阪神(★1対2☆)ヤクルト =リーグ戦3回戦(2019.03.31)・大阪ドーム=
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ヤクルト
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阪神
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勝利投手:高梨 裕稔(1勝0敗0S)
(セーブ:石山 泰稚(0勝1敗1S))
敗戦投手:西村 健太朗(0勝1敗0S)
  DAZN
◆ヤクルトが接戦を制して今季初勝利。ヤクルトは1回表、バレンティンと雄平が連続適時二塁打を放ち、先制に成功する。投げては、先発・高梨が6回1失点の好投。その後は3人の継投でリードを守り、高梨は移籍後初勝利を挙げた。敗れた阪神は、打線が4安打1得点と振るわなかった。

◆阪神西勇輝投手が31日のヤクルト戦(京セラドーム大阪)で虎デビューを飾る。昨季まで在籍したオリックス時代のヤクルト戦は4試合に投げ、1勝1敗、防御率3・04。 リーグ屈指の強力打線に対し「あまり対戦してないので強力という先入観はそこまでなくて、いい意味でフラットに見られる。先発陣が長いイニング、1人でも多く(の打者)というふうに(マウンドに)上がって行きたい」と、終盤まで投げきる強い意志を持って登板する。

◆15年以来の開幕3連勝を狙う阪神は、オリックスから移籍の西勇輝投手(28)が先発。FAで移籍した投手の初登板初勝利は、昨年の野上(西武→巨人)まで過去10人。阪神に移籍した投手で白星スタートはいないが、西は勝利を飾れるか。

◆ヤクルトは、主砲ウラディミール・バレンティン外野手の今季初安打で先制した。 1回2死一塁、阪神先発西の145キロ直球を中越え二塁打とし、1点を先制。送球間に三塁まで激走したバレンティンは「昨日、一昨日とチャンスで打つことができなかったので初回から打ててチョーキモチイイです」と話した。 さらに2死三塁で、2試合ぶりにスタメンに復帰した雄平外野手も、中越え二塁打を放ち追加点を挙げた。今季初安打で初打点をマークした雄平は「前の打席でバレンティンが先制してくれたので、楽な気持ちで打席に立てました」とコメントした。

◆阪神が命拾い? した。1-2の6回2死一塁でヤクルト4番バレンティンが左翼ポール付近への大飛球。 三塁塁審が大きく腕を回して本塁打の判定も、矢野監督がリプレー検証をのリクエスト。審判団が約4分間、検証した結果はファウル。指揮官は手をたたいて喜び、マウンド上の西もホッとした表情だった。その後、バレンティンを空振り三振に仕留めて、京セラドーム大阪をさらに沸かせた。

◆阪神西勇輝投手(28)が移籍後初登板初先発で試合を作ったが、今季初黒星を喫した。 7回を投げて4安打2失点。球数は92球と、リズムの良い投球を披露した。 降板後は「全体的には自分の投球をすることができ、ゲームを作ることはできました。初回のピンチを最少失点で切り抜けることができていれば違った試合展開になっていたと思うので、また次回に向けて反省し、準備していきたいと思います」と広報を通じてコメントした。

◆阪神ドラフト3位の木浪聖也内野手が、初回の守備を悔やんだ。無死一塁で2番青木の打球がショートへ。バウンドがうまく合わずファンブル。二塁は封殺したが併殺を取れなかった。その後に2点を失っただけに「あそこが併殺だったら無失点だったかも知れない...」と反省しきりだった。 春季キャンプから首脳陣に存在感をアピールしてつかんだ「1番遊撃」。オープン戦で、12球団最多となる22安打を放った。打率3割7分3厘は規定打席到達者中3位。好調をキープして臨んだ開幕カードだったが、計11打席で「Hランプ」はともらなかった。 それでも矢野監督は「(試合に)出られることが最高やから。いま結果が出ないことを生かすことが一番大事。長嶋さんだって(開幕戦の)丸だって4三振でしょう」と背中を押した。まだ3試合。新人らしく明るく前向きに。ここから木浪がはい上がる。【真柴健】

◆ヤクルト坂口智隆外野手(34)が、長期離脱する可能性が浮上した。3月31日の阪神3回戦(京セラドーム大阪)の8回の打席で左手親指付近に死球を受け、うずくまった。 患部を抑えながら苦悶(くもん)の表情を浮かべ、トレーナーに付き添われながらそのまま交代した。

◆ヤクルト高梨裕稔投手は、ウイニングボールを手にホッとしたような笑顔を見せた。日本ハムからトレードで新加入し、初勝利を挙げた。 初回は直球が入らず先頭に四球を与えたが、立て直した。キレのある直球を中心に、フォークやカーブでカウントを整えて6回を被安打3の7奪三振で1失点。「本当に緊張したけど、なんとか粘った。新天地で頑張ろうと思っていた中での勝利なので、うれしい」。 新しい調整法に挑戦していた。登板予定だった3月10日のソフトバンク戦が雨天中止となり、ブルペンで106球を投げた。翌日の投手練習で状態の良さを感じた。日本ハム時代は登板2日前にブルペン入りしていたが、前日に入ることで肩の状態が上がることに気付いた。「負荷をかけた翌日の調子が良かった。環境が変わったことをきっかけに見直してみるのもいい」。今回も前日入り。移籍を前向きに捉え、"勝利のルーティン"を見つけた。 チームの連敗を止め、今季初勝利を挙げた右腕を小川監督は「非常に気持ちの入った投球だった」と絶賛すれば、田畑投手コーチも「理想に近い内容だった」と手放しで評価した。高梨は「優勝に貢献できるように続けていきたい」と力強かった。【保坂恭子】

◆阪神矢野燿大監督は「指揮官初黒星」を喫しても攻めの采配を貫いた。 劣勢の戦いで京セラドーム大阪が沸きに沸いた。1点を追う5回2死二塁で1番木浪に打席が巡る。矢野監督がベンチを飛び出す。代打鳥谷-。四球を選んで後続に託した。得点にならなかったが「矢野イズム」が色濃く出た場面だ。敗戦後、早いイニングから勝負手を打った意図を明かした。 「ちょっと空気変えたいなと思って。木浪は打てなくなっちゃうと、どうしても安打も欲しい。第1戦だって内容自体が別に悪かったわけでもない。でも、ちょっと空気を変えたいところで空気を変えにいって。一番変えられるのはトリ」 3月29日の開幕戦から新人木浪を遊撃スタメンに抜てきした。だが、11打席無安打でチャンスを迎えていた。チームもヤクルト先発高梨に苦戦し、4回に1点を奪っただけだ。ルーキーなら、気負ってもおかしくない。指揮官は勝つための近道を歩む。開幕戦でも代打三塁打を放っていたベテランしか醸し出せない、満点のムードにかけた。 この日も前のめりで戦った。6回、バレンティンの大飛球が左翼ポール際に飛び込み、本塁打のジャッジが出ると勢い込んでベンチを飛び出した。「明らかなファウルだった。全然切れたのに回しているから」。審判団のリプレー検証でファウルに覆ったが接戦をモノにできず。それでも、ベストを尽くして、開幕カードを2勝1敗の好発進だ。 敗戦後の立ち居振る舞いも「矢野流」だった。負けてもナインがグラウンドに整列してあいさつ。矢野体制になって取り入れたセレモニーだ。「勝ったときは一緒に喜び合って、負けたときは気持ちのつながりというのが(ファンとの)お互いのなかにできていければいい」。また、テレビ中継局の試合後インタビューを黒星で行うのも超異例だ。負けても堂々とファンの前に出る。全力で戦い切った証しだろう。【酒井俊作】

◆期待のFA右腕が上々の虎デビューだ! オリックスからFA移籍した阪神西勇輝投手(28)がヤクルト戦で移籍後初登板初先発し、7回4安打2失点と好投した。初回に2失点したが、尻上がりに調子を上げて無四球、7奪三振。虎初勝利こそお預けとなったが、次回登板で新天地のファンに白星を届ける。西のガッツポーズが黄色く染まったスタンドを熱くした。1点を追う7回。先頭雄平、西浦を2者連続の二ゴロに仕留めると、続く村上をフルカウントの末、外角直球で空振り三振。マウンドの右腕は拳を握りしめて雄たけびを上げた。その裏の打席で交代した西は「全体的に自分の投球をすることができ、ゲームを作ることはできた」。球数は92球。7イニング中、5度の3者凡退と期待通りの内容だ。 ハートは熱くても頭は冷静だった。初回。2死一塁からバレンティン、雄平に2者連続の適時二塁打を浴び、いきなり2失点。「最少失点で切り抜けることが出来ていれば違った試合展開になった」と反省したが、2回以降は凡打の山を築いた。6回には左翼ポール上空を通過したバレンティンの大飛球が、本塁打の判定に。その後のリプレー検証でファウルに変更された。仕切り直しの打席は外角スライダーで空振り三振。心は乱れなかった。 秘密の「西ミーティング」が行われていた。西がドームから帰った前日3月30日の試合後。矢野監督がナインを集めた。「明日は西が投げる。タイガースの初めての登板で緊張や力みもあるかもしれない。援護してやろうや」。西1人だけのために開かれた特別なミーティングだった。声をからしもり立てるナイン。この日、その事実を知った西は「本当にいいチームだなと思った」と闘志を燃やした。 結果的に援護なく虎1勝はお預けとなったが、矢野監督は「西らしさは十分に出した投球はしてくれていた。第1戦もメッセンジャーに勝ちをつけられなかったし、今日も勝てる投球だったと思う」と、負け投手とは思えないコメント。次回登板は7日広島戦(マツダ)が予想される。常に前を向く西は「1年間を通して変わらない。次も自分らしいピッチングをしたい」。変わらぬ姿勢で虎1勝を目指す。【桝井聡】

◆8回に2番手で今季初登板した阪神島本が、必勝パターン入りをアピールした。2死満塁のピンチを迎えるも4番バレンティンを二飛に仕留めた。「0で抑えることを1番に考えていた。あの場面は1点差だったので、1点でも取られたら試合が決まるので」。 体を縦回転に使う意識で、真っすぐのキレが向上。矢野監督は「インコースに投げ切れたのは自信になる。島本ももちろん、勝ちパターンで使っていけたら」と攻めの投球内容を評価した。

◆2連敗中のヤクルトは31日、阪神3回戦(京セラ)の一回に2死1塁からウラディミール・バレンティン外野手(34)が中堅を越える適時二塁打を放った。チームとしても2019年初適時打となり大砲は「昨日、一昨日とチャンスで打つことができなかったので一回から打ててチョーキモチイイです」と語った。  続く雄平も左中間へ適時二塁打を放ち「バレンティンが先制してくれたので楽な気持ちで打席に入りました」と4、5番で2点を先制した。

◆ヤクルトは主砲バレンティンが一回に今季初安打となる先制二塁打を放った。昨季打点王は2死一塁で西の浮いた直球を中越えに運んで初打点。「ベストなスイングを取り戻そうという気持ちで調整していた」とほっとした表情を見せた。  六回は左翼ポール際へ特大の当たりを放った。本塁打と判定されたが、リプレー検証の末にファウル。結局、三振に倒れたものの「判定通りだと思うし、従うしかない」と潔かった。

◆ヤクルトの石山が1点リードの九回を三者凡退として今季初セーブ。開幕戦では三塁打を浴び、最後は暴投でサヨナラ負けを喫しただけに「打たれていたのでリベンジという気持ちはあった」と雪辱を果たした。  武器の直球で押し、福留らを寄せ付けなかった。昨季リーグ2位の35セーブを挙げた守護神は「いい感じに球もいっていた」と手応えを口にした。 雄平(30日は出番がなかったが、一回に適時二塁打) 「出た時に結果を出し続けることが大事」 ヤクルト・田畑投手コーチ(1失点で踏ん張った投手陣に) 「理想的な展開だった。勝ったことが大きい」

◆阪神・鳥谷敬内野手が31日のヤクルト戦(京セラ)の五回2死二塁の場面で、木浪の代打で登場すると、スタンドは大盛り上がり。冷静にボールを見極めてバットを振ることなく四球を選び、好機を広げた。  その後は今季初、昨年10月4日のヤクルト戦(甲子園)以来の遊撃守備へ。打球が飛んでくることはなかったが「いわれたところで、できることをやるしかないので、頑張ります」と定位置奪回を見据えた。

◆9年目左腕の阪神・島本浩也投手が31日のヤクルト戦(京セラ)で、八回から2番手として今季初登板。2死から坂口に死球を与え、内野安打と四球で満塁のピンチを招いたが、バレンティンを内角高めの直球で二飛に打ち取った。  「0(点)で抑えようと一番に考えていたので、それはよかった」  オープン戦も5試合に登板して無失点と好調だった。「体を縦回転させて投げることを意識している。いい状態をキープしているかなと思う」とうなずいた。

◆阪神のドラフト1位・近本光司外野手(大阪ガス)が31日のヤクルト戦(京セラ)で、2点を追う四回先頭、中越え二塁打で出塁。チーム初安打を放ち、唯一の得点を生み出した。  「先頭だったので塁に出ることと、ストレートがいいピッチャーだったので、しっかりとらえられるようにと思っていました。結果からしたら、よかったと思います」  糸井の右前打で三進して大山の右犠飛で生還。プロ初得点を記録した。3試合連続で「2番・中堅」で先発。あす2日からはプロ初の伝統の一戦。歩みを止めず、少しずつ、太い柱となっていく。

◆阪神の藤川が1-2の九回に今季初登板し、3人で片付けた。雄平、西浦と連続三振に仕留め、大引は勢いのある直球で左飛。プロ21年目のシーズンで「いいスタートが切れたので良かった」とご機嫌だった。  オープン戦で安定感を欠いたこともあって守護神返り咲きはならなかったが、金村投手コーチは「抑えをやっていても抑えていると思う」と復調を喜んだ。 大山(四回に犠飛) 「結果は出せたが、負けてしまったので」 鳥谷(代打出場から遊撃を守り) 「言われたところでできることを頑張る」 阪神・清水ヘッドコーチ(西の好投を生かせず) 「西に勝たせてやりたかった。(攻撃陣が)今度取り返してくれれば」

◆阪神のドラフト3位・木浪聖也内野手(ホンダ)が31日のヤクルト戦(京セラ)で3試合連続で「1番・遊撃」で出場も、五回2死二塁の好機で代打・鳥谷を送られて交代となった。  オープン戦最多の22安打をマークしながら、開幕から11打席快音なし。悔しいか? との問いに「そうですね」。守備では一回無死一塁、青木の打球をはじいてしまい、遊ゴロ併殺を完成させられなかった。「あれがゲッツーだったら無失点だったかもしれない。反省します」。全てのプレーを、自身の糧へと変えていく。

◆阪神・西勇輝投手が31日のヤクルト戦(京セラ)で移籍後初登板初先発で7回を投げて4安打2失点。試合を作ったが、今季初黒星を喫した。   「(六回は)流れの変わり目も感じていたので(リプレー検証の)判定の後、0(点)で帰ってくるというのは一番、大事だった。それがいい形でいけたのでよかった。連勝を止めたことは悔しいですね」  六回2死一塁で、バレンティンがとらえた打球は左翼ポール際へ。一度は本塁打と判定されたものの、約3分間のリプレー検証の結果、ファウルに覆った。  一回2死一塁からバレンティンの中越え二塁打で先制を許し、雄平にも2者連続適時打。2失点した後は多彩な変化球と制球力で六回に青木に1安打を許しただけ。7回4安打7奪三振2失点、無四死球と二回以降は危なげなし。七回2死二塁で代打・高山を送られて降板した。

◆ヤクルトの坂口が八回の打席で阪神の島本の投球を左手付近に受けた。その場でうずくまり、代走が送られて交代した。

◆虎の若き4番・大山の劇的な逆転サヨナラ本塁打で、阪神開幕3連勝! バンザーイ、バンザーイ!! ちなみに本日4月1日はエープリルフールですよ~(えっ、新元号発表の静粛な日にウソをつくなって...反省)。負けたけど、3試合の総得点がわずか「4」でヤクルトに勝ち越したんだから、小さくバンザーイ!  オリックスからFA移籍してきた先発・西は、ローテの柱になってくれると確信したのだ。一回こそ移籍後初のマウンドの力みか得点を許したが、その後は絶妙のコントロールで7回を4安打、無四球で92球の省エネ投球...どんだけコントロールが良いの?!  開幕3試合、大方の予想通り投手陣は良かったが、やっぱり打線が打てない...(涙)。糸井以外は全員調子を落としているだけだから、このままではないと思うが(思いたい)、当分は『守り勝ち野球』が続きそうなので、全国の虎党は胃薬のご用意を!!  あ、その糸井だけど、開幕から3試合連続盗塁死ってプロ野球記録だったりして? 何はともあれ虎よ、開幕カード勝ち越しをアリガトウ!!

◆3試合連続で「1番・遊撃」で出場したD3位・木浪聖也内野手(ホンダ)だったが、11打席無安打で五回2死二塁で代打・鳥谷を送られて交代。悔しいか? との問いに「そうですね」。守備では一回無死一塁、青木の打球をはじき、遊ゴロ併殺を完成させられなかった。「あれがゲッツーだったら無失点だったかもしれない。反省します」と前を向いた。

◆何か思い詰めたような顔で、本日の当番デスク野下俊晴が早々と出社してまいりました。  彼はニコリともしないで野球デスクの席に座ると、つぶやくようにいうのです。「開幕から阪神が"らしさ"の片リンをみせて2連勝...。ということは僕の順番でカタルシス(鬱積した感情から解放されること)なんてどうせないんですヮ...」と哀しい覚悟。つまりは...もともと俺の運命はいつもこうなんだ...という顔だ。  研ぎ澄まされた野下の灰色の脳細胞は、すでにこの日のトラの運命が見えていたのか。いや、ひょっとして...という淡い希望も少し...。  「コギト・エルゴ・スム(我思う。ゆえに我あり...)」というのは仏の哲学者デカルトの有名な言葉です。  賢明なる皆さま、それにこれまで実に忍耐強い皆さま、とにかく口ではノノシリ倒しながら、ホンのちょっとのナイス・プレーや、かっこいいところを見せられるともうダメ。これまで散々、裏切られてきたのに...ひょっとしたら、ひょっとしなくても、多分、今日だけよ...もうほんとに...とかなんとか思いながら...3連勝するかもしれない...と思って京セラドームにかけつけた虎党の皆さまがモニターテレビの画面にアップになるたびに...胸が痛みました。  大阪・難波のサンスポ編集局でいつもの仕事。野下も「虎ソナ」班窓際の私めも、少しはワクワクしていた。なにもこんな寒い花冷えなのに、わざわざ桜を見にいくよりはマシかもしれない...アハハ...なんてもう何年も自分をなぐさめてきたことか...そして2時間58分後に起きた現実は...。  ソレを嫌というほど見てきた編集委員上田雅昭は、しかしこんな電話をくれた。  「阪神電車のなんば線が開通して、今年で10周年なんョ。その頃は金本知憲選手がバリバリの4番で、CMにも出ていた。それが今や...トラの主砲は毎年、入れ替わりなんや...」  ちなみにちょうど1年前の3月31日は東京ドームで巨人戦。4-2とリードしていて藤浪投手が六回に突如乱れて...このチームの命運をかけた藤浪に金本監督(当時)も覚悟の続投-結果は開幕連勝がスルリと手のひらからこぼれ落ちた。それからの乱高下たるや...。  トラ番サブキャップ長友孝輔は、あえて桜並木を選んで京セラドームまで歩いてみたそうです。彼は「3連勝というものを念じながら桜の香りを胸一杯に...」という表現をした。しかし...そうはならなかった。  竹村岳はスタンドに先発西勇輝投手の菰野高時代の戸田監督の姿を見つけて取材した。戸田さんは竹村の大体大の先輩にあたる。戸田氏は「彼なら十分やってくれるョ」といわれていたが、まさに見事な七回までの92球は次に期待がもてる。  実は窓際の席でパソコンを広げて...フトみるとこの日の試合開始までのリーグ順位表(チト気がはやいが...)が出ていた。阪神単独1位! 広島、巨人、DeNA、中日が2位! そして6位ヤクルト。このまま...と思ったら...3試合終了して...どうなったかは本日のサンスポ紙面で探してみて...。  でも、とにかく阪神は1位だった。これってデカルトの『我思う、故に我あり』ということを実証していたし、まだ1位だ...。

◆梅野は「8番・捕手」で出場し、先発の西を好リードした。「(西は)気持ちも切り替えてやっていたし、丁寧にコースにも決まっていた」。一回にバレンティンと雄平に連打を浴びて2失点したが、燕打線を7回4安打に抑えた。「緩急を大切にして、的を絞らせなかった」。自身は五回に左前打。七回1死一塁では犠打を成功させ、存在感を示した。

◆福留は3打数無安打。四回1死一塁で打席に入ると、初球にセーフティーバントを試みる(結果はファウル)など工夫を凝らしたが、快音は響かず。試合後も無言だった。開幕カードは無安打に終わったが、矢野監督は「孝介のバットで今まで勝ってきたし、勘のいい守備でチームを救ってくれた。これからも頼りにしていきたい」と信頼を寄せていた。

◆藤川は九回に今季初登板し、打者3人を無安打に抑えた。「去年は3ランでスタートしているので、(今年は)まあまあ」。先頭の雄平をフォークで空振り三振に斬ると、西浦は見逃し三振。大引には外角低めの直球で左飛に打ち取った。今年39歳を迎えるベテランは「とにかくみんなでいいスタートを切りたい」と力を込めた。

◆先発に復帰した雄平が一回2死三塁から適時二塁打で2点目をたたき出した。カウント3-0から西のシュートを捉えて左中間へ運び「(西は)コントロールが良いし、球種も多い。(積極的に)打つつもりだった」。前日は2年目の塩見に先発を譲っており、「出たときに結果を出し続けるしかない。勝利に貢献したい」と前を向いた。

◆--木浪は安打が出ていない  「そんなに順調にいくことは少ない。長嶋(茂雄)さんだって丸だって(巨人でのデビュー戦で)4三振でしょ。この経験が、どういう肥やしになっていくかっていう方が大事やと思う」  --島本が久々の登板で、いい仕事をした  「去年、ファームで見ていて『行けるぞ』と思っていたから。あの展開であの打者を迎えていったら、慎重になっていく。最後にバレンティンに、インコースに投げ切れたというのは大きな自信になると思う」  --リプレー検証のところは確信を持っていた  「明らかにファウルだったもん。『えーっ!?』と思って。全然切れたのに回していたから。ビデオ判定する必要ないぐらいファウルだと」  --負けてもテレビ会見した  「あっ、そうなん?伝えられる部分はしっかり伝えて、やっていければいいのかなとは現状、思っています。心変わりしたらすいません」

◆「4番・三塁」の大山は四回に右犠飛を放ち、今季初打点を記録した。それでも「結果は出せましたけど、負けてしまったので」と悔しさをにじませた。開幕から2試合連続でヒットを記録していたが、この日は快音なし。六、八回は連続で見逃し三振に倒れ、開幕カードは11打数2安打、打率・182。ここから調子を上げていく。

◆ヤクルト・坂口智隆外野手(34)が31日、阪神3回戦(京セラ)で死球を受けて途中交代した。八回2死の第4打席で、島本の141キロの直球が左手親指付近を直撃。表情をゆがめてベンチに下がり、代走に広岡が送られた。一回には右前打を放ち、先制点を演出していた。不動の1番打者の今後について、小川監督は「まだ分からない」と話すにとどめた。

◆汚名返上の一打は、中堅の頭上を越えた。一回2死一塁。ヤクルト・バレンティンが阪神・西の浮いた直球を捉え、今季初安打となる先制二塁打を放った。  「ベストなスイングを取り戻そうという気持ちで調整していた。ホッとした気持ちが強い」  開幕戦では四回無死一、二塁で空振り三振に倒れるなど、2試合で計4度得点圏に走者を置いて凡退していた。試合前の円陣では「投手陣が頑張ってくれている。野手で点を取って勝とう」と声を張り上げ、4番の役目を果たした。  六回には左翼ポール際へ特大の当たりを放った。本塁打と判定されたが、リプレー検証の末にファウルに。結局は空振り三振に倒れたものの「判定通りだと思うし、従うしかない」とチームの勝利もあり、潔かった。 (長崎右)

◆西の虎初登板をひと目見ようと、三重・菰野高時代の恩師・戸田直光監督(56)もスタンドで観戦。「小さい世代の子の目標だったり、夢を与えられる選手になってほしい」とエールを送った。オリックス時代には、ナゴヤドーム登板時などに部員全員を連れて観戦したことも。阪神入団を決めたときにはLINE(無料通話アプリ)で「阪神に決まりました」と連絡がきたという。「プレッシャーに負けず、主力であってほしい。年間10勝はしてほしい」と願っていた。

◆またしても攻撃の口火を切った。D1位・近本光司外野手(大阪ガス)が2点を追う四回先頭、中越え二塁打で出塁。チーム初安打を放ち、唯一の得点を生み出した。  「先頭だったので塁に出ることと、ストレートがいいピッチャーだったので、しっかりとらえられるようにと思っていました。結果からしたら、よかったと思います」  糸井の右前打で三進して大山の右犠飛で生還。プロ初得点を記録した。  3試合連続で「2番・中堅」で先発。起用を続ける矢野監督は「こちらの要求というか、求めているところはもっともっと高いところにある」としながらも「1個1個経験していくというのが、ルーキーにとっては特に大きなものにつながっていく」と成長過程であることも強調。今後の活躍に、誰よりも大きな期待をかけている。  「僕の中では、オープン戦と同じようにやっているつもり。一緒かな...と。今まで通りできていると思います」と近本。2日からはプロ初の伝統の一戦。歩みを止めず、少しずつ、太い柱となっていく。 (竹村岳)

◆ヤクルトは31日、阪神3回戦(京セラ)に2-1で勝ち、今季3戦目で初勝利を挙げた。オフに日本ハムからトレードで移籍した高梨裕稔投手(27)が初先発し、6回3安打1失点の好投で移籍後初勝利。七回からは梅野-近藤-石山の『勝利の方程式』で逃げ切った。  『2019年版・勝利の方程式』がチームを今季初勝利に導いた。七回を梅野、八回を近藤、九回は石山が三者凡退で締めた。昨季35セーブの守護神・石山は開幕戦で三塁打を浴び、暴投でサヨナラ負けを喫していただけに「リベンジという気持ちはあった。チームの初勝利、高梨の初勝利。全部考えて投げた」と雪辱した。開幕3連戦は計4失点と投手陣の奮闘が光る。石山は「中継ぎ陣はゼロで抑えている。みんな良い状態で(九回まで)持ってきてくれる」と信頼感を口にした。

◆外角低めのスライダーでバレンティンを空振り三振に仕留めると、西は拳を握ってほえた。敗戦投手となったものの、二回以降は1安打のみ。虎初先発で"さすが西"を存分に見せつけた。  「(六回は)流れの変わり目も感じていたので(リプレー検証の)判定の後、0(点)で帰ってくるというのは一番、大事だった。連勝を止めたことは悔しいですね」  オリックスからFA移籍して公式戦初登板。投げ慣れた京セラのマウンドで躍動した。六回2死一塁で、バレンティンの打球は左翼ポール際へ。一度は本塁打と判定されたものの、約3分間のリプレー検証の結果、ファウルに覆った。この程度で通算74勝右腕は動じない。投げ直しとなっても丁寧にコーナーをつき、外角低めのスライダーで空振り三振に仕留めた。  高い修正能力も披露した。一回2死一塁からバレンティンの中越え二塁打で先制を許し、雄平にも2者連続適時打。2失点して「連打を食らうとか、ミスは反省しないといけない」と悔やんだが、その後は多彩な変化球と制球力で六回に青木に1安打を許しただけ。7回4安打7奪三振2失点、無四死球と二回以降は危なげなかった。  新しい仲間の思いに胸を熱くして腕を振った。前日30日の試合後のチームミーティング。ナインは新たな約束事を追加した。西に初勝利を-。内容を伝え聞いた背番号16は「うれしかった。(心に)響きますし。初回に点をとられて、くよくよしそうなときにも、みんなが声をかけてくれた。いいチームだなと思いました」と感謝した。  七回2死二塁で代打・高山を送られて降板したが、ベンチでは打席に行く準備をしていた。矢野監督は「打席が回ってこなければ、まだ行けるような感じやった。本当に西らしさは出してくれた」と92球を称賛。西自身も「常に一定の気持ちで、次も自分らしい投球ができればいい」と前を向いた。次こそ白星も手にして、100点満点の笑顔を披露する。 (新里公章) 西について阪神・福原投手コーチ 「粘って投げてくれた。勝ちはつかなかったけど、いいピッチングをしてくれた。次も頑張ってほしいです」 先発した西について阪神・金村投手コーチ 「素晴らしい。テンポもいい。立ち上がりがもったいなかった」

◆これぞ矢野流! 阪神はヤクルトに1-2で競り負け、開幕カード3連勝はならず。それでも矢野燿大監督(50)は早めの代打投入やここぞの中継ぎ続投と、随所に"らしい"采配で執念をみせた。試合後には敗戦にもかかわらず、グラウンドに出てあいさつ。2日からは敵地で巨人と対戦。開幕カードを勝ち越した勢いで、同率1位の宿敵を倒すぞ~!  あるときは驚くほど情熱的に、強いタッチで。またあるときは冷静に、グッと筆を止めて-。惜敗で開幕3連勝は逃したが、矢野監督のビジョンはくっきりと描かれた。1-2の五回2死二塁でD3位・木浪聖也内野手(ホンダ)に代打・鳥谷。超満員の京セラドームを、濃淡鮮やかな矢野色に染め上げた。  「ちょっと空気、変えたいなと思って。何が一番アレかなと。空気を変えたいっていうところで一番、変えられるのはトリ(鳥谷)なんで」  西が初先発で奮投し、3日連続でロースコアのシビれる展開。開幕3連勝をつかみにいくために思い切った。オープン戦で12球団最多22安打を放ち「1番・遊撃」の座をつかんだ新星を、11打席無安打だったとはいえスパッと代えた。鳥谷に対し、ヤクルトの先発・高梨は勝負しきれず四球。2死一、二塁となって、D1位・近本光司外野手(大阪ガス)が一ゴロに倒れた以外は、将の思いどおりだった。  そのまま鳥谷を今季初の遊撃守備に送り出す一方、継投では動かないことで奮い立たせた。八回を託した島本が、死球と安打で2死一、二塁のピンチを招いた。山田哲、バレンティンの3、4番を迎え、右投手を送り込みたい場面だったが、任せた。山田哲は四球で歩かせたが、B砲の内角を攻めて二飛に抑えた。  「いい場面でああいう投球を見せてくれるなら、どんどん使いたい。みんなが戦力になるっていうことが、シーズンが進んでいくなかでは大きなモノに変わっていく」  ここぞでは気持ちいいほどの決断力。そして、こうと決めたら信頼して収穫を得させる。一丸となって進み、個人の背中はドンドンと押していく矢野イズムが劣勢のなかでも、あふれ出た。六回にバレンティンの左翼ポール際への大飛球が本塁打と判定されたときにはベンチを飛び出して猛アピール(リプレー検証の末、ファウルに)。勝利への執念を見せつけた。  1-2で就任後初黒星となったが、その後も矢野流だ。全員でグラウンドに整列し、ファンへあいさつ。これまで勝利時にしかやっていなかったが、敗戦でも感謝の気持ちを直接、伝えた。  「ずっとやろうと決めていた。気持ちのつながりというのがね、お互いの中にできていければ」  2日から2勝1敗で並ぶ巨人、リーグ3連覇の広島との敵地6連戦が控える。だが、こんなに鮮やかに勝利への絵を思い描ける指揮官なら、虎党も巻き込み、快進撃へと虎を導けるはずだ。  「前評判通り、強いと思う。思いっきしぶつかって、ジャイアンツ、倒してきたいと思います」  2007年の14勝9敗1分け以来、勝ち越しがない宿敵に一丸で立ち向かう。矢野色で、セ界を染めていく。 (長友孝輔)

◆ヤクルトは31日、阪神3回戦(京セラ)に2-1で勝ち、今季3戦目で初勝利を挙げた。オフに日本ハムからトレードで移籍した高梨裕稔投手(27)が初先発し、6回3安打1失点の好投で移籍後初勝利。七回からは梅野-近藤-石山の『勝利の方程式』で逃げ切った。2日には神宮で本拠地開幕戦を迎え、6連戦(対DeNA、中日)に挑む。  待ちに待った勝利のハイタッチ。最後の飛球を捕った中堅・青木からウイニングボールを受け取ると、小川監督は満面の笑みを浮かべ、そのまま高梨に手渡した。今季3試合目での初勝利。指揮官は、好投した先発右腕を手放しでたたえた。  「よく頑張った。非常に気持ちの入った投球だった」  渾身(こんしん)の100球目を、捕手・松本直のミットに突き刺した。六回2死。高梨が投じた146キロの直球は外角低めに決まり、福留を見逃し三振に封じた。小さくガッツポーズし、6回3安打1失点。7三振を奪う快投で、移籍後初登板で初勝利を挙げた。  「本当に緊張したんですけれど、粘って6回を投げられてホッとしましたし、うれしいです」と喜んだ背番号14。ヤクルト球団設立50周年となる節目の2019年を前に、先発の柱にと期待され、日本ハムから加入した。140キロ台中盤の直球と110キロ台のカーブ、落差の大きいフォークボールで阪神打線を翻弄し、失点は四回無死一、三塁からの大山の犠飛のみ。先発候補だったブキャナン、スアレスがコンディション不良で出遅れる中、3戦目の先発起用に応え、最高の新天地デビューを果たした。  「スワローズの優勝に貢献できるように、こういう投球を続けていきたい」  そう誓った高梨。恩師の言葉を胸に、腕を振った。山梨学院大時代、巨人と日本ハムで通算167勝を挙げた高橋一三氏(享年69)が監督で、指導を受けた。投手としての基礎を学び、食事にも何度も連れていってもらったという。忘れられない言葉は「長所を忘れるな。直球でどんどん強気に押していけ。その中で投げるカーブとフォークが効いてくる」。プロ入り後も、意識し続ける。この日も「強気に攻められた。直球でどんどん押していけた」と、教えをマウンドで体現した。  小川監督は2連敗した前夜、つながりを欠く打線に「我慢」と口にした。この日もロースコアの展開だったが、投手陣が踏ん張った。高梨の後は梅野-近藤-石山の『勝利の方程式』が七回から1イニングずつ、無失点リレー。この開幕3連戦を合計しても、わずか4失点に抑えている。  2日からは本拠地・神宮での6連戦(対DeNA、中日)。小川監督は「よく投げてくれた」と投手陣をねぎらった。接戦をしのぐのは、2位へと『再起』した昨季に続く勝ちパターン。平成最後となる1カ月で、燕がさらに勢いに乗る。 (横山尚杜)

◆3試合で4得点。勝ち越したものの、得点力不足が顕著な阪神打線を立て直すには? サンケイスポーツ専属評論家・土井正博氏(75)は4番・大山悠輔内野手(24)の爆発に尽きる、と指摘。現状で「読み合いに負けている」と、若き主砲の奮起を期待した。  開幕して、得点しているチームの傾向をみれば分かりやすい。日本ハム・中田、ソフトバンク・柳田、DeNA・筒香...。中心打者に長打が出れば点は入る。単純明快だ。打線の誰もかれもの調子を上げるなんて大変な作業。阪神もクリーンアップ、特に4番・大山に一本でれば、得点力不足はある程度、解消できるとみる。  大山はこの日も犠飛はあったが無安打。2打席連続見逃しに、調子の上がらない現状が見え隠れしているが、特に象徴的なのは八回の打席だ。  この打席前、相手バッテリーは調子の悪くない糸井を(四球で)避け、大山勝負を選択している。その初球。大山は真っすぐを待っているところに変化球が来たのに、バットが止まらず空振りした。投手と打者は"化かし合い"。その読み合いで負けてしまっているのだ。  その時々の打席で相手はどう攻めてくるか。一発を警戒して外角攻めになるのか。ならばその球を真ん中にするように立ち位置を変えるのも一手。ゲッツーを取りに来るのか。ならば球種、コースも絞れる。読み合いに勝つことが、今の大山には求められる。堂々たる4番になる可能性を秘めているだけに「勉強」していってもらいたい。  付け加えるなら、流し打ちとか右方向とか考えず、相手が警戒する強いスイングも望みたい。  福留も調子を落としている。スイングの際、コンパクトさが影を潜め、体が大きく揺するようになってしまっている。結果、体重が前にかかるのが早くなっているのだ。とはいえ、福留は短期間で修正してくるだろう。阪神打線はやはり、大山次第だ。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(1↑)
巨人
210 0.667
(↑0.167)
-
(↓1)
140
(-1)
11
(+6)
10
(+3)
1
(+1)
0.000
(-)
0.000
(-)
1
(1↑)
DeNA
210 0.667
(↑0.167)
0
(↓1)
140
(-1)
12
(+3)
12
(+2)
1
(-)
0.000
(-)
0.000
(-)
1
(-)
阪神
210 0.667
(↓0.333)
0
(-)
140
(-1)
4
(+1)
3
(+2)
1
(-)
1.000
(-)
0.000
(-)
4
(2↓)
広島
120 0.333
(↓0.167)
1
(-)
140
(-1)
10
(+3)
11
(+6)
2
(-)
1.000
(-)
0.000
(-)
4
(2↑)
ヤクルト
120 0.333
(↑0.333)
1
(↑1)
140
(-1)
3
(+2)
4
(+1)
0
(-)
0.000
(-)
0.000
(-)
4
(2↓)
中日
120 0.333
(↓0.167)
1
(-)
140
(-1)
12
(+2)
12
(+3)
1
(+1)
2.000
(↑1)
0.000
(-)