ロッテ(★0対1☆)中日 =オープン戦3回戦(2019.03.09)・ZOZOマリンスタジアム=
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中日
1000000001300
ロッテ
0000000000100
勝利投手:笠原 祥太郎(1勝0敗0S)
(セーブ:鈴木 博志(0勝0敗3S))
敗戦投手:石川 歩(0勝1敗0S)
  DAZN
◆中日は、先発・笠原が6回を無安打に抑える完璧な投球。開幕に向け、状態の良さをアピールした。対するロッテは、先発の石川が4回1安打1失点の好投。開幕投手に指名されている右腕が、本拠地のマウンドで順調な調整ぶりを披露した。

◆ロッテのドラフト1位藤原恭大外野手(18=大阪桐蔭)が途中出場し、好機で凡退した。 7回から荻野に代わり、中堅の守備で出場。続く8回1死一、二塁のチャンスで打席が回ってきたが、中日祖父江の3球目、高めの144キロ直球を打って中飛に倒れた。

◆1軍合流即ヒット! ロッテ藤岡裕大内野手がチーム唯一の安打を放った。7回、中日福から9球粘って直球を右前へ。「正直、早く1本出したかった。ボールもよく見えているし、いい形で動けている」と納得の表情。 右膝故障で2軍調整が続いたが、守備でも軽快な動きを披露。井口監督も「下でしっかりやっていたし、守りも安心感がありますね」と満足そうに話した。

◆ロッテは開幕投手に内定している石川歩が先発し、4回1安打1失点と好投した。 初回先頭の平田に三塁打を浴びたが、その後は最速149キロの直球にシュートを効果的に織り交ぜ、内野ゴロ8つの危なげない内容で、12者連続凡退。「変化球の感触もよかった。全体的にはよくなっていると思います」と冷静に話した。

◆風当たりの強さに負けない! ロッテのドラフト1位藤原恭大外野手(18=大阪桐蔭)が、リニューアルされたZOZOマリンスタジアムで本拠地デビュー。名物の強風を体感した。 試合前セレモニーで、ホームのファンから大声援を浴びた。7回の守備から途中出場し、8回1死一、二塁のチャンスで打席に入ると、さらなる声援とともに、名物の強風を肌で感じた。「バットが揺れるくらいの体験したことのない風。打席であれほどの風は今までなかったです」。関東地方に吹いた春一番でユニホームがはためく中、中日祖父江の3球目、高め144キロ直球を捉えたが、打球は伸びを欠いて中飛に終わった。「若干、芯を外しました。力不足です」。その後は打席、守備機会ともになしで終わったが「これからは風を頭に入れてやっていきたい」。感覚は即時インプットし、今後の試合に生かす決意だ。 この日は大阪桐蔭でチームメートだった中日根尾が実戦デビュー。結果を伝え聞くと「根尾は努力と経験で徐々に合わせていくタイプ。根尾のペースでしっかりやってほしい」。同じく大注目を浴びる元同僚を気遣った。ホームの強風を追い風に変え、さらなる飛躍を目指す。【鈴木正章】

◆中日は守護神筆頭候補の鈴木博志投手が1-0の9回を3人で締めた。先頭の高浜を149キロ速球で見逃し三振。三木はカットボールで空振り三振に封じるなど、危なげない投球で1点差を守った。 オープン戦4試合に登板し、計4イニング無失点で3セーブ目。「まっすぐをしっかり投げられているのが何よりです。毎試合毎試合、信頼される投球を続けていければ」と力を込めた。

◆中日笠原が初の開幕投手に前進した。今春3試合目のオープン戦で最長の6回を投げ、許した走者は4回1死から四球の平沢だけ。カットボール、カーブ、得意球のチェンジアップを操ってロッテ打線を無安打無得点に封じ「ちょっと出来過ぎな感じもあると思うんですけど。結構まとまった、いい投球ができたかなと思います」とうなずいた。 前回登板の2日ロッテ戦は3回2/3を2安打無失点。内角への直球、カットボールの精度を課題に残していた。その課題をクリアし、カーブの制球も確認しての手応えだ。 最速164キロのエンニー・ロメロ(28=ロイヤルズ)、大野雄らと開幕を争う。与田監督は「きょうの試合よかったから、とかいう判断だけではない」と、キャンプからの総合判断で開幕投手を決める。笠原は「(開幕は)意識はしない。結果残してローテーションに入ることが大事だと思うので、それを目指してやってます」と言う。3試合で安定感、修正能力を実証。大役に近づく結果を、この日も残した。【堀まどか】

◆日本代表に招集された京田を欠いた影響もあり、中日与田監督は「昨年もそうしていたし、いろいろな形を見たい」と平田を1番右翼で起用した。 平田は1回に「攻める気持ちは強かった」といきなりフェンス直撃の中越え三塁打を放ち、先制点の足掛かりをつくった。今季からバットの素材をアオダモからメープルに変更し、形状も試行錯誤しながら実戦での感覚を調整中だ。「だいぶ良くなってきている」とこの日で自信を深めたバットが、6回の打席で折れた。しっくりきていただけに「どうしようかな」と困り顔だった。

◆ロッテは9日、本拠地・ZOZOマリンスタジアムでのオープン戦初戦となる中日戦を行い、先発の石川歩投手(30)が4回を投げ、1安打1失点と好投した。  一回、先頭・平田の打球が中堅手・岡の頭上を越える三塁打となり、続く大島の二ゴロの間に先制を許した。しかし、そこから打者12人をパーフェクトにおさえる、圧巻の投球を披露した。  3月29日の楽天戦(ZOZOマリン)で開幕投手を務める右腕は、前回28日のソフトバンクとの練習試合(宮崎・アイビースタジアム)でも、4回2安打無失点と安定した投球を見せており、6年目で初となる大役に向けて順調な仕上がりをアピールした。

◆ロッテは9日、本拠地・ZOZOマリンスタジアムでのオープン戦初戦となる中日戦を行い、打線がわずか1安打に終わり、0-1で敗れた。  六回まで中日先発・笠原の前に無安打におさえられていたが、七回に代わった福から、3番・藤岡裕大内野手(25)がチーム初安打となる右前打を放った。  「早く1本出したいという思いはあったので、なんとか1本出てよかった」  昨季、ルーキーながら遊撃のレギュラーを獲得したが、今季は右膝裏に痛みを訴えてキャンプから2軍調整が続き、前日8日の全体練習から1軍に合流。復帰初戦でいきなり結果を残した。  「治ってすぐからだいぶいい形で、動くことに関してはもう不安も怖さもない」と藤岡。頼れる男の復帰に井口監督も「ヒットも出ましたし、下でしっかりやってくれていたので、状態はよくなったと思う。やっぱり安心感がありますね」と信頼を口にした。

◆ロッテは9日、本拠地・ZOZOマリンスタジアムでのオープン戦初戦となる中日戦を行い、0-1で敗れた。  打線は1安打と元気がなかったが、開幕投手を務める先発の石川歩投手(30)が4回1安打1失点。昨季、チームトップ13勝の3番手・マイク・ボルシンガー投手(31)が4回1安打無失点。開幕1、2戦目を任されることが内定している2人がともに好投を見せた。  石川は先頭に中越え三塁打を許すも、それ以外は打者12人をパーフェクト。「全体的によくなってきている。真っすぐが前回よりよかった分、変化球の感覚もよかった」とうなずいた。  ボルシンガーは六、七、八回を三者凡退。九回も先頭・亀沢に内野安打を打たれたが、続く松井佑を見逃し三振、遠藤を一塁への併殺打に仕留め、打者12人で攻撃をおさえた。「打者の内角に投げることに意識を集中させた。4イニング毎回、自分の中ではいい投球だった」と納得の表情を浮かべた。  開幕ダッシュのカギをにぎる2人の右腕の好投に井口監督も「石川も球速がだいぶ出てきましたし、ピッチャー陣はうまく調整できているんじゃないかと思います」と評価した。

◆開幕投手に決まっているロッテの石川は、4回を1安打1失点にまとめた。一回、先頭の平田に三塁打を打たれた後は走者を許さなかった。最速149キロを記録し「全体的には良くなっている。しっかり制球できるようにやっていく」と前を向いた。  本拠地は今季から外野に「ホームランラグーン」と呼ばれる席が新設され、外野フェンスが最大で4メートル前に出た。投手にとっては不利となるだけに「(フェンスが)近いなとは思いましたね」と率直な感想を口にした。 井口監督(零敗に) 「チャンスで一本欲しかった。投手陣はうまく調整できているんじゃないか」 ボルシンガー(4回無失点) 「打者の内角にしっかり制球することを意識した。自分の中ではいい投球ができた」 藤原(本拠地初登場。八回1死一、二塁の好機で中飛) 「若干詰まった。もう一押しという感じ。まだまだ力不足」

◆日本代表に招集された京田を欠いた影響もあり、中日の与田監督は「昨年もそうしていたし、いろいろな形を見たい」と平田を「1番・右翼」で起用した。平田は一回に「攻める気持ちは強かった」といきなりフェンス直撃の中越え三塁打を放ち、先制点の足掛かりをつくった。  今季からバットの素材をアオダモからメープルに変更し、形状も試行錯誤しながら実戦での感覚を調整中だ。「だいぶ良くなってきている」とこの日で自信を深めたバットが、六回の打席で折れた。しっくりきていただけに「どうしようかな」と困り顔だった。 与田監督(笠原の好投に) 「大野奨のリードも良かった。(今季初の無失点リレーに)選手それぞれが自信をつけてくれればそれが良い」 中日・勝崎コンディショニングコーチ(血行障害で左手を手術した岡田が2四球を与えて交代) 「心配はいらない。全然大丈夫そう」

◆開幕投手候補の3年目左腕、笠原が6回無安打無失点と好投。走者は四回、平沢に四球を与えたのみで「ちょっとでき過ぎの感覚はある。まとまったいい投球ができた」と手応えを語った。この日はカーブがテーマで、カットボールと合わせてストライクを稼いだ。与田監督は「きょう良かったからといって判断はしない」と開幕戦を任せることを明言しなかったが、左腕は存在をアピールした。

◆D1位・藤原(大阪桐蔭高)が、七回から中堅の守備に就き、本拠地デビュー。八回1死一、二塁の場面では中飛に終わり「打席に立ったら体もバットも揺れるくらい風が強かった」とZOZOマリン特有の強風を初体験した。元同僚で、この日実戦デビューの中日・根尾には「徐々に合わせていくタイプなので、根尾のペースで頑張ってほしい」とエールを送った。

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
401 1.000
(-)
-
(-)
36
(+12)
15
(+5)
5
(+1)
0
(-)
0.313
(↑0.015)
3.000
(↓0.5)
2
(2↑)
ソフトバンク
410 0.800
(↑0.05)
0.5
(-)
20
(+4)
18
(+3)
4
(-)
2
(-)
0.233
(↓0.011)
3.600
(↑0.15)
3
(2↓)
ロッテ
310 0.750
(↓0.25)
1
(↓1)
22
(-)
12
(+1)
2
(-)
6
(-)
0.254
(↓0.05)
2.750
(↑0.58)
3
(2↓)
楽天
310 0.750
(↓0.25)
1
(↓1)
26
(+5)
15
(+8)
5
(-)
1
(-)
0.299
(↑0.009)
3.500
(↓1.5)
5
(1↓)
ORIX
320 0.600
(↓0.15)
1.5
(↓1)
24
(+3)
17
(+10)
3
(-)
6
(-)
0.296
(↑0.001)
2.000
(↓0.75)
6
(2↑)
巨人
340 0.429
(↑0.096)
2.5
(-)
25
(+10)
32
(+3)
5
(-)
5
(+2)
0.253
(↑0.015)
4.570
(↑0.28)
6
(2↑)
中日
340 0.429
(↑0.096)
2.5
(-)
18
(+1)
29
(-)
3
(-)
2
(-)
0.188
(↓0.013)
4.140
(↑0.69)
8
(2↓)
DeNA
232 0.400
(↓0.1)
2.5
(↓1)
25
(+5)
31
(+12)
6
(+1)
3
(-)
0.269
(↑0.024)
4.350
(↓1.41)
8
(3↑)
西武
230 0.400
(↑0.15)
2.5
(-)
26
(+8)
29
(+5)
4
(-)
2
(+1)
0.274
(↑0.033)
4.090
(↓0.23)
10
(3↓)
ヤクルト
350 0.375
(↓0.054)
3
(↓1)
30
(+3)
36
(+4)
8
(-)
7
(+1)
0.236
(↓0.009)
3.820
(↑0.21)
11
(3↓)
日本ハム
122 0.333
(-)
2.5
(↓0.5)
18
(+3)
17
(+3)
6
(+2)
2
(+1)
0.274
(↓0.002)
3.270
(↑0.07)
12
(-)
阪神
051 0.000
(-)
4.5
(↓0.5)
11
(+3)
30
(+3)
3
(-)
4
(-)
0.187
(↑0.001)
5.510
(↑0.56)