阪神(★0対3☆)巨人 =リーグ戦6回戦(2019.04.21)・阪神甲子園球場=
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巨人
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阪神
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勝利投手:メルセデス(2勝1敗0S)
(セーブ:クック(0勝1敗6S))
敗戦投手:西 勇輝(2勝2敗0S)
  DAZN
◆巨人が3連勝。巨人は4回表、相手失策の間に1点を先制する。そのまま迎えた7回には、山本の適時三塁打が飛び出しリードを広げた。投げては、先発・メルセデスが7回無失点の好投で今季2勝目。敗れた阪神は、先発・西が力投を見せるも、打線が援護できなかった。

◆5番右翼でスタメン出場の巨人亀井善行外野手がライトゴロを完成させた。 3回1死、阪神の9番投手西が放った一、二塁間を破るゴロを、あらかじめやや前進していた亀井が素早く一塁へ送球。アウトと判定された直後に阪神矢野監督からリクエストが出されたが、判定は変わらず右ゴロ。 2試合ぶりにスタメン出場の36歳のベテランが好守で存在感を示した。

◆阪神掛布雅之オーナー付シニアエグゼクティブアドバイザー(63)が始球式を行った。大歓声を浴びながら、巨人坂本勇のインコース高めにノーバウンドで投げ込んだ。 「行っちゃったよな。開きが早かったかな」と笑って振り返りながら「マウンドから見る景色はあまり経験したことがない。ピッチャーの難しさを感じるよね。ホームベースが小さく見える」と堪能した。 甲子園での巨人戦という「伝統の一戦」について「昭和の時代は5万8000人くらい入って、アルプス席を開けるのは巨人戦くらい。甲子園の舞台はファンが作る舞台だった。僕が1年目の時は、ON(王貞治氏、長嶋茂雄氏)がいましたから。あこがれでしたし、野球を始めるきっかけだった。いかに2人に自分を認めさせるかと、そういうのはありました」と自身の思いを交えながら振り返った。 阪神は開幕から巨人に5連敗中。5月1日から新元号「令和」になるため、この日が平成最後の「伝統の一戦」となる。「やはり勝ってもらいたい。勝って初めて『伝統の一戦』になると思う。平成最後の巨人戦ですし、一矢報いて終わってほしい。4番の大山が打って、調子のいい西が勝つのが一番いいんじゃないですか。(大山には)打ってもらいたいですね、甲子園で」とエールを送った。

◆平成最後となる伝統の一戦は巨人が勝利。敗れた阪神は単独最下位、巨人戦6連敗となった。

◆阪神が巨人に屈辱の開幕6連敗を喫した。借金は今季最多の「6」までふくらみ単独最下位に転落。甲子園がため息に包まれた。 打線の組み替えも実らなかった。この日はベテラン福留がベンチスタート。打撃好調の梅野が5番に座ったが、その梅野が4回、6回と得点機で凡退。打線は苦手にしている巨人メルセデスを攻略できず2試合連続の完封負けを食らった。 平成最後となる「伝統の一戦」は、本拠地甲子園で悪夢の3連敗...。阪神矢野燿大監督(50)は「それはもう、(巨人戦への意識は)強く持って戦ってはいるし、そのなかで結果が出ないのは、監督としての俺の責任というのは大きいと思う」と話した。

◆巨人クリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(25)が7回5安打無失点の好投で2勝目を挙げた。阪神戦は来日通算6戦4勝無敗とし"虎キラー"ぶりを見せつけた。 140キロ前後の左右に小さく動く速球とスライダー、チェンジアップで阪神打線を手玉にとった。6回までは毎回走者を背負ったが、ボールを低めに集め、三塁を踏ませなかった。外国人枠の関係で中10日での先発も、危なげなく108球を投げきった。 「自分の力を100%出し切ることだけを考えた。甲子園はとてもいい球場なので、いい気持ちで投げられていることがいい結果につながっていると思う。できるだけ最少失点に抑えてチームの勝ちに貢献するだけです」と謙虚に喜んだ。 昨年7月に育成から支配下登録され、阪神戦は4戦2勝、防御率0・61。今季も2戦2勝とお得意様からしっかりと白星をマークした。

◆阪神西勇輝投手(28)は7回4安打2失点(自責1)と力投したが、3勝目はならなかった。4回の先制点は味方の失策が絡んだ。ビヤヌエバに中前打を許し、無死一塁から木浪の野選と糸原の悪送球が重なり1点を失った。「自分たちができることができなかっただけ。1点取られてもなんとかできると思っていたので、引きずることもなかった」。その言葉通り3者凡退で後続を断った。 7回は2死二塁から山本に適時三塁打を許し、2失点目。「見ての通り、自分の責任です」と話したが、打線の援護が遠い中で我慢の投球を続けた。そんな西の姿に矢野監督は「攻めていく気持ちも持ちながら、チームにそういうムードを見せながら投げてくれた。最後(7回)も勝負という形を取ったのは僕なので、西を責めることは一切ない」と断言した。 最後まで西は下を向かなかった。3回1死の打席では一、二塁間を破る打球で懸命に走るも亀井の好送球で右ゴロ。リプレー検証でも覆らなかったが、連敗阻止にかける気持ちをにじませた。2回の木浪の好守には拍手とハイタッチでたたえ、降板後も声でチームを鼓舞した。「こういうゲームを続けていけば、ものにできる試合もあると思う。そこまで悲観することはないと思う」。2敗目がついても、西の前向きな姿勢に変わりはない。【磯綾乃】

◆阪神は21日、巨人6回戦(甲子園)の4回守備でボールデッドとなり、一塁走者ビヤヌエバが生還となったプレーに関して日本野球機構(NPB)への意見書提出を検討することを決めた。 4回に遊撃併殺を狙った際、二塁に滑り込んだビヤヌエバはベース上に立ちはだかる格好で、両腕を広げてセーフの動作を見せた。二塁糸原は重なり合う形になって一塁悪送球し、一塁側ベンチに飛び込んだ。審判団は協議した上でボールデッドでビヤヌエバの生還を認めた。谷本球団副社長兼球団本部長は「邪魔になったのは間違いない。流れのなかなのか、判定は微妙なところ。どういう判断だったのか、というところ」と説明した。

◆阪神が2試合連続完封負けを喫し、単独最下位に転落した。平成最後の「伝統の一戦」となった巨人6回戦(甲子園)は、好機をつかみながらあと1本が出ず0行進。西勇輝投手(28)の力投に応えられず、今季2度目の3連戦3連敗を食らった。同一カード3連敗はともに巨人戦で、巨人には昨年から1分けを挟んで9連敗。宿敵の奪首に一役買う形となってしまった。平成の「伝統の一戦」は阪神にとって悲しすぎるフィナーレを迎えた。巨人メルセデスと今年2度目の対決。6回まで毎回走者を出したが本塁は遠い。甲子園は無力感に包まれ、2日連続完封負け。開幕から巨人に勝てず、6戦全敗の惨状だ。今季初の単独最下位に転落。苦悩の表情で引き揚げてきた矢野監督は言う。 「(打倒巨人の思いを)強く持って戦ってはいる。そのなかで結果が出ないのは、監督としての俺の責任は大きい。それをしっかり受け止めるしかできない」 指揮官発案のメルセデス対策オーダーは不発に終わってしまった。この日は、試合前時点で打率3割8分1厘の首位打者・梅野を5番に抜てきした。昨年10月に2度、経験した打順だが、シーズンまっただ中の5番起用は実質的にプロ入り初めて。だが、気合は空回りしてしまった。1点を追う4回1死一、二塁の同点機で打席が巡ったが外角球に力負けし、投ゴロ併殺。6回も2死一、二塁で二ゴロに倒れるなど、4打数無安打に終わった。 前日20日はヤングマンにひねられていた。矢野監督は試合後に「しっかり点を取らないと勝てない」と危機感を募らせていたが、この日もまるで同じ光景。5番梅野の用兵もハマらず好投する先発西を援護できず。指揮官は思案顔で言う。 「それはもう、俺の責任だよ。打順も俺が決めているんだから。打ちに行く気持ちを持って、リュウ自身も行ったと思う。まだ先は長いんでね。いろんなことを、最善策を考えながらのこと。それは仕方がない」 昨季、4戦で白星なしの2勝を献上して防御率0・61と抑えられた天敵メルセデスに今季も2戦2敗。今年は左腕先発に7戦で6連敗とアレルギーは深刻だ。 平成最後の巨人3連戦を3連敗。平成時代は770度対戦で、318勝435敗17分けと大きく負け越した。チーム再建の道は険しいが矢野監督は自らに言い聞かせるように言う。「戦う気持ちが一番大事。それをしっかり持って、まだ残りあるので、リベンジできる形をどんどん作っていけるようにしていくだけです」。借金は今季最多の6に増えた。投打ともに不安定な阪神が今年も試練にさらされている。【酒井俊作】 ▽阪神清水ヘッドコーチ(巨人に開幕6連敗)「悔しいです。次に当たったときに何とかします。苦手を作ってはいけない」

◆今季初めて5番で起用された阪神梅野隆太郎捕手が併殺打2本に唇をかんだ。4回1死一、二塁の好機で投ゴロ併殺に倒れ、9回1死一塁でも投ゴロ併殺となり最後の打者となった。 「任された以上は打ちたい思いが強かった。今日は(結果が)悪かったので出直してきます」。選手会長が逆襲を誓った。

◆阪神は平成年間の巨人戦全日程を終了した。770試合を行い、318勝435敗17分けで勝率4割2分2厘、負け越しは117となった。 勝ち越したシーズンは4度、タイも4度、負け越しが23度(今季含む)。

◆巨人が「令和」へつながる「ヤングジャイアンツ」の活躍で、平成最後の「伝統の一戦」を6連勝で締めた。 打線では7回に山本泰寛内野手(25)がリードを広げる適時三塁打。9回には重信慎之介外野手(26)が二盗と悪送球で三塁に進み、暴投で本塁に生還した。投手陣でも中川皓太投手(25)が1回を3者凡退。平成5、6年生まれの同世代が投打に躍動し、首位に浮上した。新時代へとつなぐ「ヤングG」が躍動した。4回無死一塁、岡本がランエンドヒットでゴロを転がし、遊撃の野選と悪送球で先制。1点リードの7回2死二塁では、山本が狙い通りに初球のスライダーを左中間にはじき返し、適時三塁打を放った。9回は重信が自慢の足で3点目。投手陣では新セットアッパーの中川が1回を無失点に抑えた。 「伝統」とは何か-。意味をそれぞれで受け止めた。イチローの引退会見をテレビで全部見た岡本は「先輩からつないでもらったもの。これからもつながないといけないもの。先輩からいただいたギフト。後輩にもっと大きなギフトとして、つながないといけない」と表現。中川は「いつまでも続いていくもの」と話した。 若手起用に踏み切った原監督は「若手が非常にいいところで戦ってくれてるのはありがたいこと」と評した。平成最後の「伝統の一戦」の白星に「まだ語るにそれほどの余裕がありません。今日の勝利というものが、そういう中で戦えたというね、(勝利を)収めることができたということは平成に感謝したいですね」と言葉を紡いだ。 平成では770試合行われ、巨人の435勝318敗17分けと大きく勝ち越した。主砲、コーチ、指揮官として駆け抜けた原監督は「非常に若いチームなので、しっかり手作り感を出しながら、次につなげていくことが大事だと思いますね」と言った。昭和、平成、令和。新時代も原監督を中心にベテラン、若手を融合し、伝統を継承する。【久保賢吾】

◆巨人が前日に続いて完封勝ちで阪神戦6連勝。阪神戦に開幕から6連勝以上は41年6連勝、67年7連勝、87年7連勝に次いで4度目になる。これで甲子園球場では昨年7月16日から1分けを挟んで9連勝。 巨人が甲子園球場で9連勝は阪神以外の球団とも対戦した39年、阪神と対戦の16年に並び3度目のタイ記録だ。勝利投手は20日がヤングマン、21日がメルセデス。2試合とも外国人が勝利投手の2試合連続完封勝ちは06年8月29日広島戦(○パウエル-豊田-野間口)30日広島戦(○グローバー-久保-豊田-高橋尚)に次いで球団史上2度目。

◆巨人・山本泰寛内野手(25)が21日、阪神6回戦(甲子園)に「8番・二塁」で先発出場。1点リードの七回2死二塁から、左中間を破る適時三塁打を放った。  相手先発・西が投じた1球目、131キロのスライダーを捉えた一打は、緊迫した試合での貴重な追加点に。原監督の先発起用に応えた。

◆平成最後の伝統の一戦となった21日の阪神-巨人6回戦(甲子園)で、阪神は0-3で零封負けを喫し、このカード3連敗。好調梅野を今季初めて5番に昇格させたが、2併殺と裏目に出て、打線は18イニング無得点だった。  四回に守りのミスから先制点を与え、巨人が先制。好投していた西は七回に追加点を与え、7回4安打2失点(自責1)だった。  阪神打線は巨人先発メルセデスに昨年から4連敗となった。阪神は開幕から巨人に対して6連敗。

◆西は7回を2失点と好投したが、援護がなく今季2敗目を喫した。七回は山本に適時三塁打を浴びて、うなだれた。「攻めた中でのヒット。あの回を最少失点で切り抜けられた」と前向きに捉えた。  三回の打席では、右前にはじき返した打球が、亀井の素早い送球で右ゴロに。リプレー検証でも覆らなかったが、リズムを崩さずにアウトを積み重ねた。矢野監督は「西らしく、攻める気持ちを持ちながら投げてくれた」と評価した。

◆阪神は本拠地甲子園で巨人に敗れ、3連敗。単独最下位に転落した。好調な西を先発に立てたが、打線は2試合連続無得点。援護できなかった矢野燿大監督(50)は険しい表情だった。  7回2失点(自責1)の西については「本当に攻めていく気持ちを持ちながら、チームにそういうムードというか、そういうの(気持ち)を見せてくれながら投げてくれたんで」とたたえた。  1点ビハインドの七回2死二塁で次は投手のメルセデスだったが、8番山本を歩かせず、西が適時三塁打を浴びた。「最後もね、(山本と)勝負という形を取ったのは僕なんで。西を責めることは一切ないですね」と話した。  今季初めて5番に起用した梅野は好機に打席が巡ってきたが、2併殺を含む無安打だった。  「それはもう、俺の責任だよ。打順も俺が決めているんだから」とコメント。  これで巨人には開幕から6連敗。「それ(対巨人の意識)は強く持って戦っているし、そのなかで結果が出ないのっていうのは、監督としての俺の責任というのは大きいと思う。それをしっかり受け止めるしかできない。かといって、戦う気持ちが一番大事だと思うので。それをしっかり持って、まだ残り(試合が多く)あるので、リベンジできる形をどんどん作っていけるようにしていくだけですね」と話した。

◆「8番・二塁」で先発出場した巨人の山本が、七回に適時三塁打を放った。外寄りの球を左中間に運び「得点圏で結果が出て、自分にとってもチームにとっても良かった。甘い球がきたら初球からいこうと思っていた」とうなずいた。  吉川尚が腰痛で戦列を離脱した影響もあり16日に1軍に昇格。そこから11打数4安打。原監督は「そんなに数多いわけでないチャンスをものにしている」と話した。

◆「8番・二塁」で出場の山本が、この日唯一の適時打を放った。七回2死二塁で西の初球、131キロのスライダーを強振。左中間を破る適時三塁打とし、「初球からいく準備はしていた」とうなずいた。吉川尚の離脱で巡ってきたチャンス。吉村打撃総合コーチが原監督に進言して起用され、「得点圏で結果が出たのは自分にもチームにもよかった」と笑った。

◆キラッ、ポトリ...。阪神は開幕から巨人戦6連敗。揚げ句に地元甲子園で2試合連続零封負けに、マスク越しの涙を俺は見たのだ(と思う)。  「マスク越し? キャッチャーの梅ちゃん(梅野)が泣いとったんかいな?」。いや、マスク越しの涙は前日の嶋田哲也、そして本日の真鍋勝己両球審のものである。ともに元阪神投手のベテラン審判員なのだ。嶋田(1991-98年)は通算1勝3敗、真鍋(86-91年)においては1軍出場なし...。  自分をプロにしてくれた球団がいとおしいのが人情であろう! しかし審判という立場上、厳正な判定を下さなければならない。自分は現役時代に力を出せなかったが、後輩たちには力を出し切ってほしい。そんな思いで阪神打線に「ストライク」「アウト」をコールするのは、断腸の思いに他ならないだろう...。  打てない打線、守れないでやすやすと得点を許してしまう野手陣。若いし、へたは仕方ない。だったら、うまくなるために人一倍練習しようよ!! そして、大先輩に最高に気持ちよくコールさせてやれー!!

◆--西は粘って  矢野監督 「そりゃあ、もうね。西は西らしく、本当に攻めていく気持ちも持ちながら、チームにそういうムードというか、そういうのを見せてくれながら投げてくれたんで。最後もね、(山本と)勝負という形を取ったのは僕なんで。西を責めることは一切ないですね」  --先制点を奪われた場面は併殺コースで一塁に投げる  「もちろん、投げなあかんしね。木浪もちょっとタイミングがズレたから、余計に走者が近くなった。(一走・ビヤヌエバが)手を広げているのが、どういう判断なのか。こっちとしては妨害しているんじゃないかという感じもある。そこは分からないんでね。球団に任せながら。投げることは普通じゃないかなと思うけど」

◆亀井が守備で「ライトゴロ」を記録した。三回1死、西の右前への打球をワンバウンドで捕球し、迷わず一塁へ。阪神側はリクエストを要求したが、判定はアウトのままだった。あらかじめ前進守備を敷いており「この風だと越されることはない。思い切ったポジショニングができた」。原監督は「すごい。まだ若いよ。27歳くらいに見える」と36歳のベテランをたたえた。

◆零封リレーの先陣を切ったのは先発のメルセデス。7回5安打無失点で今季2勝目(1敗)を挙げた。七回以外は毎回走者を背負ったが、武器の動く直球と高い制球力で三塁を踏ませなかった。阪神戦は昨季から通算6試合で4勝0敗、防御率1・02。またも"虎キラー"ぶりを発揮し「甲子園球場は非常にいい球場で、いい気持ちで投げられていることが結果につながっている」とご満悦だった。次回は中5日で27日のDeNA戦(東京ドーム)に先発予定だ。

◆ワラにもすがる思い...とはいわない。そこまで卑下してうつむいて快晴の初夏の空気を胸一杯に吸い込み...ちょっと黄砂のいがらっぽい"味"にむせても...なぁにこっちには西勇輝がデンとかまえているんだ...と言い聞かせた。  とにかく御堂筋の下を走る地下鉄を降りて、新緑をながめつつ、出社した。その途中にある小さな公園でフト口をついて出たのは欧陽菲菲のこんな歌だった。  ♪小ぬか雨降る御堂筋 心変わりな夜の雨...  ん、なんだこの歌は...するってぇと今は太陽がさんさんと輝いているが夜にかかると雨がくるってのか、冗談じゃねぇぞ...まさか。  出社すると運動部の当番D席には阿部祐亮がちょっと決め手に欠けるような顔で座っていた。  おい、どうするんだョ...(最近はこれが挨拶の第一声だからなさけない。まだ1球も投げていないのに...だ)  どうするったって、西投手ですからどれだけロスの少ない野球をやるかですョ。ま、冷静に見ましょうョ...ここんとこデスクとはこんな会話ばかりして嫌われてるなぁ俺は...。  とそこに花粉症が通過すると大陸からの「黄砂」にタジタジとなるトラ番キャップ大石豊佳がそれでも少しは元気な声で甲子園から電話をくれた。  「今日は掛布雅之SEAが始球式ですから、若虎たちには大いに刺激的な檄となるんじゃないかなぁ...と思ってますョ」  それならいっそのこと掛布さんにそのまんまユニホームを着て黙って三塁ぐらいを守ってもらってサ、あの独特の声で内外野をひきしめてもらってサ、おいみんなあわてるんじゃねぇぞ! なんてドスをきかせてもらったらどうかね...といったら大石は電話の向こうで沈黙してたョ。昔はね、元気な掛布さんは三塁から内外野によく「みんな落ち着けや!」と怒鳴っていたもんだ。さて今日はどんな具合になるのかしらん...。  ところで、やたらけが人続出でどうしても鳴尾浜で別にノンビリしてるわけはないけどマルテと藤浪晋太郎はドーなっとるんだいと誰もが思う。それで菊地峻太朗に電話をいれたら「もうすぐですッ。もうすぐ!」と切実な声だ。いろんな想定外のスッタモンダがあるらしいが...ご近所の猛烈タイガース党のおばさまと道ですれちがいそうになって、あわてて路地にかくれにゃならん人生に誰がしてくれたんですか...。  実は、つい1年前のこの4月21日も阪神は甲子園でまったく同じスコア0-3で完封負けしている。試合後に当時の金本監督が残念がってこめかみをふるわせた相手は、8番に下げた大山だった。2度の満塁を含むチャンスで併殺、凡打、併殺...思わず指揮官は苦言を呈したのです。得点圏でのヒットこそ今のタイガース打線には必要なのだ! と歯に衣着せぬ痛烈な反省点を指摘した。  しかも...だ。その前日の20日には甲子園の巨人戦に先発した藤浪投手が5回6失点でこれまた期待をうらぎりこの日から鳴尾浜の2軍で再調整となった...。  つまり、踏んだり蹴ったり...の状態だった。まるで1年前のVTRを見せられているような現実なのです。  マツダでは広島が息を吹き返した...。中日はヤクルトを突き放す。巨人の含み笑いが聞こえる...平成最後の甲子園での伝統の対決はなんだか手垢で汚れた古い紙芝居を見せつけられたようなホロ苦さが沈殿していた。  ♪心変わりな夜の雨 あなたは何処よ...か。

◆阪神は平成最後の伝統の一戦だった巨人戦を0-3で敗戦。2戦連続完封負けで単独最下位に転落した。  阪神が巨人に開幕6連敗を喫するのは7連敗した1987年以来。巨人戦は昨年9月8日(2-7。甲子園)から9連敗(1分けを挟む)。91年の10連敗がワースト。甲子園では昨年7月16日(3-4)から9連敗(1分けを挟む)。  4月中の単独最下位は2014年4月1日の中日戦(京セラ)で0-10と敗れて以来。  平成の阪神巨人戦は通算318勝435敗17分け。

◆ジョンソンは前日に続いて2点ビハインドの八回に登板。無死一、二塁のピンチを作るも、送りバントを試みたビヤヌエバを一ゴロ併殺に抑えると、続く岡本を三邪飛に打ち取って無失点で切り抜けた。「ビハインドの展開でもチームのためにできることをやる」。開幕から8試合連続無失点。好投を続けている。

◆大山は四回1死一塁でメルセデスから右膝内側付近に死球を受けたが、大事には至らず。当たった直後は打席でうずくまり立ち上がれなかったが、数秒後に何とか起き上がり、一塁へ。試合後も「大丈夫です」と歩いてクラブハウスへと引きあげた。六回2死一塁でも四球を選んで好機を拡大したが「結果、負けているので。それがすべてです」と険しい表情だった。

◆昨年10月以来の「5番」で先発した梅野は、4打数無安打。四、六回と得点圏に走者を置いて打席に入ったが、快音は響かなかった。「(クリーンアップを)任せられて、打ちたいという気持ちは強かったんですけど結果を出せなかった。次に生かしたいです」。守備では九回に重信の二盗を刺そうとして悪送球し、その後の失点につながった。「きょうは悪かったので練習して出直してきます」と話した。

◆阪神・掛布雅之オーナー付シニアエグゼクティブアドバイザー(63)が21日、ジェイコムウエストによるイベント「野球見るならJ:COMデー」のゲストとして始球式を行い、伝統の一戦への心構えを説いた。  「やっぱりプロ野球をリードしてきた阪神と巨人ですから。そういう気持ちでグラウンドで戦わなければ、5万人近いファンの方に失礼だなと。プロ野球選手としてね」  始球式はもちろん、ノーバウンド投球。老若男女の虎党を沸かせ、その後、試合を観戦した。平成から令和へと時代は変わる。「伝統という言葉も変わらないだろうし、阪神-巨人、巨人-阪神というのも当然変わらない」と力を込めていた。

◆平成最後の伝統の一戦で繰り出した新タクトも不発に終わった。気温20度を超えた甲子園で、虎党にとって寒すぎる2試合連続完封負け。矢野監督の表情も凍りついた。  「それはもう、俺の責任。打順だって、俺が決めているんだから。最善策というか、そういうのを考えながらのことなので。それは仕方がないですね」  貧打にあえぐ中で、首位打者に躍り出るほど好調の梅野を今季初めて5番に抜てき。福留に休養を与え、勝負に出たが、これが大誤算となった。  まずは1点を失った直後の四回。1死一、二塁で最悪の投ゴロ併殺。六回は2死一、二塁で二ゴロ。さらに、0-3とされた九回1死一塁では投ゴロ併殺で試合終了となった。頼みの首位打者が3度走者を置きながら、4打数無安打2併殺の大ブレーキ。打線は散発6安打でつながりはなく、メルセデスに今季2戦全敗。相手先発が左腕の試合は今季6連敗と、さらに深刻な事態になった。  開幕前に「強いところを倒すというのは、それこそ阪神ファンは喜んでくれる」とG倒を強く誓ってきた矢野虎だが、甲子園で2試合連続完封負けするのは1995年以来24年ぶり。負の記録ばかりを残し、平成のライバル対決は幕を閉じた。  「(対巨人は)強く持って戦っている。そのなかで結果が出ないのは、監督として俺の責任は大きい。それをしっかり受け止めるしかできない。戦う気持ちが一番大事だと思うので、それをしっかり持って」  借金は今季最多6に膨らみ、初めて単独最下位に転落した。屈辱を胸に刻む。懸命に前を向いた。 (大石豊佳)

◆マウンドを降りた後も、ベンチの最前列から声を張った。西が7回4安打2失点(自責1)の力投も白星には恵まれず。味方のミスで失点を許す場面もあったが動じることなく腕を振った。  「(ミスからの失点も)全然、不運と思っていない。自分たちができることができなかっただけ。あの(四)回に点を取られても、何とかできると思っていたので」  四回、先頭のビヤヌエバに中前打を許し、無死一塁。続く岡本を遊ゴロに打ち取ったが、遊撃手・木浪の野選と、二塁手・糸原の一塁悪送球が重なり、1点を失った。それでも「(点を)取られても最少失点で切り抜けていれば大丈夫と。何とか自分でリズムをつくりたいと思っていました」と前を向いた。  打っては相手の好守に阻まれた。三回1死で粘って右前への安打性の当たりを放ったが、右翼・亀井の好返球により、右ゴロに。際どいタイミングだったため矢野監督はリクエストしたが、覆らなかった。  味方の援護がもらえない中、七回2死二塁で山本に左中間を真っ二つに破られる適時三塁打を許し、2点目を献上。「自分の責任」。後続を断ち、チェンジとしても、マウンドにしゃがみこんで悔しさをにじませた。  今季はこれで4戦2勝2敗、防御率1・50。全試合でクオリティースタート(6回以上を3失点以内)を達成し抜群の安定感を発揮している。先発は不振のガルシア、負傷のメッセンジャーと離脱が相次ぐ中、間違いなく西が柱となっている。  「こういうゲームを続けていけば、いつか勝てると思うので。ロースコアで、何とかものにしていけるゲームが増えていけばいいと思います」  悲観することは、まったくない。役割を果たす投球を続けるだけ。次こそは勝利をたぐり寄せる。 (箭内桃子) 西について阪神・福原投手コーチ 「テンポもリズムもよかった」 四回、無死一塁で一塁に悪送球した阪神・糸原 「西さんに迷惑をかけてしまったので、次からはしっかり頑張ります」

◆世界の謙さんも、ブチ切れ! 阪神は平成最後の伝統の一戦だった巨人戦を0-3で敗戦。2戦連続完封負けで単独最下位に転落した。打てるどころか、守れない。1試合3失策の惨劇に、バックネット裏から観戦した阪神ファンのハリウッド俳優・渡辺謙(59)が「シャレならん」と虎党の思いを代弁した。  宿敵にまったく歯が立たない。バックネット裏から心を痛めっぱなしだった。どうして、打てない。いや、ならば、なぜ守れない。巨人相手に開幕6連敗を喫するのは、ある意味、必然。早くも4月に単独最下位に沈んだ阪神へ、渡辺謙が、愛するがゆえ、憤った。  「言葉にならない。1回、ミニキャンプをはったくらいのほうがいいんちゃう? こんだけ打てないチームがエラーしてたら、シャレならん」  球場通路を歩く表情はさばさばとしていた。でも、発するコメントは怒気に満ちていた。  0-3で2試合連続完封負け。スコアを見ると食い下がったように見えるが、中身は大差だ。  ハイライトは0-0の四回。先頭のビヤヌエバが中前打で出塁。岡本のイレギュラーしたゴロを遊撃を守るドラフト3位・木浪聖也内野手(ホンダ)が捕球し、二塁へトスもセーフ(野選)。さらに体をひねって一塁へ転送した糸原の送球が大きくそれ、一塁ベンチ内へと白球が飛び込んだ。  ボールデッドとなり、一度は巨人走者が二、三塁で止まったが、審判団がテイク2と判定し、ビヤヌエバが生還。先制点を献上してしまった。  さらに2点を追う九回。先頭・亀井を二塁手・上本の失策で出塁を許した。1死一塁から重信の二盗を刺そうとした梅野の送球が悪送球となり、重信は三塁へ。ドリスの暴投で痛恨の3点目を献上した。スコアボードに浮かぶ「E」が失点に結びつく。19日の巨人戦に続く、今季2度目の1試合3失策。謙さんの怒りが、沸点に達した。  渡辺謙は17年ぶり最下位に沈んだ昨季も10月に「残念ながら、今シーズンはもう終わっている気が」と自身のツイッターでつぶやくなど、虎党の思いを代弁してきた。今夏には東京・渋谷の東急シアターオーブで「王様と私」の公演が実現。15年に同作でトニー賞主演女優賞を受賞した米女優、ケリー・オハラ(43)とのゴールデンコンビが日本で誕生する。また、5月31日には出演している米映画「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」が世界同時公開。多忙な中、前日に続いて、甲子園にまで足を運んだ。開幕7連敗をした1987年以来の対G6連敗。昨季から引き分けをはさんでの9連敗という負の連鎖が、ただただ、情けなかった。  「またどっかで来ます。そのときまで復調していてほしいです」  今季最多4万6516人の観衆の中、平成の巨人戦は318勝435敗17分けでフィニッシュした。大声援を裏切ってはいけない。猛虎復活を心から信じている。矢野阪神に届け-。世界のスターが、令和からの反発力を楽しみにしている。 (新里公章) 九回1死三塁で暴投。3点目を与えた阪神・ドリス 「自分のせいで点を取られてしまった。切り替えて次、自分の投球ができるようにしたい」

◆巨人は21日、阪神6回戦(甲子園)に3-0で勝ち、3連勝で今月12日以来となるリーグ単独首位に浮上した。平成最後の「伝統の一戦」を勝利で締め、対阪神は開幕から6連勝。甲子園球場での2試合連続無失点勝利は1995年7月以来、24年ぶりとなった。八回に登板した中川皓太(こうた)投手(25)が9試合連続無失点。原辰徳監督(60)のもと、令和の新時代に目指す5年ぶりのリーグ優勝へ"勝利の方程式"が固まってきた。  4万6516人の観衆が見守った「平成最後の伝統の一戦」。勝利で締めた原監督は、平成を彩った熱戦を振り返るように、こう口にした。  「非常に緊迫したゲームの中、粘り強く戦ってくれました。そういう中で戦えた、(勝利を)収めることができたということはね。平成に感謝したいですね」  最後まで主導権を渡さなかった。四回に相手の失策などで1点を先制すると、七回には山本の左中間適時三塁打、九回にもミスから追加点を挙げた。八回には丸、ビヤヌエバに送りバントのサインまで出るなど、最後まで勝利への執念を見せ、節目の勝利をつかんだ。  中でも救援陣が機能したことに、大きな意味がある。先発のメルセデスが7回無失点と好投すると、八回にバトンを受けたのは4年目左腕、中川。代打・上本を右飛に打ち取ると、近本を見逃し三振、糸原を三ゴロと13球で終わらせた。  九回は守護神・クックが締めて2試合連続の無失点勝利。間もなく幕を開ける新時代に向けて、チームを勝利に導く新たな「令和の方程式」が浮かび上がった形だ。  13日のヤクルト戦(東京ドーム)で七回以降に7失点するなど、開幕から不安定な救援陣が課題となっていた。そこで、原監督は今カードを前に「八回の男」として中川を指名していた。  その25歳左腕が、開幕からの連続無失点を9試合に伸ばす快投で仕事を全うし「コントロールはいつもよりアバウトでしたが、クイックとかも使いながら投げられた」と手応え。指揮官は「若いチームなので、しっかり手作り感を出しながら、次につなげていくことが大事」とうなずいた。  意識改革が中川の好投を生んでいる。オフのハワイでの自主トレーニング中から、エース・菅野に好調時と不調時に球の質の差を少なくするよう助言を受けてきた。だが、今までは「差」を埋めることにこだわり過ぎていたため「いい状態を保てるのが一番ですけど、いつもと一緒、大丈夫と思えば差もなくなる」と考え方を変えた。  チームは開幕から対阪神6連勝。1987年の7連勝以来32年ぶり4度目の記録で、過去3度は全てリーグ優勝を果たしている。89年4月11日に阪神の勝利で始まった平成の「伝統の一戦」も770試合目。最後を見事な零封リレーで飾った。  「まだペナントレースは始まったばかり。一試合一試合を糧にしながら、どういう結果が出ても進めていきたい」と原監督。23日からは2位・ヤクルトとの「TOKYOシリーズ」を控える。名選手、名監督として平成を彩った"若大将"とともに、巨人が栄光の時代へ突き進む。 (赤尾裕希) リーグ2位の6セーブ目に巨人・クック 「チームの連勝を伸ばしていくのは大きいし、ファンも喜んでくれている」

◆原監督の強烈なメッセージだったね。八回無死一塁から丸とビヤヌエバに連続でバント。2つ目は一塁手の正面で併殺になったけど、成否は別ものだ。というより、原監督は失敗も織り込み済みだったはず。あの作戦で何が重要かというと-。  俺が監督なんだ。これが俺のやり方なんだ。そう内外に示したことよ。現状のレベルなら助っ人だろうと3番だろうと、接戦の終盤では当然、送りバントをさせる。それが選手と相手への圧力になり、意識付けにもなるんだ。  対照的に矢野監督は、何もしないで悔いを残しただろうね。七回二死二塁のピンチで打席に8番・山本。勝負などしないで、さっさと明確に敬遠を指示しておけばいいものを...。次打者はメルセデス。巨人ベンチも代打を送るか、打たせるか困ったはずで、揺さぶりにもなったはずだよ。むしろ、迷いが出たのは阪神バッテリーの方。中途半端になった初球を、三塁打にされた。選手を引っ張るべき場面で手をこまねいていたら、いかん。  巨人と阪神の対戦成績の差はつまるところ、監督の差だね。百戦錬磨の原監督のスタンスは、矢野監督にも勉強になったと思うよ。(サンケイスポーツ専属評論家)

◆七回、2死二塁で8番・山本に適時三塁打を浴び、勝負は決した。点差はわずか1点。次が投手のメルセデスだっただけに、敬遠が最善だったように映る。  巨人サイドからすれば是が非でも追加点が欲しい場面。代打・阿部もスタンバイしていた。仮に阿部を出されても、喜ばないといけない場面だったからだ。  メルセデスには過去に何度もやられている。この日も球の切れ、制球力ともに、尻上がりに調子を上げていた。無失点で切り抜け、プラス相手投手も代わる。巨人のリリーフ陣に不安があるだけに、まだ勝負はわからなかった。  メルセデス攻略にチャンスがなかったわけではない。一回先頭の近本が内野安打で出塁。外国人投手は機動力を生かされて出塁されるのをとにかく嫌がる。粘り強い攻撃を続けたいところだっただけに、けん制に引っかかった(記録は盗塁死)のは致命的。どんな投手でも立ち上がりは不安。近本は次に生かしてほしい。 (サンケイスポーツ専属評論家)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
巨人
1270 0.632
(↑0.021)
-
(↓0.5)
12494
(+3)
71
(-)
29
(-)
6
(+1)
0.273
(↓0.004)
3.450
(↑0.2)
2
(1↓)
ヤクルト
1281 0.600
(↓0.032)
0.5
(↑0.5)
122113
(+5)
91
(+7)
24
(+1)
8
(+1)
0.253
(↑0.001)
4.100
(↓0.17)
3
(-)
中日
1180 0.579
(↑0.023)
1
(↑0.5)
12486
(+7)
64
(+5)
17
(-)
16
(+2)
0.285
(↑0.003)
3.340
(↓0.1)
4
(-)
DeNA
9110 0.450
(↓0.024)
3.5
(↓0.5)
12379
(+4)
83
(+7)
24
(+2)
4
(-)
0.241
(↓0.001)
3.890
(↓0.2)
5
(-)
広島
8120 0.400
(↑0.032)
4.5
(↑0.5)
12370
(+7)
99
(+4)
16
(+1)
7
(+1)
0.224
(↑0.004)
4.020
(-)
6
(1↓)
阪神
7131 0.350
(↓0.018)
5.5
(↓0.5)
12275
(-)
109
(+3)
16
(-)
7
(-)
0.235
(↓0.001)
4.290
(↑0.16)