ヤクルト(☆2対1★)DeNA =リーグ戦24回戦・明治神宮=
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DeNA
0000000101800
ヤクルト
20000000X2301
勝利投手:カラシティー(7勝3敗3S)
(セーブ:石山 泰稚(3勝2敗33S))
敗戦投手:京山 将弥(6勝6敗0S)

本塁打
【ヤクルト】山田 哲人(34号・1回裏ソロ)

  DAZN
◆ヤクルトは初回、山田哲のソロと荒木の適時打が飛び出し、2点を先制した。投げては、2番手・カラシティーが4回無失点の好救援。その後は3人の継投でリードを守り、カラシティーは今季7勝目を挙げた。敗れたDeNAは、8回表に乙坂の犠飛で1点差に迫るも、及ばなかった。

◆ヤクルト原樹理投手(25)が、1回2死一塁からDeNA筒香の打球を左足甲の付近に受け、1回を投げ終えて緊急降板した。 筒香の打球は、原の左足に当たって中前に抜けた。原は続投し、2死一、二塁から5番ロペスを空振り三振に打ち取ったが、21球で降板。「当たった瞬間は痛かったけど、気合で、途中でマウンドを降りない気持ちで投げた」と言った。 試合後は「指に当たったけど大丈夫です。痛みは今はない」と話した。 小川淳司監督は「大丈夫みたい」と安堵(あんど)していた。

◆ヤクルト原樹理投手(25)が、1回2死一塁からDeNA筒香の打球を左足甲の付近に受け、1回を投げ終えて緊急降板した。 筒香の打球は、原の左足に当たって中前に抜けた。原は続投し、2死一、二塁から5番ロペスを空振り三振に打ち取ったが、21球で降板。2回から2番手のカラシティーがマウンドに上がった。 前日2日は青木が左太もも裏を痛めて、この日に登録抹消になった。2位でクライマックスシリーズ(CS)進出を決めたが、心配なけが人が増えてきた。

◆左太もも裏を痛めて登録抹消になった2番青木宣親外野手(36)に代わり、「2番二塁」で先発した山田哲人内野手(26)が、右翼席に34号先制ソロを放った。 1回1死からDeNA京山の外角への135キロのカットボールを逆方向に運んだ。 「コースに逆らわずうまく打てたと思います。風にも乗ってくれました」と喜んだ。 5番荒木も右前適時打を放ち、1回に2点を先制した。

◆DeNAのクライマックスシリーズ(CS)出場に黄信号がともった。 初回に2失点した先発京山将弥が1回29球で降板。2回から継投に入り、笠井崇正が2回無安打無失点。エディソン・バリオスが3回をパーフェクト投球で抑えるなど2回以降は安打を許さなかったが、追加点が奪えず、逃げ切られた。 得点は8回1死二、三塁から乙坂の犠飛による1点のみ。前夜の13残塁を引きずるように10残塁と拙攻が続いた。3日が44歳の誕生日だったアレックス・ラミレス監督は「勝って完璧な日にしたい」と必勝を誓っていたが、3週間ぶりの連敗に終わった。 順位は4位に転落し、自力CSは残っているものの厳しい状況となった。ラミレス監督は「チャンスは何回もつくったが、あと1本が出なかった。痛い連敗だがまだ終わったわけではない。打たないとダメ。打つしかない。打たないと勝てないから。それしかない」と、語気を強めた。

◆ヤクルト山田哲人内野手が"緊急事態仕様"の2番起用に一発回答を示した。 左太もも裏を痛めて登録抹消された青木宣親外野手に代わり、13年9月7日中日戦以来の「2番」でスタメン起用されると、第1打席で期待に応えた。 1死一塁、DeNA京山の外角への変化球を強引に行かずに逆方向へ。打球はヤクルトファンが待つ右翼席に飛び込んだ。34号先制ソロが決勝打となり、チームも3位の可能性があるDeNA2連戦で2連勝。「カットボールかスライダーか。まぐれです。中堅方向を意識して、本塁打は狙っていなかった。いい角度がついてくれた」と顔をほころばせた。 2位を決めたことで、余計な力みが消えた。蓄積疲労はすでにピーク。スイングの形も崩れていたが、2位確保というチームの大目標のためにと歯を食いしばってきた。 2日に順位が確定。一夜明けると「気持ちは全然違いますね。ここからは自分の状態を上げるために、しっかり時間を使えると思う」と表情に柔らかさが戻っていた。 3回無死では四球で出塁した直後に二盗を決め、32盗塁目をマーク。「完璧。行くと決めていました」と声を弾ませた。3打席を終えて6回からベンチに退いたが、チームの勝利に充実した表情を浮かべながらクラブハウスに引き揚げた。 5年ぶりの2番起用について、小川監督は「青木が抜けてCSがどうなるか分からないから1つ繰り上げた」と説明した。13日からのCSファースト(神宮)に青木が間に合わない場合を想定して「2番山田哲」のオプションも試すなど、CSに向けて着実に準備を進め始めた。 残り4試合。3度目のトリプルスリーは決定的なだけに、山田哲は休養しながら状態を上げていく方針。来るべき大勝負に備え、燕の命運を握る背番号1は万全の準備を施していく。

◆DeNAが重い連敗で4位に転落した。何度も好機をつくる中、得点は8回の乙坂の犠飛による1点だけ。前夜の13残塁が連鎖するように2戦連続2桁となる10残塁の拙攻。初回の2失点が響いた。 44歳の誕生日だったラミレス監督は「痛い連敗だが、まだ終わったわけではない。打たないとダメ。打つしかない。打たないと勝てないから。それしかない」と話した。

◆ヤクルト山田哲が34号ソロで127得点となり、シーズン歴代記録の単独5位に浮上した。 青木欠場もあって5年ぶりに2番に入ると、1回1死で右翼席に決勝ソロ。「カットボールかスライダー。逆らわずうまく打てた。まぐれです」と謙遜したが、3回には四球後に二盗を決めるなど勝利に貢献した。3度目のトリプルスリーは決定的で6回から交代。残り4試合も疲労を考慮しつつ起用される方針で、小川監督は「青木が抜けてCSがどうなるか分からないから打順を1つ繰り上げた。CSに向けて調整という形」と説明した。

◆ヤクルト・原樹理投手(25)がDeNA戦に先発したが、筒香の打球を左足のスパイク辺りに受け降板した。二回からカラシティーがマウンドに上った。  一回、二死一塁の場面で打席に立った筒香の強烈な打球が原の左足を襲った。その後、マウンドで投球練習を行い、二死一、二塁からロペスを空振りの三振に仕留めたが、二回はマウンドに上がらず、カラシティーが緊急登板した。  原は、病院には行かず、大事を取って交代した。

◆ヤクルト・山田哲人内野手(26)が先制の34号ソロ本塁打を放った。  山田は一回、一死ランナーなしの場面で打席に立つと、フルカウントから京山の低めカットボールをうまく捉えた。打球はヤクルトファンの陣取る右翼スタンドに吸い込まれた。  さらに一死一、二塁のチャンスで荒木が右前打を放ち2-0とした。  山田は「打ったのはスライダーかカット、コースに逆らわずうまく打てたと思います。風にも乗ってくれました」とコメント。

◆ヤクルトの荒木が一回に適時打を放ち、7月4日以来約3カ月ぶりとなる打点を挙げた。  山田哲のソロで先制し、なおも一死一、三塁で打席へ入ると、京山のカットボールを右前にはじき返した。死球で左手を骨折した7月10日の巨人戦以来の出場だっただけに「得点圏で久しぶりの打席だったので、何としてでも打とう思った。ほっとしている」と語った。

◆前日、リーグ2位を確定させたヤクルトが3連勝を飾り貯金を「7」とした。先発の原樹理投手(25)が一回、左足甲の辺りに筒香の打球を受け負傷交代。2番手のマット・カラシティー投手(27)が緊急登板し、4回3安打無失点の好投を見せるなど、投手陣が奮闘し、リードを守りきった。  原の負傷を受け、緊急登板のカラシティーが好投を見せた。二回、先頭の乙坂にセーフティーバントで出塁を許したが、後続を断つと、三回は二死一、三塁のピンチを招くもロペスを中飛に抑えた。四回は二死から笠井に左前打を許したが、柴田を三ゴロに抑えると、五回は3人で終わらせ、お役御免。六回は風張が粘りの投球で2回を無失点。4番手の梅野が一死二、三塁から中犠飛を許し2-1とされたが、最後は石山が無失点に抑え33セーブ目を挙げた。

◆ヤクルト先発の原が負傷降板した。一回に筒香の打球を左足つま先付近に受けた。この回は無失点で切り抜け、二回からカラシティーと交代した。原は「指に当たったけど大丈夫。大事を取った」と説明した。

◆DeNAの京山は一回に2点を先制され、この回限りでマウンドを降りた。「大事な試合を任せてもらいながら、早いイニングで降板する結果になり、申し訳ない」と落胆した。  一死から山田哲にソロ本塁打を浴びた。さらに四球を許した後、雄平、荒木の2連打であっさりと2点目を失った。「直球の制球が悪く、試合の中で修正することができなかった」と反省した。 DeNA・小川打撃コーチ(1得点に終わった打線に) 「みんな、大事な試合ということが分かっている。ちょっと力みがあったかな」

◆DeNAの大和内野手(30)が3日、ヤクルト24回戦(神宮)を欠場した。前日2日の同カードの、一回の打席で左脇腹付近に死球を受けた影響。ラミレス監督は「問題はない。大事をとってということ」と説明した。

◆DeNAは3日、ヤクルト24回戦(神宮)に1-2で惜敗。4位に転落した。この日44歳の誕生日を迎えたアレックス・ラミレス監督が、先発の京山を1回3安打2失点で交代させる"鬼継投"を繰り出したが、攻撃であと1本が出なかった。  「何回もチャンスはあったが、そこで1本が出なかった。確かに痛い連敗だが、終わったわけではない。次に向けて準備して臨むしかない」とラミレス監督。二回から投入した育成出身右腕の笠井も2回を無失点に抑えながら、打線の2回り目を前に交代。バリオス、三上、パットンと4投手で二回以降は被安打0の完璧な継投を見せた。  指揮官の誕生日を白星で祝えず、3位の座を再び巨人に譲った。クライマックス・シリーズ(CS)進出へ残り1枠をかけた争いで、痛い連敗だ。「打たないと駄目。打てないと勝てないので、それしかない」とラミレス監督。残り4戦、1つも落とせない戦いは続く。 (佐藤春佳)

◆先発の原が一回に筒香の打球を左つま先付近に受け、この回は無失点で切り抜けたが、大事をとって降板。代わって二回から登板のカラシティーが4回3安打無失点と好投し、7勝目を挙げた。チームを救った助っ人は「自分の今の役割は緊急事態のときに長いイニングを投げること。1回でも長く投げたいと思っていた」と胸を張った。原は「指に当たったけど大丈夫。今は痛みはないです」と話した。

◆セ・リーグ2位のヤクルトは3日、DeNA24回戦(神宮)に2-1で勝ち、3連勝を飾った。前日2日に左脚を痛めてこの日登録抹消された青木宣親外野手(36)に代わって、2013年9月7日以来、5年ぶりに2番に入った山田哲人内野手(26)が、一回に右翼席へ先制の34号ソロ。そのまま決勝弾となり、クライマックスシリーズ(CS)での「2番・山田哲」の新オプションの可能性を示した。  新打順で、いきなり快音を響かせた。本拠地でのCS開催を決めた前夜の余韻が残る一回、「2番・山田哲」が京山の外角へのスライダーを逆らわずに右翼席へ。決勝点となるアーチを描いた。  「本塁打は狙っていなかったけれど、いい角度で上がってくれた」  2番を打っていた青木が、前日2日のDeNA戦で負傷。登録を抹消された。小川監督は山田哲を5年ぶりとなる2番に据え、バレンティン、雄平の打順も繰り上げた。  後半戦からは坂口、青木、山田哲と1-3番に出塁率4割以上の打者を並べ、バントを使わずに得点を重ねてきた。空席となった2番に新たな選手を入れるのではなく、出塁率と長打率の高い山田哲を繰り上げて置くことで、今までの野球を貫く姿勢を示した。米大リーグでもトラウト(エンゼルス)やスタントン(ヤンキース)ら、選球眼と長打力を併せ持つ打者を2番に置くことで、効率のいい攻撃の形を見いだす球団が増えている。  2打数1安打で打率は・315。32盗塁目も決めた。すでに3度目のトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を決定的としており、「気持ち的には変わるところもある。クライマックスもそうだし、残りの試合も思いっきりいける」と自身に課した"ノルマ"を達成したことで、自信を確かにした。  指揮官は2番・山田哲について「青木が抜けてどうなるか分からない。CSへ向けての調整というところもある」と、新オプションをCSでも使う可能性を示唆した。青木離脱の危機を「2番・山田哲」で乗り越える。 (横山尚杜)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
82572 0.59
(↑0.003)
優勝
(-)
2718
(+4)
643
(+3)
175
(+1)
92
(-)
0.263
(↓0.001)
4.13
(↑0.02)
2
(-)
ヤクルト
72652 0.526
(↑0.004)
9
(-)
4643
(+2)
655
(+1)
131
(+1)
67
(+1)
0.267
(↓0.001)
4.19
(↑0.02)
3
(-)
巨人
65715 0.478
(-)
15.5
(↓0.5)
2612
(-)
571
(-)
148
(-)
61
(-)
0.256
(-)
3.83
(-)
4
(1↓)
DeNA
65722 0.474
(↓0.004)
16
(↓1)
4560
(+1)
632
(+2)
178
(-)
71
(-)
0.252
(-)
4.24
(↑0.01)
5
(1↑)
中日
62772 0.446
(-)
20
(↓0.5)
2590
(-)
650
(-)
95
(-)
59
(-)
0.266
(-)
4.4
(-)
6
(1↓)
阪神
59742 0.444
(↓0.003)
20
(↓1)
8557
(+3)
593
(+4)
84
(-)
74
(+1)
0.254
(↓0.001)
4.04
(-)