オリックス(★4対11☆)ソフトバンク =リーグ戦1回戦(2019.04.02)・大阪ドーム=
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ソフトバンク
031030220111203
ORIX
00103000041130
勝利投手:東浜 巨(1勝0敗0S)
敗戦投手:アルバース(0勝1敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】今宮 健太(1号・3回表ソロ),柳田 悠岐(3号・5回表3ラン),今宮 健太(2号・8回表ソロ)

  DAZN
◆ソフトバンクが開幕4連勝。ソフトバンクは2回表、松田宣と上林の連続適時打で3点を先制する。その後は3回に今宮のソロが飛び出すなど、終わってみれば12安打で11得点を挙げた。投げては、先発・東浜が今季初勝利。敗れたオリックスは、先発・アルバースが試合をつくれなかった。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(30)が3試合連続本塁打を放った。 3点リードの5回、無死二、三塁。左腕アルバースのツーシームを右翼席へライナーで突き刺した。「チャンスになったので、何とか走者をかえす事だけ考えていました。追加点になり良かったです」とコメントした。

◆ソフトバンク今宮健太内野手がセンバツ高校野球で準決勝を戦った後輩たちからもらったパワーで、今季1号ソロを放った。 3回、内角球に体をクルリと反応させ、左翼ポール際に運んだ。「本塁打になるとは思わなかったが、内角球にうまく反応できた」と納得の一打だった。 母校明豊(大分)が春夏通じ初の4強入り。この日の準決勝はテレビで観戦した。逆転負けで決勝進出はならなかったが、自身のインスタグラムで「ナイスゲームでした。この経験を夏に! これからも期待しています」とコメントを載せ、後輩をねぎらった。試合前練習時も「相手がうまかった」と振り返っていた。 開幕から4試合安打と今年は打てる遊撃手として2番に座っている。5回にも右安でチャンスを広げ、3番柳田の3試合連続本塁打となる3号3ランへつなげた。後輩たちのあこがれの存在として、今季も輝き続ける。

◆あるぞ「令和の4冠王」! ソフトバンク柳田悠岐外野手(30)が3戦連発となる3号3ランを放った。 3点リードの5回無死二、三塁。それまでの2打席でタイミングを崩されていた、初対戦のオリックス・アルバースにアジャスト。追い込まれてからの6球目、高めツーシームを強引に右翼席へライナーでぶち込んだ。「当てればなんとかなるかな、と。当てれば点が入るので、当てようと思いました」とひょうひょうと振り返った。 「全部門でキャリアハイ」と掲げる高い目標どおり、4試合消化時点で打率は4割2分9厘。3本塁打、9打点、3盗塁とすべての部門で自己最高ペースだ。現在、打点はリーグトップ。打率、本塁打、盗塁もランキング上位に付けている。平成の時代はソフトバンクOB松中信彦氏が唯一の3冠王だった。柳田自身は「打てるときもあれば、打てないときもある。まだシーズンは長い」と冷静だが「令和」最初の3冠王、そして史上初の4冠王を感じさせる存在だ。 チームも08年以来、11年ぶりの開幕4連勝となり「チームは本当にいい状態。少しでも続けられるように頑張ります」。柳田が先頭に立ち「奪Sh!」し続ける。【山本大地】

◆オリックスの投手陣が踏ん張れず、1分けを挟み開幕から3連敗で単独最下位となった。 先発アルバースが柳田に3ランを浴びるなど強力ソフトバンク打線につかまり、5回で自己ワーストの7失点降板。終盤も投手陣は失点を重ね、本拠地開幕戦は5年連続の敗戦に加え、12球団唯一の未勝利となった。西村監督は「ホーム開幕戦でしたし、中身をきっちりしないとお客さんにも失礼。もう1回締めていかないといけない」と語気を強めた。 ただ、大敗を喫した中でも高卒2年目の西浦が2安打2打点と奮闘。守備では7回1死満塁のピンチでグラシアルが放った中堅後方への打球をキャッチし、犠飛にとどめるなど、攻守で存在感を示した。一方で4番吉田正は好機で凡退するなど無安打。4試合で1安打、打率は5分9厘で、指揮官は「そこは辛抱ですね。状態を上げられるようにやっていかないと」と復調を待ち望んだ。

◆止まらんバイ! ソフトバンクが08年以来となる開幕4連勝を飾った。2桁得点圧勝の立役者は3試合連発の主砲・柳田悠岐外野手(30)だけじゃない。1&2号で気を吐いたのは今宮健太内野手(27)だ。母校明豊(大分)は惜しくもセンバツ準決勝で敗退したが、夏へ再スタートを切る後輩たちにエールを送るような2発だった。今宮が62発を放った明豊時代のように、豪快な2発をスタンドへたたき込んだ。3回、左腕アルバースの内角球に体をクルリと反応させ、左翼ポール際に運んだ。「本塁打になるとは思わなかったが、内角球にうまく反応できた」。8回には相手の失投を見逃さず、左翼席へプロ初の1試合2本目となる2号ソロを放った。 「後輩が負けたんで、うっぷんを晴らしました」。この日午前中、春夏通じ初の4強入りした母校明豊が習志野と準決勝を戦った。「休みなら甲子園に行きたかったんですが、シーズン中なので」とテレビで観戦。悔しい逆転負けにも「いい戦いだった。夏につながる。全国で戦えることを証明した。次は全国制覇を目指してほしい。後輩の姿を見て僕も頑張れる」と刺激をもらっていた。 開幕から4試合2番に座り、まだ犠打はない。15打数9安打の打率6割。絶好調の3番柳田も「あいつ(今宮)はヤバイでしょ」と驚く暴れっぷりだ。 打てる遊撃手を目指し続けてきた。「今はタイミングが合っている。力みなく構えて待てている。まだ4試合なので、この形を続けていきたい」と、しっかり左足を上げてタイミングを取る打法がうまくはまっている。調子が落ちると上体だけに力を入れて、力み過ぎてしまうだけに、好調な今の形を体に染みこませるつもりだ。 工藤監督も「このままいい状態を続けてほしい。彼に打たせてチャンスが広がる」と目を細める。2番今宮が好調だからこそ柳田、デスパイネと打線が続く。先発東浜が5回4失点でも、今の打線なら打ち負けない。08年以来11年ぶりの開幕4連勝と、リーグV奪回へ勢いは止まらない。【石橋隆雄】

◆オリックス岩本輝投手(26)が2軍に降格することが2日、分かった。勝ちパターンの一角として期待されたが、日本ハムとの開幕戦は延長10回に中田にサヨナラ満塁弾を被弾。 この日のソフトバンク戦は8回に今宮にソロを被弾など2失点。代わりに左腕の山田修義投手(27)が昇格する。

◆ソフトバンクの今宮が1号ソロを放ち、開幕から4試合連続安打をマークした。3-0の三回に高めの速球を左翼ポール際へ運び「本塁打になると思いませんでしたが、内角にうまく反応できた。たまたま」と控えめに喜んだ。絶好調の2番打者は五回に右前へ運び、直後の柳田の3ランを呼び込んだ。  試合前は母校の大分・明豊高が戦った選抜高校野球大会準決勝をテレビで最後まで観戦した。惜敗したものの、春夏を通じて初のベスト4まで進んだ後輩たちを「全国で戦えることを証明してくれた」とねぎらった。

◆オリックスの先発アルバースは、5回7安打7失点で黒星を喫した。来日2年目で、ソフトバンクとは初対戦。甘い球が目立ち「立ち上がりからコントロールできなかった。最後までリズムをつかめなかった」と苦しんだ。  二回に4連打を浴びて3点を先制され、三回には今宮にソロ、五回には柳田に3ランを許した。西村監督は「打者のタイミングを外せていない。彼本来の投球ではなかった」と険しい表情だった。

◆ソフトバンクの柳田が3試合連続本塁打となる3ランを放った。4-1の五回無死二、三塁からアルバースの速球を右翼席へ鋭く運ぶ。「当てれば何とかなると思った」と迷いなく振り抜き、最高の結果をたたき出した。  3番打者として1番牧原、2番今宮がつくった好機を着実に生かし、既に9打点。「チャンスで回ってくるので何とかしたい気持ちはある。たまたまいい結果が出ている」と慢心せずに言った。

◆ソフトバンクの東浜は5回7安打4失点と苦しんだが、打線の援護に恵まれて今季初登板で白星をつかんだ。毎回走者を許しながら四回までは粘ったが、7-1の五回は先頭四球に3長短打などで3点を失う。球威、制球ともいまひとつで「5回で降板することになり、本当に申し訳ない」と反省の色がにじんだ。  工藤監督は「もったいない四球は反省して、次に生かせるように。勝ちが付いたのが本人にとって何より」と責めることはなかった。 松田宣(二回に先制の中前打) 「追い込まれていたので、何とか粘って食らいついて打ちにいった」 上林(二回に中越え三塁打) 「少しバットの先だったが、結構飛んでくれた」

◆今季から主将を務めるオリックスの2年目、福田は1-7の五回無死一、二塁で、甘く入った変化球を右中間に運び、適時二塁打。「自分のスイングをすることだけを心掛けた」とチャンスでも冷静に対応した。  九回には右前打を放ち、開幕から4試合で8安打3打点と好調が続く。西村監督の「結果を出して(チームを)引っ張って」との期待にまずはしっかり応えている。 メネセス(五回に適時二塁打) 「しっかりボールをたたくことを考えていた。何とか走者をかえせて良かった」 西村監督(4番吉田正が無安打) 「4番だから何とか状態を上げてもらいたい。いいときに比べたら、ちょっと違う」

◆ソフトバンクは2日、川原弘之投手(27)が昨年に福岡市出身の一般女性(27)と結婚し1日に第1子となる長男が誕生したと発表した。川原は2日のオリックス戦前に「より一層頑張りたい」と喜びをにじませて話すと、九回に登板して1回無失点で試合を締めた。

◆下位打線で先制した。二回1死からグラシアル、内川、松田宣、上林が4連打。一、二塁で先制打の松田宣は「追い込まれていたので、何とか粘って食らいついて打ちにいきました」と3者連続で中前へ。続く上林は中越えに2点三塁打。「松田さんが先制打を打ってくれたので、少し楽な気持ちで打てました」と4試合連続安打だ。

◆オリックスは、またも白星をつかめなかった。先発のアルバースが5回7失点と崩れて大敗。昨季9勝の助っ人の炎上に、西村監督は渋い表情を浮かべた。  「きょうはもう、そこですね。テンポも悪く、タイミングも外せていない。アルバース本来の投球ではなかった。あのイニングまでの失点は響いてくる」  まさかの乱調だった。ローテの軸として期待し、6連戦の初戦となる本拠地開幕戦の先発を託したが...。強力ソフトバンク打線につかまった。打線は4得点を奪うなど反撃したが、序盤の大量失点が痛かった。  3連勝で京セラに乗り込んできた鷹の勢いに飲まれ、本拠地開幕戦は2015年から5連敗。開幕4試合目を終え、12球団でいまだ今季初星がなく、昨年4月11日以来の単独最下位に転落した。  「あしたからもう一回、締めてやらないといけない」。この日は3万6104人と満員御礼。ファンの期待に一日でも早く勝利で応えたい。 (西垣戸理大)

◆全員が自信に満ちた表情で勝利のハイタッチを交わした。ソフトバンクが11年ぶりの開幕4連勝! 上位から下位まで切れ目のない攻撃の主役は2番・今宮だ。  「タイミングも取れていて、いい結果が出ている。打てるときに打っておきたいですね」  三回先頭で左越えに1号ソロを放つと、五回無死一塁で右前へ。八回に自身初の1試合2発となる2号ソロを左翼席に運んだ。早くも2度目の猛打賞で打率・600はリーグトップ。チームも今季最多11得点で3度目の2桁、12安打を放った。  「柳田さんがほとんど(走者を)かえしてくれるから。1、2番で仕事をしたいと思います」  ヒーローの後を打つ3番・柳田も止まらない。五回無死1、2塁で、右越えに3試合連続の3号3ラン。こちらは本塁打と9打点がリーグトップタイで、打点荒稼ぎの要因に最敬礼した。  「あいつ(今宮)、ヤバイでしょ。好機でまわってくるから、何とかしたい気持ちになります。感謝しています」  3番の"起爆スイッチ"は2番だ。今宮の代名詞だった犠打は今季まだゼロ。工藤監督も「彼に任せて打たせても好機が広がる」と信頼した。  そんな今宮の母校、大分・明豊高は選抜高校野球で準決勝に進出した。習志野に敗れたこの朝もテレビ観戦。「全国で戦えることを証明してくれた」。大会前にサプリメントを差し入れ、常に結果をチェックしている。自身は3年夏に8強。「生徒から僕の名前も出ていたりする。負けないように頑張りたい」と有言実行だ。  「夏に向けて頑張ってほしいし、僕も優勝できるように頑張ります」  2年ぶりのリーグV、3年連続の日本一へ-。オフは打撃に力を入れた「強打の2番」で破壊力を増した"大本命"が、単独首位に立った。 (安藤理)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
400 1.000
(-)
-
(-)
139
(-1)
25
(+11)
14
(+4)
7
(+3)
3.000
(-)
0.000
(-)
2
(1↑)
楽天
310 0.750
(↑0.083)
1
(↓0.5)
139
(-1)
25
(+3)
13
(+1)
7
(+1)
1.000
(-)
0.000
(-)
3
(2↓)
日本ハム
211 0.667
(↓0.333)
1.5
(↓1.5)
139
(-1)
15
(+1)
11
(+3)
2
(-)
1.000
(-)
0.000
(-)
4
(1↑)
西武
130 0.250
(↑0.25)
3
(↓0.5)
139
(-1)
17
(+7)
18
(+4)
5
(+1)
2.000
(↑2)
0.000
(-)
4
(-)
ロッテ
130 0.250
(↓0.083)
3
(↓1.5)
139
(-1)
16
(+4)
29
(+7)
7
(+1)
5.000
(↑3)
0.000
(-)
6
(1↓)
ORIX
031 0.000
(-)
3.5
(↓1.5)
139
(-1)
12
(+4)
25
(+11)
1
(-)
5.000
(-)
0.000
(-)