日本ハム(★2対3☆)西武 =リーグ戦24回戦・札幌ドーム=
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西武
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日本ハム
10000001021011
勝利投手:榎田 大樹(11勝4敗0S)
(セーブ:マーティン(2勝1敗1S))
敗戦投手:マルティネス(10勝11敗0S)

本塁打
【日本ハム】松本 剛(1号・1回裏ソロ)

  DAZN
◆西武は1点ビハインドの3回表、浅村の2点適時打で逆転に成功する。そのまま迎えた7回には、秋山の適時打が飛び出し、貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・榎田が7回1失点で今季11勝目。敗れた日本ハムは、打線が相手を上回る10安打を放つも、つながりを欠いた。

◆西武は今季5選手(山川、中村、浅村、森、源田)が100三振以上。100三振以上の選手がチームに5人は、14年西武、16年日本ハムに並ぶ最多タイ。現在外崎が99三振、秋山が94三振で、あと1人が到達すればプロ野球史上初めてになる。

◆日本ハム松本剛内野手が、初球先頭打者アーチで今季1号を飾った。 「1番左翼」でスタメン出場。西武の先発榎田の初球、直球135キロを左翼席に突き刺した。今季出場54試合、137打席目で今季初本塁打。「先頭打者として塁に出たい気持ちがあったので、初球から積極的に打ちにいこうと思っていました。結果的に本塁打になってくれたので良かったです」と喜んだ。 昨季ブレークも、今季は1、2軍を行き来するなどレギュラー定着に至らなかった。シーズン終盤の一戦で鮮烈な1発を放ち、クライマックスシリーズ(CS)へ猛アピールした。

◆日本ハムのニック・マルティネス投手が7回3失点の粘投も、報われなかった。 1点リードの3回。先頭炭谷から連打を浴び無死二、三塁のピンチを背負い、2死まではこぎつけたが、浅村に右前2点打で逆転を許した。「直球が甘くなってしまった。ただ、そこから持ち直して長いイニングを投げることができたのは良かったと思う」と振り返った。 リードを許したまま7回122球で降板した。「しっかりとプラン通りに投げられたと思うし、捕手の(石川)亮もうまくリードしてくれた」と女房役に感謝した。

◆日本ハムは接戦を落とし、今季3位が確定した。 先発マルティネスが1点リードの3回、浅村に逆転打を献上。その後は粘投も、打線の援護に恵まれなかった。打線は1回に松本剛内野手の先頭打者アーチで、幸先よく主導権を握ったが、その後は沈黙。8回に大田泰示外野手の中前適時打で1点を返すも、反撃は遅かった。 3位に決まり、2位ソフトバンクとは敵地・ヤフオクドームでクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージを戦うことになる。栗山英樹監督は「何とか昨年の悔しさをリーグ優勝で晴らしたかった。本当に、北海道の皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱい。この悔しさを胸に、やっていきます」と、下克上からの日本一を誓った。

◆日本ハム斎藤佑樹投手が2年ぶりの救援登板で、好投した。1-3の8回、2番手で登板。先頭打者の山田から三振を奪うと、山川に四球を与えたが、斉藤彰を一ゴロ併殺打に打ち取り、無失点で切り抜けた。 6月12日以来の1軍マウンドは1球1球に大きな声援が飛ぶ中での投球となった。先発から配置転換となり「内容どうあれ、結果がゼロに抑えられて良かったです。本当に結果しかない」と話した。

◆西武が逆転勝ちで優勝決定後、2連勝となった。1点を追う3回2死二、三塁から浅村栄斗内野手が、チーム68イニングぶりのタイムリーとなる右前2点適時打。7回には秋山の適時打で1点を加えて逃げ切った。 自身にとっても9月21日ロッテ戦以来の適時打となった浅村は、クライマックス・シリーズを見据え、「打ててよかった。いいきっかけにしたい」と力を込めた。

◆西武榎田大樹投手が7回を1失点に抑え、自己最多を更新する11勝目を挙げた。1回に日本ハム松本に先頭打者弾を献上したが「次の1点をやらないように」と集中。得点圏に走者を背負いながらも、その後は決定打を許さず「何とか踏ん張って投げることができました」と振り返った。 阪神から移籍し、先発ローテーションの一角を担って結果を残した今季。レギュラーシーズンの最終登板を終え「去年の今ごろは、プロ野球選手としていられるかを考えたこともあった。ライオンズで優勝出来てうれしい」と、改めて喜びを口にした。

◆西武外崎修汰内野手が2回の三振で今季100三振。今季の西武で100三振以上は山川137、中村110、浅村103、森103、源田101に次いで外崎が6人目。 同一チームの5人が100三振以上は14年西武、16年日本ハムがあるが、6人が100三振を喫したのはプロ野球史上初めて。

◆高卒4年目の日本ハム立田がプロ初登板で、1イニングを無失点に抑えた。 2-3の9回に3番手として登板。2軍で磨いてきたという直球で、炭谷から空振り三振を奪うなど3者凡退に抑えた。「展開が展開だったので緊張しましたけど、スタートがいい形で切れたと思います」と、ほっとした表情でプロ初マウンドを振り返った。

◆日本ハムの松本剛内野手(25)が、西武24回戦(札幌ドーム)に「1番・左翼」で先発出場。一回に左越えへ今季1号となる先頭打者アーチを放った。  「打ったのは真っすぐです。先頭打者として塁に出たい気持ちがあったので、初球から積極的に打ちにいこうと思っていました。結果的にホームランになってくれたので良かったです」  一回先頭で迎えた第1打席。榎田の初球135キロを完璧に捉え、左翼席に運んだ。三回先頭で迎えた第2打席でも右前打をマーク。レギュラー返り咲きに向けて、アピールだ。

◆西武は0-1の三回に浅村の2点適時打で逆転し、七回に秋山の適時打で加点した。榎田は7回8安打1失点と粘って11勝目を挙げた。九回を抑えたマーティンが来日初セーブ。日本ハムは拙攻で競り負け、3位が確定した。

◆日本ハムは西武を上回る10安打を放ちながら2点止まりで競り負け、3位が確定した。クライマックスシリーズ(CS)を本拠地で開催できず、栗山監督は「北海道の皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱい」と謝罪した。  CS進出決定後は主力を休ませながら、戦力の底上げを進めている。「できる限りのことをやっていく。皆さんに喜んでもらうのは日本一になること」と静かに意気込んだ。

◆西武の榎田は7回で8安打を浴びながら1失点で11勝目を挙げた。松本に初回先頭打者本塁打を浴びたが、ここから粘り、3併殺を奪って二回以降は無失点で切り抜け「ピンチがたくさんあった」と苦笑した。  開幕前にトレードで阪神から加入し、多和田、菊池に次ぐ勝ち星を挙げて優勝に貢献した。「去年の今ごろは、来年自分はプロ野球選手でいられるのかなと考える時期もあった。本当にうれしい」と目尻を下げた。

◆日本ハムの斎藤が2年ぶりに救援登板した。八回から2番手で1回を無安打無失点。先頭打者の山田から三振を奪うと、続く山川には四球を与えたが、斉藤彰を一ゴロ併殺に仕留めて3人で終わらせた。  6月12日以来の1軍マウンド。先発から配置転換され「結果しかないので。目の前の打者を一生懸命に抑えることしかない」と決意を示した。

◆先発の榎田が一回に先頭弾を浴びるも、7回8安打1失点で11勝目(4敗)を挙げた。レギュラーシーズンはこれが最後の登板。開幕直前に阪神からトレードで加入し、救世主となり「去年の今頃は、来年プロで、できるのかという感じだった。西武で優勝できて本当にうれしい」と波瀾万丈の1年を振り返った。

◆日本ハム・松本剛内野手(25)が西武24回戦(札幌ドーム)の七回の守備で右頬付近を負傷し、交代。札幌市内の病院で検査を受け、3日に診断が出る予定。一回には左越えに今季1号の先頭弾を放った。

◆2連敗で3位が確定した。2点を追う八回から2番手で登板した斎藤は、一死から山川に四球を与えるも続く斉藤彰を一ゴロ併殺打に打ち取り1回無安打無失点。先発した6月12日の阪神戦(札幌ドーム)以来の1軍登板に「抑えて当たり前と思われがちな場面。ゼロで抑えられてよかった」。CSの登板に向けては「目の前の打者を一生懸命、抑えることしかない」と意気込んだ。 北海道地震と西日本豪雨の復興支援試合で敗れ、3位が決まった日本ハム・栗山監督 「すみません。北海道のみなさんに申し訳ない。一番、喜んでもらえるのは日本一になること」 九回にプロ4年目で1軍初登板し、3者凡退に抑えた日本ハム・立田 「点差も点差だったので緊張した。いいスタートが切れて、次につながる投球ができた」

◆西武は2日、日本ハム24回戦(札幌ドーム)に3-2で勝利した。1点を追う三回に浅村栄斗内野手(27)が、右前に逆転の2点適時打。同僚でリーグトップの山川穂高内野手(26)に並ぶ122打点とした。10年ぶりリーグVの立役者となった「AY砲」がプロ野球史上初となる同一球団による「ダブル打点王」を目指す。  浅村がはじき返した打球が、鮮やかに一、二塁間を抜けていった。  「打ててよかったです。いいきっかけにできればいいですね」  1点を追う三回二死二、三塁。浅村がマルティネスのツーシームを右前へはじき返す逆転の2点適時打。パ打点1位の山川の122打点に並び、直後の守備からベンチに退いた。  チームの適時打は9月22日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来、8試合68イニングぶりだった。試合前までの7試合で計24点を奪っていたが、22点が本塁打によるもの。「力があるからタイムリーが本塁打になる」と辻監督。強力すぎるが故!?の"タイムリー欠乏症"に前日1日には「自腹で賞金を出すって言っているんだけど(タイムリーが)出ないね」と冗談交じりに話していたが、主将の一打に破顔一笑だ。  浅村は、球団の日本選手で初となる「3割、30本塁打、100打点」を確実にしていた。それが9月24日の楽天戦(楽天生命パーク)から23打席無安打。打率が・306まで下がった上に、腰の張りを抱えていただけに序盤での交代となった。  残り3試合で山川とともに122打点。辻監督は「並んだの? 2人一緒にしちゃおうか」と、タイトルのダブル獲得を後押しする構えだ。同一球団による「ダブル打点王」が誕生すれば、プロ野球史上初の快挙。「(打点王は)そこまでこだわっていないけど、2人で取れるなら一番いい」と浅村。10年ぶりVの立役者となった3番・浅村、4番・山川の「AY砲」が新たな伝説を作ろうとしている。 (花里雄太) ★山川らの母校・富士大がV10!  西武のリーグ優勝に大きく貢献した山川、外崎、多和田の母校、富士大がこの日、北東北大学野球秋季リーグ戦で青森大に7-0(七回コールド)で勝って8勝2敗とし、10季連続33度目の優勝を決めた。10連覇はリーグ新記録。「3番・中堅」の楠研次郎外野手(4年)がリーグ史上2人目の通算100安打を達成。西武の"富士大トリオ"の後輩たちも躍動している。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
86522 0.623
(↑0.003)
優勝
(-)
3776
(+3)
639
(+2)
193
(-)
129
(+1)
0.273
(-)
4.23
(↑0.02)
2
(-)
ソフトバンク
77591 0.566
(↑0.003)
8
(-)
6646
(+4)
564
(+2)
195
(+3)
78
(-)
0.266
(↓0.001)
3.97
(↑0.01)
3
(-)
日本ハム
71653 0.522
(↓0.004)
14
(↓1)
4572
(+2)
568
(+3)
138
(+1)
89
(+1)
0.252
(↑0.001
3.78
(-)
4
(-)
ORIX
64725 0.471
(-)
21
(↓0.5)
2532
(-)
558
(-)
105
(-)
97
(-)
0.244
(-)
3.69
(-)
5
(-)
ロッテ
58733 0.443
(↓0.003)
24.5
(↓1)
9513
(+2)
575
(+4)
76
(+2)
119
(-)
0.249
(↓0.001)
3.97
(-)
6
(-)
楽天
56803 0.412
(-)
29
(↓0.5)
4504
(-)
575
(-)
129
(-)
63
(-)
0.241
(-)
3.85
(-)