西武(★3対10☆)ロッテ =オープン戦1回戦(2019.03.19)・メットライフドーム=
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ロッテ
001603000101312
西武
00010110031100
勝利投手:涌井 秀章(1勝1敗0S)
敗戦投手:ニール(0勝1敗0S)

本塁打
【ロッテ】角中 勝也(1号・4回表2ラン),バルガス(1号・4回表2ラン)

  DAZN
◆ロッテは、先発・涌井が5回1失点の好投。要所を締める投球で、順調な仕上がりを見せた。対する西武は、先発・ニールが5回10安打7失点と乱調。開幕ローテーション入りが有力視される助っ人右腕が、結果を残せなかった。

◆ロッテが1点リードの4回に打者一巡の猛攻で一挙6点を奪った。 無死一塁、角中が右中間への2ランを放つと続くレアードも左前打で出塁。オープン戦打率3分8厘と苦しむバルガスが右中間へ2ランで続いた。さらに2死二、三塁から中村奨の右翼線への2点適時二塁打でリードを7点に広げた。 ロッテ先発の涌井は4回まで5安打1失点と粘りの投球を続けている。

◆ロッテ藤原恭大外野手(大阪桐蔭=18)が、オープン戦23打席目で初長打&初打点となる走者一掃の適時三塁打を放った。 6点リードの6回一死満塁、1ボールから西武相内の外角の直球を逆らわず、左中間へ運んだ。二塁ベースを回ると一気に加速し三塁を陥れた。 守備につく際には、右翼スタンドからの「藤原コール」に帽子を取り応えた。 ここまでのオープン戦では22打数5安打3打点、打率2割2分7厘。井口監督もオープン戦終了までは1軍同行を明言しており、開幕1軍に向けアピールを続ける。

◆実力でつかみ取る。ロッテ・ドラフト1位の藤原恭大外野手(18=大阪桐蔭)が19日、オープン戦23打席目で初長打&初打点となる走者一掃の適時三塁打を放った。6点リードの6回1死満塁、西武相内の直球を左中間へ。調子が上向いてきた打撃はもちろん、走塁でもアピールに成功した。ここまでオープン戦で23打数5安打3打点、打率2割1分7厘。開幕1軍へ、勝負の日々が続く。6点リードの6回1死満塁、1ボールからの相内の2球目。藤原は外角の143キロの直球を逆らわず、左中間へ運んだ。「満塁というより、自分のスイングをしようという意識で打席に立ちました。調子もよくなっているので、1球目から振っていこうという意識でしっかり1球で仕留められたのでよかった。打ち損じが減ってきた」。二塁ベースを回ると一気に加速し、三塁を陥れた。 動画を見直し、自分のフォームが崩れているのに気づいた。転機となったのは16日の日本ハム戦だった。最終打席で右飛に倒れたが、凡打の中にも好感触を得た。「『打ちたい』と思って前のめりになっていたのに気づいた。自分のフォームがわかってきて、自信というか1球目から打っていけてる」と好調の要因を分析する。 外野の定位置はこの日2ランを放った角中は当確だが、実績のある荻野の調子が上がってこない。この日3安打の加藤、1番の起用の多い岡、途中出場が大半ながら打率3割8分5厘と結果を残すベテラン清田と混戦状態だ。井口監督は「外野手はいい競争をしている。一番調子のいい人をと思っています」と横一線を強調。藤原については「(三塁打の打席は)左中間ですけど三塁まで走って、足の速さが出ましたね。しっかり振れてるし守備も含めてしっかり動けている」と評価した。"ドラ1ルーキー"ということを抜きにしても実力で定位置争いに食い込んでいる。 オープン戦は残り4試合。1軍に同行しながら、試合のない日には経験を積むためファームの試合に出場する可能性もある。「残りたいという気持ちも強いですし、もっとやらなきゃという気持ちもある。1打席、2打席の勝負だと思うので、そこに100%を持って行けるように練習からやっていきたい」。藤原がその手で1軍をつかみ取る。【久永壮真】

◆新定位置に座って定位置確保! 西武金子侑司外野手が19日、今季ホーム初戦となるロッテ戦に「1番左翼」で先発。 7回に左中間へ三塁打を放ち、悪送球の間に一挙に本塁を陥れた。「1本出てよかった。明日以降もしっかりやっていきたい」。ベンチでは昨季まで浅村が座っていた場所に腰を下ろした。「場所を変えたくて探していたら、そこしか空いてなかった。思いきっていかせてもらいました」と笑顔。他選手も遠慮した? 主力の「定位置」をゲット。試合でも秋山に代わる新1番として、不動の地位を確立していく決意だ。

◆右足首痛で戦列を離れていた西武中村剛也内野手(35)が2安打1四球と活躍した。 「6番三塁」で先発。2回無死、ロッテ先発涌井から中堅右に二塁打を放ってホームのファンを沸かせた。「思いのほか寒くなかったので良かった。(打撃も走塁も)問題なくできたし、もう少し上げていければ」。本拠でしっかり調子を整え、万全な状態で開幕へ臨む。

◆ロッテのケニス・バルガス内野手(ツインズ3A)がオープン戦1号となる2ランを放った。 4回無死一塁、135キロのチェンジアップを右中間へ。三本間では自身の代名詞でもある「ゴリラ」ポーズを決めナインに迎えられた。「練習の成果が出た。力みすぎないで、当てることを意識している」と日本の野球に適応してきた。

◆開幕2カード目の西武3連戦の初戦に内定しているロッテ涌井秀章投手が、順調な仕上がりを見せた。 5回6安打1失点で5奪三振。毎回走者を背負いながらも最少失点でまとめた。これまでのオープン戦では3回3失点、4回4失点と満足いく結果を残せておらず「そろそろ結果を出さないとと思っていた。後はテンポとスライダーを修正するだけ。(初戦の相手だから)隠す球は隠した」と話した。

◆実力でつかみ取る。ロッテ・ドラフト1位の藤原恭大外野手(18=大阪桐蔭)が19日、オープン戦23打席目で初長打&初打点となる走者一掃の適時三塁打を放った。6点リードの6回1死満塁、西武相内の直球を左中間へ。調子が上向いてきた打撃はもちろん、走塁でもアピールに成功した。ここまでオープン戦で23打数5安打3打点、打率2割1分7厘。開幕1軍へ、勝負の日々が続く。 6点リードの6回1死満塁、1ボールからの相内の2球目。藤原は外角の143キロの直球を逆らわず、左中間へ運んだ。「満塁というより、自分のスイングをしようという意識で打席に立ちました。調子もよくなっているので、1球目から振っていこうという意識でしっかり1球で仕留められたのでよかった。打ち損じが減ってきた」。二塁ベースを回ると一気に加速し、三塁を陥れた。 動画を見直し、自分のフォームが崩れているのに気づいた。転機となったのは16日の日本ハム戦だった。最終打席で右飛に倒れたが、凡打の中にも好感触を得た。「『打ちたい』と思って前のめりになっていたのに気づいた。自分のフォームがわかってきて、自信というか1球目から打っていけてる」と好調の要因を分析する。 外野の定位置はこの日2ランを放った角中は当確だが、実績のある荻野の調子が上がってこない。この日3安打の加藤、1番の起用の多い岡、途中出場が大半ながら打率3割8分5厘と結果を残すベテラン清田と混戦状態だ。井口監督は「外野手はいい競争をしている。一番調子のいい人をと思っています」と横一線を強調。藤原については「(三塁打の打席は)左中間ですけど三塁まで走って足の速さが出ましたね。しっかり振れてるし守備も含めてしっかり動けている」と評価。"ドラ1ルーキー"ということを抜きにしても実力で定位置争いに食い込んでいる。 オープン戦は残り4試合。1軍に同行しながら、試合のない日には経験を積むためファームの試合に出場する可能性もある。「残りたいという気持ちも強いですし、もっとやらなきゃという気持ちもある。1打席、2打席の勝負だと思うので、そこに100%を持って行けるように練習からやっていきたい」。藤原がその手で1軍をつかみ取る。【久永壮真】

◆西武の新外国人投手のニールが5回を投げて10安打7失点と打ち込まれた。4四球を与え「これまであんなに四球を出したことがない。何かがおかしい。高くなった球を打たれたし、次回までに修正したい」と首をひねった。  四回は角中とバルガスに2ランを浴びるなど6長短打で6点を失った。第1ストライクを見事なまでに捉えられ、辻監督は「あれだけ積極的に振って来られたら考えるでしょう。球威がある方ではないのだから」と注文を付けた。

◆ロッテの涌井は101球と球数を要したものの、5回を6安打1失点にまとめた。過去2試合は打ち込まれていただけに「結果をそろそろ出さないといけないと思っていた」と安堵感をにじませた。  直球の精度が上がらずにいたが、遠投を行うなど修正して、球に強さが出てきた。井口監督は「球はかなり走っていた。走者を背負ったが、しっかり試合をつくってくれた」と評価した。

◆涌井が先発し、5回を6安打1失点。オープン戦は不振が続いていただけに「そろそろ結果を出さないと、と思っていた」と静かに振り返った。5三振を奪ったが、101球を要したことに「あとはテンポと、スライダー(の修正)」と課題を掲げた。開幕4戦目の先発を務める右腕を、井口監督は「球が走っていて、しっかりゲームを作った」と評価した。

◆新外国人右腕のニールが四回に2本の2ランを浴びるなど、5回10安打7失点と炎上。「かなり高めに球がいってしまい、それを捉えられてしまった」と反省した。開幕2カード目となる4月2~4日のロッテ戦(メットライフ)での先発が有力。「投げてみて相手のことも分かった。2週間後に投げることがあれば、きょうの自分とは違う姿を見せたい」と誓った。

◆1軍生き残りへ、猛アピールだ。ロッテのドラフト1位・藤原恭大外野手(18)=大阪桐蔭高=が六回、西武の2番手・相内が投じた143キロの外角直球を左中間にはじき返した。  「前に比べたら打ち損じは少なくなった。あそこ(の場面)は、難しい球に反応できた」  五回に代走で出場し、六回1死満塁の好機にオープン戦10試合目で初打点となる3点三塁打。50メートル走5秒7の俊足を飛ばして、勢いよく三塁にスライディングすると、大阪桐蔭高の大先輩、中村と"接触"。ペコリと頭を下げた。  これが初長打だった。毎日、自身の打撃動画を分析し、打席の中で猫背になっていたことに気がついた。打ちたい気持ちが強く、前のめりになっていた体勢を修正した。  ロッテの外野争いはし烈を極めている。レギュラー候補の角中、岡、加藤や清田、荻野らと1軍枠を争っている。井口監督は「調子のいい選手を使う」といいつつも、18歳の活躍には「いい場面で回ってきて三塁打。足の速さが出た。何か持っているのかな」と目尻を下げた。  もちろん、藤原は置かれた立場を理解している。「1軍に残りたいけど、五回(途中出場)から、100%の力を出せるようにしたい」。残り4試合。サバイバルは開幕直前まで続く。 (広岡浩二)

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
722 0.778
(↑0.028)
-
(-)
51
(+4)
39
(+3)
7
(+1)
4
(-)
0.238
(↓0.001)
3.450
(↑0.05)
2
(1↓)
楽天
621 0.750
(-)
0.5
(↑0.5)
45
(-)
29
(-)
7
(-)
6
(-)
0.259
(-)
2.670
(-)
3
(-)
ソフトバンク
730 0.700
(-)
0.5
(↑0.5)
39
(-)
34
(-)
9
(-)
6
(-)
0.238
(-)
3.400
(-)
4
(-)
ORIX
642 0.600
(↓0.067)
1.5
(↓1)
48
(+1)
40
(+4)
8
(-)
15
(-)
0.268
(↓0.008)
2.100
(↓0.19)
5
(-)
巨人
750 0.583
(-)
1.5
(↓0.5)
46
(-)
48
(-)
9
(-)
8
(-)
0.232
(-)
3.860
(-)
6
(3↑)
ロッテ
451 0.444
(↑0.069)
3
(-)
45
(+10)
40
(+3)
6
(+2)
9
(+1)
0.241
(↑0.012
3.740
(↑0.2)
7
(-)
日本ハム
342 0.429
(-)
3
(↓0.5)
41
(-)
32
(-)
12
(-)
7
(-)
0.279
(-)
3.580
(-)
8
(2↑)
DeNA
463 0.400
(↑0.067)
3.5
(-)
47
(+8)
58
(+4)
11
(+2)
4
(-)
0.246
(↑0.014)
4.100
(↑0.09)
8
(2↓)
西武
461 0.400
(↓0.044)
3.5
(↓1)
48
(+3)
56
(+10)
5
(-)
14
(+2)
0.249
(↑0.006
3.820
(↓0.64)
10
(2↓)
ヤクルト
580 0.385
(↓0.032)
4
(↓1)
58
(+3)
60
(+4)
13
(+2)
16
(+1)
0.255
(↑0.004)
3.970
(-)
10
(-)
中日
581 0.385
(↑0.052)
4
(-)
37
(+4)
47
(+1)
6
(-)
6
(+1)
0.208
(↑0.004)
3.240
(↑0.25)
12
(-)
阪神
381 0.273
(↓0.027)
5
(↓1)
33
(+4)
55
(+8)
5
(-)
13
(+2)
0.224
(↑0.001)
4.410
(↓0.39)