DeNA(☆5対1★)巨人 =リーグ戦3回戦(2019.04.07)・横浜スタジアム=
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巨人
0000100001810
DeNA
02102000X5900
勝利投手:井納 翔一(1勝0敗0S)
敗戦投手:畠 世周(0勝1敗0S)
  DAZN
◆DeNAは2回裏、大和の2点適時二塁打で先制に成功する。3-1で迎えた5回には、ソトの適時打などで2点を加えてリードを広げた。投げては、先発・井納が5回1失点で今季初勝利。敗れた巨人は、先発・畠が試合をつくれず、打線も1得点と振るわなかった。

◆4月12日、午後10時からスタートするTBS系連続ドラマ「インハンド」に主演する山下智久(33)が、初の始球式を務めた。 「4・12」のユニホーム姿で登場し、ワンバウンド投球。「初めての始球式だったのですが、こんなに投球が難しいとは思いませんでした。ドキドキしましたが、キャッチャーの方にとっていただけたので良かったです。実際のマウンドはTVで見てるよりも重圧を感じ、ピッチャーの孤独な闘いというのをズシンと感じました。野球の見方が変わりました。貴重な経験ありがとうございました」とコメントした。

◆DeNA-巨人3回戦。DeNAが5-1で快勝し2連勝。球団創設4000勝目を挙げた。

◆巨人吉川尚輝内野手が3安打を放ち、首位打者に浮上した。 1回に左前打、5回には一時2点差に迫る適時打。7回2死二塁でも内野安打を放ったが、盗塁死で流れが切れた。「まだ始まったばかり。1打席1打席集中してやっていきます」と話した。盗塁死について、原監督は「アウトになってはいけない場面。いい教訓、教材になったと思います」と話した。

◆巨人が今季初の連敗&カード負け越しを喫した。先発畠が5回途中5失点で試合をつくれずKO。原監督は「ちょっと淡泊に見えるケースがあった。点をあげないという執念というか、そういうものは必要だった」と指摘し「次への糧にしてくれれば」と奮起を促した。 ミスを犯せば厳しい戦いを強いられる。2点差に迫った5回1死一、二塁。投手の畠と一塁手の岡本でピックオフプレーを試みるも、けん制とベースカバーのタイミングが合わず、悪送球で二塁走者の生還を許した。なお1死三塁からソトに左前適時打されてリードを4点に広げられた。宮本投手総合コーチは「サインミスというよりはタイミングの問題。しっかりと修正しないといけない」と話した。 前カード阪神3連戦で25得点を量産した打線も、今カードは6得点にとどまった。4番岡本が3戦連続無安打と相手投手陣に封じられ「この3連戦はなかなか得点が入らなかった。(DeNAが)強力な投手陣を持っているという中で、次への対策が必要でしょう」と指揮官。投打で仕切り直して名古屋に乗り込む。【為田聡史】

◆DeNA大和内野手が、球団4000勝目の決勝2点適時二塁打を放った。 2回2死一、二塁、巨人畠の145キロ直球を捉え、左中間へ。打率3割超えながら、意外にも今季初打点。普段はクールな男も、塁上で思わずガッツポーズを決めた。「得点圏で全く打てていなかったので。何とかしたいという気持ちがあった。うれしさが出ちゃいましたね」と少しはにかんだ。 阪神時代、巨人相手に何度も「伝統の一戦」を経験している。だからこそ「強いチームということは分かっている。メンバーを見てもすごい選手ばかり。自分の中でも特別な思いというものはある。そういう強いチームに勝てば、自分たちも勢いに乗れる」。高い守備力を武器に老舗球団からFA移籍してきた職人が、バットで節目の1勝に貢献した。

◆お待たせしました! DeNAが巨人に快勝し、球団創設4000勝を達成した。 楽天を除く11球団で最も遅いスピードでの到達。アレックス・ラミレス監督(44)は、尊敬する巨人原辰徳監督(60)を前に記念すべき勝利となった。右肘クリーニング手術から復活した井納翔一投手(32)が、先発で気迫の5回1失点。自身の今季1勝目を挙げるとともに、ファンが待ち望んだ白星を届けた。ラミレス監督は、長きにわたる歴史をかみしめた。球団としての初勝利は1950年(昭25)3月10日。場所は球団創設の地、山口・下関だった。そこから、いくつもの試合を重ね、いくつもの白星を積み重ねてきた。球団創設70周年の今年。2000、3000勝もマークした横浜スタジアムで、記念すべき4000勝を達成した。 ラミレス監督 ファンの方も喜んでいるし、もちろんチームも球団も。次の1勝をまた勝ち取りたい。 尊敬する原監督から、メモリアルな1勝をマークした。08~11年に選手として所属した巨人時代の監督。当時から監督就任を目指していたラミレス監督は、原監督から「監督になりたいんでしょう? そうなればいいね」と声を掛けてもらったことがある。監督同士として、初顔合わせとなった今カード。「すごく尊敬している。いい戦略を持ってたし、たくさんのことを学ばせてもらった。今年一番のチャレンジは巨人を倒すこと」と奮い立ち、今季初の連勝で好調の巨人を倒した。 指揮官の思いを「節目の男」が受け止めた。井納だ。3点リードの5回。この試合初めての得点を許し、なおも2死、一、二塁で丸を迎えた。勝負どころで、外一辺倒。最後は146キロ直球で二ゴロに詰まらせ、今季初勝利を手にした。14年にDeNAとしては初の2桁勝利を挙げ、16年にはチームにCS初勝利をもたらした男は「回ってきたのかな」と冗談っぽく笑い「こういう試合で勝てたことは素直にうれしい」と言った。 節目の男となるべく、歴代の先輩たちからの、エールを受け取っていた。開幕直前の3月28日、横浜スタジアムでの練習後、球場正面で立ち止まった。入り口には球団創設70周年を記念し、歴代の監督や選手などがデザインされた写真が壁にプリントされている。約5分間、じっくりと目を凝らした。真剣な表情で先輩たちの戦いの歴史を胸に刻んだ。「歴史は長いな。自分はまだまだ。頑張らないと」。誓いを立てた場で、井納もまた球団の歴史に新たな1ページを刻んだ。【栗田尚樹】

◆DeNAが通算4000勝を達成。4000勝到達は11球団目で、2リーグ制開始の50年から現在まである11球団の中で最も遅い達成となった。昭和時代のDeNAは2167勝でヤクルトの2147勝を上回っていたものの、平成時代はヤクルトの2038勝に対しDeNAは1833勝。2000勝到達はヤクルトの86年6月25日より2カ月早かったが、3000勝で逆転され、4000勝はヤクルトの16年4月8日より3年も遅くなった。 ▼ラミレス監督の成績は214勝214敗10分け。DeNA監督の最多勝利は別当監督の494勝で、ラミレス監督は6位。DeNA監督で通算100勝以上している16人中、勝ち越しは219勝186敗2分けの権藤監督だけ。ラミレス監督は勝ち越せるか。

◆お待たせしました! DeNAが巨人に快勝し、球団創設4000勝を達成した。楽天を除く11球団で最も遅いスピードでの到達。アレックス・ラミレス監督(44)は、尊敬する巨人原辰徳監督(60)を前に記念すべき勝利となった。右肘クリーニング手術から復活した井納翔一投手(32)が、先発で気迫の5回1失点。自身の今季1勝目を挙げるとともに、ファンが待ち望んだ白星を届けた。 ラミレス監督は、長きにわたる歴史をかみしめた。球団としての初勝利は1950年(昭25)3月10日。場所は球団創設の地、山口・下関だった。そこから、いくつもの試合を重ね、いくつもの白星を積み重ねてきた。球団創設70周年の今年。2000、3000勝もマークした横浜スタジアムで、記念すべき4000勝を達成した。 ラミレス監督 ファンの方も喜んでいるし、もちろんチームも球団も。次の1勝をまた勝ち取りたい。 尊敬する原監督から、メモリアルな1勝をマークした。08~11年に選手として所属した巨人時代の監督。当時から監督就任を目指していたラミレス監督は、原監督から「監督になりたいんでしょう? そうなればいいね」と声を掛けてもらったことがある。監督同士として、初顔合わせとなった今カード。「すごく尊敬している。いい戦略を持ってたし、たくさんのことを学ばせてもらった。今年一番のチャレンジは巨人を倒すこと」と奮い立ち、今季初の連勝で好調の巨人を倒した。 指揮官の思いを「節目の男」が受け止めた。井納だ。3点リードの5回。この試合初めての得点を許し、なおも2死、一、二塁で丸を迎えた。勝負どころで、外一辺倒。最後は146キロ直球で二ゴロに詰まらせ、今季初勝利を手にした。14年にDeNAとしては初の2桁勝利を挙げ、16年にはチームにCS初勝利をもたらした男は「回ってきたのかな」と冗談っぽく笑い「こういう試合で勝てたことは素直にうれしい」と言った。 節目の男となるべく、歴代の先輩たちからの、エールを受け取っていた。開幕直前の3月28日、横浜スタジアムでの練習後、球場正面で立ち止まった。入り口には球団創設70周年を記念し、歴代の監督や選手などがデザインされた写真が壁にプリントされている。約5分間、じっくりと目を凝らした。真剣な表情で先輩たちの戦いの歴史を胸に刻んだ。「歴史は長いな。自分はまだまだ。頑張らないと」。誓いを立てた場で、井納もまた球団の歴史に新たな1ページを刻んだ。【栗田尚樹】

◆巨人・畠世周投手(24)が7日、DeNA3回戦(横浜)に先発。4回1/3で64球を投げ7安打5失点(自責点3)と先発の役割を果たせなかった。  二回2死一、二塁から大和に左中間2点二塁打を浴びて先制を許す。三回には、2死三塁から筒香に右前適時打とされ、1失点。四回は三者凡退に抑えたが、五回だった。  1死後、神里の右前打、柴田の四球で一、二塁。ここで、一塁手・岡本が牽制のために一塁ベースに入ったが、タイミングが合わず、畠の牽制球も一走・柴田に当たり、二走・神里が生還した。畠の悪送球となり、柴田は三塁に進み、ソトに左前適時打を浴びたところで降板となった。

◆巨人・吉川尚輝内野手(24)が7日、DeNA3回戦(横浜)に「1番・二塁」で先発出場。3点を追う五回2死二塁から、左前適時打を放った。  「とにかく必死でした。ランナーをかえすために食らいつき、思い切って打ちいきました。タイムリーになってよかったです」  相手先発・井納が投じた5球目、132キロのフォークを捉えた。1打席目にも左前打を放ち、これで4試合連続安打。試合前の時点で、打率・414と開幕から好調をキープしており、若きリーディングヒッターが、チームを引っ張る。

◆巨人・吉川尚輝内野手(24)が6日、DeNA3回戦(横浜)で4打数3安打をマークし、チームメートの坂本勇を抜いて打率・455(33打数15安打)でリーグトップに浮上した。  3年目の今季は開幕から「1番・二塁」で出場を続け、ここまで9試合中8試合で安打を記録。この日も五回の左前適時打を含む4打数3安打を放ち、猛打賞は早くも今季3度目となった。  チームは1-5で敗れ、今季初の連敗を喫した。

◆DeNAが7日の巨人3回戦(横浜)に5-1と快勝し、球団通算4000勝を達成した。前身の大洋ホエールズが誕生した1950年3月10日、当時の本拠地だった下関球場で国鉄相手に初勝利を挙げて以来、球団創設70周年のメモリアルイヤーでの到達となった。  4000勝のうち、214勝を導いたラミレス監督は「ファンの方も喜んでいると思います。まずは次の試合で4001勝に到達できるように頑張ります」と笑顔。5回1失点と快投し、今季初勝利を挙げた井納は「先輩方が1勝1勝積み重ねてきたなかで、きょうホームで4000勝目をあげられたことは良かった」と喜んだ。

◆守備の職人とのイメージが強いDeNAの大和が、開幕から打撃好調だ。二回2死一、二塁で畠の速球を捉えて左中間を深々と破る先制の2点二塁打を放った。ベース上で右手を突き上げ「次が投手なので自分でかえそうと」と喜んだ。  5日は巨人のエース菅野から3安打。下位での出場ながら3割2分1厘と高打率をマークしている。2連勝で巨人の首位快走に待ったをかけ「すごい選手がそろっているが、負けられない。巨人戦には自分も特別な思いがある」とうなずいた。 DeNA・ラミレス監督(先制打の大和に) 「打つだけでなく守備もリーグナンバーワン。彼のパフォーマンスには満足している」 DeNA・筒香(三回に適時打で4試合連続打点) 「得点圏に走者を置いた場面。積極的に打ちにいった」 DeNA・ソト(五回に適時打) 「今季は適時打が出ていなかったので良かった。自分のポイントでしっかりスイングできた」

◆巨人・陽岱鋼外野手(32)が7日、DeNA3回戦(横浜)の七回1死から代打で出場。4日の阪神戦(東京ドーム)で右手に死球を受けて途中交代後、初の打席で右翼線への二塁打を放った。  「ヒットを打ててよかった。痛みはあるけど、全然大丈夫」。9日のからの中日2連戦(ナゴヤドーム)へ向けて、前進した。

◆巨人・畠世周投手(24)が7日、DeNA3回戦(横浜)に先発。4回1/3で64球を投げ7安打5失点(自責点3)で1敗目を喫した。  宮本和知投手総合コーチ(55)は畠の状態について「彼の持ち味が出なかったなという感じですね。彼のピッチングというのは、ストレートが生命線であって、そこからいろいろな変化球を持っている分ね、そこを使うためのストレートが、きょうはちょっと切れがなかったかなという感じ」と説明。次回以降も先発ローテーションを守る予定だ。

◆DeNAは7日、巨人3回戦(横浜)に5-1と快勝し球団通算4000勝を達成した。前身の大洋ホエールズが誕生した1950年3月から11球団目、セ・リーグでは最も遅い大台到達となった。  「横浜大洋」時代の1992年に入団した三浦大輔投手コーチは「区切りの数字をハマスタで迎えられることができて良かった」と笑顔。「横浜」、「DeNA」とチーム名が変わり、低迷期も知るだけに「選手だけじゃなく、ファンの皆さんも一緒に積み重ねてきた勝利だと思う」と喜びをかみしめた。  現役時代は自身の右腕で172勝の白星を挙げ、今季から指導者としてチームの勝利を目指す。「先輩たちが積み上げてきたものをつなげていかなければいけない。もう一度優勝をとれるようにチーム一丸で向かっていきたい」とあらためて誓った。

◆DeNAは7日、巨人3回戦(横浜)に5-1で快勝し、球団通算4000勝を達成した。「横浜大洋ホエールズ」時代の1992年に入団した三浦投手コーチは、4000勝到達に「区切りの数字をハマスタで迎えられて本当に良かった」と感慨深い表情を浮かべた。「横浜」、「DeNA」とチーム名が変わるなかで98年の優勝や、その後の低迷期も経験。自身は通算172勝を挙げた。今季から指導者となった番長は、「先輩たちが積み上げてきたものをチームとしてつなげていかなければいけない。もう一度、優勝できるようにチーム一丸で向かっていきたい」と固く誓った。

◆昨年10月に右肘手術を受けた井納が今季2度目の登板で初白星を手にした。32歳の右腕は丁寧にコースを突き、大型補強で厚みを増した巨人打線を相手に5回1失点。「ブルペンは良くなかったが、(伊藤)光のおかげでリズム良く投げられた」と女房役に感謝した。2試合続けて5回での降板。ラミレス監督は手術明けであることを考慮し「シーズン通して必要な選手」と信頼を口にした。

◆吉川尚が今季3度目の猛打賞(1試合3安打以上)。一回は左前打で五回は左前適時打、七回には二塁内野安打を放った。開幕から9試合のうち、8戦で安打を記録。打率を・455に上げ、同僚の坂本勇を抜いてリーグトップに躍り出た。それでも「まだ始まったばかりなので、たまたまです。一打席一打席、集中して入れているのがいい結果につながっていると思う」と控えめだった。

◆巨人が今季初のカード負け越し&連敗。原辰徳監督(60)が敗因の一つとして指摘したのは、攻守で露見したサインプレーのミスだった。  「先行されるゲームは、ひっくり返すには相当のエネルギーが必要になる」と指揮官。2点を追いかける五回の守備では、1死一、二塁で先発の畠は一塁牽制(けんせい)をしたが、一塁手・岡本のベースカバーとタイミングが合わずに悪送球。二走が生還し、駄目押し点を与えた。  攻撃では七回2死一、三塁で2番・坂本勇を打席に迎えた絶好の反撃機会に、一走・吉川尚が盗塁死。「あそこはアウトになってはいけない場面。やや焦らせてしまったかな」と振り返った。  この日は2010年に、くも膜下出血で急逝したOBの木村拓也氏(享年37)の命日だった。原監督の第2次政権下で当時は内野守備走塁コーチを務めていた木村氏は、同年4月2日の広島戦(マツダ)前のノック中に倒れて、同7日に亡くなった。  巨人応援団はイニング間に選手時代の応援歌を演奏し、故人を偲んだが、天国へ白星を贈ることはできなかった。 (谷川直之)

◆DeNAは7日、巨人3回戦(横浜)に5-1で快勝し、球団通算4000勝を達成した。三回に主将の筒香嘉智外野手(27)が右前適時打を放つなど、投打がかみ合い、貯金1。ヤクルトと並んで2位に浮上した。前身の大洋ホエールズが1950年3月10日に当時の本拠地、下関球場で国鉄に初勝利を挙げてから、11球団目の大台到達。70年目を迎えた球団の歴史に新たな1ページを刻んだ。  春の西日を浴びたハマスタに、メモリアルの歓喜が訪れた。九回のマウンドには守護神の山崎。5-1とセーブは付かない状況で登板し、最後は大城を3球三振に斬り、球団史に残る試合を締めくくった。  「本当にいい試合でした。ファンの方も喜んだと思います。これから、もっと勝ち続けていければ」  1949年11月に大洋ホエールズが誕生して70年。ついに4000勝を達成した。2016年に就任し、214の勝ち星を刻んできたラミレス監督も顔をほころばせた。  1勝1敗で迎えた巨人戦を万全の試合運びで制した。二回は大和が左中間に先制の2点二塁打。そして、三回2死二塁で主砲の筒香が巨人先発・畠のチェンジアップを捉え、右前適時打で3点目をたたき出した。  2戦連続で本塁打を放っていた筒香に一発は飛び出さなかったが、4試合連続の打点。「勝てたのが一番良かった」と主将は胸をなで下ろした。  本塁打や打点など個人の数字よりも、ひたすらチームの勝利を追い求める男。どんな試合も同じように勝つことを是とする主将は、「4000勝より、4001勝目はもっと大事。次の試合でそれを達成できるようにしたい」と力強かった。  大洋ホエールズの初勝利は50年3月10日、当時の本拠地・下関球場で今西錬太郎投手が完封勝利を挙げた。それから69年。多くのヒーローが生まれた一方で、暗黒時代も経験した。  優勝は98年を最後に遠ざかり、06-15年は10年連続でBクラス。親会社が大洋、TBS、そして11年12月からDeNAに変わり、今では横浜スタジアムが連日の超満員だ。2000、3000勝も達成した本拠地で、この日は3万1737人のファンが勝利に酔いしれた。  4000勝到達は11球団目。セ・リーグでは最も遅い。巨人には通算で1900勝以上の差をつけられているが、08-11年に選手として巨人でプレーしたラミレス監督は、尊敬する原監督との初顔合わせで勝ち越し、2位に浮上した。  「巨人には勢いがあった。そこで連勝して勝ち越すことができたのは大きい。ファンの皆さんもそろそろ信じ始めていいんじゃないですか? 今年のDeNAはすごくいいぞ、と」  指揮官は胸を張った。令和の新時代へ-。4000勝から先に積み重ねる勝利の先には、ベイファンが21年間も待ち続ける、歓喜の瞬間がきっと訪れる。 (佐藤春佳)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
630 0.667
(↓0.083)
-
(-)
134
(-1)
42
(+1)
33
(+5)
12
(-)
4.000
(-)
0.000
(-)
2
(-)
ヤクルト
540 0.556
(↓0.069)
1
(-)
134
(-1)
31
(+1)
33
(+3)
9
(+1)
4.000
(-)
0.000
(-)
2
(1↑)
DeNA
540 0.556
(↑0.056)
1
(↑1)
134
(-1)
44
(+5)
33
(+1)
9
(-)
3.000
(↑1
0.000
(-)
4
(-)
中日
450 0.444
(↑0.069)
2
(↑1)
134
(-1)
37
(+3)
34
(+1)
10
(+2)
7.000
(-)
0.000
(-)
4
(-)
阪神
450 0.444
(↑0.069)
2
(↑1)
134
(-1)
26
(+9)
40
(-)
4
(-)
3.000
(↑1)
0.000
(-)
6
(2↓)
広島
360 0.333
(↓0.042)
3
(-)
134
(-1)
31
(-)
38
(+9)
11
(-)
3.000
(-)
0.000
(-)