阪神(★0対10☆)DeNA =リーグ戦23回戦・阪神甲子園球場=
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DeNA
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阪神
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勝利投手:濵口 遥大(4勝5敗0S)
敗戦投手:岩貞 祐太(7勝9敗0S)

本塁打
【DeNA】ソト(38号・5回表2ラン),ロペス(26号・5回表ソロ)

  DAZN
◆DeNAは初回、ロペスの適時打で1点を先制する。その後は、5回表に伊藤の適時二塁打、ソトとロペスの2者連続本塁打が飛び出して4点を追加するなど、終わってみれば15安打で10得点を挙げた。投げては、先発・濱口が今季4勝目。敗れた阪神は、投打ともに振るわなかった。

◆阪神タイガースとバスケットボールB2リーグ所属の西宮ストークスとの協賛試合が行われた。 試合前のファーストピッチセレモニーに谷直樹主将(30)が登場。マウンド上から、ノーバウンド投球を披露した。谷主将は「タイガースは歴史と伝統があるチーム。僕たちはまだまだ若いチーム。一緒に西宮、兵庫県のチームとして盛り上げていきたい」。バスケットボールについては「野球と違った魅力がある。これをきっかけに見にきてくれたら」と話した。

◆阪神岩貞祐太投手が5回8安打5失点で降板した。 初回に無死一、二塁でロペスに右前打を浴び、先制点を献上。2回から4回までは無失点と立て直すも、5回につかまった。1死二塁から伊藤に中堅越えの二塁打で1点を追加された。2死二塁からはソトにバックスクリーン右側に飛び込む38号2ランを被弾。直後、ロペスに左翼ポール際への26号ソロを浴び、この回で4点を奪われた。 前回登板した9月24日の巨人戦(甲子園)で7回3安打無失点と好投した左腕の姿はこの日見られなかった。岩貞は「なんとか最少失点で投手戦に持ち込まなければいけない展開でしたが、粘りきれずに失投を打たれてしまい、ゲームを作ることができませんでした。連戦が続く中、中継ぎの方々に負担をかけてしまい申し訳ないです」と悔やんだ。

◆阪神はショッキングな1安打完封負けを食らった。CS圏内を争うDeNAの先発浜口に歯が立たず、3回に1番糸原が放った中前打のみ。3位DeNAとのゲーム差が4に広がり、逆転CS進出がさらに厳しくなった。 金本知憲監督は「見ての通りですね。打てないし。打てなかった、打たれてしまったというので」と疲れ切った表情。残り10試合となり、「なんとかモチベーションを上げてね。ファンのためにも申し訳ないし。なんとかいい姿を見せてほしいですけどね」と言葉に力を込めた。

◆圧勝劇を演じる中で、DeNAに陰の立役者がいた。桑原将志外野手が、打線に火を付けた。 1点リードの5回、先頭で打席に入るとショートへの深い打球に全力疾走。快足を飛ばし、内野安打をマークした。浜口遥大の犠打で進塁し、伊東光のタイムリーで生還。貴重な追加点をもたらすと、ソトの2ランとロペスのソロでその回4点はいるビッグイニング。7回の守備では、中越えの当たりをダッシュから飛び上がり、壁に激突しながらのキャッチで、ピンチの芽を摘んだ。8回には再びバットで走者一掃となる2点適時三塁打をマークした。 4試合ぶりの先発出場で、攻守に活躍。「自分は守備の人間。1プレーで勝敗を分けるかもしれない。そういう戦う姿勢で、チームが1つになっていくと思う。大事な試合がこれから続く。1球たりとも無駄にはできない。チームが勝つため、自分の役割果たすだけ」と、勝って気持ちを引き締めた。

◆DeNA浜口遥大投手、7回1安打無失点の好投で4勝目を挙げた。 許した安打は3回糸原の中前安打のみ。前回対戦で初回に先制アーチを打たれた大山を3打数無安打に封じるなど、チェンジアップとスライダーを効果的に使い、9個の三振を奪った。 プロ2年目で苦しむ中、新人の東克樹投手が11勝と大活躍する姿に「すごく刺激になっている。悔しい気持ちも頼もしい気持ちもある。素直にすごいと感じる。だからこそ、こういうところで意地を見せたかった」。小さい頃は父親の影響で阪神ファン。元虎党の快投で、チームは単独3位に浮上した。

◆阪神岩貞祐太投手が5回8安打5失点で今季9敗目を喫した。 初回に無死一、二塁でロペスに右前打を浴び、先制点を献上。2回から4回までは1安打無失点と立て直すも、5回につかまった。1死二塁から伊藤に中堅越えの二塁打で1点を追加された。さらに2死二塁からソトにバックスクリーン右側に飛び込む38号2ランを被弾。その直後、ロペスに左翼ポール際への26号ソロを浴び、この回4失点で降板した。 前回登板した9月24日の巨人戦(甲子園)で7回3安打無失点と好投した左腕の姿はこの日見られなかった。決定打となった5回のソトから浴びた2ランについて岩貞は「初球だったので空振りを取りにいく場面だった。その前のタイムリーも防がないといけなかった。2アウトからフルスイングになるとは思っていたので。余計に苦しい投球になってしまいました」と目線を落とした。 シーズン規定投球回数にはあと15イニング必要。残り試合数を考えても、今季の到達は厳しくなった。

◆DeNAソトがついにトップに並んだ。5回2死二塁で、初球のチェンジアップを捉えた。右中間への38号2ランは、本塁打王争いで、トップを走る同僚の筒香と広島丸に並んだ。「日本で長く活躍してきた2人に、自分が並ぶとは思ってもいなかった」。対阪神は直近3試合5発と大当たりで通算11本目。「甲子園は広いから本塁打を考えずに思い切り振れる」と、無欲の虎キラーは、甲子園であと2試合残っている。 巨人松井以来となる2カ月連続(8、9月)2桁本塁打の勢いはとどまることを知らない。その一方で疲労は蓄積する。9月だけで4000キロ以上の新幹線移動。本州1周以上の距離だが「よく寝ることだけを考えている。あとはよく食べること。新幹線でもすぐに寝られるんだ。シーズンは長いので疲れはあるけど、頑張っていきたい」。グラウンドで躍動するために移動では回復に努めている。 テスト生で始まった日本球界での夢のような活躍に、ラミレス監督も驚きを隠せない。「今、一番安定感のある選手。彼のおかげでこの位置にいると言っても過言ではない」。10-0の圧勝劇で、単独3位再浮上の立役者をたたえた。【栗田成芳】

◆終わってみれば阪神糸原のヒットがチーム唯一だった。 3回2死無走者で浜口の7球目をとらえセンター前へ。この1本がなければ、ノーヒットノーランの屈辱を味わっていたかも知れない。試合は大敗したが「自分のやることは変わらないんで、自分の仕事をするだけです。明日からまた頑張ります」と前を向いた。

◆阪神高山は6月24日の広島戦以来、約3カ月ぶりにスタメン起用されたが、3三振に終わった。 右肩負傷で9月29日に抹消された糸井に代わり昇格。2回2死一塁の第1打席で空振り三振に倒れると、第2、第3打席もバットは空を切った。「監督の期待に応えたかったですけど、それができなかったので残念です」。悔しさをにじませ、甲子園を後にした。

◆阪神ドラフト4位の島田はプロ初打席を安打で飾れなかった。 8回2死に代打で登場。フルカウントまで粘ったが、一ゴロに倒れた。「ストライクを振りにいけたことはよかった。とても緊張しました。またチャンスがもらえたら頑張ります」。4月1日の巨人戦で代走デビューして以来2試合目の1軍戦。俊足が持ち味のルーキーが、次のチャンスをうかがう。

◆金本阪神が今季ワーストといえる完敗で3位DeNAに4ゲーム差をつけられ、逆転でのCS進出がますます厳しくなった。今季最少の1安打完封負けで投手陣は10失点。6連敗の甲子園借金は17まで膨れ、ファンからは「気合を入れろタイガース!」の大合唱も起った。金本知憲監督(50)も「申し訳ない」とざんげしたが、最短4日にもCS進出が消滅。このまま終戦してしまうのか。猛虎の意地はないのか。 甲子園のスコアボードは淡々と「0」が刻まれていく。黄色く染まる右翼席から、切なすぎる大合唱がこだました。「気合を入れろ、タイガース!」。DeNA先発浜口に抵抗できず、6回も2死走者なし。福留が打席に向かうと、やるせない思いが噴き出た。すでに0-5のワンサイドゲーム。7回も気合コールを連呼するが効果なし。今季12度目の完封負けを喫した。 貧打&投壊のWショックだ。金本監督は「見ての通りですね。打てないし。打てなかった、打たれてしまったというので...」と声を絞り出した。チームは再び今季最多タイの借金13だ。3位DeNAと4ゲーム差に拡大。最下位中日が1ゲーム差にひた迫り、クライマックスシリーズ進出は絶望的だ。惨敗し「何とかモチベーションを上げてね。ファンのためにも申し訳ないし。何とかいい姿を見せて欲しい」とざんげした。 躍動するはずの聖地が、悲しすぎる鬼門になっている。本拠地では引き分けを挟んで6連敗。実に今季19勝36敗2分けの借金17に膨れ、78年に並ぶ40年ぶりのワースト記録...。歴史的失態を重ねている。打てない、抑えられない。バットはこの日も湿ったままだ。糸井が負傷離脱し、この日は高山を先発に抜てき。だが、特効薬にならず、今年は過去2戦の対戦で防御率7・56と打ち込んでいた浜口に歯が立たなかった。5回は高山が空振り三振し、中谷は内角速球に見逃し三振...。球威に押されっぱなしで、金本監督も力なく振り返った。 「浜口も良かったかも分からんけど...。ちょっと勢いをつけたかったんだけどね。封じ込まれたというか」 投打の歯車はかみ合わない。岩貞も立ち上がりに失点し、5回は2死からソト、ロペスに連続被弾。1球目、2球目だった。岩貞も「いい打者で、警戒しなければいけない打者」と細心の注意を払ったが、不用意な結果を招いてしまった。この回の4失点が致命傷。金本阪神3年目はいよいよ土俵際に追い詰められた。早ければ4日にも、CS進出が完全に消滅する危機を迎えた。【酒井俊作】 ▼阪神の完封負けは今季12度目。1安打負けは金本監督就任後初で、15年8月18日巨人戦(東京ドーム)でマイコラスに完投を許し1-8で敗れて以来。甲子園では、12年5月4日巨人戦で杉内に完封され、0-4で完敗して以来の屈辱となった。

◆阪神が来季の1軍打撃コーチとして、通算2050安打を誇る元中日の和田一浩氏(46=野球評論家)を筆頭候補に、右打ちの指導者の招へいを検討することが1日、分かった。今季は慢性的な貧打に陥り、この日も1安打完封負け。打撃部門のてこ入れは急務で、卓越した技術を持つ和田氏を軸に選定作業に入る。 阪神がDeNA相手に今季の窮状を象徴する1安打完封負けを喫した。貧打はシーズンを通した弱点で、低迷の大きな要因になっていた。手詰まり感がある苦境を打破するため、球団側は来季の1軍打撃コーチとして、右打ちの指導者を模索。西武、中日で一時代を築いた和田一浩氏を筆頭に、複数候補のなかから招へいする方針を固めたことが判明した。 和田氏は実績、経験ともに申し分がない。現役19年間で通算2050安打、319本塁打を記録。生涯打率3割3厘を誇り、球史に名を刻んだスラッガーだ。西武、中日でともに優勝に導く主力として活躍した。初めて規定打席に達したのが30歳。15年には史上最年長の42歳11カ月で2000安打に達した。「遅咲き」の試行錯誤は、何にも代えがたい財産だ。金本監督とは東北福祉大で先輩後輩の間柄。15年に引退後の指導者経験はないが、猛練習のたたき上げでスターダムを駆け上がった歩みは貴重なヒントになりそうだ。 若手強化に一役買う存在だろう。阪神は昨季20本塁打を放った中谷や16年新人王の高山が低迷し、開幕スタメンを張った2年目の大山もレギュラーから脱落。成長を見込んだ若手は速球に力負けするなど打撃不振に陥った。新外国人ロサリオも日本の配球に対応できなかった。チームの554得点、84本塁打はリーグ最少だ。右打者特有の感覚もあるため、新たな右打ちの指導者の重要性が指摘されていた。今後は、和田氏を軸に候補を絞り込んでいくとみられる。 シーズン終盤に入り、明るい話題もある。9月9本塁打の大山のほか、故障離脱中だが遊撃レギュラーを手中に収めつつあった北條や正捕手間近の梅野ら成長株も現れた。陽川も今季、自己最多の6本塁打。期待感あふれる右打者は多い。若手強化&勝利を追い求めて、打撃コーチの選定作業を始める。来季、14年ぶりに優勝を果たすためにも、本格的な検討に入る。

◆阪神大山の連続試合安打が8で止まった。4番で継続起用された10月初戦は、浜口の前に3打数ノーヒット。 9月は4割1分5厘、9本塁打、23打点と大暴れしたが、この日は快音が響かせられなかった。試合も大敗し、悔しさをかみしめるように無言を貫いた。

◆DeNAが10点を奪い、守っても完封リレー。先発の濱口が7回1安打無失点で4勝目(5敗)を挙げた。  DeNAは一回無死一、二塁からロペスの右前適時打で先制した。DeNAはさらに五回一死二塁から、伊藤が右中間適時二塁打を放つと、二死二塁からソトが右中間へ38号2ラン、続くロペスも左翼線へ26号ソロを放ち、5-0とした。  八回にも、無死一、二塁から宮崎の左前適時打、一死一、二塁から桑原の左間適時三塁打、二死三塁から伊藤の右中間適時二塁打、続く大和の左前適時打でこの回一挙5点を追加し、ダメを押した。  阪神はわずか1安打に抑えられ完敗。先発の岩貞は5回を8安打5失点で9敗目(7勝)を喫した。

◆DeNAのソトが1日の阪神戦(甲子園)の五回に筒香、広島・丸に並ぶリーグトップの38号を放った。  「打ったのはチェンジアップです。チェンジアップを狙っていました。手応えもよく、完璧にとらえることができました」  2-0でリードした五回二死二塁から、阪神・岩貞の125キロを強振した。ソトは後半戦で29本目で、これは2013年にプロ野球記録となる60本塁打のヤクルト・バレンティンの後半戦の本数(28本)を抜く量産ペースとなっている。

◆DeNAのロペスが得意の甲子園で活躍した。一回。「最低でも走者を進めようと思った」と右打ちした打球が二塁手の頭を越えて先制打に。五回は変化球を左翼ポール際に特大の26号ソロを放った。  甲子園では試合前まで35打数18安打、打率5割1分4厘と抜群の数字を残している。ラミレス監督が阪神戦のキーマンに挙げる男が、期待に応えた。

◆DeNAの浜口が今季初登板となった甲子園で快投を見せた。得意のチェンジアップがさえ渡り、7回を単打1本のみで、9奪三振。阪神戦は今季3度目で初白星となり「久しぶりに良い投球ができた」とうなずいた。  新人だった昨季は阪神キラーとして活躍も、今季はこの試合前まで0勝1敗、防御率7点台と打ち込まれていた。今季の阪神戦はまだ2試合あり、ラミレス監督は「ほとんどの確率で、もう一度先発するだろう」とサウスポーの復調を喜んだ。

◆非常に強い...という冠詞がついていたのは日本列島を一直線に吹き抜けた台風24号です。  -ひとごゑの さざなみめける 秋彼岸...(澄雄)という句がございますが、やれやれやっとやり過ごしたと思ったら、一度、味をしめてノコノコとまた非常に強い台風25号が、また南太平洋あたりであやしい動きをしているらしい。  皆様、台風24号はいかがでした? お見舞い申し上げます。その迷惑な台風がくるという9月30日の早朝にわざわざ武庫川の河畔を、六甲山麓の道を、それぞれに誰も頼んでもいないのに黙々と走っていたヤツが2人。  武庫川河畔を走っていたのは稲見誠...。「ナマぬるい風のほうがいい汗をかけるんですヮ」だと。  六甲山麓を走っていたのは大澤謙一郎。もう一度くりかえしますが、誰もたのんでいないのになぜか思い詰めたように"走る"のです。  そしてこの10月1日になぜか朝10時に2人は出社してきたのです。  そうです。運動部長稲見誠は本日からサンスポ編集局局次長を。そしてデスク大澤謙一郎は運動部長。ゴルフ担当だった白石大地がデスクとして加わりました。  なにしろまじめがネクタイを締めているような局次長稲見誠。その融通のきかない堅パンぶりを今は亡き星野仙一氏(元阪神監督)は「俺は正反対の性格のヤツを信頼するんだョ」と苦笑したものです。  新部長大澤謙一郎は駆け出し時代は鷹番記者で第1回WBCの米国遠征では特派員として王貞治監督(現ソフトバンク球団会長)に粘りの取材で密着...。今度の人事を聞いて、すぐ電話で「思い切ってやりなさい」と温かいお言葉をいただいたそうです。  なにしろ星野仙一と王貞治というビッグネームにしごかれた2人ですから、少しは紙面にも新風が吹くハズです。局長畑恵一郎の正論と無理難題? をどう料理するかはこうご期待であります。  しかし...です。その初日に甲子園はなんたる試合をサンタルチア! おいおい、持ってるツキとか勝ち運というのはそうは都合よくいかないのでございます。え、今からでも遅くない。新人事を元にもどせ...という皆様の声が聞こえてくるようですヮ。同感です。でもねぇ...浜口を打てないのは稲見と大澤の罪ではございません。お許しください! お代官さまぁ。  「あの、ぜひこの始球式を紹介してほしいんです。きっと阪神は勝ちますから...」と気合を入れて電話してきたのは新人ピヨピヨ記者織原祥平です。なんでも「プロバスケットチームの地元『西宮ストークス』の選手が登場して、トラッキー君がパスするバスケットボールを受けて、それを主将谷直樹選手が白球に持ち替えての投球。これがスタンドの子供たちには大受けでした」とのことだ。実は織原記者は埼玉で中学、高校とバスケットの選手で縁があってサンスポに入社したが、よもや甲子園で自分の青春を燃やしたバスケット選手が"始球式"に登板するとは思わなかったのだ。  「何がなんでも今日は阪神が勝ちます」と鼻息が荒かったけど...阪神は打てない、走れない、ホームベースの"場所"さえ忘れそうな貧打でした。こんなことも稲見と大澤の罪?  トラ番キャップ阿部祐亮はため息まじりにいうのです。「なぜか今朝方に夢のなかに糸原選手が出てきまして、その話を試合前に彼にしたら糸原君は感激してくれて『そりゃすごい。頑張りますョ』といってくれたんです。だから...」。気持ちはウレシイ。糸原、頑張れ! キミが頼りだ。でもさ、その糸原のヒット1本だけで阪神は0がズラーッ...。新体制が燃えてスタートの初日にゲリラ豪雨みたいで...誰が悪いねん?

◆--内容、結果ともに寂しいものだった  金本監督 「見ての通りですね。やっぱり打てないし...。打てなかった。打たれてしまったというので」  --岩貞はソト、ロペスに若いカウントから打たれた。慎重さが足らなかった  「どうかなぁ。結果、打たれたんですから、反省もやっぱりしているでしょうし」  --打線は  「う~ん。浜口もよかったのかもわからんけど、勢いがね...つけたかったんだけどね、封じ込まれているというか」  --打席での工夫か  「そうですね。う~ん。最後はそこになるんですけど、何とかモチベーションを上げてね。ファンのためにもね、ちょっとほんと申し訳ないし、何とかいい姿を見せてほしいですけどね」

◆恥を知れ恥を投手陣!! CS生き残りをかけた最後の熱い戦いを繰り広げるはずの試合に15安打で10点奪われるかァ!?  恥を知れ恥を打撃陣!! CS出場のために当たってでも出塁するべき試合に浜口、石田、笠井(プロ初登板)の3投手にあわやノーヒットノーランの1安打に封じられるかァ!?  恥を知れ恥を阪神タイガース!! 放棄試合でもルールで0-9なのにそれを上まわる(?)0-10の大敗。しかも、それが地元甲子園だってんだから1980年代後半からの暗黒時代よりマジ腹ワタが煮えくりかえるのだ!!  15年間で10度最下位の、あの暗黒時代は苦しかった辛かった。でも、オールドファンなら知っている。『仕方なかった』のだ!!  選手が全くという程いなかったのだから...。しかし、現在の阪神は、あの頃に比べたらA級の顔ぶれがそろっているやないか~!! それでも勝てない、勝たせられない阪神タイガースは、自動車ならリコールされてしかるべき!! 2018年式タイガー車は最後の加速がハンパないところを見せてくれー!!

◆浜口は7回1安打無失点で4勝目を挙げた。今季初登板となった敵地で9奪三振と力投し「久しぶりにすごくいい投球ができた」と納得の表情を見せた。序盤はけがや不調に苦しんだが、ここ5試合で3連勝と調子を上げている。新人だった昨季は虎キラーとして活躍。今季の阪神戦はまだ2試合あり「チームも僕自身ももっと上に進みたい」という浜口に、ラミレス監督は「ほとんどの確率で、もう一度先発するだろう」とうなずいた。 浜口を好リードしたDeNA・伊藤 「立ち上がりはどうなるかと思ったけど一回を切り抜けて流れが来た」

◆阪神はDeNAに0-10で完敗し、逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出がまた厳しくなった。そんななか、日本ハムのブランドン・レアード内野手(31)の獲得調査を本格化させていることが1日、判明。  阪神は新外国人野手候補として、レアード以外にも幅広く調査を重ねている。台湾ラミゴで2016、17年に2年連続打率4割をマークした王柏融(ワン・ボーロン)外野手(25)も、その1人。2017年2月に行われた日本代表との壮行試合(東京ドーム)では則本(楽天)からバックスクリーンへの2ランを放つなど3安打3打点と暴れた。投手では最速152キロの韓国ナンバーワン左腕、KIAの梁●(=王へんに玄)種(ヤン・ヒョンジョン)投手(30)らの視察も終えた。

◆DeNAは1日、阪神23回戦(甲子園)に10-0で完勝した。五回にネフタリ・ソト外野手(29)が右中間席へ38号2ランを放ち、チームメートの筒香嘉智外野手(26)らに並びリーグトップに立った。後半戦29本目と本塁打を量産する助っ人の活躍で、チームはヤクルトに敗れた巨人と入れ替わり、クライマックスシリーズ(CS)出場圏内の3位に再浮上した。  乾いた打球音が鳴り響いた。甲子園の夜空へ、ソトが季節外れの花火を打ち上げた。  「一塁が空いていたから、初球は変化球でくると思っていたよ。チェンジアップを狙っていた」  2-0の五回二死二塁、岩貞の初球を捉えて右中間席へ運んだ。冷静な状況判断で相手を突き放す一撃は、筒香と広島・丸に並ぶリーグトップの38号2ランとなり、「筒香も丸も長く活躍している選手だから、そこに並んだのはうれしい」と静かにほほえんだ。  驚異的なペースで本塁打を量産している。春先は右ふくらはぎを痛め、開幕翌日の3月31日に出場選手登録から外れた。完治後も1軍の外国人出場枠の問題で、1軍復帰は5月6日まで遅れた。5月は4本塁打、6月は3本塁打も一時は打率が4割を超えるなど状況に応じた打撃で低迷するチームの中で気を吐いた。  米大リーグでも実績を残しているロペスから日本の野球を学び、徐々に慣れてくると、米マイナー通算143発のパワーが爆発。8、9月には2桁本塁打を放ち、後半戦だけで29本塁打は、2013年にシーズン60本を放ったヤクルト・バレンティンの同28本を上回った。年俸3500万円を破格の安さに感じさせる働きぶりだ。  「ストライクゾーンに来た球に対し、ミスを恐れずに積極的に打てている。彼の活躍があるからチームはこの位置にいる」。ラミレス監督もチーム浮上の功労者に指名した。  横浜から当日移動での試合に勝ち、2日に再び移動してヤクルト戦(神宮)に臨む。「寝ることを大事にしている。新幹線でもいつも寝ているよ」。そう笑う助っ人の活躍で、3位に再浮上。4位・巨人が残り2試合に連勝しても、DeNAは残り6試合に4勝2敗で上回れる。3年連続のCS切符が、近づいてきている。 (湯浅大) ソトに続いて五回にポール際への26号ソロを放ったDeNA・ロペス 「打ったのはスライダー。打った瞬間はファウルかと思った」 開幕前に支配下登録され、九回にプロ初登板で1回を3者凡退で締めたDeNA・笠井 「緊張より楽しみな気持ちでした。しっかりストライクを取れてうれしかった」

◆甲子園の呪い!? いや、そんなことを言っている状況ではない。一体、どこの本拠地なのか。CS進出争いというフレーズが悲しくなるほどのボロ負け。金本監督はファンにザンゲした。  「見ての通りですね。やっぱり打てないし...。ファンのためにもね、ちょっとほんと申し訳ないし、何とかいい姿を見せてほしいですけどね」  Hランプを灯したのは三回二死で糸原が中前に放った1本のみ。浜口、石田、笠井のリレーに二塁すら踏めなかった。直球に振り負け、変化球に空を切って11三振。1安打完封負けは2012年5月4日の巨人戦(甲子園)以来という屈辱だ。  四回攻撃前に円陣を組んだ片岡ヘッド兼打撃コーチは試合後、多くを語らなかった。「浜口の変化球が決まっていた?」という問いに「そうですね」。「ゾーンをうまく突かれた?」にも「そやね」と言い残し、クラブハウスへと戻った。ロサリオの失敗や大山や中谷の出遅れなどもあるが、昨季からの貧打は一向に解消されない。フロント主導でコーチ陣のテコ入れを検討しているが、あまりにもひどい内容だ。  今季、甲子園では19勝36敗2分け。まだ5試合残しているが"借金17"は、球団史上初の最下位となった1978年(19勝36敗3分け)についに並んだ。これでは、さすがに客足も遠のく。この日は雨天中止の予備日にあたっていたが、観客は2万8961人と激減。阪神電車内でも「空席あり」のアナウンスが鳴り響くほどだった。ファンもこんな試合じゃあ、オモしろくない。  将は「何とかモチベーションを上げてね。(一戦一戦か、と問われて)もちろん、もちろん。そりゃ、毎日勝ちたいですよ、そりゃ」と席を立った。3位DeNAとは4ゲーム差に開き、最下位中日とは再び1差。2日からは3連覇を成し遂げた広島との2連戦で、自力CS消滅危機。はい上がる力は、まだ残されているのか-。 (阿部祐亮)

◆阪神はDeNAに0-10で完敗し、逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出がまた厳しくなった。そんななか、日本ハムのブランドン・レアード内野手(31)の獲得調査を本格化させていることが1日、判明。今季は新助っ人ロサリオが不発で、昨季から続く貧打が解消できず。2位も完全消滅し、日本球界に実績があるスラッガーに白羽の矢を立てた。  完膚なきまで、やられた。観衆は2万8961人でスタンドは空席だらけ。逆転CSどころか消化試合のニオイが漂う甲子園で、DeNAに1安打完封負け。ソト&ロペスに一発ずつ浴び、助っ人の差を見せつけられた。  昨年に続き結局、貧打に悩まされた。今オフの助っ人補強は「フタを開けてみないとわからない」ではもう許されない。"恋人"候補は北の大地にいた。今季で2年契約が切れる日本ハム・レアードだ。球団幹部はレアードについて「可能性のある選手は調査している」とうなずいた。  レアードは2015年に日本ハムに入団し、3年連続30本塁打をマーク。来日4年目の今季は120試合に出場し、打率・233、26本塁打、65打点。6月13日の阪神戦(札幌ドーム)では尾仲から13号3ランを放った。左腹斜筋の肉離れで9月19日に出場選手登録を抹消されたが、リハビリは順調だ。  守備も巧みで、本職の三塁だけでなく一塁や外野も守れる。日本ハムは残留交渉を行う見通しだが、高額な年俸3億円がネックになりそうで、他球団流出となれば争奪戦となる可能性がある。  球団幹部は今オフの助っ人補強について「新外国人候補はさまざまな角度から調査しています。ポジションにはこだわっていません」とあらゆる可能性を否定していない。その上で「メッセンジャーが日本人扱いになることはポイントになると思います」と続けた。  メッセは今季、国内FA権を取得して来季から外国人枠を外れる。球団は来季の1軍枠「4」を残留確実なドリス以外に先発、中継ぎの2人を加えた投手3、野手1とするのを基本線に考えている。つまり、野手新助っ人は確実に打てる大砲とする必要がある。  渉外担当者が日本、米国、韓国、台湾などで調査を重ねてきたが、別の球団幹部は「日本球界で実績のある選手も、もちろん候補」と話す。今年、新外国人として年俸3億4000万円で獲得したメジャー71発のロサリオは、わずか8本塁打で退団の見通し。韓国で2年連続3割30発100打点の実績は、もろくも崩れた。一方で2003年はアリアス、05年はシーツと移籍組が活躍。日本球界経験者は、あてが外れる可能性が低い。  球界を見渡しても、デスパイネ(ロッテ→ソフトバンク)、ロペス(巨人→DeNA)、マギー(楽天→米球界経由で巨人)ら近年、野手助っ人は日本球界内での移籍が多い。変化球が多い日本流の配球になじませる"助走期間"が必要ないため、獲得する側としてもリスクを小さくすることができるのが利点だ。  この日の敗戦で2位も完全消滅。来季、金本監督の続投が正式決定すれば就任4年目。「より確実」を合言葉に、代役候補を本格的に絞り込む。 ★阪神の主な"日本経験"助っ人野手  ◆パリッシュ 1989年にヤクルトで42発(本塁打王)。三振の多さで自由契約になり、90年に阪神へ。105試合で28本塁打も8月に膝を悪化させ、突如引退  ◆パチョレック 88-91年に大洋で活躍。92年に阪神に移籍し、同年はリーグ最多159安打。一塁のベストナイン&ゴールデングラブをW受賞も、93年は腰痛でシーズン途中に引退  ◆アリアス 2000、01年にオリックスで計64発。02年に阪神へ移籍し、03年Vに貢献するなど3年間で95発  ◆シーツ 03、04年に広島で遊撃手として活躍。05年に阪神に移籍し、一塁手で優勝に貢献。07年に退団するまで3年連続で一塁でゴールデングラブ賞  ◆ブラゼル 08年に西武で27発。09年は米独立リーグでプレーし、5月に阪神が獲得。10年に47発など、12年までプレーした

◆またしてもソトにやられた。阪神は新たに出現した難敵に五回、試合を決める2ランを浴びて大敗した。どうすればいい? サンケイスポーツ専属評論家・黒田正宏氏(70)は「ソトはヤマ張りタイプ。それを理解した上でのリードを」と阪神バッテリーの猛省を求めた。  阪神が今季、DeNAだけには有利に戦えてきた理由の1つに「対外国人」がある。前半戦、ロペスを内角高めと外角変化球の組み合わせでうまく抑えたからこそ、白星を重ねられた。逆に後半戦、ソトへの攻め方を誤っているから本塁打を量産されて、負けがこみ始めている。  この日も五回、ソトの一発が飛び出した瞬間に試合が決した。痛恨の被弾だった。岩貞は一回の大ピンチを最少失点でしのいだ。五回に伊藤に適時二塁打を浴びたのも、やむを得ない。問題は二死二塁でソトを迎えた場面だ。  ソトを分析する上で最も参考になるのは七回の打席。カウント1-2からの真ん中低め直球を見逃し三振。あっけない打席から推察できるのが「ヤマ張りタイプ」。一発長打の怖さはあるが、読みを外すと、あっさり打ち取れる。  阪神バッテリーは、この傾向をどこまで把握していたのだろうか。何度も対戦を重ねて、分かっていないはずはない。なのに、ポイントの五回、初球は真ん中低め。迷いないスイングでバックスクリーン右へ運ばれた。  積極的な外国人への初球、ストライクゾーンは最も注意を払う必要がある。ヤマ張りの打者に対しては胸元や外角のボール球になる変化球など、読みを外す工夫が必要だ。最悪、四球でもOKなのに、あまりに真正面から攻めすぎだ。  これで38発のうち、阪神戦で11発。ソトにやられている要因には、阪神バッテリーの攻め方の失敗が多く見受けられる。この日の一発を含めて"防げる本塁打"が何本もあった。対戦は今季もまだ2試合残っている。来季も見据えて、残る対戦で確かな手応えをつかんで、来季に臨んでもらいたい。 (サンケイスポーツ専属評論家) ソトに11本目の本塁打を打たれたことに阪神・梅野 「結果的に安易になってしまった。淡々と投げていては合ってしまう。間(ま)を変えたりとか、そういう話もした。同じ打者にやられすぎている」

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
広島
80572 0.584
(-)
優勝
(-)
4713
(-)
640
(-)
173
(-)
90
(-)
0.265
(-)
4.18
(-)
2
(-)
ヤクルト
70652 0.519
(↑0.004)
9
(↑0.5)
6638
(+8)
652
(+5)
128
(+3)
66
(-)
0.268
(↑0.001)
4.23
(-)
3
(1↑)
DeNA
65702 0.481
(↑0.003)
14
(↑0.5)
6557
(+10)
627
(-)
177
(+2)
71
(-)
0.252
(↑0.001
4.26
(↑0.03)
4
(1↓)
巨人
65715 0.478
(↓0.003)
14.5
(↓0.5)
2612
(+5)
571
(+8)
148
(+3)
61
(-)
0.256
(-)
3.83
(↓0.04)
5
(-)
阪神
59722 0.45
(↓0.004)
18
(↓0.5)
10554
(-)
588
(+10)
84
(-)
72
(-)
0.255
(↓0.001)
4.06
(↓0.04)
6
(-)
中日
62772 0.446
(-)
19
(-)
2590
(-)
650
(-)
95
(-)
59
(-)
0.266
(-)
4.4
(-)