ソフトバンク(-雨天中止-)オリックス =オープン戦1回戦(2019.02.24)・宮崎アイビースタジアム=
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ORIX
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ソフトバンク
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勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
◆対外試合初戦だったオープン戦オリックス戦が中止になり、今季初実戦の予定だったソフトバンク柳田悠岐外野手も残念がった。 柳田は右太もも裏を痛め別メニュー調整が続いていたが、前日23日に全体練習に復帰。この日は「3番中堅」で出場する予定だった。「残念ですけどしょうがない。トレーニングをしっかりできたので良かった」と話した。工藤監督も「残念。お披露目をファンのみなさんの前でという思いがあった」と話し、雨の中待ったファンにサイン入りカードを配って応えていた。

◆ソフトバンクの開幕投手候補の東浜巨投手が、左脇腹の張りのために登板を見送った。 オリックス戦(アイビースタジアム)は雨天中止となったが、練習前に首脳陣と協議し登板取りやめを決めていた。 「投げられるけど、大事を取ってということ」と東浜。投球には問題なかったものの、倉野投手コーチも「無理する時期じゃない」と慎重を期した。

◆ソフトバンク本多内野守備走塁コーチの"デビュー戦"は持ち越しとなった。 オリックスとのオープン戦が雨天中止。「めちゃくちゃ緊張していたんです。(シートノックの)1球目の左翼線への打球が打てるか心配だったんですよ」。昨年で現役引退。コーチ1年目の初対外試合は緊張感いっぱいだったが、あいにくの雨。「まだまだこの緊張感が続くし、早く試合がしたい」と苦笑いだった。

◆オリックスのドラフト2位頓宮裕真内野手(22=亜大)と大学の先輩でソフトバンク松田宣浩内野手との「対決」は持ち越しになった。 24日に予定された両軍によるオープン戦は雨で中止。ともに「6番三塁」で先発出場が発表されただけに、頓宮は「試合したかったです」と悔しがった。過去に母校で自主トレをする松田宣の姿を見ており「学生にまじって全部のメニューをやられていた」と意識していた。試合前、あいさつに出向いた際には「勝負だぞ」と声をかけられ、士気は上がっていた。 シーズン同様、ビジターの打撃練習は75分間で、オープン戦デビューに向けて試合前のリズムを体感。西村監督から「持ち味だぞ」とハッパを掛けられ、フリー打撃で逆方向へ強い打球を飛ばした。20日の紅白戦で実戦1号の3ランを放つなど「いい感じで打てています」と打撃は好調をキープ。ソフトバンクとは開幕2カード目、4月2日から本拠地京セラドーム大阪で3連戦がある。目標にする「開幕1軍で三塁スタメン」を手にすれば、「熱男」との対決はすぐにやってくる。

◆右臀部の張りにより別メニューで調整していたソフトバンク・柳田悠岐外野手(30)が23日、全体練習に復帰した。腰の張りから復帰した上林誠知外野手(23)とともに、24日のオープン戦・オリックス戦(アイビー)に出場。チームは主力がそろって今年初戦を迎える。  柳田は「空が気持ちいい。体は元気だと思いました。スターティングラインアップ(発表)を待つだけです、僕は」とフリー打撃で44スイング中19本の柵越え。「飛ぶボールでしょ」とおどけたが、不安は消えた。上林は52スイングで11発。森ヘッドコーチは2人について「主軸で出てもらう」と明言した。  内川や松田宣らも出場する。工藤監督は「ファンの方に『ことしのホークスは大丈夫だ』というところをみせてほしい」と期待した。

◆初の対外試合となる24日のオリックス戦(アイビー)で、ソフトバンクの主力投手が続々登板する。先発転向を目指すスアレスからミランダへ、昨季セーブ王の森、開幕投手候補の東浜と千賀につなぐ。千賀は「試せることは試そうと思います。その(開幕投手を狙う)ためにということはしない。結果よりも自分のやりたいことを」と冷静に語った。

◆ソフトバンクは6投手が登板予定だったが、初の対外試合は雨で流れた。倉野投手コーチは「全部予定が変わっちゃいましたね。その組み直しの作業」と調整スケジュールの見直しに頭を悩ませた。  ただ、先発予定だったスアレスは日本語で「大丈夫」と話し、千賀も「天気は仕方ない。僕自身はちゃんと放れてる感覚があるので特に何も無い」と冷静だった。

◆中止を受け、ソフトバンクの内川は室内で約1時間半、打撃練習に励んだ。松田遼がブルペンで投球練習している際に打席に立って感覚を養うと、トス打撃などでバットを振り込んだ。「やりたかったな、と思っていたことはできた」と充実感を漂わせ、工藤監督からは「ナイス練習」と声をかけられた。  4番打者で出場予定だったが、「開幕までにいろいろ打順は変化が出ると思う。打順で自分の打撃を惑わされないようにしたい」とぶれずに臨んでいく。

◆ソフトバンクは24日、オリックス戦(アイビー)が雨天中止となり、初の対外試合が持ち越された。先発の一角を狙うロベルト・スアレス投手(27)とアリエル・ミランダ投手(30)の登板も延期。外国人の起用法が鍵を握る中、アルフレド・デスパイネ外野手(32)は来日が3月上旬まで遅れることが分かった。重要な助っ人陣の見極めが難航している。  試合開始の6分前、まさに水を差された。今季の初陣が降雨中止に。工藤監督は満員のスタンドを見渡して嘆いた。  「最初のオープン戦だし、キャンプをしている宮崎でお披露目の試合がしたかったです」  来場した1万9400人の悲鳴に加え、チームにも痛い中止だ。倉野投手コーチは「(登板)予定が全部変わった。組み直さないと」とがっくり。特に先発が発表されていたスアレスは今季から先発に転向し、早く実戦での投球を確認したい投手。同じく、先発の一角に期待されるミランダの登板も流れた。26日から「球春みやざきベースボールゲームズ」の3連戦が組まれているが、28日も雨の予報だ。  倉野コーチはキャンプ中盤、投手の構想について「何も決まっていない。外国人枠が絡むから」とこぼしていた。野手を含めた7人の助っ人はいずれも主力級だが、同時に起用できるのは4人だ。個々の状態と使い分けが全体の編成に大きく関わる状況で、さらに不安な知らせ。デスパイネの来日が3月にずれ込むことが判明した。  関係者によると、パスポートの更新など渡航手続きが遅れている。一緒にカリビアンシリーズに出場したグラシアルとモイネロは22日に来日して前日23日に合流したばかりで、バンデンハークは腰痛で出遅れ、サファテも股関節の手術明け。工藤監督の言葉に、まだ焦りはない。  「ドームの試合もたくさんある。コーチが頑張って、うまく調整してくれると思っています」  ただ、25日に手締めが行われて形式上はキャンプ打ち上げ。重要な骨格を担う助っ人陣にあまりにも不確定な要素が多いまま福岡に帰ることになった。 (安藤理) ★ソフトバンクの外国人選手の調整状況  【投手】  ◆サファテ 股関節の手術から復帰を目指し、2月10日に来日。開幕は間に合う見込み  ◆バンデンハーク 先発で期待されるが、キャンプ序盤に腰の張りで出遅れ。実戦復帰未定  ◆ミランダ 先発ローテーション入りへ順調  ◆スアレス 先発転向を目指して調整中  ◆モイネロ カリビアンシリーズに出場していたため、2月22日に来日  【野手】  ◆グラシアル カリビアンシリーズに出場していたため2月22日に来日  ◆デスパイネ カリビアンシリーズ出場と渡航手続きの遅れで、3月初めに来日の見込み