躍に期待した。

◆この日1軍登録された楽天今江年晶内野手(35)が「7番三塁」で先発出場し、初安打を放った。 1点を追う4回1死、西武先発多和田の2球目、外角144キロ直球を鮮やかに中前にはじき返した。 今江はキャンプ直前に「右眼球中心性漿液(しょうえき)性脈絡網膜症」と診断され2軍調整が続いていた。この日の試合前練習の円陣で「最近、調子悪いけど、今まで通り楽しくやりましょう」と笑顔であいさつ。チームに明るい雰囲気をもたらした。平石監督も「目も体のコンディションを含めて十分勝負できると判断しました。戻ってきてくれてありがたい」とベテランの活躍に期待した。

◆この日1軍登録された楽天今江年晶内野手(35)が「7番三塁」で先発し、適時打2本を含む3安打を放った。 4-4の7回2死一、三塁、西武平井の7球目、低め127キロスライダーをしぶとく中前に運ぶ勝ち越し適時打。同点の6回無死二塁にも西武先発多和田から左前に適時打を放ち「体が反応しました。いいところに飛んでくれました」と笑顔。4回1死には中前打を放っており、復帰即猛打賞とした。 今季はキャンプ直前に「右眼球中心性漿液(しょうえき)性脈絡網膜症」と診断され、2軍調整が続いていた。この日の試合前練習の円陣で「最近、調子悪いけど、今まで通り楽しくやりましょう」と笑顔であいさつ。チームに明るい雰囲気をもたらした。平石監督も「目も体のコンディションを含めて十分勝負できると判断しました。戻ってきてくれてありがたい」とベテランの活躍に期待した。

◆西武は1回に2点を先制。楽天は3回、島内の適時打で同点としたが、西武はその裏、山川の遊ゴロの間に1点を勝ち越した。 楽天は4回に同点とし、6回に今季初先発の今江が勝ち越し適時打を放った。西武はその裏、森の5号ソロで再び追いついた。 楽天は7回、今江がこの日2本目の適時打を放ち、勝ち越した。西武は2点を追う9回1死一塁、メヒアが同点弾。延長に入った。 西武は延長11回2死二塁から金子侑が中前に運び、勝利した。楽天は救援陣が踏ん張れず、連日のサヨナラ負けを喫した。 西武増田が2勝目、楽天宋家豪は1敗目。

◆西武の1番金子侑司外野手がサヨナラ打を放った。延長11回2死二塁、詰まらせながらも中前へ落とした。 17年9月以来のサヨナラ打にチームメートから手荒い祝福を受け「食らいついて、何とかしたいと思っていた」と振り返った。快足を買われ今季は全試合で1番起用。ここまで14盗塁を重ねる一方で、打率は2割2分7厘と苦しんでいる。そんな中での殊勲打は「やらないと使ってもらっている監督に顔向けできない」と恩返しの一打となった。

◆今季1軍初昇格の楽天今江年晶内野手が「7番三塁」でスタメン出場し、不調のチームに刺激をもたらした。「チームのスパイスになりたい」と臨んだ復帰戦で、2度の勝ち越し打を含む3安打2打点。ベテランが存在感を見せつけた。 試合前練習の円陣で「最近、調子悪いけど、今まで通り楽しくやりましょう」と笑顔であいさつし、チームに明るい雰囲気をもたらした。試合に入れば同点の6回に「体が反応しました。いいところに飛んでくれた」。と多和田から左前適時打。再び同点とされた7回2死一、三塁には平井の低めスライダーをしぶとく中前に適時打を放った。 キャンプ直前、物がゆがんで見えるという「右眼球中心性漿液(しょうえき)性脈絡網膜症」と診断された。2軍調整が続き、しっかりと見えるようになったのも「この2週間くらい」という。それでも先発起用に応えたベテランに、平石監督も「チームが苦しい中、勇気を与える見事な働きを見せてくれた」と満足げな表情だった。 喜びは最後に悔しさに変わった。10回、先頭の西武中村の打球をはじいて出塁を許した。結果的に、この走者が試合を決めた。「1つのミスからそうなるんでね...」と悔やんだ。チームは2戦連続サヨナラ負けで貯金を使い果たし、日本ハム、西武と並ぶ2位タイとなった。今江がスパイスとなり、再浮上を目指す。【鈴木正章】

◆西武が中村剛也内野手(35)の2度にわたる激走で、延長サヨナラ勝ちをもぎとった。延長11回、金子侑の中前打で二塁から全力疾走。際どいタイミングながらも滑り込んで、サヨナラ走者として生還した。 この回先頭で出塁した際、セーフ判定に関してリクエストを呼び込み、楽天に"おかわり"リクエストをさせなかった。チームは今季楽天から初勝利。勝率を5割に戻し、同率で3チーム並ぶ2位タイに浮上した。二塁にいた中村は、サヨナラのホームを狙っていた。「2ストライクだったんで、(金子侑がバットを)振ったらゴーという感じだった」。2死でカウントは2ストライク。金子侑が詰まらせふわりと上がった打球にも、迷いなくスタートを切った。三塁を勢いよく蹴り込み、足から滑らせながら左手で本塁をタッチ。サヨナラを足で呼び込んだのは、身長175センチ、体重102キロの中村だった。 そもそも足で勝ち取った出塁だった。その回、先頭で打席に立つと強振した打球は三塁へ。今江が取りこぼして投げ直す中、一塁へ全力疾走。コンマ数秒の差でのセーフ判定に、楽天平石監督からリクエストの要望。リプレー検証の結果は判定どおりだった。ルール上、延長戦でのリクエスト失敗は1度のみ。「とにかく全力で走りました」と大粒の汗を流しながら快走が、次の本塁クロスプレーで相手にリクエストをさせないことにもつながった。 平成では、最多となる6度の本塁打王のタイトルを持つ、希代のホームランバッター。その強打に隠れた走塁センスは、歴代の西武監督が認める中村の武器だ。犠打で二塁進塁した際、代走が出ても不思議ではない場面だったが、辻監督は「中村は打球判断にたけている。その走塁センスにかけました」と動かなかった。その判断が、楽天からの今季初勝利と、同率で3チーム並ぶ2位浮上につながった。 勝利の陰の立役者は、本職のバットでは今季勝負を避けられる場面もあり、12四球で打率2割1分7厘と伸び悩んでいる。通算本塁打は389本と、過去18人しか達成していない400本塁打まであと11本。「もっと打てるように頑張ります」。次は全力疾走不要のアーチで、ダイヤモンドを1周する。【栗田成芳】

◆楽天・美馬学投手(32)が4日、西武5回戦(メットライフ)に先発し、5-4で迎えた七回の投球練習時に、何らかの症状を訴えて緊急降板した。  美馬は六回まで西武打線を7安打4失点。4-3の六回1死で森に左越え同点ソロを浴びたが、終始ていねいな投球を続けていた。楽天は美馬に代わり、青山が2番手で登板した。

◆楽天・今江年晶内野手(35)が4日、西武5回戦(メットライフ)で今季初めて出場選手登録され「7番・三塁」でスタメン出場。4-4の七回2死一、三塁から勝ち越しの中前適時打を放ち、4打数3安打2打点と活躍した。  四回に中前打で今季初ヒット。3-3で迎えた六回には勝ち越しの左前適時打を放ち「打ったのはツーシーム。体が反応しました。いいところに飛んでくれましたね」と笑顔をみせた。  1月29日に仙台市内の病院で診察を受け「右眼球中心性漿液性脈絡網膜症」と診断。目が見えづらい症状を訴え、以降は1軍に帯同していなかったが、プロ18年目のベテランが意地をみせた。

◆入団4年目の楽天・石橋が、5日の西武戦(メットライフ)でプロ初先発を果たす。今季は1年目の2016年以来、3年ぶりに1軍戦出場。中継ぎで9試合に登板して2勝1敗、防御率4・97の右腕は「(先発は)チャンスだと思った。とにかく引かないよう向かっていきたい。低めの内角へ思い切って投げきりたいです」と攻めの投球を誓った。

◆楽天は2試合連続で延長の末にサヨナラ負けを喫した。延長十一回、失策からピンチを背負った6番手の宋家豪が金子侑に中前へ決勝打を浴びた。移動を挟み4時間を超えるゲームを2日続けて落とした平石監督は「やれることはやっている。みんな粘り強くやってくれている」と疲労の色をにじませた。  打線は粘り強く援護したが、投手陣が2度のリードを守れなかった。6-4の九回、代打メヒアに同点2ランを許した松井は「あそこで切らないと」と声を絞り出し、うつむいた。

◆中6日で5日の楽天戦(メットライフ)に先発する西武・今井は「前回は粘り強く投げられた。変えずにいきたいです」と自身2度目の3連勝を目指す。前回登板した4月28日のオリックス戦は、7回8安打2失点で3勝目(2敗)。先発要員の1人として「八、九回までいけるようにしたい」と中継ぎ、抑えの負担を減らす投球をこころがけた。

◆右目の不調を訴えて出遅れていた楽天の今江が先発で今季初出場し、3安打2打点と活躍した。ともに同点の六回と七回に適時打をマークして打線を引っ張った。  ただ、延長十一回に三塁の守備で敗戦につながる失策を犯し「一つのミスからこうなるんですよね」と言葉少な。それでも平石監督は「見事な働きをしてくれた。いい姿を見せてくれた」と目を細めた。

◆西武のメヒアが起死回生の一発でチームを救った。4-6の九回1死一塁から代打で出場し、松井のチェンジアップを右越えへ運ぶ同点の3号2ラン。延長戦に持ち込んでサヨナラ勝ちにつなげ「自分の仕事を勝ちにつなげることができた」と誇った。  今季は代打での起用が続き「今までやったことがないので、野球人生で一番難しい役割」と言う。そんな中でも集中力を発揮。辻監督は「ヒーローはメヒアだ」と賛辞を贈った。

◆メヒアが値千金の同点弾をたたき出した。2点を追う九回1死一塁の場面に代打で登場。抑えの松井から右越えに同点の3号2ランを放ち「自分の仕事を勝ちにつなげられてよかった」と表情を崩した。出番に備えて四回から素振りを開始。試合後はサヨナラ打の金子侑とお立ち台に上がり、ファンの大声援に笑顔で応えた。

◆西武は4日、楽天5回戦(メットライフ)に延長十一回、7-6でサヨナラ勝ちした。金子侑司外野手(29)が2死二塁で、中前へ適時打。今季は1番に定着しながら低打率に苦しんでいる男が、執念の一打を放った。チームは楽天から今季初勝利を挙げて14勝14敗の勝率5割とし、楽天、日本ハムと並んで今季最高となる2位に浮上した。  4時間25分の激闘にけりをつける強振。詰まった打球が中前に落ち、二走・中村が巨体を揺すって懸命に生還した。サヨナラ打の金子侑は、歓喜の大ジャンプだ。  「食らいついて何とかしたかった。やっぱりサヨナラはいいですね」  延長十一回、2死二塁で殊勲の一打。チームメートにペットボトルの水をかけられ、頭をぬらしながら喜びにひたった。  2017年9月18日のソフトバンク戦(メットライフ)以来、2シーズンぶり3度目のサヨナラ打。意地と執念の一打だった。今季の西武は、昨季まで10年在籍していた浅村が楽天へFA移籍したことで打順を変更。秋山が1番から3番に移り、主に9番だった金子侑は1番に定着した。  開幕直後は好調だったが、徐々に打率が低下。試合前の時点で・221だった。辻監督はこの試合の中盤には、代打を出そうと考えていた。  調子の上がらない金子侑は「思い切って、毎日自分の精いっぱいを出していこうと。朝起きて思っています」と、毎日起床時に自分を鼓舞することを日課にしている。そんな思いを、必死の一打で結実させた。  自慢の俊足は快調で、七回2死から二盗に成功。今季14盗塁はリーグトップを独走している。  「ずっと使っていただいている。本当にやらないと。チームの勝利につながるように」と金子侑。このサヨナラ勝ちで勝率を5割に戻し、今季最高の2位に浮上した。首位・ソフトバンクとは3・5ゲーム差。「1番・金子侑」が本物になったとき、西武が連勝街道を突き進む。 (山口泰弘)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
18112 0.621
(↑0.014)
-
(-)
112127
(+4)
100
(-)
36
(-)
30
(+3)
0.255
(↑0.002)
2.710
(↑0.08)
2
(2↑)
西武
14141 0.500
(↑0.019)
3.5
(-)
114158
(+7)
156
(+6)
35
(+2)
35
(+2)
0.254
(-)
4.720
(↓0.01)
2
(-)
日本ハム
14142 0.500
(↓0.019)
3.5
(↓1)
113116
(+2)
122
(+3)
18
(+1)
13
(+2)
0.247
(-)
3.900
(↑0.02)
2
(-)
楽天
14141 0.500
(↓0.019)
3.5
(↓1)
114147
(+6)
128
(+7)
32
(-)
10
(+1)
0.254
(↑0.004
4.070
(↓0.01)
5
(-)
ロッテ
13151 0.464
(↑0.02)
4.5
(-)
114111
(+3)
128
(+2)
32
(-)
23
(+1)
0.237
(↑0.002)
3.950
(↑0.07)
6
(-)
ORIX
11163 0.407
(↓0.016)
6
(↓1)
11393
(-)
118
(+4)
22
(-)
30
(-)
0.223
(↓0.003)
3.640
(↓0.02)