楽天(★2対5☆)オリックス =リーグ戦25回戦・楽天生命パーク宮城=
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ORIX
3010000105704
楽天
1100000002702
勝利投手:西 勇輝(10勝13敗0S)
(セーブ:増井 浩俊(1勝5敗35S))
敗戦投手:藤平 尚真(4勝7敗0S)

本塁打
【オリックス】宗 佑磨(4号・1回表ソロ),吉田 正尚(24号・1回表2ラン),宗 佑磨(5号・3回表ソロ),吉田 正尚(25号・8回表ソロ)
【楽天】渡辺 直人(2号・1回裏ソロ),内田 靖人(12号・2回裏ソロ)

  DAZN
◆オリックスが空中戦を制した。オリックスは初回、宗の先頭打者本塁打と吉田正の2ランで先制する。その後は、3回表に宗が2打席連続となるソロを放つと、8回には吉田正のソロが飛び出し、追加点を挙げた。先発・西が今季10勝目。敗れた楽天は、先発・藤平が試合をつくれなかった。

◆楽天藤平尚真投手(20)は今季4勝6敗だが、白星は全て敵地で記録。楽天生命パークでは今季0勝4敗で、17年のプロ入りから7連敗といまだ本拠地勝利がない。 今季はオリックス戦で2試合に登板して防御率1・93と好投しているが、ホーム初勝利出来るか。

◆オリックス西勇輝投手が2年ぶり5度目の2桁勝利を挙げた。序盤に渡辺直、内田と2本のソロを浴びたが、3回以降は我慢のゼロ行進。7回4安打2失点と踏ん張った。 今季は自身初の開幕投手を務めるなど、25試合に登板して10勝13敗、防御率3・60。開幕時の先発投手が次々と離脱するなか、ローテを守り抜いた。これが今季の最終登板になる見込み。西は「バッターとの兼ね合いなので(勝利数は)気にしていない」としながらも「フォームを修正できたので、そこからは良かった」と投球を振り返った。

◆オリックスの宗佑磨内野手が、2日にまたいで3打席連続アーチの離れ業を演じた。 この日、楽天戦に1番センターで先発。初回、藤平の1ボールからの2球目、外角真っすぐを左翼へ4号を運んだ。「風が吹いていたので伸びてくれるとは思ったが、まさか入るとは」。前日の8回に3号2ランを放っており、2試合連続本塁打。4月30日のプロ1号以来となる2本目の先頭打者弾を記録した。 勢いは止まらない。2打席目の3回には右越えに5号ソロ。3打席連続アーチに「いい感じで捉えられた」と納得顔だった。プロ野球記録に並ぶ4打席連発の期待がかかった5回は、遊ゴロに終わったが、7回の4打席目に左前打を放ち、猛打賞で終えた。 4年目の今季は、内野手から外野にコンバートされてブレーク。途中、故障にも泣いたが、終盤にまた存在感を見せつけた。「この時期のことを来年につなげられたらと思う」と声を弾ませていた。福良監督も「2本塁打に、ヒットもあって素晴らしい。今年、けががなかったらもっといけてた」と話していた。

◆楽天藤平の本拠地初勝利は、またもお預けとなった。 ルーキーイヤーの昨季から9戦未勝利。オリックス宗に2打席連発を許すなど、6回4失点。「1勝して来年につなげられていたら。負けたことは後戻りできない」と唇をかみしめた。平石監督代行は「今後、出て来てもらわないと困る」と期待の言葉を口にした。

◆オリックス先発西が2年ぶり2桁勝利を挙げた。 序盤に2本のソロを浴びたが、7回4安打2失点。これが今季の最終登板になる見込み。今季は自身初の開幕投手を務め、25試合10勝13敗、防御率3・60。開幕時の先発投手が次々と離脱するなか、ローテを守り抜いた。「相手のエース級と投げ合うのは苦しかったけど、収穫のあった1年」。5月に国内FA権の取得条件を満たし、今後の動向が注目される。

◆オリックスの吉田正が今季初の1試合2本塁打をマークした。1-0の一回1死一塁で2ラン。藤平のスライダーを捉えると、打球は逆風を突いて右中間席へ入り「しっかりと自分のスイングをすることができたし、いい角度で飛んでくれた」と喜んだ。  4-2の八回は森の直球を左中間席へ運ぶ25号ソロ。「25本というのは目標だったので良かった。本塁打もそうだけど、一本でも多くチャンスで打ちたい」と残り2試合を見据えた。

◆楽天の藤平は3本塁打を浴びて6回4失点で7敗目を喫した。一回に宗に先頭打者本塁打を許すと、さらに1死一塁でスライダーを吉田正に右中間席へ運ばれた。三回にも宗にソロと序盤に失点を重ね「もっと厳しいコースに投げないといけない。直球以外でもカウントを取れないと厳しい」と唇をかんだ。  ルーキーだった昨季に続き、今季も本拠地での勝利なしが濃厚となった。「ホームで1勝して新たな気持ちで来年に行ければ良かったけど」と肩を落とした。

◆オリックスの西は7回2失点と好投し、2年ぶりに10勝目を挙げた。「バッターとの兼ね合いなので(勝利数は)気にしていない」としながらも「フォームを修正できたので、そこからは良かった」と投球内容には満足そうだった。  失点は2本のソロによるものだけ。一回と二回に打たれたが、三回以降は持ち味の粘りの投球を見せた。開幕投手を務めた今季は13敗したものの、チームでただ一人、先発ローテーションを守り切った。「相手のエース級と投げ合うのは苦しかったけど、収穫のあった一年」と笑顔で振り返った。

◆オリックスの福田が五回の打席で左手親指の付け根付近に痛みを感じ、五回の守備中に退いた。9月16日の日本ハム戦の走塁で同じ箇所を痛めており、アイシングで治療した。

◆楽天の捕手石原がプロ初の先発出場を果たした。同じ2年目の藤平とバッテリーを組み、一回に大城の二盗を阻止して強肩を見せたが、リードでは3本塁打を許してチームは敗れ「思い切ってやろうと思っていた。(3失点した)初回はもっと丁寧にいけば良かった」と悔やんだ。  京都翔英高からドラフト8位で入団した19歳。打撃では西の前に2打数無安打1三振で七回の打席で代打を送られ「スライダーの切れが違う。もっと練習して打てるよう頑張りたい」と成長を期した。

◆先発した藤平の本拠地初勝利は、またもお預け。6回4失点で7敗目を喫し、昨季から本拠地では9戦未勝利となった。一回は宗にソロ、吉田正にも2ランを浴び、三回は宗に再びソロを被弾。「安定感のある投球をしなくては」と猛省した。平石監督代行は、前回登板も3者連続被弾の右腕に「何かを感じてくれれば」と奮起を促した。

◆宗がプロ初の1試合2本塁打。前日9月30日の八回に同点2ランを放ってから3打席連続アーチに「びっくりします」と照れ笑いを浮かべた。一回に先頭打者弾。3-2の三回は直球をフルスイングして右翼席へ5号ソロを運んだ。「この時期のことを来年につなげられたらと思う」。4年目の22歳がシーズン終盤に成長した姿を見せた。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
85522 0.62
(↑0.002)
優勝
(-)
4773
(+2)
637
(+1)
193
(+2)
128
(-)
0.273
(-)
4.25
(↑0.02)
2
(-)
ソフトバンク
76591 0.563
(↓0.004)
8
(↓1)
7642
(+1)
562
(+6)
192
(+1)
78
(-)
0.267
(-)
3.98
(↓0.01)
3
(-)
日本ハム
71643 0.526
(↓0.004)
13
(↓1)
5570
(+1)
565
(+2)
137
(-)
88
(+1)
0.251
(-)
3.78
(↑0.01)
4
(-)
ORIX
64725 0.471
(↑0.004)
20.5
(-)
2532
(+5)
558
(+2)
105
(+4)
97
(+1)
0.244
(-)
3.69
(↑0.01)
5
(-)
ロッテ
58723 0.446
(↑0.004)
23.5
(-)
10511
(+6)
571
(+1)
74
(+3)
119
(-)
0.25
(-)
3.97
(↑0.02)
6
(-)
楽天
56803 0.412
(↓0.003)
28.5
(↓1)
4504
(+2)
575
(+5)
129
(+2)
63
(+1)
0.241
(-)
3.85
(↓0.01)