ソフトバンク(★1対6☆)ロッテ =リーグ戦21回戦・福岡ヤフオクドーム=
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ロッテ
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ソフトバンク
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勝利投手:涌井 秀章(7勝9敗0S)
敗戦投手:松本 裕樹(1勝2敗0S)

本塁打
【ロッテ】鈴木 大地(7号・2回表ソロ),鈴木 大地(8号・8回表2ラン),岡 大海(3号・8回表ソロ)
【ソフトバンク】福田 秀平(6号・8回裏ソロ)

  DAZN
◆ロッテは初回、井上が適時打を放ち、幸先良く1点を先制する。続く2回表に鈴木のソロでリードを広げると、8回には鈴木の2ランと岡のソロが飛び出し、試合を決めた。投げては、先発・涌井が8回1失点の快投で今季7勝目。敗れたソフトバンクは、投打ともに精彩を欠いた。

◆ロッテは投打がかみ合って連勝した。 前夜に完投した二木康太投手に続き、この日先発した涌井秀章投手も8回1失点と好投。テンポの良い投球に呼応するように、打線は鈴木大地内野手が1試合2発、岡大海外野手も2戦連発するなど2日で6本塁打を打ち上げた。 井口資仁監督は「涌井がリズムよく投げてくれたから打線が活気づいた。シーズンで(通して)こういう戦いがしたかった。ようやくかみ合ってきた」と振り返った。

◆ロッテ涌井が8回1失点で7勝目を挙げた。 5回まで毎回走者を背負いながら要所を締め、失点は8回のソロ被弾のみ。14年目で通算130勝まで白星を重ねた。「ペースとして早いのか遅いのか分からないけど、次は150勝。まだ球速も上げていかないといけないし、やることはたくさんある。追い求めていければ」と話した。

◆CSからの逆転日本一へ、ソフトバンク工藤監督が"荒療治"を見せた。優勝を逃した翌日の試合。気持ちを切り替えて臨んだ一戦で、ロッテに完敗した。 指揮官は先発松本裕を3回途中で降板させると、その裏の攻撃で1打席目の捕手甲斐に代打を送った。「しっかりミーティングもやっているんですが...。前回に投げた時と同じ状況になった」。9月5日ロッテ戦では同じバッテリーで角中、鈴木に被弾するなど、3回4失点。同じ相手に失敗を繰り返す配球となり、吉鶴バッテリーコーチの進言を受け、早い回から交代させた。 達川ヘッドコーチは「勝てるキャッチャーにならんと。これで落ち込んだら終わりだ。はい上がらんといかん」と奮起を期待。甲斐は「今日は何もない。ぼくがしっかりやるしかないです」と悔しさをかみしめた。

◆ロッテのドラフト1位、安田尚憲内野手(19)がプロ1号本塁打を放った。 「6番三塁」で先発出場。1点を先行された直後の2回表2死走者なし。2ボール2ストライクから、ソフトバンク東浜の低め直球146キロを豪快に振り抜いた。飛距離115メートルの右越えソロ。 出場13試合目、45打席目での初アーチに「感触は良かったんですけど、入るとは思っていなかったので一生懸命走りました。まだまだチームに迷惑も掛けていると思うので、しっかり貢献できるように頑張ります」と喜んだ。

◆ロッテの4番打者、井上が一回に先制点をたたき出した。2死二塁から松本裕の沈む球を引っ張って三遊間を破り、二塁走者の菅野を迎え入れた。  5年目で初めてシーズンを通じた活躍を続け、これで91打点となった。「せっかくのチャンスなので3桁を目指している。また走者がいる場面ではしっかりかえせるように頑張る」と鼻息は荒い。

◆ロッテは1日、ソフトバンクに6-1で完勝、先発の涌井秀章投手(32)が8回1失点、113球の熱投で7勝(9敗)目を挙げ、通算でも130勝とした。  「最初は全然だめ。走者を出してはよくなっての繰り返しだった」と振り返るように、一回は先頭の上林に右翼線二塁打を許した。四回までは先頭打者に安打されたが、そこから粘るのが真骨頂。徐々にペースを上げ「バランスよく"これだな"というフォームで投げられた」とエースらしさを発揮した。八回に福田に一発を浴び、九回は内に託したが、万全の内容だった。  井口資仁監督(43)監督が「きょうはリズムよく投げていたし、テンポがいいから打線もよかった」と、攻撃にも連動した。  一回に井上晴哉内野手(29)の適時打で先制すると、鈴木大地内野手(29)が二回の7号ソロに続き、四回にも8号2ラン。さらに前夜、満塁本塁打の岡大海外野手(27)もだめ押しのソロで続いた。  2夜連続の3発で、チーム本塁打数も74。他チームに比べれば相当少ないが、井口監督も「本塁打で点を取るなんてなかなかない。いいところで点を取れたし、シーズンを通してこういう戦いをしたかった」と話した。  9月から調子を上げている鈴木は「僕の体と力では、いい打ち方をしないと本塁打は打てない。昔は大振りになるので...とも思っていたが、いい打ち方の結果、ヒットの延長と考えている」と自らを分析した。  2年連続の2桁本塁打も見えてきたが「狙うわけじゃないですが、積み重ねでそういう結果になれば」とあくまで自分のスイングを追求するつもりだ。

◆本塁打数が12球団で最少のロッテが2試合連続の3本塁打で快勝した。チームリーダーの鈴木は二回のソロに続き、3-0の八回は勝利を決定づける8号2ラン。1試合2本塁打は2016年3月29日の楽天戦以来で「何か悪いことが起きるのでは」と、おどけた。  八回は2者連続で、岡が中越えに3号ソロ。今季途中に日本ハムからトレードで加入し、金森打撃コーチの引きつけて打つ打法を練習中で「以前より長く球を見られている。少しずつ良くなっている」と手応えを口にした。

◆鈴木が二回にソロ、八回にも8号2ランを放つなど快勝。「狙ってはいないが、僕の力ではいい打ち方をしないと本塁打は出ないので」と状態のよさを結果につなげた。チーム全体が打撃不振に苦しんできたが、前日9月30日に続きこの日も3発。井口監督は「いいところで点が取れた。シーズンを通してこういう戦いをしたかった」と本音がもれた。 8回1失点で7勝目、通算130勝のロッテ・涌井 「走者を出してからよくなった。次は150勝を目指して積み上げていきたい」

◆前夜にリーグ2連覇を逃したショックを引きずったような戦いぶりだった。本拠地でロッテに2連敗し、工藤監督は「ファンの方が来てくれる中、自分たちのプレーをしっかりしないと」と厳しい表情だった。先発の松本裕は三回途中3失点で「調子どうこうではなく情けない投球」とうなだれた。打線も福田の代打本塁打による1点止まり。優勝翌日に接戦を制した西武とは対照的な試合内容となった。 2番手で4回2/3を1安打無失点と気を吐いたソフトバンク・武田 「テーマは低め。まだ10球投げたら半分くらいしかいかない」

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
85522 0.62
(↑0.002)
優勝
(-)
4773
(+2)
637
(+1)
193
(+2)
128
(-)
0.273
(-)
4.25
(↑0.02)
2
(-)
ソフトバンク
76591 0.563
(↓0.004)
8
(↓1)
7642
(+1)
562
(+6)
192
(+1)
78
(-)
0.267
(-)
3.98
(↓0.01)
3
(-)
日本ハム
71643 0.526
(↓0.004)
13
(↓1)
5570
(+1)
565
(+2)
137
(-)
88
(+1)
0.251
(-)
3.78
(↑0.01)
4
(-)
ORIX
64725 0.471
(↑0.004)
20.5
(-)
2532
(+5)
558
(+2)
105
(+4)
97
(+1)
0.244
(-)
3.69
(↑0.01)
5
(-)
ロッテ
58723 0.446
(↑0.004)
23.5
(-)
10511
(+6)
571
(+1)
74
(+3)
119
(-)
0.25
(-)
3.97
(↑0.02)
6
(-)
楽天
56803 0.412
(↓0.003)
28.5
(↓1)
4504
(+2)
575
(+5)
129
(+2)
63
(+1)
0.241
(-)
3.85
(↓0.01)