西武(★2対7☆)日本ハム =リーグ戦4回戦(2019.05.01)・メットライフドーム=
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日本ハム
20302000071000
西武
0100010002612
勝利投手:ロドリゲス(2勝1敗0S)
敗戦投手:髙橋 光成(2勝3敗0S)

本塁打
【西武】山川 穂高(12号・2回裏ソロ),秋山 翔吾(2号・6回裏ソロ)

  DAZN
◆日本ハムは初回、中田と田中賢介の連続適時打で2点を先制する。その後は、3回表に西川の適時打などで3点を加えると、5回には近藤の適時打でリードを広げた。投げては、3番手・ロドリゲスが今季2勝目。敗れた西武は、先発・高橋光が3回途中5失点と乱調だった。

◆日本ハムは1回、中田の適時打などで2点を先制。西武は2回、山川の12号ソロで反撃。3回、日本ハムが3点奪い、突き放した。 日本ハムは5回、近藤の適時打で2点を追加。6回までに2桁安打とし、リードを6点に広げた。西武は6回、秋山が2号ソロ。 日本ハムが継投で逃げ切り、貯金を1とした。西武は好機をつくったが、主導権を1度も握ることができず2連敗となった。日本ハム・ロドリゲスが2勝目、西武高橋光は3敗目。

◆日本ハム清水優心捕手(22)が今季初安打を放った。9番で先発出場した5回1死の第3打席。西武2番手の左腕佐野から右中間を破る二塁打をマークした。 1月下旬に腰椎椎間板ヘルニア及び嚢腫(のうしゅ)の手術を受けた。リハビリを経て、4月27日のソフトバンク戦(札幌ドーム)で1軍昇格を果たし、先発マスクもかぶった。この日が1軍昇格後3試合目、5打席目で初安打を記録した。

◆日本ハム西川遥輝外野手(27)がリードを広げる適時打を放った。 2点をリードする3回2死満塁、相手先発の高橋光から、左前へと運ぶ2点適時打を放った。 「(打った球は)インコース甘めの真っすぐだと思います。あの場面で追加点が取れたことは大きかったと思いますし、いいところに抜けてくれました」と話した。

◆午後6時34分。西武山川穂高内野手が、パ・リーグ令和1号を放った。 2点を追う2回先頭の打席だった。6球目、チェンジアップを左中間スタンドへ12号ソロを運んだ。この打席、2球目の直球を天井直撃大ファウルにしており、本塁打の雰囲気は醸し出していた。ダイヤモンドを1周し、辻発彦監督が毛筆で書いた「祝 令和 初本塁打」のボードを受け取ると、こちらも令和初のどすこいポーズは同6時35分。「令和1号を打ててよかったです!」をコメントした。

◆日本ハム田中賢介内野手(37)が2点目の適時二塁打を放った。 1点を先制した直後の初回2死二塁で、先発高橋光の強いボールに負けず、右翼線へ運んだ。 「(打った球は)カットボールです。うまくバットを振り切れました。2点目につながって、よかったです」と話した。

◆日本ハム杉谷拳士内野手(28)が「令和」初いじりを受けた。 試合前の練習中、打撃練習を終えた杉谷が二塁ベース付近で走塁練習を行っていると「みなさま、ただいま走塁練習を行っておりますのは、北海道日本ハムファイターズの杉谷拳士選手です。令和初登場のメットライフドーム。みなさま、ともに過ごすこの時間をお忘れすることなく」とメットライフドームで恒例となったウグイス嬢からの「いじり」を受けた。 さらに杉谷が志願して臨んだ2度目の打撃練習では、「みなさま、お待たせしました杉谷選手がバッティング練習に戻ってまいりました。今日は令和の初日。令和記念のラスト3球をどうぞお見逃しなく。大きな打球がスタンドに飛び込む場合がございます。みなさまどうぞご注意ください」と2度目のいじりを受けた。 ファンからは大歓声が上がり、スタンドを大いに盛り上げた。

◆日本ハム中田翔内野手(30)が先制の適時打を放った。初回2死二塁、西武先発の高橋光から左翼前へポトリと落とした。 新元号「令和」となってからチーム初の適時打に「序盤だから、まだまだこれからだけど、後もつながったし、チャンスでしっかり点を取れて良かった」と話した。

◆日本ハム中田翔内野手の決勝打で「令和」チーム初勝利を挙げた。初回2死二塁で、先発高橋光から左翼前へぽとりと落とす先制の適時打を放った。 新元号になり初の一打に「チームメートがつないでくれたチャンスなので感謝したい」。自身10試合連続安打については「明日、明後日につながると思う」と話した。

◆西武は「令和」初戦を勝利で飾ることができなかった。先発高橋光成投手が初回から打ち込まれた。3回には4四球を出して自滅。2回2/37安打5四死球5失点で降板となった。 前回登板では、平成最後の本拠地開催試合で炎上しており、雪辱を誓っていたが「2回連続で同じことを繰り返してしまいました。何も言うことができないです」と悔やんでも悔やみきれなかった。

◆西武山川がパ・リーグ令和1号を放った。2点を追う2回、先頭で打席に入ると、日本ハム堀の6球目チェンジアップを捉え、弾丸ライナーを左中間スタンドへ突き刺した。1点差に詰め寄る12号ソロ。2球目の直球を天井直撃の大ファウルにしており、本塁打の雰囲気は醸し出していた。ベンチ前では辻監督の直筆で「祝 令和初本塁打」と書かれたボードを掲げながら、どすこいポーズを決めた。チームが敗れ、反撃ののろしとはならなかったが、新時代の幕開けに名を刻んだ。 平成最後の試合(4月29日)に続く連発で、本塁打数は独走状態。「負けたら何の意味もないですよ」というが、ハイペースをキープしている。「ストライクになるボールをしっかりと見られている。だからボール球にも手を出さないでいられている」と手応えを口にした。

◆日本ハム栗山英樹監督(58)が6回の攻撃中に、令和時代では"1号"となるリクエストを要求した。 無死一塁で平沼が送りバントを試みたが、三塁手の西武中村が好フィールディングで一塁走者を二塁で刺したプレーについて、リクエストした。午後8時11分から14分まで検証が行われた結果、判定は覆らず、アウト。令和初のリクエスト失敗となった。   栗山監督 (6回無死一塁で平沼のバントで二塁封殺をされた瞬間の午後8時11分に令和初のリクエスト。結果は覆らず失敗)「令和初の失敗? でも、セーフに見えたし、ナベ(渡辺=間一髪アウトの一塁走者)の思いを考えたら、行かないと行けないだろ」

◆日本ハムが新戦術「ショート・スターター」で令和時代の初戦を快勝した。前カードまでブルペン要員だった今季初先発の堀は、左の好打者をそろえる西武打線を相手に2回1/3を2安打1失点。左手人さし指の皮がめくれたため、3回途中降板となったが玉井が好救援でリカバー。4回からは第2先発として心身とも試合前から準備していたロドリゲスが、中盤3イニングを秋山のソロ本塁打のみに抑えた。 先発が序盤に崩れ、中継ぎ陣が流れを止められなかった西武とは対照的に、あらかじめ決めていた投手起用プランの中で、ムダな失点を防ぎながら守り切れた。打線も5回までに7得点と投手陣を頼もしく援護。これまで、同様の戦術で臨んだ9試合は5回までに2得点が最多。新戦術で投打がかみ合うケースは初で、チームは新時代の1勝を手にした。再び貯金も1。栗山監督は「みんなが自分の役割を必死にやってくれた」と手応えを口にした。

◆主砲の一打で活気づいた日本ハムが、新元号のスタートを白星で飾った。 1日の西武4回戦(メットライフドーム)で、4番中田翔内野手(30)が初回2死二塁から決勝打となる先制適時打を放った。令和での初試合に2安打で10試合連続安打をマーク。主軸に引っ張られた打線が2試合連続2桁安打で打ち勝ち、貯金1で単独3位となった。 これがキャプテンだ。新時代初勝利を中田のバットが引き寄せた。初回2死二塁の第1打席。西武先発右腕、高橋光にカウント2-2と追い込まれながら、しぶとく左翼前へ落とす先制の適時打。新元号での初打点に「あともつながったし、チャンスでしっかり点を取れて良かった。チームメートがつないでくれたチャンスなので感謝したい」と、一丸の勝利を喜んだ。 3月29日、オリックスとの開幕戦(札幌ドーム)でサヨナラ満塁弾を放った。翌日にも一発が飛び出すなど、開幕から状態の良さが続いていた。しかし、4打数無安打に終わった4月7日以降、バットが湿りがちになっていた。不動の4番が、4月17日オリックス戦で今季初めて近藤に4番の座を譲った。「(打てずに)苦しんでいる人間が僕も含めている」と話すなどチームを気に掛けながら、復調へもがいてきた。 この日2安打で、4月18日オリックス戦(ほっともっと神戸)から10試合連続安打を記録した。この間、打率3割5分9厘。城石打撃コーチは「打席の中ですごく集中できている。状態はすごくいい」と目を細める。栗山監督が「先に行くのが大事」と力説した先取点をたたき出す、4番の仕事だった。中田は「ここという時に打点を稼げるようにどんどん打っていきたい」と気を引き締める。 4月22日には節目の30歳を迎えた。「自分のことはどうでもいい」と言い続ける主将2年目。「令和として1日目にチームとしていいスタートが切れた。ファンのみなさんに喜んでもらえるような試合をしたい」。チーム最多打点を20としたが、日本一奪還という最大の目標はまだ先にある。新時代「令和」でも大将がチームを引っ張っていく。【山崎純一】

◆1日の西武-日本ハム4回戦(メットライフ)で、日本ハム・西川遙輝外野手(27)が3-1で迎えた三回2死満塁から左前2点適時打を放った。日本ハムは5-1とリードを広げた。  今季9年目の西川は、4月終了時で全26試合に出場して打率・276、1本塁打、6打点で4盗塁を決めている。  日本ハム打線は続く大田が四球で出塁して2死満塁。西武先発の高橋光は降板した。

◆西武・山川穂高内野手(27)が1日、日本ハム4回戦(メットライフ)で"令和1号"を放ち、「令和1号を打ててよかったです!」と喜んだ。2点を追う二回先頭で堀の外角高め、133キロのチェンジアップを左中間席に運んだ。ダイヤモンドを一周すると試合前に「令和1号? そりゃあ確率で言えば、アグー(山川)でしょう」と予想を的中させた辻監督が笑顔でお出迎え。ボール型の記念ボードを掲げながら、今季からの新パフォーマンス「どすこいポーズ」を決めた。

◆日本ハム・中田翔内野手(30)が1日、西武4回戦(メットライフ)の一回に10試合連続安打を放った。一回2死二塁で西武先発の高橋光から先制の左前タイムリー。4月18日のオリックス戦(ほっと神戸)から続く連続試合安打を10に伸ばした。打点は4試合連続。

◆1日の西武-日本ハム4回戦(メットライフ)で、日本ハムが2桁安打を記録した。5-1で迎えた五回1死満塁から、近藤がチーム10本目のヒットとなる中前2点適時打。日本ハムは7-1とリードを広げ、スタメン全選手が出塁した。

◆1日の西武-日本ハム4回戦(メットライフ)で、日本ハム先発の堀瑞樹投手(21)が2回1/3を2安打1失点で降板。2-0で迎えた二回無死で山川に左越えソロ本塁打を浴びたが、ショートスターターの役割を果たしてマウンドを降りた。  三回無死で源田を三ゴロに打ち取った後、木田投手チーフコーチとトレーナーがマウンドへ。日本ハムはここで玉井にスイッチした。  堀は広島新庄高からドラフト1位で入団。3年目の今季は中継ぎで10試合に登板し、1日は初先発だった。

◆西武・高橋光成投手(22)が1日、日本ハム4回戦(メットライフ)に先発した。一回、中田の左前適時打と田中の適時二塁打で2点を失うと、三回には押し出し四球と西川に2点打を浴び、三回途中7安打5失点でKOとなった。  高橋光は、平成最後のホームゲームとなった4月21日のソフトバンク戦で4回6失点。令和初戦でも期待を裏切る結果となり、「2回連続で同じことを繰り返してしまいました。何も言うことができないです」とコメントした。

◆日本ハムの堀が今季初先発し、三回途中まで1失点で降板した。左人さし指の皮がむけて降板を申し出たといい「厳しいと思った。(無理に投げて)迷惑をかけたくない」と淡々と話した。  4月28日の中継ぎ登板から中2日で臨み「まじか、とは思った。でもそんなに緊張はなかった」と言う。思い切りよく、一回は三者凡退に抑えた。次回登板に向け「任せられたところでしっかり投げたい」と意気込んだ。 栗山監督(令和初戦に勝利) 「時代が変わったので、こっちの流れにならないかと勝手に思っている。いい方にいけばいい」 日本ハム・木田投手チーフコーチ(堀に) 「立ち上がりからいい投球だった。いろいろなことが起こるが、全員で戦っていくしかない」 田中賢(今季2試合目の先発出場で一回に適時二塁打) 「うまくバットを振り切れた。2点目につながって良かった」

◆中田が一回2死二塁で先制の左前適時打。10試合連続安打でチームの令和初打点もマークした。「追い込まれていたので、打てる球を積極的にいこうと思った」という好調の4番は三回にも中前打を放ち、5打数2安打1打点。4月半ばまでの低迷を脱出し、10試合で打率・194から・257に上昇した。

◆先発の高橋光は今季最短の2回2/3を7安打5失点で降板し、3敗目(2勝)を喫した。三回に連続四球などで2死満塁のピンチを招くと、押し出し四球と西川の2点打で3失点。4月21日のソフトバンク戦での4回6失点に続く乱調に「2試合連続で同じことを繰り返してしまった。何も言うことができないです」と肩を落とした。

◆パ・リーグの令和最初の本塁打は、やはり、この男だった。「平成最後の本塁打王」の西武・山川穂高内野手(27)が2点を追う二回、左中間席へソロ。リーグ単独トップの12号だ。  「浮いた球だったので何とか当てられて強く振れた」  ダイヤモンドを一周すると、辻監督直筆の『祝 令和 初本塁打』と記された記念ボードを掲げながら、令和初の"どすこいポーズ"を決めた。  試合に敗れたが、平成最後の試合となった4月29日のオリックス戦に続き、元号をまたいでの2試合連発。これで9試合連続打点と状態を上げているが、試合後は普段通りに室内練習場へ。貪欲な主砲が、プロ野球史上初の「元号またぎの本塁打王」へ加速する。 (花里雄太)

◆日本ハムの令和最初の勝利は、継投策がズバリとハマった。  「やってやろうと思った。いつも通り抑えることを心がけました」と今季初先発の堀。4月28日の中継ぎ登板から中2日で2回1/3を投げ、2安打1失点で降板した。  この日の先発まで救援で10試合に登板していた左腕は三回、左手人さし指の皮がはがれて緊急降板となったが、役割は果たした。  今季の日本ハムは、救援投手が先発で短いイニングを投げ、2番手以降で先発投手が投げる「オープナー」を採用。敗れた試合もあったが、2番手以降の投手も粘投し、開幕27試合目で初めて成功した。  チームは貯金を1とした。3番手でマウンドに上がり、3回1失点で2勝目を挙げた先発右腕のロドリゲスは「チームが必要なところで投げる」と与えられた場所でフル回転する覚悟だ。  投手起用や極端な守備シフトなど、今季は新戦術を続々と繰り出す栗山監督も「時代が変わったので、こっちの流れにならないかと勝手に思っている。いい方にいけばいい」と手応えをつかんだ。 (山口泰弘)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
15112 0.577
(↓0.023)
-
(-)
115110
(-)
89
(+9)
32
(-)
22
(-)
0.251
(↓0.002)
2.780
(↓0.19)
2
(-)
楽天
14111 0.560
(↑0.018)
0.5
(↓1)
117130
(+9)
108
(-)
28
(-)
9
(-)
0.253
(↑0.004)
3.900
(↑0.15)
3
(-)
日本ハム
13122 0.520
(↑0.02)
1.5
(↑1)
116101
(+7)
111
(+2)
14
(-)
9
(-)
0.241
(↑0.001
3.890
(↑0.08)
4
(1↓)
西武
12131 0.480
(↓0.02)
2.5
(-)
117143
(+2)
137
(+7)
29
(+2)
31
(+1)
0.257
(↓0.002)
4.570
(↓0.06)
4
(1↑)
ロッテ
12131 0.480
(↑0.022)
2.5
(↑1)
117106
(+4)
121
(-)
31
(-)
21
(-)
0.237
(-)
4.130
(↑0.17)
6
(-)
ORIX
9153 0.375
(↓0.016)
5
(-)
11688
(-)
112
(+4)
22
(-)
29
(-)
0.228
(-)
3.820
(↑0.03)