阪神(☆8対3★)広島 =リーグ戦4回戦(2019.04.30)・阪神甲子園球場=
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広島
0000000303511
阪神
11010032X81100
勝利投手:秋山 拓巳(1勝1敗0S)
敗戦投手:アドゥワ 誠(0勝1敗0S)

本塁打
【広島】バティスタ(4号・8回表3ラン)

  DAZN
◆阪神は初回、福留が押し出し四球を選び先制する。その後は2回裏に糸原の適時打、4回には近本の適時三塁打が飛び出すなど、終わってみれば11安打で8得点を挙げた。投げては、先発・秋山が7回無失点の好投で今季初勝利。敗れた広島は、投打がかみ合わず3連敗を喫した。

◆阪神は初回、広島アドゥワの4四球で無安打で先制。2回は糸原の左前適時打で追加点。今季2戦目の先発秋山は3回まで無失点。

◆阪神は平成最終日となった30日、広島戦(甲子園)の入場者に「観戦証明書」をプレゼントした。 証明書には「平成最後の一戦 観戦証明書」と記されている。また、ファンクラブ会員を対象に平成の阪神ベストナイン投票を実施。その結果が証明書で発表された。5月1日の広島戦(甲子園)では「令和最初の一戦 観戦証明書」がプレゼントされる。 平成ベストナインの結果は以下の通り。 先発  ランディ・メッセンジャー 中継ぎ ジェフ・ウィリアムス 抑え  藤川球児   捕手  矢野燿大 一塁  トーマス・オマリー 二塁  和田豊 三塁  今岡誠 遊撃  鳥谷敬 左翼  金本知憲 中堅  赤星憲広 右翼  福留孝介   代打  桧山進次郎   ※阪神在籍時の登録名

◆阪神糸原健斗内野手(26)が貴重な追加点をもぎ取った。1点リードの2回2死一、二塁。広島アドゥワの9球目直球をレフト前に運んだ。 糸原は「追加点の欲しい場面だったので、何としても打つという気持ちで食らいついていきました。まだ序盤なので、攻守で貢献できるように頑張ります」とコメントした。

◆元阪神・井川慶が、平成の阪神を代表する投手として「平成最後のファーストピッチ」と題した始球式を務めた。縦縞ユニホームを身にまとって登場し、場内に「キャッチャー矢野」とアナウンスが流れると虎党からより大きな歓声が湧いた。 ともに選手として優勝を味わった矢野監督とのバッテリーが一夜限りで復活。ノーバウンドでミットに収めた井川は「懐かしいなと思いました。自分も気分が良かった。幸せな時間でした」。ボールが高めにいったことには「新球だと浮く可能性が高いです。ワンバンより良いかな」と冗談を飛ばした。 井川は99年5月2日の広島戦(甲子園)でプロ初登板。04年10月4日の広島戦(広島市民球場)で史上71人目となるノーヒットノーランを達成と、初物の相手は広島が多かった。その広島戦での「登板」に「当時から縁を感じていました。ファームでも良く対戦していましたし、縁を感じます」。 03年に球団史上初となる最優秀バッテリー賞を獲得した2人。「復刻バッテリー」はファンへのサプライズ演出として行われた。井川は、矢野監督との思い出に03年の東京ドームでの開幕戦を挙げた。「2000年、2001年はあまり組んでいなかったけど、組んで結果が出て。そのイメージがあります。『好きな球を投げろ』と言われていた。矢野さんのサインに首は振りませんでした」と当時を思い起した。 「矢野さんが監督になって、現役時代に選手だった人がコーチになって、時代が変わったなと思う。1歩1歩やっていく姿を楽しみにしています」と影から先輩にエールを送っていた。 井川は17年に独立リーグの兵庫ブルーサンダースを退団後、トレーニングを続けている。

◆阪神が3連勝。秋山が7回3安打無失点で、今季初勝利をマークした。打線は1回に押し出し四球で先制。2回と4回に加点した。7回には3点を奪い、8回には糸原の適時三塁打で2点を挙げた。広島は投手陣が振るわず3連敗。

◆阪神近本光司外野手(24)が11試合連続安打をマークした。2点リードの4回2死二塁から広島アドゥワの初球スライダーをふり抜き打球は右中間へ。 快足を飛ばしてタイムリー三塁打とした。阪神新人の連続安打は、01年赤星の12試合がドラフト制導入後最多。新人記録まであと1試合に迫った近本は「(木浪)聖也がいい形で打ってくれたので、自分もいいイメージを持って打つことができました。追加点の欲しい場面で打つことができて良かったです」と振り返った。

◆広島アドゥワ誠投手(20)が6四球で自滅した。1回に押し出し四球を含む4四球。我慢の投球を続けたが、5回4安打3失点で球数が105球に達し、無念の降板となった。 令和という新時代に向け「日本一を目指してがんばりたい」と話していたが、勢いをつけることはできなかった。

◆広島サビエル・バティスタ外野手が平成最後となる4号3ランを放った。6点ビハインドの8回2死一、三塁で阪神島本の速球を左翼席へ運び、3点を返した。自身3試合連続アーチとなった。 この日はセ・リーグ3試合が行われ、阪神-広島戦は唯一のナイターゲーム。バティスタの一発が平成プロ野球最後の本塁打となった。平成第1号は巨人原(現監督)。

◆広島サビエル・バティスタ外野手(27)が3戦連発となる4号3ランを放った。6点を追う8回2死一、三塁。阪神2番手島本のストレートを、130メートル先の左中間スタンドにライナーで突き刺した。 「狙い球をしぼって、しっかりとコンパクトにスイングすることができた」と話した。

◆広島は3連敗で平成を締めくくり、単独5位に後退した。 不調の田中広を1番、頭部死球から復帰した松山を5番で起用したが、両者ともに4打数無安打。 緒方孝市監督(50)は、2人の打撃コーチと今後について話し合った模様。田中広について「状態がよくないのが続いている」、松山について「内容がよくなかった」と話した。令和最初の試合は、打線をさらに改造して巻き返しを狙う見込みだ。

◆阪神秋山拓巳投手(28)が、平成最後のマウンドで完全復活した。7回をわずか3安打無失点。変化球を主体とした投球で、広島打線に的を絞らせなかった。 「平成最後の日でナイターはうちだけ。名前が残るな、とずっと思っていました。それをいいふうに捉えて迎えられたので、いいピッチングにつながったかなと思います。平成最後に勝てて良かったです」 復帰初戦となった4月11日のDeNA戦は、6回9安打5失点で敗戦。この日は7回に唯一の四球で2死一、二塁を招いたピンチで、代打西川を二ゴロに仕留めるなど安定感を示した。昨年6月7日のオリックス戦以来の白星で、願い通り平成最後の勝利投手。「平成」と口にするたびに笑みがこぼれた。 悔しい1年だった。17年に12勝を挙げながらも、昨季は5勝にとどまり、10月に右膝のクリーニング手術を受けた。取材を受けるたび「開幕ローテを目指す」と力強く口にしてきたが、近い関係者には「5月ごろになるかもしれない」ともらしたこともあった。着実にリハビリを続けたからこそ今がある。寒い12月も何度もブルペン入り。キャンプは2軍スタートで最終日には100球近くを投げ込んだ。実戦では1イニングずつ増やし、後退することはなかった。想定よりも早く、平成最後の日に間に合わせた。 「しっかりここからローテーションに入れたら。多少はそういう姿を見せられた。まだまだ上がってくると思いますし、練習していけたらと思います」。矢野監督も「前回よりも球も走ってたし、キレもあった。安心できる投球。もちろんまだ行けたのもあったけど、次につながる形で終わっておくという、ね」と期待。10年目の右腕が、令和で勝利を積み重ねる。【磯綾乃】

◆阪神が平成最後の試合を白星で締めくくった。甲子園での広島戦は打線が機能して8得点。ドラフト1位の近本光司外野手(24)は11試合連続安打となる適時三塁打など5打席すべて出塁。同3位の木浪聖也内野手(24)とともにマルチ安打の暴れっぷり。矢野阪神を象徴する「キナチカ」で今季2度目の3連勝。勢いに乗って令和に突入する!平成最後の日に期待のルーキーたちが輝きを放った。2点リードの4回。2死二塁の場面だ。1番近本が広島アドゥワの初球スライダーを「待ってました」とばかりにフルスイングした。しっかりと捉えた打球は、グングンと伸びて右翼手鈴木の頭上を越えた。 「(木浪)聖也がいい形で打ってくれたので、自分もいいイメージを持って打つことができた。追加点の欲しい場面で打つことができて良かったです」 中越え二塁打を放った木浪に続けとばかりに会心の適時三塁打。ルーキー2人で貴重な3点目をもぎ取った。近本は両手を突き上げてお決まりとなったガッツポーズで大声援に応える。01年赤星が記録した阪神新人の連続安打に、あと1と迫る11試合連続のヒットだ。 新時代の幕開けを予感させる新リードオフマンの活躍だ。近本は、8回にも右前打を放ちマルチ安打をマーク。それ以外の打席では3つの四球を選ぶなど1番打者の役割をしっかりと果たした。リーグトップの3三塁打に、4番大山に並ぶチームトップの15打点。自慢の足に加えて、勝負強さと長打力も併せ持つ。開幕から甲子園の全10試合でヒットを放つなど、本拠地での相性の良さも大きな魅力だ。 矢野阪神の象徴となりつつある近本について矢野監督は「簡単に終わらないというのも近本の持ち味。本当にチームの1つのピースとしては大きい働きをしてくれている」と、目を細める。令和元年のシーズンに虎に入団したことも何かの運命か。近本は「令和も頑張ります!」と笑顔で誓った。これで3連勝で単独4位に浮上。新時代を迎えるタイガースには令和のスター候補がいる。【桝井聡】

◆阪神矢野燿大監督がミラクルなリクエスト2連発成功で「平成最後の白星」をたぐり寄せた。ワンプレーもおろそかにしない。 3点リードの7回。先頭バティスタの強烈な打球を三塁大山がはじく。だが、カバーした木浪が捕って送球。須山一塁塁審は1度は両手を広げたが、指揮官がベンチを飛び出し、アウトに覆った。 8回も3点差に詰め寄られた直後、鈴木のゴロはボテボテで遊撃前へ。木浪が体勢を崩しながらも一塁送球したが、内野安打のジャッジ。だが、再びリクエストで、間一髪の遊ゴロに変わった。反撃ムードを断つ好判断。球際を制した。 矢野監督は「ここから見ても、どっちもアウトに見えた。1個目は(大山)悠輔がうまくワンタッチしたというのはあった。(木浪)聖也が2つともしっかりしたスローと無駄のない動きでアウトにした。行ったときも自信を持っていった。不安もあったけどね」と話した。前日29日も中日戦(ナゴヤドーム)の1回に二塁内野安打が二ゴロに変わるリクエストを成功させるなど積極的なタクトが奏功する。 チームは広島に快勝し、甲子園での連敗を3で食い止めた。新元号の令和を象徴するように若手が躍動した。「すごく歴史に残る場所で、こうやって監督として戦わせてもらっている意識はある。区切りのなかでしっかり戦いたいというのはあった。平成最後、勝って終われたし、令和でもね、年号変わってもいいスタートを切れるように明日、頑張ります」。勝率5割復帰に王手。平成は30年間で9度、最下位に沈むなど、苦戦した。新時代こそ光をもたらす。【酒井俊作】

◆阪神が平成最後の試合を快勝し、3連勝で単独4位とした。矢野燿大監督の試合後の談話は以下の通り。-秋山が7回無失点 前回も粘っては投げてくれてたんですけど、前回以上に今回は調子良く、ゼロでいってくれた。見ていても安心できる投球でした。 -打線が上向きだ 結果的にチームが乗っていける点の取り方はできたと思うけど全体の反省としては、前半でもうちょっと早く崩すことができた。でも、ちょっとずつみんながいい場面でヒットを打ったりすると状態は上がってくる。いい試合になった。 -1軍昇格した高山の安打から追加点を奪った ファームで頑張っていたのは、もちろん分かっていた。ここでポンと1本出るか出ないかでは全然違うしね。明日は(福留)孝介を休ませようと思っていたので、そういうところで1本出て、明日スタメンで行く形でいけると思う。 -前日4月29日にナゴヤドームでも試みたが、迷いなくリクエストしている そうやね。見ていてアウトに見える。ナゴヤドームの時は(視界が)縦で見えない。マルテがアピールしてくれたから出せた。ここは自分のところから結構、見える場所。ちゅうちょなく、大事な場面やったし。 -平成最後の日に勝利 毎日、勝ちたい。年号もというのは気持ちのなかにあった。(年号も)変わるところなんで、また、明日いいスタートを切りたい。

◆阪神ジェフリー・マルテ内野手は4打数無安打とほろ苦いの甲子園デビューとなった。 1、2打席目はともに併殺打で、3打席目は空振り三振など見せ場はなし。1軍デビューとなった前日29日の中日戦は4打席目の9回に初安打をマークしたが、この日は8回の守備でベンチに退いた。

◆阪神が平成最後に行われたプロ野球を今季2度目の3連勝で締めくくった。平成最初の試合でも破った広島を甲子園に迎えた一戦。秋山拓巳投手(28)は7回3安打無失点で今季初勝利を挙げた。勢いに乗って令和を迎える。秋山、糸原、福留の3選手がお立ち台に上がった。-今季2度目のマウンドで初勝利 秋山 久しぶりにお立ち台に立って、最高の景色だなと、あらためて感じてます。 -昨年6月7日のオリックス戦以来の白星だ 秋山 久しぶりすぎて、すみません。 -投球を振り返った 秋山 梅野と悔いのないような球をしっかり投げていこうと話してたんで、1球1球、平成最後ですし、気持ちを込めて投げました。 -味方の援護もあった 秋山 ほんとによかったです。ありがとうございます。 -悔いのないようにと梅野選手と話したが 秋山 打たれてからじゃ遅いんで、打たれる前にできることをしようという、やっぱり、ボールにも伝わると思うんで、今日は気持ちがボールに乗ったと思います。 -平成のプロ野球最後の勝利投手 秋山 正直、狙ってたんで、記録に残るかなと思ってうれしい気持ちです。 -打のヒーロー、まずはキャプテン糸原選手。2回に粘っての左前打 糸原 粘ることは自分の持ち味なので、しっかりそこでタイムリーが打てて、よかったかなと思います。 -打席に入る前の思いは 糸原 秋山さんが頑張っていたので、絶対打ってやるって気持ちで打ちました。 -チームリーダーらしいコメントだ 糸原 隣にすごい方がいるので、ちょっと緊張しています。 -どんな思いで12連戦を戦っているか 糸原 チームひとつになって頑張っているので、また温かい声援よろしくお願いします。 -キャプテンという重責担っている 糸原 チームに迷惑ばかりかけてるので、しっかりこれからも仕事して、頑張っていきたいなと思います。 -糸原さんがちょっと福留さんが横にいるので緊張していると話していたが 福留 ほとんどウソですね。 -ウソ? 福留 全然緊張もしてない。 -今年の糸原さんはどんなキャプテンか 福留 素晴らしいキャプテンだと思います。 -旧キャプテンはそういうふうに言ってますよ 糸原 思い切りやれって言われてるので、明日からも思いっきりやりたいと思います。 -先制の押し出し、あの場面も冷静だった 福留 初回相手からちょっともらったチャンスだったので、なんとかしてという思いで、そこでほんとに選べてよかったです。 -7回無死二、三塁で打席に 福留 楽な場面だったんで、かえそうと思って、もうそれだけです。 -秋山投手には大きな援護点 福留 秋山もね、ケガしてからちょっと頑張って、また復帰してっていう、誕生日同じなので、なんとかして援護してやりたいなと思ってたんでね。 -平成最後のプロ野球ということで、何か意識はしたか 福留 いや、特に意識はしてなかったんですけど、プロ入って、最初のヒットが二塁打で、平成最後のヒットが二塁打っていうのはまたなんかな、と思いながら、打席にいました。 -令和に向けて一言 秋山 甲子園6連戦初日、しっかりチームに貢献できたのでまずはよかったなあと思ってます。 糸原 明日からも頑張るので、応援よろしくお願いします。 福留 明日から令和です。頑張ります。

◆阪神「8番遊撃」で先発した木浪聖也内野手が好守と2安打で躍動した。 7回にバティスタの強烈な打球を三塁大山がはじいたが、木浪はすかさず反応して一塁送球。当初セーフの判定は矢野監督のリクエストによりアウトに。「守備を大事にしているので、集中してギリギリでアウトを取れたのは大きかった」。 4回1死では3点目につながるフェンス直撃の中越え二塁打。「思い切っていくことしか考えていなかった。今はたまたま打てているだけなので、これから」と控えめだった。

◆広島が3連敗で平成を締めくくった。先発アドゥワ誠投手(20)が6四球で自滅し、5回3失点。救援陣も踏ん張れず、8回にサビエル・バティスタ外野手(27)が「平成ラスト弾」となる4号3ランを放ったが及ばなかった。首位に4・5ゲーム差の単独5位に後退。それでも緒方孝市監督(50)は前だけを見据えた。平成の借りは、令和で返す。緒方監督が勝負をかけた打線が沈黙を続けた。 不調の田中広を1番、頭部死球から復帰した松山を5番で起用したが、両者とも無安打。投手陣の失点をカバーできない。8回にバティスタが4号3ランを放ったが、反撃もそこまでだった。試合後、2人の打撃コーチと今後について話し合った模様。田中広について「状態がよくないのが続いている」、松山について「内容がよくなかった」と話し、静かにバスに乗り込んだ。 平成の時代を勝負に明け暮れてきた。カープ一筋。現役時代は95年から3年連続で盗塁王に輝き、俊足強打の外野手として一時代を築いた。一方でけがとの闘いも続き、何度も体にメスを入れた。右膝、右足首、腰、右肘に傷痕が残る。監督就任後は16年から3年連続優勝したが、今季は開幕から5カード連続で負け越し、一時は最下位に沈んだ。いいこともあれば、悪いこともあった。 3連敗で5位に後退したが、やることは変えない。ホームゲームでは誰より早く準備を始める。ナイターでも午前8時台に球場入りし、全球団の映像を見て研究を進める。「前のカードだけ見ていても、その選手がなぜそういう状態なのかわからないから」。深酒で気分をリセットするより、徹底的に反省し、研究して次の一手を考える。勝とうが、負けようが、同じだ。 試合前、平成ラストゲームに向け、かみしめるように話していた。「過去を振り返るのか、前を向くのか...。振り返れば(平成は)あっという間。これまで経験してきたことを、新しい時代に生かしていく。令和? 意識せんね。1試合1試合必死にやっているだけだから」。 チーム状態はいいとはいえない。田中広は打率1割6分8厘、松山は1割4分。現状を受け入れた上で、次の一手を考えていく。【村野森】

◆ベテラン阪神福留孝介外野手が援護の一打を放った。「しっかりと援護できて良かった広島戦は何点あってもいい」。 3点リードの7回無死二、三塁で中堅へタイムリー二塁打。前回敵地マツダスタジアムで行われた3連戦では2勝1敗と勝ち越した。今回も先勝し「すごくいい形で取れたのはいいことじゃないですか」。昨年、10勝15敗と負け越した相手に逆襲する。

◆阪神キャプテン糸原健斗内野手が2本の適時打を放った。 2回2死一、二塁で「粘って食らいついた」と左前打で2点目をたたき出した。さらに8回無死二、三塁からダメ押しの三塁打。「最後もラッキーですけど、タイムリーになって良かった」と勝負強さが光った。 チームの平成最後の打点を記録。「明日から令和なので、令和もいっぱい打てるように頑張ります」と新時代での活躍を誓った。

◆広島サビエル・バティスタ外野手が「平成ラスト弾」となる4号3ランを放った。 6点を追う8回2死一、三塁。阪神2番手島本のストレートを、130メートル先の左中間スタンドにライナーで突き刺した。3戦連続の1発は平成4万5238本目。元号が変わることは知らなかったが「名前が残るのはうれしい」と話した。 令和時代に向け「明日も打ちたい。勝つためにはまだまだ足りない」と意気込んだ。

◆阪神が平成最後の試合を快勝し、3連勝で単独4位とした。矢野燿大監督の試合後の談話は以下の通り。 -秋山が7回無失点 前回も粘っては投げてくれてたんですけど、前回以上に今回は調子良く、ゼロでいってくれた。見ていても安心できる投球でした。 -打線が上向きだ 結果的にチームが乗っていける点の取り方はできたと思うけど全体の反省としては、前半でもうちょっと早く崩すことができた。でも、ちょっとずつみんながいい場面でヒットを打ったりすると状態は上がってくる。いい試合になった。 -1軍昇格した高山の安打から追加点を奪った ファームで頑張っていたのは、もちろん分かっていた。ここでポンと1本出るか出ないかでは全然違うしね。明日は(福留)孝介を休ませようと思っていたので、そういうところで1本出て、明日スタメンで行く形でいけると思う。 -前日4月29日にナゴヤドームでも試みたが、迷いなくリクエストしている そうやね。見ていてアウトに見える。ナゴヤドームの時は(視界が)縦で見えない。マルテがアピールしてくれたから出せた。ここは自分のところから結構、見える場所。ちゅうちょなく、大事な場面やったし。 -平成最後の日に勝利 毎日、勝ちたい。年号もというのは気持ちのなかにあった。(年号も)変わるところなんで、また、明日いいスタートを切りたい。

◆阪神OBの井川慶氏(39)が30日、広島戦(甲子園)で試合前に『平成最後のファーストピッチ』を行った。  歓声を浴びながら背番号「29」のタテジマ姿で登場し、コンビを組んで阪神で一時代を築いた矢野燿大監督(50)の構えたミットへ高め直球を投げ込んだ。「全てが懐かしい。自分も気分がよかったです」と声を弾ませた。  2003年には20勝を挙げて最多勝に輝き、エースとして同年と05年のリーグ優勝に貢献。平成の阪神を頂点へと導いた左腕は「オールスターまで(勝率)5割くらいでいけたら絶対にチャンスがある。できれば貯金もできれば。最下位からのスタートなので、一歩一歩やっていく姿を自分は楽しみにしています」とチームへエールを送った。

◆阪神は平成最後となった30日、甲子園で広島と対戦。一回に無安打で先制した。  一回、広島の先発・アドゥワに対して先頭の近本はストレートの四球で出ると、続く糸原は2球で追い込まれながらも粘り10球目で四球。さらに糸井も四球を選んで無死満塁とした。ここで4番・大山は空振り三振に倒れるも、続く福留が押しだし四球を選んで先制に成功した。さらに1死満塁からマルテは三ゴロで併殺に倒れたが、阪神は平成最後の勝利に向けてさい先のいい1点を奪った。

◆阪神のD1位・近本光司外野手(24)=大阪ガス=が30日の広島戦で1番・中堅で先発。2-0の四回2死二塁から11戦連続安打となる適時三塁打を放った。  「打ったのはスライダー。(木浪)聖也がいい形で打ってくれたので、自分もいいイメージを持って打つことができました。追加点の欲しい場面で打つことができてよかったです」  四回1死から同じ新人のD3位・木浪聖也内野手(ホンダ)が中越え二塁打を放ち、2死二塁となってから近本が打席へ。ここで初球から思い切りよくバットを振ると、大きな当たりは右中間を抜ける適時三塁打となった。  虎の黄金ルーキーはこれで18日ヤクルト戦(神宮)から11戦連続安打とした。

◆プロ野球は30日、セ・リーグの3試合が行われ、平成時代の公式戦を終えた。平成最後の本塁打は広島のバティスタが阪神戦の八回に放った3試合連続となる4号3ランだった。  球団別の勝利数では巨人が2263勝で1位、2位は西武の2220勝、3位はダイエー時代を含めたソフトバンクの2142勝。リーグ優勝回数でも巨人が12度で最多となり、11度の西武が2位だった。  日本シリーズの優勝回数はソフトバンクの7度が最多だが、出場回数では巨人と西武が10度ずつで最多を誇った。  個人成績では広島と阪神でプレーした金本知憲が2539安打、476本塁打、1521打点と3部門で最多をマーク。最多勝は山本昌の214勝、最多セーブは岩瀬仁紀の407セーブと中日勢がトップだった。  監督の通算勝利数はヤクルトの黄金時代をつくり阪神、楽天でも指揮を執った野村克也が1053勝で1位。2位は中日、阪神、楽天の星野仙一の1034勝、3位はソフトバンクの王貞治の968勝で、4位に巨人の現役監督を務める原辰徳が963勝で入り、5位は近鉄、オリックスの仰木彬の914勝だった。

◆阪神は平成最後の試合を白星で飾った。打線が機能して8得点。3連勝となり、矢野監督は「年号が令和に変わっても、いいスタートが切れるように頑張る」と目尻を下げた。  七回に2点二塁打を放った福留は「すごくいい形で取れたというのはいいこと。広島相手には何点あってもいい」と誇った。

◆脳振とう特例措置で21日に出場選手登録を外れた広島の松山が「5番・左翼」で復帰したが、4打数無安打に終わった。20日のDeNA戦で受けた頭部への死球の影響は「全くない」と話した。  日本野球機構が作成したガイドラインに従った段階的な練習をクリアし、通常の10日間を待たずに再登録された。「結果が出ていないので、とにかく、明日頑張る」と気持ちを切り替えた。

◆--平成ラストゲームを快勝  矢野監督 「いい勝ち方ができましたし、いい流れで明日もいける。ナイスゲームでした」  --先発に勝ち星がついてきた  「先発投手に勝ちがついて、最後をドリスで締めるのが、チームにとっても一番いい勝ち方なんで。きょうは打線がよく取ってくれたので。そういう投手を出さずに行けたのも大きいですね」  --近本、糸原で9出塁  「近本も本当にいい働きをしてくれたし、健斗(糸原)もね。いい場面でよく打ってくれた。欲を言えばね、前半でもうちょっと点を取っておけば...というところもありましたけど。いい場面でよく打ってくれました」

◆阪神OBで平成最後のセ・リーグ20勝投手、井川慶投手が「平成最後のファーストピッチ」を行い、捕手役を務めた矢野監督に直球を投げた。03、05年のリーグ優勝に貢献したバッテリーの復活。「全てが懐かしい」と声を弾ませ、虎に向けては「球宴まで(勝率)5割くらいなら絶対にチャンスがある」と話した。自身の今後については「プロ野球は難しいかな。他の形でできればいい」と話した。

◆昨夜の甲子園、試合は平成最後の『観戦証明書』というスペシャル・カードが配布されました。トラ番キャップ大石豊佳は「これはとてもイイ記念になると思います」と伝えてきた。"ありがとう平成"というメモリアルで、ぎっしりと満員で熱気ムンムンでした。  思い出したくはないが、今年の甲子園は4月19~21日に巨人に3連敗。うち2試合で完封負けだった。3試合で17失点と季節外れのお中元を惜しげもなくあげてしまって...それ以来の本拠地でのゲームですから、ちょっと生暖かい浜風が不気味でした。  しかし、常に元気印の司令塔役の大石は「今日は近本に注目しておいてください。練習でもキビキビしてましたから...」という。ホントか...平成最後の試合なんだぜ...とちょっと悪態をついてみたが、昭和61年生まれの大石は「ま、見ててください」とリンとして念をおしてきた。  で、プレーボールがかかって...厳粛な気持ちに包まれて、かなり緊張してモニターテレビの前...すると初回にアドゥワ投手がストライクが入りません。で、四球の連続...ところが説明するのも情けない。4四球でタッタの1点しかとれない。  験(しるし)無き物を念(おも)はずは 一坏(つき)の濁れる酒を 飲むべく有るらし...と万葉集には書いてある。要するに、考えても仕方のない物思いなどクヨクヨせずに、一杯の濁り酒を飲むほうがいいヮと大伴旅人は詠んだわけです。  二回もいきなりエラーと四球でもらったチャンスを糸原がヒット。しかし...この日はクリーンアップが"試合進行係"で6番に入ったマルテまでがゲッツー一手販売だよ。これじゃヤケ酒をあおりたくもなるでしょ。  四回には木浪の二塁打と近本の三塁打で...3点目。アノ広島だよ。グズグズしてる間に大量点をとって、トドメをさす展開のゲームをしないといけないのに誰がアクセルとブレーキを間違って踏んでるんだ! と思わず叫びたくなったのです。  平成7年生まれのトラ番織原祥平は、これまた試合前にウレシイ電話をくれた。  「秋山投手と梅野捕手のバッテリーは同学年コンビで呼吸もピッタリですから、ノッていくでしょう。大丈夫。アテにしておいてください」  まぁなぁ...いくら織原記者にいわれても...相手はエンジンのかかってきた「5月のカープ(鯉)」だぜ。うっかり背中をみせるとケサ懸けにバッサリ! だからなぁ。  だが...秋山がすごかった。グイグイ投げた。  そういえば昼に鳴尾浜の残留組の練習を取材した昭和62年生まれの新里公章の電話も実は熱かったんです。  「D6位ルーキーの湯浅京己(あつき)投手(BCL富山)が、目を輝かせて『5月1日の令和元年の試合(2軍戦)に投げます。頑張りマス!』といってました。彼も本格派の右腕ですので楽しみにしておいてください」。もちろんだぞ。  七回裏にやっと糸井、大山、福留の豪打が出て3点をもぎとり...秋山の豪腕ぶりからもう大丈夫と思ったら...八回に赤ヘル打線が3点の逆襲で...おいおいとなった。その直後の八回裏に代打・高山の久々の快打とまた近本が痛打に、トドメは糸原の三塁打でもう甲子園は ♪六甲おろしに颯爽と! の大合唱だ。  かくて阪神は皆さま、お約束通り平成最後の試合に快勝! まさに万葉集にいう「初春の令月にして気淑(よ)く風和(やわら)ぎ...」万事をなすのによい...というのにふさわしい勝利となりました。

◆巷では『平成最後』であふれていた平成31年4月30日。ということで『プロ野球 平成最後大賞』の発表~!! パチパチパチ!!  まず、平成最後の勝利チーム賞は阪神タイガース!! オ~ッ!! そして平成最後の勝利投手賞は7回3安打無失点の秋山拓巳投手!! おめでとう!!  平成最後の盗塁賞に輝いたのは11試合連続ヒットを記録した近本光司選手!! 平成最後の犠牲フライ賞は「梅ちゃんバズーカ」の梅野隆太郎捕手!! さらにさらに、平成最後の二塁打賞に輝いたのは昭和生まれの頼れる大ベテラン、福留孝介様!! 平成最後の三塁打賞は虎のキャプテン、糸原健斗選手!!  平成最後のホームラン賞は...。あ、時間の関係で割愛させていただきま~す(だって広島のバティスタって悔しいじゃないのさ)。平成最後の勝利のジェット風船賞は、苦しいときも弱いときも阪神を愛し続けた全国の虎党の皆さんで~す!!  さあ虎党の皆さん、令和の時代の平和と、阪神優勝の夢を乗せてジェット風船を希望の空へ。それ~!! 六甲おろしにさっそうと~ 蒼天翔ける日輪の~ 平成アリガトウ!! そして令和コンニチハ!! 日本は頑張るぞ~!!

◆阪神の藤原崇起オーナー(67)=電鉄本社会長=が生観戦。試合後、報道陣に「平成最後の勝利チームが阪神」と声をかけられ「おめでたい。ありがとうございます。みなさんに喜んでいただいて、よかったです」と満面の笑み。「素晴らしい試合でした。きょう、そう(平成最後)思って来ていただいたお客さんもいると思いますし(チームとして)"いいかっこ"出来てよかった。風船もたくさん上がって、よかったです」と上機嫌で帰路についた。

◆バティスタが八回に3戦連発となる4号3ランを放ち、平成最後の本塁打をマーク。ただドミニカ共和国出身の本人、同郷のフェリシアーノ通訳もこの日で元号が変わることを知らなかった。報道陣から説明され、記念の一本の意味を理解すると「もちろん、うれしい」と控えめに喜んだ。チームは8連勝の後に3連敗。昨季25本塁打を放った27歳は「明日も打ちたい」。勝利につながる令和1号に意欲をのぞかせた。

◆平成最後の甲子園のマウンドで躍動した。秋山が今季2度目のマウンドで完全復調した。7回3安打無失点。白星の喜びを噛みしめながら、お立ち台でニヤリと笑った。  「正直、狙っていたので。記録に残るかな、と思って。うれしい気持ちです」  最大のピンチは七回。1死から鈴木に低めの130キロスライダーを左前に運ばれると2死後、安部に四球を与え、一、二塁に。代打・西川に対し、3球目の低めのフォークで二ゴロに打ち取って、山場を乗り越えた。  「平成最後の日で、ナイターもうちだけだったので、勝てば名前が残るとずっと思っていた」  5勝10敗に終わった昨季。シーズン中から右膝の状態が悪く、10月に手術した。術後もすべてが順調だったわけではない。寒い日には、うまく体を動かせない日も...。  「よくなってきたかなと思っても、天候に左右されたりして。思うようにいかなくて『本当に治るのかな』と不安でした。我慢して我慢して、やっとここまでこれた」  練習メニューにランニングが組み込めない分、体重の維持にも気を使った。炭水化物を減らし、少ない量でも満腹感を得られるようによく噛んで食べるようにした。「一人暮らしなので細かく管理はできないけど、できる限りのことはやろうと」。日常生活から、我慢の日々。焦りも不安も乗り越えて、やっと手にした1勝に安堵の笑顔だ。  勝利は、昨年6月7日のオリックス戦(甲子園)以来327日ぶり。矢野監督も「見ていても安心できるような投球でした」と称賛した。  「この1勝だけじゃないので。これからローテーションに入れたら、そこから仕事をするというのが1番。まだまだ上がってくると思う。練習していきたいと思います」  元号の節目でつかんだ今季初勝利。令和での飛躍を、今季最多の4万6543人の観衆に約束した。 (織原祥平)

◆平成のプロ野球が30日、幕を閉じた。唯一のナイターだった阪神が広島に8-3で快勝。ドラフト1位・近本光司外野手(24)=大阪ガス=が四回に11試合連続安打となる適時三塁打を放ち、右膝手術明けの秋山拓巳投手(28)が7回無失点で327日ぶりの白星をあげた。矢野燿大監督(50)は「いいスタートを切れるように」と新時代に手応え。3連勝で単独4位浮上。令和の虎は明るいぞ!  平成6年生まれのルーキーが、ラストゲームを彩った。快足を飛ばす姿が令和の虎を明るく照らす。D1位・近本が適時三塁打で貴重な追加点をたたき出した。塁上で照れくさそうに笑う。平成を最高の笑顔で終えた。  「自分の中ではフェンスに当たっているかなと思ったんですけど、当たっていなかったので。悔しいというか"ノーパワー"やなと思いました」  2点リードの四回1死、D3位・木浪が左中間フェンス直撃の二塁打でチャンスメーク。2死となって、近本だ。「聖也が打ってくれて、いいイメージで入れた」。初球に狙いを定めると、128キロスライダーを強振。右中間を深々と破る適時三塁打は、リーグトップの3本目となった。  八回無死一塁でも右前打を放ち、2得点を演出。連続試合安打も「11」にまで伸ばし、球団新人最長の2001年の赤星憲広まで1とした。  3連勝を飾り、借金は「1」とみるみるうちに減ってきた。喜んだのは矢野監督。「平成最後勝って終われたし、令和でもね。年号変わってもいいスタートを切れるように」と令和での好発進に手応えをにじませ、「すごく歴史に残るような場所で、こうやって監督として戦わせてもらっているという意識はある」とタクトの重さを話した。  指揮官自身、万年最下位といわれる暗黒時代に中日からトレードで入団し、正捕手として、星野監督の下、2003年には18年ぶりのリーグ優勝も味わえた。阪神は平成通算1978勝2132敗78分け。喜びがあるからこそ、頑張れる。自ら指名した近本らが、矢野虎を激変させてくれた。  全5打席出塁した近本は「しっかり切り替えて、令和でも頑張ります」と軽快にクラブハウスへと引き揚げた。戦力として成長した近本が新時代のヒーローになる。 (竹村岳) 近本について阪神・浜中打撃コーチ 「(適時打は)大きかった。(八回に)一、二塁間を狙って打てたのも日々、成長を感じます」

◆なんといっても、近本の働きが光る。全5打席出塁。足の速さだけでなく、長打も打てて、打点も稼げる。トップバッターとして相手に"恐怖"を与えている。横浜、名古屋での勝ち越しも「1番・近本」が機能していることが大きい。  松井稼頭央(元西武など)や福本豊(元阪急)のようになれる素材。当然トリプルスリーも見えてくる。彼らに共通しているのは、しっかり「振っていく」こと。近本も思いきりの良さが魅力。振っていくスタイルを貫いて欲しい。足が速いと当てにいきがちだが、それでは進歩がない。  ひとつ注文するなら、もう一歩リードを広くとって欲しい。盗塁するだけでなく、いつ走るかわからないという揺さぶりが、好投手を崩すには大事。近本なら、もっと揺さぶれるはずだ。出塁自体が相手にとって"凶器"となれば、さらにいい1番打者になれる。  中堅・近本に遊撃・木浪、二塁・糸原、捕手・梅野とセンターラインが固まりつつある。もっと経験を積ませれば、阪神が強くなる要素は十分、ある。 (サンケイスポーツ専属評論家)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
16100 0.615
(↓0.025)
-
(-)
117128
(+1)
98
(+3)
35
(-)
10
(-)
0.264
(↓0.004)
3.540
(↑0.02)
2
(-)
ヤクルト
16111 0.593
(↑0.016)
0.5
(↓1)
115146
(+9)
125
(+8)
38
(+2)
11
(+1)
0.258
(↑0.005)
4.130
(↓0.13)
3
(-)
中日
13130 0.500
(↑0.02)
3
(↑1)
11798
(+3)
85
(+1)
21
(+1)
16
(-)
0.271
(↓0.003)
3.160
(↑0.09)
4
(-)
阪神
13141 0.481
(↑0.019)
3.5
(↑1)
115109
(+8)
126
(+3)
21
(-)
14
(+1)
0.243
(↑0.003
3.800
(↑0.03)
5
(1↓)
広島
12150 0.444
(↓0.018)
4.5
(-)
11691
(+3)
120
(+8)
24
(+1)
11
(+1)
0.225
(↓0.003)
3.680
(↓0.14)
6
(-)
DeNA
10170 0.370
(↓0.015)
6.5
(-)
116105
(+8)
123
(+9)
34
(+3)
4
(-)
0.239
(↑0.002)
4.010
(↓0.18)